コロナ治療薬「デキサメタゾン」とは? | ぽちたま薬局スタッフブログ


現在、日本国内で新型コロナウイルス感染症にデキサメタゾンが使用された報告はありませんが、特定の症状以外では、下記の用法・用量が推奨されています。


抗炎症薬「デキサメタゾン」 “新型コロナ死亡率低下” 英大学 ..

デキサメタゾンは、新型コロナウイルス感染症に感染して症状が悪化し、酸素吸入、または人工呼吸器を付ける状態になった方に投与すると、抗炎症作用によって有害な炎症反応を抑制、または予防する可能性があると期待されています。
しかしようなので、使用するタイミングが大切です。

糖質コルチコイド(Glucocorticoid、グルココルチコイド)の薬は炎症や自己免疫疾患を治療するため広く処方されており、最近ではCOVID-19(SARSコロナウイルス2型感染症)の重症患者の治療にも用いられている。COVID-19は、発熱や息切れなどの症状から、多臓器不全などの重い合併症への急速に進行する。重症患者は「サイトカインストーム」(cytokine storm)を経験するが、このときにはもはやコロナウイルスに対する炎症反応を抑えることはできず、サイトカイン(炎症の分子メッセンジャー)の異常な産生がさらなる合併症を引き起こしてしまう。臨床試験では、糖質コルチコイド受容体に結合する強力な抗炎症薬であるデキサメタゾン(dexamethasone)を低用量で投与することにより、COVID-19入院患者の死亡率が低下したことが示されている。

コロナ治療薬に「デキサメタゾン」…「レムデシビル」に続き2例目

この記事では、デキサメタゾンの効果や副作用、薬価などについて解説していきました。現在では、2020年5月にレムデシビル(商品名:ベクルリー®点滴静注液)が特例承認され、ファビピラビル(商品名:アビガン®錠)などの適応外使用も認められるなど、新型コロナウイルス感染症に対して用いることのできる薬剤の選択肢は増えつつあります。

新型コロナウイルス感染症の治療薬として国内で2番目に承認された「デキサメタゾン」という薬をご存知でしょうか。合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)で、免疫抑制、抗炎症、抗アレルギー作用があります。

厚労省 ステロイド薬・デキサメタゾンを新型コロナ診療の手引きに追記 ..

新型コロナ感染後すぐにステロイド薬であるデキサメタゾンを使用したり、抗ウイルス薬よりも先にデキサメタゾンを服用した患者は、他の患者よりも急速にする場合があるようです。

新型コロナウイルスの特効薬というものは残念ながらまだなく、現状は他の疾患の治療に使用する既存薬の転用が行なわれています。日本で使用されている主な治療薬としては、抗インフルエンザ薬として知られるファビピラビル(アビガン)、2020年5月に新型コロナ治療薬として特例承認されたレムデシベル(ベクルリー)などが挙げられます。
そのほか、未承認ですが、重症感染症の治療薬・デキサメタゾン(デカドロン)は、「標準的な治療法」として厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き(第4版)」に掲載されています。

新型コロナ重症例、デキサメタゾンで28日死亡率が低下/NEJM

デキサメタゾンが新型コロナウイルス治療薬に承認されて以降、医療機関では入院患者に対して、デキサメタゾンとレムでシビルを併用した治療が積極的に行われています。

新型コロナウイルス感染症の重症患者では、肺障害および多臓器不全をもたらす全身性炎症反応を発現することが確認されています。ステロイドは抗炎症作用を有するため、デキサメタゾンにはこれらの有害な炎症反応を予防または抑制する可能性が示唆されており、前述の試験によって効果が裏付けられました。


厚労省、新型コロナ治療薬として抗炎症薬「デキサメタゾン」を承認

デキサメタゾンは、2020年7月17日に国内で新型コロナウイルス治療薬として承認を受けました。

[PDF] COVID-19に対する薬物治療の考え方 第14版

厚生労働省は2020年7月17日付けで、(※)を改訂し、デキサメタゾンを新型コロナウイルス感染症に対する治療薬として記載しました。手引きでは、英国の非盲検ランダム化比較試験「RECOVERY」の結果で、デキサメタゾンが重症例の死亡を減少させたという結果が紹介されています。

国内での臨床報告:本邦ではデキサメタゾンが使用された報告はないものの、プレドニゾロ

そうしたなか、国内でも長い間用いられてきた「デキサメタゾン」が、英国の試験において認証され、新型コロナウイルス感染症に対する承認済み治療薬として位置づけられたことで話題をよんでいます。

