の最高血漿中濃度を示した後、漸減した2)。 16.1.2 連続塗布時



【著者の結論】
中等度から重症のARDS 患者に対して、早期にデキサメタゾンを投与することで、人工呼吸器の離脱期間を早め、全死亡率を減らす可能性がある。


Title, デキサメタゾンの間欠的漸減投与とパクリタキセルへの変更後にニューモシスチス肺炎が疑われた1例

その他
生存者の人工呼吸器期間、ICU死亡率、病院死亡率、最初の10日間の高血糖、Barotrauma、ICU入室中の新規感染

【解析計画】

【Implication】
本研究では中等症〜重症のARDSに対してデキサメタゾンの有効性が示された。
大規模RCTで、最新のARDS治療を取り入れデキサメタゾンを初めて用いたことは評価できるが、研究デザインを考慮すると効果の期待できる適応症例は限られる。また死亡率はSecondary outcomeであり、今後の追試での評価が期待される。
当院ICUではさらなる追試を待って導入を検討する。

➢ デキサメタゾン・ベタメタゾン:4~8mg点滴。以降4~8mgを6時間おきに点滴

デキサメタゾン抑制試験は、クッシング症候群(「」の項参照)が疑われた場合に行う検査で、デキサメタゾン(商品名:デカドロン)は副腎(腎臓の上にある小さな内分泌臓器)で作られるコルチゾールの作用を強力にした内服薬です。

副腎におけるコルチゾールは、下垂体(かすいたい)から分泌される副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の指令に従って作られています。そして、ACTHとコルチゾールは早朝から午前中にかけて高値ですが、夕方から夜間は低値となり1日の中でも時間による変動(日内変動)があります。本検査でデカドロン®を内服すると、翌朝の血液中のACTH濃度は正常の場合にはほぼ完全に低下して、副腎への指令がなくなるために、副腎で作られるコルチゾール濃度も非常に低い値となります。しかし、クッシング症候群では、デカドロン®によりACTHを低下させても、副腎腫瘍からは依然としてコルチゾールが作られるために、翌朝の血中コルチゾール濃度が高い値となることで診断しています。

譫妄などの離脱徴候を生じうるため,1~2 週間ごとに投与量を1/2~1/4 量減らすなどの緩徐な漸減を行う. ..

デキサメタゾンの内服の方法には様々なやり方がありますが、慶應義塾大学病院では一晩法を採用しています。一晩法では、深夜23時に低用量の場合はデカドロン®1mg(2錠)、高用量の場合は8mg(16錠)を内服していただきます。そして、翌朝の8時~9時頃に血液検査を行い、コルチゾール濃度が低下するかどうかを検査します。入院中にこの検査を行う場合は、同時に蓄尿(ちくにょう)検査(24時間に排尿した尿をすべてバッグに貯める検査)を行って、尿中のコルチゾール濃度を参考にすることもあります。

Method
【期間】2013/3/28-2018/12/31
【場所】スペインの17ある、teaching hospitalのICU
【デザイン】

2) デキサメタゾン10mg 未満(又は同等品)の静脈内投与への漸減に際しては、減量を行うごとに、連続する3回のパチシラン

正常な低下反応の判定は、低用量の場合はコルチゾール濃度<3μg/dl、高用量の場合はコルチゾール濃度<1μg/dlで低下反応あり(正常)と判定します。ただし、クッシング症候群の最終的な判定は他の検査も踏まえて総合的に決定します。

血液検査・蓄尿検査の結果がすべて出るまでに、7日くらいかかります。主治医から検査の結果の説明を受けてください。


ある程度の量,つまり通常の病態であったら 4~8mg/日から開始し(脊髄


I: 従来の治療に加えデキサメタゾンを投与した群
C: 従来の治療群
O: 人工呼吸器離脱期間

麻痺や脳転移等の緊急対応が必要な場合は 12~16mg/日から開始すること

○リン酸ヒドロコルチゾンNa:水溶性ハイドロコートン
○コハク酸ヒドロコルチゾンNa:サクシゾン,ソル・コーテフ
血中半減期が90分と短い
塩類蓄積作用が強い
抗炎症作用は弱い

初回投与後は,『Oxford Textbook of Palliative Medicine』4) を参

○プレドニゾロン:プレドニゾロン,プレドニン
血中半減期が150分前後であり、使用しやすい
ヒドロコルチゾンに比べ、塩類蓄積作用が弱い

[PDF] COVID-19 の薬物治療ガイドライン version 4 1

【仮説/目的】
中等症から重症のARDS患者にデキサメタゾンを早期投与すると、人工呼吸期間と全死亡率を減らす。

- Dexamethasone群:従来の治療+デキサメタゾン投与

○コハク酸メチルプレドニゾロンNa:ソル・メドロール
血中半減期が180分前後であり、使用しやすい
ヒドロコルチゾンに比べ、塩類蓄積作用が弱い
プレドニゾロンの約1.2倍の抗炎症作用

デキサメタゾン6mg経口やデキサメタゾン6.6 mg静注では力不足なので、本 ..

○デキサメタゾン:デカドロン
プレドニゾロンの約10倍の抗炎症作用
血中半減期が300分前後であり、ステロイド薬の中では最長
→局所投与でよく用いられる、長期投与で副腎萎縮

【論文】Villar J, Ferrando C, Martínez D, et al

(→日内リズムによる)
(2) 離脱症候群はプレドニゾロン換算で総量1000mgを越えたときに起こる可能性がある
(3) 漸減:短期投与→速やかに 長期投与→緩徐に

[PDF] COVID-19 の薬物治療ガイドライン version 5 1

慢性硬膜下血腫は頻度の高い神経障害であり,とくに高齢者に多く認められる.慢性硬膜下血腫患者の転帰に対するデキサメタゾンの効果は十分に検討されていない.

