隠しきれないしみや目立つしわにお困りの方にぜひ紹介したいのがトレチノインです。
トレチノイン(レチノイン酸)は米国ではしわ・にきびの治療医薬品として、FDAに認可されており、非常に多くの患者さんに皮膚の若返り薬として使用されています。日本では認可されておりませんが、本院では米国の製品にさらに改良を加えたものを処方しております。
これからトレチノインを使用される方にとって、参考になる内容となっています。
トレチノインはビタミンAの誘導体で米国ではニキビやシワの治療薬としてFDA(アメリカ食品医薬品局)に認可されている医薬品です。
20歳未満の方で手術・治療をご希望される方は、保護者同伴または同意書が必要となります。
同意書については、下記ボタンより、別ウィンドウでPDFファイルが開きますので、印刷し、ご記入いただきご来院の際にご持参下さい。
トレチノインやハイドロキノンは、シミの治療薬として代表的な外用薬です。
トレチノインは肌のターンオーバーの働きを早めて古い角質を取り除きます。
この働きにより、にきびの改善・小じわの減少・しみ・肌のハリ・くすみの改善など、様々な効果が期待できます。
欧米では美白成分として広く使用されており、その歴史は20年以上にわたります。薬剤の安定性の低さから、国内では医療機関や薬局の調剤したものが用いられていましたが、その後皮膚科や美容治療の薬剤として使用されるようになりました。現在では、美白化粧水などスキンケア用品にもハイドロキノンが配合されています。
トレチノインとはシクロデキストリン包接トレチノインのことです。
トレチノインは、強力な作用で角質を剥離します。反応性の皮膚炎が起こり、皮膚が赤くなったり、白い角質がぽろぽろと取れてきます。使用開始直後は、特に皮がむけやすいので、保湿剤で十分に皮膚を保護することが必要です。皮は自然にはがれるのを待ってください。
トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)とは、ビタミンA(レチノール)の誘導体で、生理活性はビタミンAの約50-100倍であり、ビタミンA類の体内での生理活性の本体そのものです。このレチノイン酸は、誰でも血液中にごく微量流れているため、抗原抗体反応を起こしたり、アレルギー反応を起こすことはほとんどありません。
トレチノインは米国ではニキビ、シミ、小じわの治療医薬品として、FDA(日本の厚労省に当たるところ)に認可されており、患者の皆様に皮膚のエイジングケア薬として使用されています。
効果として、角質剥離/表皮の細胞分裂を促進し肌再生を促す/皮脂腺の働きを抑え皮脂の分泌を抑える/真皮のコラーゲンの生成を促し皮膚のタルミや小ジワを治療する/表皮内でヒアルロン酸などの合成を高め皮膚をみずみずしく保つなどの効果が期待できます。
. 以下は基本的な使い方です。症状などにより適宜変更されます。
トレチノインは美肌をつくるのに欠かせないビタミンA(レチノール)になる成分です。トレチノインはビタミンAの約50~100倍の活性力があると言われています。FDA(アメリカの食品医薬品局)ではしみやにきびの治療薬として認可され、自宅で気軽に出来る美肌治療薬として使用されています。
ハイドロキノンはシミの原因となるメラニンの合成を抑制し、さらにメラニンを産生するメラノサイトの増殖を抑えることで、美白作用をもたらします。
数ある美白剤の中でも代表的なものであり、化粧品でも1~2%程度の濃度のものが市販されています。当クリニックでは5%の高濃度の製剤を取り扱っています。肝斑や炎症後色素沈着に対して高い有効性が報告されていますが、即効性はなく1ヶ月後くらいから徐々に効果が見え始め、少なくとも2~3ヶ月以上は継続して使用する必要があります。ビタミンCなどの内服を併用することで効果が高まることもあります。
*医師の診断によっては、ご希望のお薬を処方できないことがあります。
とは、にきび、しみ、しわに非常に効果的な塗り薬です。
トレチノインは角質を積極的にし、コラーゲンの増殖をはかります。
また、皮脂の分泌も抑えられるため、にきび治療にも大変効果的です。
ビタミンAがお肌の若返りに非常に有効であることは皮膚科医の間では常識となっています。トレチノインは、ビタミンAの誘導体で、生理活性はビタミンAの約100~300倍と言われています。トレチノインは米国では、しわ、にきびの治療薬としてFDA(米の厚生労働省にあたる)に認可されており、多くの患者さんに使用されています。
現在、しわやしみに対してレチノール(ビタミンA)配合のクリームが数多く市販されており、かなり高額なものもありますが、市販のレチノールはほとんど生理作用がなく、効果が期待できません。また、本来レチノールはすぐに活性が失われてしまうため、1ヶ月に1度新しい薬に変えなければ効果的に治療することができません。
