風邪の後などに、細菌感染が続き、鼻がつまったり、鼻漏が続いたりする病気です。 ..


補中益気湯(ほちゅうえっきとう)は疲れ、食欲不振、風邪などに使用される漢方薬です。葛根湯と補中益気湯には甘草、大棗、生姜という共通の生薬が含まれているため、一緒に服用する際には注意が必要です。特に
自己判断で一緒に服用することは避け、併用する際には医師や薬剤師に相談しましょう。


風邪の後、鼻炎症状に続いて、鼻水、鼻づまりが治らない、粘り気の ..

副鼻腔炎の初期や膿性の鼻漏がひどくなった時には、殺菌作用のある抗生物質を使用します。
海外では副鼻腔炎の状態別に抗生物質の種類が細かく示されているものもありますが、主要なマニュアルを作成している欧米の国々とは副鼻腔炎の原因となる細菌が異なりますので、年齢や状態、細菌検査の結果によって、症状に最適と思われるお薬を処方します。

急性中耳炎は発症初期には耳痛、発熱などの急性期症状を認めますが、治療により早期にそれらの症状は改善します。しかし、中耳の滲出液がしばらく貯留していることがあります。この貯留液は75~90%のものが3ヶ月以内に自然治癒し、消失することが多いです。この間は、鼻の状態によっては薬を出したり、鼻処置させていただくこともありますが、基本的に経過観察します。一方でこの間に急性中耳炎をぶり返すことも多いので(風邪をひいた時など)、その場合は抗生剤を投与することになります。3ヶ月以上中耳に滲出液がたまっている場合は、滲出性中耳炎と診断されます。

慢性化した副鼻腔炎にはクラリスロマイシンという抗生剤を少ない量で数カ月内服し ..

急性副鼻腔炎の場合は、短期集中型での治療が大切です。1週間おきに2~3週間集中的に通院することがオススメです。症状の程度に合わせて治療効果の期待できる抗菌薬を内服していただきます。
副鼻腔炎の治療は、数回の外来治療で治すことが難しいこともあり、治療期間はある程度長くなることがあります。(慢性化したものほどそうした傾向があります)

急性鼻副鼻腔炎も発症のきっかけの多くはウイ ルスですが、数日後には細菌感染に移行する場合が多いと言われています。
原因となる細菌の主なものはインフルエンザ菌, 肺炎球菌の2菌種ですので黄色い鼻が続いた場合の基本的治療はこれらに対する抗菌薬投与です。
小児では AMPC(ワイドシリン) ある いは ABPC(ビクシリン) の常用量を,成人では他に CDTR(メイアクト),CFPN(フロモックス)などの常用量を5日間ほど投与し経過をみます。改善が見られない場合はクラビット、ジェニナック、グレースビットなどのニューキノロン系抗菌薬を用います。抗菌薬以外の治療では処置として鼻処置(鼻洗浄,自然口開大処置を含む),上顎洞穿刺・洗浄などがありますが医学的根拠は乏しいともされています。

鼻づまりが続き、においがわからなくなることがあります。副鼻腔炎が長期に及ぶ ..

:粘っこい、または黄色の鼻汁(通称‘’)がでます。
またはその悪臭がします(口臭の原因にもなります)。
:鼻粘膜の腫れや、鼻汁が貯留するため、鼻づまりがします。
鼻汁がのどへ流れ落ちる現象。のどの壁にへばり付くため、のどの違和感や痰がらみ・咳の原因になります(小児の就寝時のしつこい咳etc)。
:副鼻腔と鼻腔をつなぐ出口が炎症でつまると、額や頬(ほほ)や鼻の付け根付近痛みが出現します。顔面の圧迫感、また虫歯でもないのに歯が痛く感じることもあります。
:鼻がつまって、周囲の匂いが分りにくくなります。
:上記のため、集中力の低下、記憶力の低下、憂うつ状態を招きます。

急性の副鼻腔炎の場合には1週間前後の抗生物質や炎症を抑えるお薬、又、局所療法としてうみを吸って鼻の中をきれいにする、更には、ネブライザー療法といって、抗生物質などの薬を細かい粒子にして副鼻腔まで届きやすくなるように蒸気を鼻から吸う療法などがあります。慢性の副鼻腔炎の場合は、それに加えてマクロライドという抗生物質の一種を少量、2-3ヶ月投与する治療法が有効です。これは菌を叩くというより、粘膜の機能を正常化するのが主な目的で、軽症の副鼻腔炎であれば、この治療法で完治する場合も少なくありません。

急なくしゃみ、鼻水、鼻づまり、いわゆる鼻風邪です。鼻水どめや炎症を ..

