イソトレチノインは、どのような機序でニキビを治すのでしょうか?


シミ・そばかすの原因には肌の新陳代謝の低下によるメラニンの停滞、多発するシミ(日光黒子)があります。シミ・そばかすが多くできてしまう方の特徴の1つとして、シミができやすいお肌・くすみやすいお肌となっていることがあります。シミに関しても1種類とは限らず、様々なシミが混じっている(エイジングコンプレックス)ことが多いです。
このためシミやくすみの治療だけでなく、お顔全体としてシミができにくい肌・透明感のあるお肌を作っていくことが大切です。日々のスキンケアがシミの原因となっている可能性もありますので、治療にあたっては医療機器や外用薬によるアプローチに合わせて、内服薬の併用やご自宅でのホームケアを並行して治療していきます。


毛穴のつまりをとるピーリング効果があり、白にきびに効果があります。

は、重症のニキビに対して効果が期待できます。
ビタミンA誘導体の一種で、皮脂分泌や細胞を正常化し、毛穴の開きや毛穴つまりにアプローチします。
また抗炎症作用によりニキビを改善して肌を健やかに保ち、ニキビが作られにくい肌状態に近づけます。

イソトレチノインそのものはビタミンAの一種です。服用により、2か月から6か月程度服用してニキビが改善されるケースが多く見られます。

顎や胸など骨上にできたニキビは、赤く膨らみケロイドに残ることがあります

価格:1ヶ月22,000円
リスク;上記
コメント:中学生です。保険薬やフラクショナルレーザーを含め何をやっても効果なく、膿疱(ウミ)が赤みの上に多数出来続け全く治りません。
両親と相談の上、イソトレチノイン20ミリ内服開始。1ヶ月後から反応し、あれだけ猛威をふるったウミも全く無くなり4ヶ月の内服で終了しました。その後1年以上経過していますが、ほとんどできません。

・イソトレチノイン治療の再発に関する研究
1日0.5mg/kgの投与で再発率39%、1日1mg/kgの投与で再発率22%でした。
1クールの合計服用量が体重(kg)×128㎎以上で、その後の再発がより抑えられやすくなります。
なので、期間を決めてなるべく一気に十分な量を服用する方が効果的です。

よりニキビ治療に効果が期待できる新型「イントラセル」を導入致しました。

イソトレチノインの服用にはさまざまな注意点があります。上記以外の注意点についてはこちらをご覧ください。

ニキビ跡は、ニキビが治癒した後に残る赤みや色素沈着、凹凸などの瘢痕です。ニキビ治療とは異なるニキビ跡に対する治療が必要になります。

イソトレチノインは、毛穴の開きや黒ずみにも効果が期待できます。

なお、イソトレチノインは、日本では未承認の薬ですが、アメリカでは1982年に承認されており、欧米では35年以上前からニキビ治療に用いられています。

中等度のニキビ患者に対して約6ヶ月に渡って20mg/日のイソトレチノイン治療を行った研究では、98.99%の患者が改善し、その中で劇的に改善した患者が98.3%と非常に高い有効率が報告されています 3


皮膚科でのイソトレチノインでも保険適用外となるため注意が必要です。

「どんな治療をしてもニキビがよくならない」「赤くなったニキビ跡が気になっている」とお悩みの方には、イソトレチノインの服用をおすすめします。

イソトレチノインは難治性ニキビに効果が期待でき、海外ではガイドラインで推奨され、広く認知されています。
今回は、イソトレチノインに期待できる効果や目安の服用期間、副作用などをご説明します。

イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。

重度のニキビ患者に対して約5ヶ月に渡って1mg/kg/日のイソトレチノイン治療を行った研究では、90%の患者で炎症性ニキビの95%以上の減少が認められました。また、用量依存的に有効率が上昇(つまり、用量が多ければ多いほど有効率が上昇)したことも報告されています 4

イソトレチノインは、次のようなニキビでお悩みの患者様に効果が期待できます。

酒さや酒さ様皮膚炎は顔のほてりや赤みで始まり、進行するとにきびのような赤く膿んだブツブツを伴うようになる病気です。
ステロイドざ瘡はステロイドやタクロリムスの長期にわたる外用により出現し、顔の赤み、にきびのようなブツブツや膿んだようなブツブツの混在も診られます。
まずはステロイドなどの薬剤を中止すると改善しますが、一時的に悪化しながらゆっくり治っていくことが多く忍耐強く治療していく必要があります。
ニキビダニが関係しているともいわれており、これを抑える薬剤が奏功することがあります。