シワの改善には、お肌の潤いを保ち、たるみを防ぐことが大切です。
通常は就寝前の洗顔後に外用します。保湿剤や化粧水を使っている場合は、ハイドロキノンを塗る前に使用し、一番最後にシミの部分のみに綿棒などで薄く塗ります。朝に洗顔してハイドロキノンを洗い流します。
ハイドロキノンは皮膚刺激症状(赤くなってヒリヒリする)を起こすことがありますが、正しく使えば、副作用の少ない安全な薬です。使用方法をよく理解していただき、医師と相談しながら治療することが大切です。
また、ハイドロキノンは熱と光に弱いので、冷蔵庫などの冷暗所で保管し3ヶ月以内に使用して下さい。
患者さまの症状と悩みに合わせた濃度のトレチノインを処方します。
トレチノインを使用すると皮膚のターンオーバーが早まるため、個人差はありますが、かさつき感、赤み、刺激などが発生する場合があります。当院では使用方法をご理解の上、0.025%(低濃度)~0.1%(高濃度)のトレチノイン外用薬を処方しております。通常は低濃度よりスタートし、高濃度へステップアップしていきます。 色素性疾患の改善にはトレチノインに合わせて後述するハイドロキノンとの併用治療を行います。
黒色に反応するレーザーを照射し、ピンポイントにシミを取り除きます。
表層まで上がってきたメラニンをハイドロキノンで薄くするのが、トレチノイン・ハイドロキノンの原理です。ハイドロキノンは油性のため、肌への浸透性が悪く、真皮層のシミには効果を発揮できません。トレチノインと組み合わせることで、真皮層に存在する肝斑や炎症性色素沈着への効果を発揮します。
トレチノイン・ハイドロキノン療法は、漂白期と治癒期に分かれます。
透明感のある肌の定義は人それぞれ少し意見が異なりますが、反射する光の量が多い肌は透明感のある肌と言えるでしょう。ターンオーバーのサイクルが乱れ、古い角質が蓄積された凸凹のある肌やざらざらの肌は光が上手く反射されず、黒くくすんだ肌に見えてしまいます。
特に、即効性を求められるミドル世代以上の方におすすめの治療法です。
使用開始して1週間以上反応がない場合は作用していない可能性がありますのでご相談ください。逆に、刺激が強くて皮膚がヒリヒリする場合は、使用を中止して診察を受けてください。
これらは、トレチノインの効果も比較的早く実感することができるシミです。
当院では、トラネキサム酸・ビタミンCなどの内服療法と、美白剤であるハイドロキノンやトレチノインの外用薬による治療を行っております。
③トレチノイン塗布20分経過した後にハイドロキノンを塗ります。
20歳未満の方で手術・治療をご希望される方は、保護者同伴または同意書が必要となります。
同意書については、下記ボタンより、別ウィンドウでPDFファイルが開きますので、印刷し、ご記入いただきご来院の際にご持参下さい。
※お車でお越しの方は、近隣のコインパーキングをご利用ください。
トレチノインを塗ると、その部分の細胞が活発となり、ターンオーバーのサイクルが短縮されます。
こうして新しい皮膚が形成され、徐々にシミやシワなどを目立たなくするため、美白対策にとても有効なクリームです。
使用開始時のトレチノインやハイドロキノンの塗り方についてお伝えします。
上記1から7までのように、トレチノインを用いた(ONの)時期を2週間
その後、1から7の4(トレチノイン)を除いたOFFの時期を2週間
当院では、このトータル4週間を1クールと定めて治療を行っています。
3.ハイドロキノンを、できるだけ広い範囲に伸ばして塗りましょう。
トレチノインとは、ビタミンAの誘導体で、角質を剥がれやすくし、肌の代謝(ターンオーバー)を促進する塗り薬です。
古い角質を除去するとともに、シミ・そばかすを改善していきます。
トレチノインはもともと細胞内に少量含まれる成分のため、アレルギー反応が起こりにくい治療法です。
トレチノインによる炎症が起こらないように、弱めに使用することがポイントです。
ハイドロキノンは、シミの原因となるメラニン色素の産生を抑え、シミを薄くします。また、これからできるシミを予防する効果もあります。
色素沈着が消えたら、トレチノインは中止し、ハイドロキノンのみを塗ります。
・妊娠中の方、授乳中の方もしくは妊娠の可能性がある方はトレチノインはお使いいただけません。
ニキビに対してトレチノインを使用する時には、濃度は低めにします。
トレチノイン治療は、です。非常に効果的な薬ですが、使い方を誤ると、逆に新たにしみができてしまうことがあります。当院ではトレチノインの使用法(量・回数)を一人一人のお肌に合わせて決定します。患者さんご自身が、治療についてよく理解され、医師の指導の元に治療を行うことが大切です。