薬剤師のためのBasic Evidence(制吐療法) | 日医工株式会社
近年,多受容体作用抗精神病薬(MARTA)であるオランザピンが,高度および中等度リスク抗がん薬による遅発期での悪心・嘔吐のコントロールに有用であるとの報告が多くなされている。わが国においても臨床試験結果が順次報告されており,欧米でのコンセンサスや,臨床的意義から2017 年6 月から標準的制吐療法に併用として使用できるようになった(→, 参照)。遅発性悪心・嘔吐の制御を行うための有効な薬剤としてわが国でのさらなる研究が期待される。
[PDF] 2016年04月 『抗癌剤の催吐性リスク分類と制吐療法について』
ランダム化比較試験は行われておらず,一般的には軽度リスク・最小度リスク抗がん薬に対して制吐薬は推奨されない(参照)。
がであった。制吐剤は随時プリンペランを使用した。その後少しずつ離床が進んだが、術後7日目まで硬膜外麻酔から離脱が出来ず、嘔気の出現も続いた。
クエスチョン・推奨一覧 | がん診療ガイドライン | 日本癌治療学会
事前に投与された制吐剤とは別の作用経路の制吐剤を投与することが推奨されています。例えば手術室でオンダンセトロンが投与されている場合はドロペリドールを投与する、デキサメタゾンとドロペリドールが既に投与済みならオンダンセトロンを投与するなどです。他に投与可能な薬剤がなく前回投与から6時間経過していれば5-HT3:セロトニン受容体拮抗薬(オンダンセトロン4mg、グラニセトロン1mg)の2回目の投与も考慮されます。
抗がん薬の種類,投与量,併用抗がん薬により催吐性は異なっており,本ガイドラインではに示すようなリスク分類を行った。参考にした海外のガイドラインのコンセンサスレベルは高く,わが国のインタビューフォームの結果などと一致をみない内容もあるが,国内のエビデンスを重視した作成委員会のコンセンサスのもとで決定した。
+デキサメタゾン(2剤併用療法)へのオランザピンの追加投与は推奨されるか ..
ほとんどの薬剤は単剤での分類となっているが,アントラサイクリン系抗がん薬とシクロホスファミドは2 剤併用療法の場合にHEC に含めた。多くのがん薬物療法に多剤併用療法が用いられており,原則,最大の催吐性リスクに対する制吐療法が推奨されるが,具体的な対応は第2 章の臓器がん別のレジメン一覧を参考にされたい。
バイタルサインや下肢運動機能評価、創部の位置確認、痛みの部位や性質の聴取、冷覚試験を行なってみます。などアセスメントの結果、麻酔効果範囲が不十分な場合は、PCAプッシュにより創部痛が軽減することからPCA持続投与量の増量を検討します。仮に血圧低下が見られる場合には、脱水補正やPCA持続投与減量が検討されます。アセトアミノフェンやNSAIDsは基本的には嘔気嘔吐に影響しない薬剤であり、併用することで硬膜外麻酔の使用量を減らせる可能性があります。また硬膜外麻酔でカバーされていない内臓痛に対しては、アセトアミノフェンやNSAIDsなど別の鎮痛薬が検討されます。
例 4) 軽度催吐性リスクの抗がん薬を投与する場合で制吐療法を行う場合は、経口デ
この4剤併用療法はシスプラチン、AC療法などの高度催吐制のある薬剤の場合の処方例で、程度が軽い薬剤などの場合には3剤や2剤、もしくは1剤だけという場合もあります
がん薬物療法で誘発される悪心・嘔吐の発現頻度は,使用する抗がん薬の催吐性に大きく影響され,その程度を定義する分類は考案されているものの,確立されたものではない。本ガイドラインでは,海外のガイドラインと同様,制吐薬の予防的投与なしで各種抗がん薬投与後24 時間以内に発現する悪心・嘔吐(急性の悪心・嘔吐)の割合(%)に従って定義し,4 つに分類した。
デキサメタゾンエリキシル0.01%「日新」 (副腎皮質ホルモン製剤) (D00292)
問題点①の対応での評価にもよるが、安静時痛もあることから広範囲な麻酔に伴う血圧低下は考えにくいです。今回嘔気嘔吐の原因の一つであるオピオイドが添加されていない局所麻酔薬単剤への切り替え、また創部痛が強いままであればオピオイドを抜かず制吐剤であるドロペリドールを局所麻酔薬への添加することが検討されます。
デキサメタゾンメタスルホ安息香酸エステルナトリウム製剤、プロ ..
