に効果を期待して使われるお薬であることがお分かりいただけると思います。
全般性不安障害には、以下のような抗不安薬(精神安定剤)が使われます。
レクサプロは、セロトニンを増加させる作用にしぼったお薬になります。
また行動療法には薬物療法の併用がおすすめです。無理に負荷の強いシチュエーションを設定し、パニック発作など起こしたらその体験がトラウマになりさらに病状が悪化し会食を回避する可能性があるためです。薬を併用して心を守りつつ、前向きに行動を繰り返していくことで、会食恐怖を克服することが可能になります。
ですがレクサプロには、眠気やふらつきなどの副作用が生じる可能性はあります。ですからレクサプロでは、
レクサプロの特徴としては、効果と副作用のバランスが良いことがあげられます。
*抗コリン作用(アセチルコリンの働きを抑えることで出現する副作用)
*抗コリン作用(アセチルコリンの働きを抑えることで出現する副作用)
※レクサプロの効果について詳しく知りたい方は、『』をお読みください。
ただし、正式に全般性不安障害に適応が認められているお薬はありません。
抗うつ薬の第一選択薬は、新規抗うつ薬(具体的にはSSRI、SNRI、NaSSA)にすべきであるとガイドラインで定められており、昔からある三環系、四環系抗うつ薬は使用することが極めて稀になりました。その理由は眠気、倦怠感、ふらつき、口の乾き、便秘などの副作用が目立つためです。当院でもガイドラインに則って新規抗うつ薬からの使用を原則としています。しかし、新規抗うつ薬が無効の重症のケース(特に幻覚、妄想があったり、焦燥感が異常に強い場合)には三環系抗うつ薬を使用します。また、眠気や倦怠感などの副作用を逆手にとって、難治性の不眠症の方に少量の三環系、四環系抗うつ薬を使用する場合があります。いずれの抗うつ薬も、副作用に注意して少量から使用し用量を少しずつ増やしますが、抗うつ作用が現れはじめるのは有効用量に達してから、2,3週間程度かかります。また、うつ状態が改善した時点ですぐに薬うつ療法を中止すると再燃することが多く、この点についてはエビデンスが集積しており、継続投与群の再燃率は15%であるのに対し、プラセボ群(抗うつ薬中止群)では50%に再燃が見られます。そのため、症状が改善してから4〜5か月間(反復性の場合はさらに長期間)は服薬を継続すべきであるとされています。
※レクサプロの副作用について詳しく知りたい方は、『』をお読みください。
また、効果は十分にあり、不眠が認められる場合は、状況によっては睡眠薬を使用することもあります。
SSRIはヒスタミン受容体をブロックする働きがあるため、眠気が出ることもあります。一方で別の受容体に作用すると不眠が生じることもあります。真逆な副作用ですが、個人によって出現する場合としない場合があります。眠気が出る場合は、夕方や眠前に内服をする場合や不眠がある場合は朝に内服をしていただくことがあります。それでも改善がなく、生活に支障がある場合は減量や中止をします。
SSRI・SNRIはこのように、飲み初めに副作用が出やすいので、
またレクサプロは、です。とはいえ、長い間服用していた方は少しずつ減量していく必要があります。
全般性不安障害は、DSM-5によると以下のような診断基準があります。
新規抗うつ薬の中では副作用も比較的強いですが、最強のSSRIとして知られ効果がもっとも強い部類の薬です。うつ病、うつ状態の他、パニック障害、強迫性障害、社会不安障害、外傷後ストレス障害などに広く用いられます。副作用は、吐き気、眠気、口の乾き、めまい、便秘などがあります。(他の SSRIでも起こりうることですが)、急に中断するとめまい、知覚障害、睡眠障害、不安、焦燥感、震え、発汗、頭痛、下痢などの離脱症状が出現することがあり、減薬は段階的にゆっくりと行います。
障害」、「パニック障害」、「社交不安障害」、「全般性不安障害」、「強迫性障害」の適応症で、 ..
