コブラKING Forged Tec Xアイアンの総合評価 ..


過小評価されたり正当に評価されていないアイアンといえば、まずコブラが頭に浮かぶ。PGAショーで新しくリリースされた「KING TOUR」アイアンを試したが、すごくイイ感じだったし、「KING FORGED TEC」は昨年の『上級者向け飛び系アイアンテスト』では総合6位。また同シリーズのさらに易しい「FORGED TEC X」は『初・中級者向け」(スコア改善型)アイアンテスト』では2位だった。


コブラ F9フォージドテックアイアン! · まずは、いつものように練習場で打ってみました!(

一方、コブラでは「FORGED TEC X」を「上級者向け飛び系」としているが、このモデルは、大きめのヘッド、厚いトップライン、大きめのオフセット、そしてストロングロフトということで、「上級者向け飛び系」と「「初・中級者向け」(スコア改善型)」の中間くらいと言えるだろう。

今回のモデルサイクル途中におけるテコ入れでは、ワンレングスの選択肢について何も言及されていないことも特徴的だ。昨年、コブラは元々「KING FORGED TEC」のワンレングスを発売したが、今回のアップデートでは標準的な長さが変わる(ワンレングスではない)シャフトを装着したモデルのみとなっている。

キング コブラ フォージドテック 2023 ブラックアイアン クラブ

コブラは、数年前にブライソン・デシャンボーと用品契約を結んだ時、想像するに、デシャンボーのために無駄骨を折ることになった。デシャンボーはワンレングスの広告塔だったが、彼との契約も今年頭に終了してしまったのだ。

タイトT200(21年モデル、以下T200)からフォージドテック(以下FT)にスイッチしました。両者を比べながら述べて参ります。

○顔
T200より、ほんの少しだけ輪郭が大きいのと、ホーゼルの根元からフェース面にかけての湾曲の繋がりがやや急なところが見慣れたタイトとの違和感ですが、決してグースが付いてるわけでもなく、ストレートな美人顔です。

○打感、打音
ソリッドなアイアンのそれとほぼ変わらないです。T200には不満でしたので大変満足しています。

○オフセンターヒットの寛容性
両者高いほうですがFTのほうがセンターずれしたときの縦距離のロスがより小さいです。番手ごとのMAX距離は両者に変わりはないものの、平均距離が上がることでFTのほうがより高次元な寛容性があると言えるのではないでしょうか。

○飛距離性能
前述の通り

○弾道
機械で打ち上げ角やスピン量を測っていませんが、各番手T200よりは低いです。むしろT200が高すぎるくらいでしたので、低くなったといっても充分上がってくれてます。

○操作性
私にはドロー、フェードを打ち分ける技術なんて無いので、、、汗
そもそもドロー、フェードにそれほど敏感なアイアンヘッドはこちらも望んでいませんし(負け惜しみ)。
ラフからの抜け?すっぽり埋まってたら何で打っても難儀でしかありませんし、、、滝汗
クラブ重量は7番で417gでした、ご参考まで。

○その他
DG105が入っているBLACKをチョイスしたんですが番手の刻印も黒なんでバックから抜くとき老眼には見分けがつかず、早速白く塗り潰しました。それとバックフェースに小さくですがタングステンって文字入れしてくれてますが(ブラックは目立ちませんが)、今更そんな訴求は要りません、とメーカーさんに言いたい。

とは言うものの総じてクラブの完成度はかなり高いと私は感じています。

コブラゴルフ/KING/Forged Tec アイアンのクチコミ評価

コブラがこの大きな枠組みのどこにハマると考えているのかは、イメージを一新した「キング フォージドテック アイアン」で分かる。

プーマジャパンから、コブラの中空アイアンのアナウンス。「プーマジャパンは、革新的なゴルフクラブを生み出し続けるCOBRA Golfから、新しくなった『KING FORGE D TEC』と『KING FORGED TEC X』アイアンを国内正規取扱店にて11月9日より発売致します」と、同社。

KING Forged Tec ONE 長さアイアン 2022-2024 ONE Length Irons

コブラによれば、フォージドテックは「艶のあるマッスルバック形状で洗練されたデザイン」になっているとのこと。これは、このカテゴリーの多くのアイアンとほぼ同じだ。

コブラによれば、「キング フォージドテック アイアン」の特徴は「エナジャイジング・フォーム・マイクロスフィアを中空キャビティに注入したこと」。


コブラ KING Forged TEC おすすめアイアンセット

名前の通り「フォージドテック ワンレングス アイアン」はセットを通じてクラブの長さが同じ。基準となる長さは37.5インチで、これはコブラの通常の7番アイアンに当たる。

スピン性能の高さと縦距離も狂いづらい点は実戦向きだと思いますし、なおかつ直進性にも優れています。

コブラでは、ほぼスタンダードになっているが、「キング フォージドテック アイアン」にも、(グリップにセンサーを装着する)アーコスを活用したコブラCONNECTが搭載されており、一打一打を自動的に記録する。

【COBRA】コブラ 2024 KING FORGED アイアン

さて、この「キング フォージドテック アイアン」は、コブラがプレーヤー・ディスタンス部門の中心となる原動力となるのか、それなりのインパクトを残す単なる後発組となってしまうのだろうか?