上記の対応によっても嘔気が軽減されない場合、制吐剤追加を検討します。術後嘔気嘔吐()には、オンダンセトロンやグラニセトロンなどセロトニン受容体拮抗薬の使用が推奨されます。また制吐剤使用後の嘔気出現には、作用機序の異なる薬剤の使用が推奨されています。例えば、ドパミン受容体拮抗薬であるメトクロプラミド(商品名:プリンペラン)使用後であれば、オンダンセトロンやステロイドであるデキサメタゾン、抗ヒスタミン薬であるヒドロキシジン(商品名例:アタラックスP)等の使用を検討します。
デキサメタゾンエリキシル0.01%「日新」 (副腎皮質ホルモン製剤) (D00292) ..
基本的には、手術終了時やその終了直前に制吐剤投与を行いますが、デキサメタゾンは効果発現まで2時間 要するため麻酔導入時の投与が推奨されています。最新のガイドライン2)では、表1の6因子のうち1-2因子該当する場合は表3から2剤、3因子以上該当する場合は3-4剤の予防投与が推奨されています。当院では、表1のリスク因子が1-2因子該当する場合、表2から2種類(例:オンダンセトロン&デキサメタゾンやデキサメタゾン&プロポフォール麻酔)、3因子で3種類、4因子以上で4種類(オンダンセトロン、デキサメタゾン、ドロペリドール、プロポフォール)の薬剤を予防投与しています。
デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム製剤、デキサメタゾンメタスルホ ..
しっかり制吐薬を使って、吐き気の無い抗がん剤生活を目指して欲しいです
の併用は 74%/84%,トロピセトロン,メトクロプラミド,デキサメタゾンの併用
硬膜外麻酔を効果的に使用すること、他の鎮痛薬の併用、嘔気嘔吐の原因となるオピオイド使用量を低減すること、制吐剤を適切に使用することで今回の事例に善処できた可能性があります。
その他、化学療法の支持療法として処方されるデカドロン®(デキサメタゾン)やジプ ..
ニューロキニン1 (NK1) 受容体拮抗薬、5-HT3受容体拮抗薬およびデキサメタゾンの3剤併用療法が推奨されている。グラニセトロン等の第1世代5-HT3受容体拮抗薬と第2世代5-HT3受容体拮抗薬パロノセトロンでは、急性期の嘔吐性事象に対する効果に大きな差はなく、医療経済的な面を考慮すると第1世代5-HT3受容体拮抗薬の使用が許容される7)。現在、本邦においてNK1受容体拮抗薬 + グラニセトロン + デキサメタゾン群に対し、NK1受容体拮抗薬 + パロノセトロン + デキサメタゾン群の多施設共同無作為化比較試験が実施されている。遅発期の嘔吐性事象に対する効果を含め、論文化が待たれるところである。
*状況に応じてプロクロルペラジン(ノバミン錠)またはメトクロプラミド(プリンペラン注)等
例)「プリンペラン」(妊娠中のつわりでも使われる吐き気止めです)
例)「ストロカイン」(胃が痛い時にも使われる胃薬です)
• デキサメタゾンは血糖上昇や不眠、骨量低下等の副作用を有する
わが国では悪心・嘔吐に対して承認されていない薬剤は背景を着色している。なお,用量は制吐薬として一般的に使用される量を記載した。
*注射薬中の含量はデキサメタゾン3.3 mg/mL,リン酸デキサメタゾンナトリウム4 mg/mL である。
**効果不十分には同用量を追加投与可。
メトクロプラミドとデキサメタゾン併用が術後の悪心・嘔吐に与える影響.麻酔 ..