副鼻腔炎の診断は視診と画像診断が基本となります。鼻腔内の観察には電子ファイバースコープなどを用いて鼻腔形態、ポリープの有無、鼻水の流れる部位などを詳細に観察します。しかし、副鼻腔炎には鼻腔内にあまり異常所見の見られない事もあり、多くの場合は画像診断が必要になります。画像診断には単純レントゲンやCTスキャンなどを用いますが、病変の部位、程度、骨構造を的確に診断するにはCTスキャンが最適と思われます。CTにて副鼻腔や固有鼻腔に高度の粘膜肥厚が認められた時には副鼻腔炎の可能性が高くなります。当センターでは3次元撮影も可能なCTを備えており受診当日にCTの撮影、診断ができます。さらに、鼻づまりの程度を客観的に診断するためには鼻腔通気度検査なども有用です。

好酸球性副鼻腔炎の特徴は、鼻茸組織中に 好酸球 という免疫細胞が多数認められることです。 これまでの日本の副鼻腔炎では、好中球という免疫細胞が多く見られましたが、好酸球性副鼻腔炎は、好酸球が多数集まって炎症を起こすため、従来の副鼻腔炎とは異なる病気と考えられています。


副鼻腔炎の治療でクラリスロマイシン、カルボシステイン、ディレグラを処方されていますが、先ほどから全身に薬疹らしきものが出ました。

ロイコトリエンとは、体の中でアレルギーや炎症反応を起こし続けるためのシグナルとなる、ホルモンのような働きをするもの(脂質、エイコサノイド)です。気管支喘息の原因にもなっています。抗ロイコトリエン薬は、体の中でロイコトリエンからのシグナルを受け取っている場所に先回りして、ロイコトリエンのシグナルを体が受け取らないようにすることで、ロイコトリエンがアレルギーや炎症反応を起こし続けないようにする働きがあり、炎症を抑える効果を示します。
抗ロイコトリエン薬は、鼻ポリープを伴う副鼻腔炎に勧められています。

クラリスロマイシン、エリスロマイシン、ロキシスロマイシンといったマクロライド ..

鼻の奥を見る専用の器械で鼻の中を診るだけではなく、必要に応じて内視鏡で鼻の奥やのどに膿が垂れていないかなど詳しく診察します。副鼻腔は入口が狭く内視鏡では確認できないため、必要に応じてレントゲン写真を撮影して診断する場合もあります。
また、副鼻腔の腫瘍などが疑われる場合には副鼻腔炎と区別するため、基幹病院への紹介を行い、CTやMRIを撮影することもあります。その場合は検査の日程調整、紹介状の作成も行います。

副鼻腔(鼻の奥に複数ある空洞)に細菌感染が起こり、後鼻漏(のどに鼻水が流れていく)、 鼻閉(はなづまり)、頭重感がおこります。 ..

健康な人であれば空洞の副鼻腔が黒く写りますが、副鼻腔炎で粘膜が腫れたり膿が溜まったりしていると、灰色に写ります。

治療はクラリスロマイシンといったマクロライド系抗生物質を少量で長期間内服し ..

抗生物質にはペニシリン系、セフェム系といった、様々な種類があります。マクロライド系と呼ばれる抗生物質は、細菌を抑える抗生物質としての働きもあるのですが、それ以外にも炎症を調整したり、水分を調節したり、抵抗力をつけるために細菌が作り出す物質を抑えたりするなど他の抗生物質にはない作用があり、少しずつ長期間内服する(長期少量持続療法といいます)ことで、肺や副鼻腔の慢性の炎症に効果があることがわかっています。
マクロライド系抗生物質による治療は、鼻ポリープのない副鼻腔炎に、特に勧められています。

副鼻腔の粘膜が腫れ上がることで、いびきや鼻づまり、臭覚の低下などが起こります。

タバコ煙により線毛機能がさらに障害されるために、喫煙されている方は禁煙が重要になります。また、風邪をきっかけに悪化することが多く、風邪予防に心がけ、風邪をひいても長引かせないことも重要です。
したがって抵抗力や免疫力を低下させないために、規則正しい生活やストレスからの解放、心身のリフレッシュに心がけてください。
具体的には、十分な睡眠時間の確保、過食や偏食を避け栄養バランスの良い食事の摂取、適度な運動などです。

その中に、抗生剤(クラリシッド、クラリスロマイシン等)が含まれていますが ..

慢性副鼻腔炎は、数回の外来治療で治すことは難しく、治療期間はある程度長くなります。
鼻茸が存在する場合や、薬を飲んでいてもなかなか治らない場合には、手術が必要になることもあります。

鼻水や鼻づまり・目や頬などの痛みや頭痛・匂いがしない、などの症状が続いていませんか? ..

鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎で手術を行い、再発した場合が基本的な適応となります。デュピクセントという注射を2週間に一度行います。

ペニシリンやクラリスロマイシンなど, 痰切り(去痰薬) 咳止め(鎮咳薬) 痛み ..