[PDF] COVID-19 の薬物治療ガイドライン version 4 1

薬であるデキサメタゾンの構造は天然のコルチゾールの構造と非常によく似ている。このことにより、デキサメタゾンは糖質コルチコイド受容体にぴったりと結合し、同じように体内の炎症を解消する遺伝子発現の変化を引き起こす。この活性のため、デキサメタゾンはCOVID-19の治療において特に効果的である。なぜなら、コロナウイルスによる損傷はウイルス自体によるものだけではなく、制御できない炎症によるものでもあるからである。ところが、デキサメタゾンの抗炎症効果は、使い方や時期を誤ると害をおよぼしかねない。COVID-19の初期段階において、身体はウイルスを撃退するために免疫系を動員する必要があるので、初期の重症ではない患者にデキサメタゾンを使うと、うかつにも患者の状態を悪化させてしまうかもしれない。

org/checker)を参考にして、併用薬の休薬または減量の必要性を検

デキサメタゾンは昨年7月、抗ウイルス薬「レムデシビル」に続く国内2例目のコロナ治療薬として認定され、酸素投与が必要な「中等症2」の入院患者が対象。点滴などで医師の前での使用が原則だが、経口タイプのものを自宅療養中に飲むことも、緊急的な対応として認められている。

新型コロナウイルス感染症 COVID-19 診療の手引き 第 8.0 版.

新型コロナウイルス感染症の治療に使われるステロイド系抗炎症薬「デキサメタゾン」の需要が急増し、不足する恐れがあることから、厚生労働省は7日までに、医療機関や薬局向けに、必要以上の入手を控えるよう求める事務連絡を出した。流行「第5波」での患者の爆発的な増加によるもので、メーカーには注文が殺到している。

(2)新規にデキサメタゾン経口製剤による治療を開始する場合には、まずは代替薬に

臨床試験は、病院に入院している新型コロナウイルス感染症の患者を無作為に抽出して約2100人にデキサメタゾンを投与し、約4300人には一般的な治療を行った。

コロナ治療のステロイド、投与早すぎると症状悪化の恐れ 報告相次ぐ

厚生労働省(厚労省)は、ステロイド系抗炎症薬「デキサメタゾン」を、新型コロナウイルス感染症の治療薬として、国内で承認されている医薬品として指定したことが分かった。

[PDF] デキサメタゾン COVID-19 小児患者に対する治療薬としての位置付け

同大のピーター・ホービー()教授(新興感染症)は、「デキサメタゾンが、新型コロナウイルス感染症において生存率を向上させることが示された最初の薬となった。これは非常に歓迎すべき結果だ」と指摘。

入手可能で、安全性プロファイルも確立されている 2)。 本来の適応症:

デキサメタゾンは、「新型コロナウイルス感染症診療の手引き 第3版」において、標準的な治療法として掲載されている。ただし、妊婦・授乳婦にはデキサメタゾンは使用せず、ステロイド投与が必要な場合は、プレドニゾロンを考慮する。
英国の大規模多施設無作為化オープンラベル試験において、デキサメタゾン群は、標準治療群と比較して死亡率が減少したことが示されている。6,425人の入院患者(デキサメタゾン群2,104人、対照群4,321人)を対象に、試験登録後28日以内の死亡率(28日死亡率)を評価した。その結果、28日死亡率はデキサメタゾン群が22.9%、対照群が25.7%(RR:0.83、95%CI:0.75-0.93、p

デキサメタゾンはすでに抗炎症剤として、ぜんそくや皮膚炎など様々な症状の治療に使われている。 初めて致死率を下げる薬

【6月16日 AFP】(更新)新型コロナウイルス感染症の重篤患者の3分の1が、ステロイド薬「デキサメタゾン」の投与により一命を取り留めたとの治験結果が16日、発表された。同感染症との闘いにおいて「大きな突破口」となる可能性があると、期待が高まっている。これを受けて英政府はきょうから投与を開始することを明らかにした。

[PDF] COVID-19 の薬物治療ガイドライン version 5 1

厚労省は、抗炎症薬「デキサメタゾン」を新型コロナウイルスの治療薬として認定した。
デキサメタゾンは、17日付で厚労省が出している医療関係者向けの治療の手引きに掲載されている。新型コロナ治療薬の承認例は、5月に特例承認された「レムデシビル」に続き、2例目となる。

org/checker)を参考にして、併用薬の休薬または減量の必要性を

関節炎やアレルギーなどの治療に幅広く使われているステロイド薬の「デキサメタゾン」に、重症の新型コロナウイルス感染症患者の死亡率を低下させる効果があることが分かったとして、英オックスフォード大学などの研究チームが16日に記者会見を開いて発表した。

コロナ治療薬軽症者向け続々 「第6波」に備え、飲むタイプに期待

日医工は、新型コロナウイルスの治療のためにデキサメタゾンを十分な陵の供給ができることを伝えています。
デキサメタゾンについて分かっていることを以下にまとめます。

Q&A(COVID-19):デキサメタゾンを含む副腎皮質ステロイド

「デキサメタゾン」が新型コロナの死亡率を低下させるとする研究結果が発表された/Yves Herman/Reuters