うつ病の治療に最も重要なことは、ご本人と周囲の人が病気を理解し、十分な休養をとることです。それは簡単なことのようですが、実際には病前性格が責任感の強い性格であったりすると周囲がいくら休めといっても本人が休むことを拒否する場合があります。また経済的な理由や、介護など家族関係の理由から本人が実際に休息をとることが難しい場合もあります。当院では、まず病気についての説明を患者さんとご家族に行い、ご本人が休息をとるためにどのような環境づくりをしていくかを共に考え、アドバイスいたします。症状の重篤さに応じ、医師が診断書を記載して休職(休学)をしていただく場合もあります。治療期間は非常に治療が上手くいった場合でも最低6〜8週間は必要です。(患者さんが復帰を急がれる場合は、患者さんの意向を尊重して対応をしていきますが、病状を鑑みてあまりにも無謀であればお止めする場合があります。)職場(学校)復帰に際しては、ご本人の同意が得られれば職場の健康管理医や人事担当者(子どもの場合は学校教員)と相談して、可能な限り馴らしのステップを踏めるように調整します。経済的な問題や、家族関係の問題を抱えていらっしゃる場合には、本人のみならず家族に対し、医師、精神保健福祉士より様々な医療・福祉サービスの活用を提案いたします。
抗うつ薬の種類・効果効能・副作用の解説 | 国分寺 精神科 心療内科
うつ病、抑うつ状態、パニック障害、対人恐怖症、全般性不安障害。
レクサプロ(一般名:エスシタロプラム); ルボックス/デプロメール(一般名:フルボキサミン)
SSRIの中では薬物相互作用が少ないとされ、うつ病、うつ状態に対して適応となっています。副作用が少なく、用法も1日1回とSSRIの中ではシンプルであるため飲み忘れにくく、用量調節もしやすいことから非常によく用いられています。主な副作用は、吐き気、眠気、頭痛、口の乾き、めまい、倦怠感、下痢、QT延長(心電図異常)です。
ただし、正式に全般性不安障害に適応が認められているお薬はありません。
近年SSRIは不安障害の治療に広く使われているが、その不安症状を改善する作用の機序が解明されてきたのは1996年以降であった。この頃から、SSRIがセロトニン神経伝達を促進することにより不安を和らげること、SSRIの作用部位が扁桃体であることなどが報告されてきた。さらに、動物実験モデルである「恐怖条件付けストレス」を用いた研究の結果から、SSRIは細胞外セロトニン濃度上昇を介して扁桃体グルタミン酸神経の活性化を抑制し、不安症状改善作用をもたらすと考えられている
不安や恐怖 ~②人前での過剰な緊張や不安 社交不安障害(あがり症)
うつ病、抑うつ状態、パニック障害、対人恐怖症、全般性不安障害に効果が期待される抗うつ剤です。
その他の不安障害の一つとして人前での過度な緊張や不安を症状とする社交不安障害 ..
SNRIは選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬のことで、脳内の細胞外セロトニン・ノルアドレナリンの濃度を上昇させることで、抗うつ作用を示すとされています。わが国では全般性不安障害に適応はありませんが、よく用いられているSNRIを紹介します。
レクサプロ)、デュロキセチン(商品名サインバルタ)などの薬剤が服用可能です ..
本論文には安全性に関する記載がない(エスシタロプラムの安全性情報については参照)。
の国と地域で「大うつ病性障害」、「パニック障害」、「社交不安障害」、「全般性不安障害」、「強
うつ病、うつ状態に適応があり、糖尿病性神経障害に伴う疼痛や、線維筋痛症に伴う疼痛にも適応となっています。海外では、腹圧性尿失禁や、全般性不安障害に用いられる場合もあります。主な副作用は、吐き気、下痢、便秘、食欲不振などの消化器症状、眠気、口の乾き、頭痛、不眠、倦怠感、めまいなどがあります。
全般性不安障害、広場恐怖症、社会不安障害(社交不安症)、特異的恐怖症(先端 ..
痙攣・セロトニン症候群※1・抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)※2・QT延長・心室頻拍(torsades depointes含む)・倦怠感・異常感・発疹・湿疹・悪寒・頭痛・傾眠・浮動性めまい・あくび・睡眠障害(不眠)・異常夢(悪夢含む)・アカシジア・悪心・口渇(口の渇き)・味覚障害・腹部不快感・下痢・動悸・精神運動不穏・RBC・Ht・Hb減少・肝障害(肝機能異常)※3・排尿困難(尿が出にくい)・頻尿・耳鳴り・多汗症・回転性めまい・血小板増加、血小板減少など
日本ではうつ病以外に全般性不安障害を除く全ての不安障害(パニック障害、強迫性 ..
日本で初めて上市されたSSRIであり、うつ病、強迫性障害や社会不安障害の治療によく用いられます。SSRIとしては用量調節の幅が広く、マイルドに効く印象で単剤では副作用が少ないです。一方、多剤の併用時には薬物相互作用には一定の注意が必要であり、当院で使用する場合は、当院と連携の薬局で、ダブルチェックを行っております。
麻生メンタルクリニックでは、社交不安障害、全般性不安障害、パニック障害 ..
副作用としては、眠気、体重増加、倦怠感、浮動性めまい、頭痛、便秘、口渇、紅斑、肝障害があります。
エスシタロプラム(レクサプロ); SNRI: ミルナシプラン(トレドミン): デュロキセチン ..
例えば社会不安障害の場合、人から注目される状況で不安が強まります。ですがそれだけであれば、社会不安障害と診断されるべきです。しかしながらその不安が広がって、日常の活動や出来事にも過剰な心配が及んでしまうと、全般性不安障害が合併したと考えます。