例)「トランサミン」「ムコスタ」「ガスロン」(口内炎で良く使われる飲み薬です)
例)「デキサメタゾン口腔軟膏」「アフタッチ貼薬」(口内炎に塗ったり、貼ったりするお薬です)
例)「アズノールうがい薬」(口の中を清潔にして口内炎を治します)
デキサメタゾン酢酸エステル dexamethasone acetate (別名:酢酸デキサメタゾン).
5-HT3受容体拮抗薬およびデキサメタゾンの2剤併用療法が推奨されている。しかしCPT-11等催吐性の高い抗癌剤投与の際には、NK1受容体拮抗薬の追加投与が推奨される。遅発期の嘔吐性事象の予防に対しては、5-HT3受容体拮抗薬もしくはデキサメタゾンの単独使用が併用と同等の効果を有すると示されている。NCCNガイドラインでは、アプレピタントとデキサメタゾンの併用やアプレピタント単剤の有用性が示されており、MASCCガイドラインではパロノセトロンとデキサメタゾンの併用が推奨されている。
mg+デキサメタゾン 2 mg,tropisetron 5 mg の 4 群に無作為に割り付け(非盲検 ..
デキサメタゾンの単独投与か状況に応じてドパミン受容体拮抗薬の使用が推奨される。さらにロラゼパムやプロトンポンプ阻害薬等制酸薬の併用も検討されるべきである。
ドニゾロン, デキサメタゾン, バルビツール酸, ジアゼパム, クロルジアゼポキ ..
アプレピタントは、薬物代謝酵素であるcytochrome P450 isoenzyme 3A4 (CYP 3A4) を軽度から中等度に阻害するため、デキサメタゾンの代謝消失を阻害することが知られており、デキサメタゾンのAUC (濃度時間曲線下面積) が増加することが知られている。そのため、アプレピタントとデキサメタゾン併用時には、デキサメタゾンの減量調整が必要となる。
高度催吐性リスクに対して、従来の5-HT3受容体拮抗薬およびデキサメタゾンの2剤併用療法のおけるデキサメタゾンの推奨用量は、16~20mg (注射薬13.2~16.5mg) とされてきたが、アプレピタントとの併用例では、12mg (注射薬9.9mg) へ減量する。ただし、コルチコステロイドを抗癌剤として使用するCHOP療法などでは減量はしない。アプレピタントの投与期間は通常3日間であるが、効果不十分の場合には5日間までの追加投与が可能である。
同一成分:プリンペラン錠 5、プリンペラン細粒 2%、プリンペランシロップ 0.1%
悪心・嘔吐は,に示すように,上部消化管に優位に存在する5-HT3受容体と第4 脳室のchemoreceptor trigger zone(CTZ)に存在するNK1受容体, ドパミンD2受容体が複合的に刺激され,延髄の嘔吐中枢が興奮することで悪心を感じ,さらに遠心性に臓器の反応が起こることで嘔吐すると考えられている。化学受容体で作用する神経伝達物質としては,セロトニン,サブスタンスP,ドパミンなどが知られており,これらと拮抗する薬剤などが制吐薬として用いられている()。また,発現の状態により以下のような分類があり,各CQ にみるように,機序や背景を考慮した対応が行われている。
[PDF] がん化学療法による有害事象とその対策~消化器症状について
注1: 英語表記は本邦未承認。
注 2: 「 ※」は海外のガイドラインには記載がないが,わが国では使用可能な薬剤。
注3: 下線付きの薬剤は30 年以上前に開発された薬剤(アムルビシン,ネダプラチン,ピラルビシンを除く)。 (3)注射抗がん薬における催吐性リスクに応じた制吐薬の選択 がん薬物療法における基本的な制吐薬として,NK1受容体拮抗薬,5-HT3受容体拮抗薬,デキサメタゾンの3 剤があり,これらを催吐性リスクによって使い分けていく(→,,制吐療法アルゴリズム,制吐薬治療のダイアグラム)。最近のQI 調査においては,催吐性リスクに応じた適切な制吐療法をどの程度行っているか,それを確実に行う体制が整備されているかが評価項目となっており,施設全体の取り組みであるという認識が必要である。 