イソトレチノインは、以下のようにさまざまな角度からニキビ改善に働きかけます。

イソトレチノイン内服によりニキビが落ち着くまでにかかる期間は平均3〜6ヶ月ほどですが、重症度や個人差によって異なります。
当院ではニキビ治療については内服を最低でも6ヶ月(〜8ヶ月間)続けることをおすすめしております。

*ニキビ改善後に再発抑制を目指す場合は長期の内服が必要となります。

イソトレチノインの副作用として、主に以下のようなものがあげられます。

しかし、実際には軽症ニキビにも使えますし、身体のニキビにも効果があります。

そんなイソトレチノインの効果に関する悩みを当記事では解決します。

にきび治療薬 イソトレチノイン | 恵比寿院(東京都渋谷区)|美容皮膚科シロノクリニック

イソトレチノインの効果は、1ヶ月目頃から実感するケースが多いです。

ニキビの原因としては、古い角質によるや、皮脂の分泌が過剰になること、が考えられます。皮脂腺の皮脂が多くなりすぎたり、毛穴が詰まったりすることで初期のニキビが発生し、さらにアクネ菌が増殖していくことで炎症が生じて赤ニキビとなります。

イソトレチノインの服用にあたっては、以下の点に十分な注意が必要です。

・179名のイソトレチノイン治療1クール後の3年間の追跡調査
35%:再発がみられらなかった。
27%:抗生剤内服で、再発ニキビをコントロール出来た。
23%:再発し、イソトレチノインの再投与の適応となった。
16%:塗り薬治療で、再発ニキビをコントロール出来た。

ため、イソトレチノインをご検討している方も気軽に服用開始できます。

当院で治療を受けたほとんどの患者が、以前に抗生剤や塗り薬などの皮膚科治療をすでに受けており、改善が認められなかったことを考えると、イソトレチノインの効果は非常に高く、再発率が低い治療と言えます。

また、稀ではありますが、以下のような副作用のリスクもあります。

ニキビ跡とは、ニキビ治療後に皮膚に残る赤み、色素沈着、凹凸などのことです。軽度のニキビであれば跡を残さずに治癒することも多いですが、重度の炎症を伴うニキビは皮膚深部にダメージを与え、消えにくいニキビ跡を残すことがあります。ニキビ跡を最小限に抑えるためには、ニキビができた初期段階で適切に炎症を抑える治療を行うことが重要です。
ニキビとニキビ跡の予防と治療には、個々の肌状態に合わせた適切なスキンケアと生活習慣の見直しが効果的です。

正しく服用しなければ、副作用も現れやすくなるため注意が必要です。

以下はイソトレチノインの代表的な副作用症状です。服用中にこれらの症状があらわれたときには、医師までご相談ください。

以下では、イソトレチノインの治療期間と服用量について解説します。

範囲が広く、浅いニキビ跡にはダーマペンやポテンツァなどによる施術が適しています。
しかしながら、ニキビ跡が深くへこんだ部位は皮膚の下でひきつれを生じているため一般的に行われているニキビ痕のへこみ治療であるダーマペンや、フラクショナルレーザーでは治療が難しいことも多く、ニキビ跡に有効性が高いとされるポテンツァでさえも効果がない場合があります。

以下の方は「イソトレチノイン内服によるニキビ治療」を受けることができません。

②女性の場合、妊娠中・妊活中は飲めない
妊娠中に飲むと赤ちゃんの奇形の発生率が高まるため、妊婦さん・妊活中の方は飲めません。
ただイソトレチノイン自体は体からすぐ排出されるので、飲み終わって1ヶ月経てば普通通り妊娠していただいて大丈夫です。妊娠中・妊活中は絶対に飲めないので注意してください。

当院では、次のイソトレチノイン内服治療薬を取り扱っています。

イソトレチノインの主な効果については、以下の記事でも解説していますので、そちらも参考にしてください。

ニキビ治療・ニキビ跡治療(自費)イソトレチノイン(イソトロイン、20mg/日)

・低用量イソトレチノインによる中等度ニキビ患者638名の研究
中等度ニキビ患者638名を、イソトレチノイン1日20㎎で6カ月治療し、12〜20歳の患者の94.8%、21〜35歳の患者の92.6%のニキビが治癒しました。
その後4年間のにきび再発は、12〜20歳の患者で3.9%、21〜35歳の患者で5.9%で、
主な副作用は、軽度の肝機能異常が4.8%、血液検査での軽度の脂質レベルの上昇が4.2%でした。