一般には、発症してから1ヶ月以内に症状が消失するものを急性副鼻腔炎といい、3ヵ月以上、副鼻腔炎の症状が続く場合を慢性副鼻腔炎といいます。この中間、すなわち1~3ヵ月の間続くようなものについては、副鼻腔炎の状態や反復して起こす回数などによって、急性か慢性かに分けられますが、明確な基準はありません。一方、原因という観点からは、急性副鼻腔炎の場合は、細菌の感染が主な原因であるのに対し、慢性副鼻腔炎では、細菌の感染よりも鼻腔と副鼻腔との交通路が狭くなり、副鼻腔内の換気が悪くなっていることが主な原因とされています。副鼻腔に膿がたまった状態を、かつては蓄膿症(ちくのうしょう)とよんだことがありましたが、現在では、正式な医学用語ではありません。しかし、慢性副鼻腔炎を意味する俗称として使われています。

クラリスロマイシン『クラリシッド』、アジスロマイシン『ジスロマック』があります。 ..

急性副鼻腔炎が慢性化した場合は慢性副鼻腔炎となりますが、この場合の薬物療法としてはクラリスロマイシン(クラリス)やロキソスロマイシン(ルリッド)などの14員環マクロライド系と呼ばれる抗菌薬の少量長期投与が標準的治療とされています。
重要な事は抗菌薬の一種であっても細菌を死滅させる効果を期待するものではなく、ムチンと呼ばれる粘液のもとになるものを作らないようにして粘液の過剰分泌を抑制したり、サイトカインと呼ばれる物質の過剰分泌を抑制したりすることによるものです。
また最近では粘膜にとって都合のよいグルココルチコイドと呼ばれるものを生み出すとも言われ多方面から炎症状態を改善するとされています。
そのためには常用量の半分程度を数ヶ月間服用する必要があります。クラリスでは200mg1錠を2~3ヶ月、長くて半年くらい継続的に服用するのが一般的です。
よく慢性副鼻腔炎が治らないと言って受診される方の中には悪化時だけ短期間で抗菌薬を服用して症状がなくなったら治ったと思って治療を中止されている方を見かけますが、最終的な治癒にはCTなどの画像診断で陰影が消えるまで治療することが重要です。
くれぐれもマクロライド少量投与なども自己判断で中止しないで下さい。

急性副鼻腔炎|南馬込おかばやし耳鼻咽喉科 西馬込 耳鼻科 大田区

医学的には3か月以上続く場合を慢性副鼻腔炎と定義しています。急性副鼻腔炎が契機になって生じた細菌感染を原因とします。時に鼻茸(ポリープ)を伴います。
従来型の副鼻腔炎(化膿性副鼻腔炎)のほかに、気管支喘息を合併する好酸球性副鼻腔炎という難治性の病態も存在します。
ほかには、真菌(カビ)が原因となる副鼻腔炎や上の歯が原因となる歯性上顎洞炎もあります。

1)抗生物質を飲む 2)鼻の消毒(鼻のネブライザーや鼻洗) ..

慢性化している場合、治療に数か月の期間がかかるため根気のいる治療になります。
慢性化した副鼻腔炎にはクラリスロマイシンという抗生剤を少ない量で数カ月内服していただいたり、漢方薬を内服していただきます。

この時の診察でまだ治ってなかった場合はさらに2カ月間、クラリスロマイシン抗生剤内服の治療を続けます。

ステロイド剤にはアレルギー反応や炎症を抑える効果、水分を調節する効果などいろいろな効果を持つお薬です。
よく効くお薬ですが、いろいろな作用がある分お使い頂く場合には副作用のことも考えなくてはいけない薬剤です。点鼻用のステロイド剤は鼻にしっかり効果がある一方、最近の点鼻薬はほとんど鼻以外には作用せず、体内で作用する割合はごくわずかで1%以下と言われています。そのため、体への副作用をあまり心配せず使えるようになっています。
鼻ポリープのある無しにかかわらず、すべての副鼻腔炎に効果があります。

症状:色の付いた鼻水、鼻づまり、鼻が臭い、鼻がのどに回る、痰 ..

鼻腔(びくう)につながる空洞で、両目の下や内側や上方に存在します。左右合わせて計8ヶ所、顔の容積の約2/3の割合を占めます。鼻かぜ(急性鼻炎)をこじらせ、副鼻腔に炎症が広がった状態がです。1ヶ月以内を急性、3ヶ月以上のものを慢性副鼻腔炎と区別しています。洞内の粘膜が腫れたり、黄色い鼻汁が貯まったりした状態のため、以前は‘’とも言っていました。最近、が原因で起こるタイプの副鼻腔炎をと呼んでいます。ができ易く、です。手術が必要な場合もあります。早目に適切な治療を受けましょう。