5-HT3受容体拮抗薬は,第1 世代,第2 世代と多くの種類があるが, 最大限の制吐効果を得るために最新の高価な薬剤を使っても有効性の優劣が明確でない場合もある。抗がん薬の催吐性リスクだけでなく, どの化学療法レジメンで, どのような制吐レジメンを用いるかで, 第一世代と第二世代の使い分けが示されており(→), 有効性が同等であればより安価な方を選択し適切に制吐療法を行っていくことが推奨される。 がん患者では,抗がん薬以外にも支持療法や併存症に対する治療薬を併用している場合が多いため,薬物相互作用によるそれぞれの薬効の変化にも留意した選択・用量調節が必要である(→)。 (4)経口抗がん薬における催吐性リスク評価と制吐療法 経口抗がん薬における催吐性リスクについては,MASCC/ESMO ガイドライン2016 を参考に作成委員会内でコンセンサスを確認し, それ以外の薬剤については承認申請時のデータ,代表的な臨床試験の報告をもって に示すリスク分類とした。わが国で使用頻度の高いテガフール・ギメラシル・オテラシル(S-1)では,悪心の発現頻度は3~54%,Grade 3/4 は0.2~7.1%,嘔吐の発現頻度は14~28%,Grade 3/4 は1.2~4.3%と報告されており,軽度リスクに分類した。トリフルリジン・チピラシル(TAS-102)は悪心と嘔吐の発現頻度がそれぞれ48%,28%であることから中等度リスクに,アレクチニブは悪心の発現頻度が13%であり軽度リスクに分類した(→)。レンバチニブでは悪心の発現頻度が41%, Grade 3 が2.3%であり, 中等度リスクに分類した。 注1: 英語表記は本邦未承認。
注 2: 「 ※」は海外のガイドラインには記載がないが,わが国では使用可能な薬剤。 (5)制吐療法の評価 現在, 抗がん薬の副作用である悪心・嘔吐の評価方法としては, CTCAE (Common Terminology Criteria for Adverse Event) v4.0-JCOG が用いられているが,これは制吐療法の評価方法ではない(→)。従来のわが国の制吐療法における臨床試験では,悪心・嘔吐が「ない」,「我慢できる」から,「ほとんど食べられない」といったチェック項目を患者に提示して個々の治療効果を示してもらうなどの方法がとられていた。最近の臨床試験では,がん薬物療法施行後0~120 時間の完全制御割合,0~24 時間の完全制御割合(急性),24~120 時間の完全制御割合(遅発性)などが評価項目として用いられている()。しかし,医療者は過小評価の傾向が指摘されており,悪心・嘔吐の予測がどの程度できているかの評価も重要である。また, 患者自身による主観評価にあたる Patient-Reported Outcome (PRO) の重要性も認識されてきており, がん臨床試験における患者の自己評価に基づき, 有害事象評価の正確性と高い精度のグレーディングを追及したツールとしてPRO-CTCAEが公開されてきており(), 日常診療として客観的評価とどのようにして関連づけて評価していくか等に関する検討が必要になるであろう。 1) 佐伯俊昭.制吐薬適正使用ガイドラインに関するアンケート調査.癌と化療.2015; 42: 305-11. 2) 渡部智貴,半田智子,加藤裕久.日本国内の臨床試験に基づく抗がん剤の催吐性リスク分類.癌と化療.2015; 42: 335-41. 3) 有害事象共通用語規準v4.0日本語訳JCOG版(CTCAE v4.0 - JCOG)
(accessed January 18, 2018) 4) Tamura K, Aiba K, Saeki T, et al. Testing the effectiveness of antiemetic guidelines: results of a prospective registry by the CINV Study Group of Japan. Int J Clin Oncol. 2015; 20: 855-65. 5) PRO-CTCAE™ 日本語版.