医療用医薬品 : メサデルム (メサデルムクリーム0.1% 他)

Implication
慢性硬膜下血腫患者を対象としたこの試験では、ほとんどの患者が入院時に外科的除去術を受けており、デキサメタゾンの保存的加療に対する効果判定をするにはサンプル数が少なく不十分である。副次的評価項目に関しては、デキサメタゾンを投与された患者では、硬膜下血腫の再発に対する再手術の実施が少なかった一方で、デキサメタゾンはプラセボよりも多くの有害事象と関連していた。
本試験において、二重盲検化ランダム化プラセボ投与群との比較試験であり、内的妥当性は高く、多施設研究であるため外的妥当性も高い。その一方で2203人中1453人が対象外となっている点、英国1国の試験という点では外的妥当性に疑問が残る。
以上から主要評価項目である6ヶ月後の良好な転帰に結びつかず、有害事象も多い結果を踏まえると血腫除去術後の再発予防のためのデキサメタゾンの使用は控えるべきである。

セレスタミン®は、正式名は「セレスタミン®配合錠」であり、副腎皮質ホルモン(ステロイド)と抗ヒスタミン薬とが一緒になった配合剤です。

英国で,成人の症候性慢性硬膜下血腫患者を対象に多施設共同無作為化試験を行った.患者を,デキサメタゾンの経口投与を 1 日 2 回 8 mg で開始し,2 週間かけて漸減する群と,プラセボを投与する群に 1:1 の割合で割り付けた.外科的に血腫を除去するかの判断は,治療にあたった臨床医が行った.主要転帰は,無作為化後 6 ヵ月の時点での修正 Rankin スケール(0 [症状なし]~6 [死亡])のスコアが,良好な転帰を示す 0~3 であることとした.

○デキサメタゾン:デカドロン プレドニゾロンの約10倍の抗 ..

2015 年 8 月~2019 年 11 月に,748 例が無作為化後に試験に組み入れられ,375 例がデキサメタゾン群,373 例がプラセボ群に割り付けられた.患者の平均年齢は 74 歳であり,94%が初回入院中に血腫除去術を受け,両群の 60%は入院時の修正 Rankin スケールスコアが 1~3 であった.試験参加への同意を撤回したか,追跡不能となった患者を除外した 680 例の修正 intention-to-treat 解析で,良好な転帰が報告された割合は,デキサメタゾン群では 341 例中 286 例(83.9%),プラセボ群では 339 例中 306 例(90.3%)であった(差-6.4 パーセントポイント [95%信頼区間 -11.4~-1.4] でプラセボ群のほうが良好,P=0.01).データを入手しえた患者のうち,硬膜下血腫の再発のために再手術が行われた患者は,デキサメタゾン群の 349 例中 6 例(1.7%)とプラセボ群の 350 例中 25 例(7.1%)であった.有害事象はデキサメタゾン群のほうがプラセボ群よりも多かった.

[PDF] デキサメタゾン COVID-19 小児患者に対する治療薬としての位置付け

早産児の慢性肺疾患予防を目的とした生後早期のデキサメタゾン療法(生後 12 時間以内に開始)に関する二重盲検プラセボ対照試験に参加した小児を対象に,学齢期における転帰を検討した.

過去における新興コロナウイルス感染症(SARS-CoV, MERS-CoV)に対するコルチコステロイ

2013年に、倦怠感を主要評価項目としたステロイドの比較試験の結果が発表されました。
進行がん患者84名に対して、デキサメタゾン8mgとプラセボを14日間内服する比較試験が行われ、デキサメタゾン群では15日目の倦怠感の尺度が有意に改善しました。

プレドニン錠5mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

最初の研究に組み入れた小児 262 例のうち,159 例が学齢期まで生存した.これらの小児のうち,146 例(デキサメタゾン群 72 例,対照群 74 例)を研究に組み入れた.すべての乳児は,出生後すぐに機械的人工呼吸を必要とする重症呼吸窮迫症候群に罹患していた.デキサメタゾン群では,0.25 mg/kg 体重のデキサメタゾンを 12 時間ごとに 1 週間静脈内投与し,その後投与量を漸減した.小児の発育,神経機能と運動機能,認知能力,学校での成績を評価した.

[PDF] 重症敗血症に対するステロイド投与は ショックを予防するか

デキサメタゾン群の小児は,対照群の小児よりも身長が有意に低く(男子に対する P=0.03,女子に対する P=0.01,すべての小児に対する P=0.03),頭囲も有意に小さかった(P=0.04).デキサメタゾン群の小児は,運動技能(P<0.001),運動協調性(P<0.001),視覚と運動の統合(P=0.02)が対照群の小児よりも有意に劣っていた.また,デキサメタゾン群の小児では,対照群の小児に比べて全検査 IQ スコア(平均 [±SD] 78.2±15.0 対 84.4±12.6,P=0.008),言語性 IQ スコア(84.1±13.2 対 88.4±11.8,P=0.04),動作性 IQ スコア(76.5±14.6 対 84.5±12.7,P=0.001)が有意に低かった.臨床的に有意な障害に関しては,デキサメタゾン群の小児のほうが対照群よりも発生率が高かった.(72 例中 28 例 [39%] 対 74 例中 16 例 [22%],P=0.04).