(accessed January 18, 2018) 6) Yana T, Negoro S, Takada M, et al. PhaseⅡ study of amrubicin in previously untreated patients with extensive-disease small cell lung cancer: West Japan Thoracic Oncology Group(WJTOG)study. Invest New Drugs. 2007; 25: 253-8. 7) Kimura K, Yamada K, Uzuka Y, et al. PhaseⅠ study of N4-behenoyl-1-1-beta-d-arabinofuranosylcytosine and its phaseⅡ study in adult acute leukemia. Current chemotherapy and immunotherapy. Proceedings. 12th International Congress of Chemotherapy, pp 1306-8, 1982. 8) 太田和夫.ネダプラチン(Nedaplatin)について.癌と化療.1996; 23: 79-87. 9) 塚越茂.Pirarubicin(THP-Adriamycin)について.癌と化療.1998; 15: 2819-27. 10) Fujiyama S, Shibata J, Maeda S, et al. Phase I clinical study of a novel lipophilic platinum complex(SM-11355)in patients with hepatocellular carcinoma refractory to cisplatin/lipiodol. Br J Cancer. 2003; 89: 1614-9. 11) 斉藤達雄.Nitrosourea 系新規抗癌剤ACNU{1-(4-Amino-2-methyl-5-pyrimidanyl)methyl-2-(2-chloroethyl)-3-nitrosourea hydrochloride}のPhaseⅠおよびPhaseⅡStudy.癌と化療.1977; 4: 105-18. 12) 正岡徹,他.造血器腫瘍性疾患におけるMCNU の臨床第Ⅱ 相試験.Chemotherapy.1985; 33: 271-8. 13) 木村禧代二.共同研究によるVidesine sulfate の固形腫瘍に対するPhaseⅡStudy.癌と化療.1983; 10: 2036-42. 14) 犬山征夫.ペプレオマイシン.癌と化療.1980; 7: 1498-504. 15) Schlumberger M, Tahara M, Wirth LJ, et al. Lenvatinib versus placebo in radioiode-refractory thyroid cancer. N Engl J Med. 2015 ; 372: 621-30. 16) Seto T, Kiura K, Nishio M, et al. CH5424802(RO5424802)for patients with LK-rearranged advanced non-small-cell lung cancer(AF-001JP study): a single-arm, open-label, phase 1-2 study. Lancet Oncol. 2013; 14: 590-8. 17) Vidula N, Rugo HS. Cycline-dependent linase 4/6 inhibitors for the treatment of breast cancer: a review of preclinical and clinical data. Clin Breast Cancer. 2016; 16: 8-17. 18) Goss G, Tsai CM, Shepherd FA, et al. Osimertinb for pretreated EGFR Thr790Met-positive advanced non-small-cell lung cancer (AURA2): a multicenter, open-label, single-arm, phase 2 study. Lancet Oncol. 2016 ; 17 : 1643-52. 19) Kantarjian HM, Shah NP, Cortes JE, et al. Dasatinib in newly diagnosed chronic-phase chronic myeloid leukemia: 2-year follow-up from a randomized phase 3 trial (DASISION). Blood. 2012; 119: 1123-29 20) Flaherty KT, Robert C, Hersy P, et al. Improved survival with MEK inhibitor in BRAF-mutated melanoma. N Engl J Med. 2012 ; 367: 107-14. 21) Dummer R, Duvic M, Scarisbrick J, et al. Final results of multicenter phase II Study of the purine nucleoside phosphorylase (PNP) inhibitor forodesine in patients with advanced cutaneous t-cell lymphomas (CTCL) (Mydosis fungoides and Sé zary syndrome). Ann of Oncol . 2014 ; 1807-12.