当院でのプロペシア(フィナステリド)での治療症例をご紹介します。


AGA治療といえば、リアップなどの塗るタイプの育毛剤が有名ですが、それらはミノキシジルを主成分にしています。当院ではより高い効果が期待できる内服薬や頭皮注射(薄毛メソセラピー)にてミノキシジルを投与することを推奨します。
もともとミノキシジルは、高血圧の薬として開発された歴史のある薬剤です。
脱毛症に対しては、血流改善による発毛効果やVEGFという成長因子の産生をうみ発毛に寄与することで発毛効果があるといわれています。男性ホルモンを抑える作用はありません。


プロペシアに含まれる有効成分フィナステリドは、が期待できます。

上記①と②の通り反復投与時の精液中の最高濃度はに対してですから胎児の生殖器の発達に影響を及ぼす割合はデュタステリドの方が高いと思われるかもしれませんが、そもそも成分が違うので比較対象にはなりません。両剤ともに可能性は低いというだけで0(ゼロ)ではないので心配なようでしたら子作りの時には服用を中止する方が良いかと思います。
服用を止めるのであればデュタステリドの場合、反復投与時の消失半減期は3.4±1.2週間もあることから最低でも子作りをする1ヶ月以上前から服用するのを止めておいた方が良いでしょう。完全に血中濃度をゼロにする、つまり精液への移行を完全にゼロにするのであれば6ヶ月前から服用を止める必要があります。
フィナステリドに関しては服用を止めて1ヶ月経過すれば血中濃度はゼロになります。
今後、子作りを予定していて、尚且つAGA治療薬の胎児に対する影響を心配されている方はお薬を選ぶ際に、このような情報も判断材料にしていただければと思います。

AGA治療薬に関わらず、「妊活中はどんな薬であっても飲みたくない」と考える方もいらっしゃいます。
もし、どうして心配な際には計画的に妊活と休薬を行う事で、AGA治療薬の休薬期間を最小限に抑えることもできます。

【例】
妊活をする日を決めて、その5日ほど前から休薬し妊活が終わり次第お薬を再開する

これなら、月に7日ほどの休薬期間は発生してしまいますが、最小限の休薬で治療を継続することが可能です。
いずれ、妊活に関してはデリケートな問題ですので、気になる方はパートナーさんとも治療に関して相談してみてください。

薬の飲み方に迷う方は主治医に相談してみてくださいね。
当院は医師による対面診療を行なっております。しっかりとお客様一人一人のお話を聞き状態に合わせて適切な診察を行いますのでお気軽にご相談ください。

AGA治療に用いられる「プロペシア」について、詳しく解説いたします。

普段当院にてカウンセリングをおこなっている際「AGA治療薬で治療中でも妊活は継続してもよいのか」という質問を受けることがあります。
そこで今日は、AGA治療中の妊活や妊娠への影響についてお話していこうと思います。

プロペシアはAGAによる薄毛治療薬として広く使用されています。しかし、その効果と共に副作用についても知識が必要です。この記事では、プロペシアの基礎知識から効果、副作用、使用方法、服用時の注意点、治療費用までを詳しく解説します。性機能障害や肝機能障害、初期脱毛、そして薬を止めた後も副作用が続く「ポストフィナステリドシンドローム(PFS)」についても詳述していますので、ぜひ参考にしてください。

フィナステリドの服用によって、女性化は本当に起こるのでしょうか。

◆この薬の副作用
主な症状はリビドー減退、勃起機能不全等です。まれに、全身倦怠感などの肝機能障害の症状があらわれる可能性があります。このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

どちらのお薬にしても胎児に影響があるかどうかを臨床試験にて人間を対象に検証することはできないため5α還元酵素のアミノ酸配列及び生化学的特性がヒトと類似しているアカゲザル、厚労省もガイドラインにて指定しているげっ歯類のラット、非げっ歯類のウサギ等の動物を対象として生殖発生毒性試験といって「精子や卵子が形成され、受精し、胚が形成されるまでの時期」「胚が子宮内に着床してから、胎児の器官や組織が形成されるまでの時期」「雌動物が妊娠し、分娩、授乳を経て、子供が離乳するまでの時期」のそれぞれに被験物質を投与して母胎、胎児に影響がないかを調べて無毒性量(有害な影響が認められなかった最高の暴露量)を算出しています。
この臨床試験にてデュタステリドは精液を介して
フィナステリドは精液を介して
つまり、動物での試験ではありますが、となっています。ちなみにフィナステリド(プロペシア)も発売が開始されて15年近く、デュタステリド(ザガーロ)は4年以上経過していますが服用中に子作りをして男性胎児又は母胎に影響があったという報告はゼロです。

プロペシア服用中にパートナーが妊娠したという方もいるのではないでしょうか。

悪玉男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」の抑制を阻害する効果があるプロペシアは、性欲減退や勃起機能不全などの副作用が現れる場合があります。

AGA治療では、多くの場合投薬による治療が選択されています。
しかしながら、AGA治療薬の多くは妊活中・妊娠中に胎児へ影響を及ぼすものもあるため使用には注意が必要だということをご存じでしょうか。


そのため妊娠中の女性がプロペシアに触れることが禁止されている訳です。

ミノキシジルは男性女性両方の薄毛治療に使用される治療薬です。

DHTがあることにより胎児の性別も男性となり男性性器の発達を促します。

血行を促進させる作用があり、毛根へ栄養を安定して供給し発毛を促す効果が期待できるのが特徴。
胎児への危険度はそれほど高くない薬ではあるものの、リスクはゼロではありません。
そのため、妊活中・妊娠中の女性の使用は避けた方がいいでしょう。

ザガーロとは、ひと言でいうとプロペシアよりも強力なAGA治療薬です。

テストステロン(男性ホルモン)は5α還元酵素によりジヒドロテストステロン(DHT)に変化することで,より強い男性ホルモン作用を発揮します.男性型脱毛(AGA)治療薬のフィナステリド(プロペシア)やデュタステリド(ザガーロ,アボルブ)は5α還元酵素を阻害することでDHTを減らし,脱毛を抑えようという薬です.

AGAの治療を行っている男性が女性に影響を与えることはないのでしょうか。

男性型脱毛症の治療薬であるプロペシア(フィナステリド)は、服用により精液中に移行すると知られているため、妊活中に服用を続けると胎児の発育に悪影響を及ぼす可能性があるのではないかと不安に感じる方は多いです。

フィナステリドは24時間も経過すると体の中からほとんどなくなります。

医療用医薬品のニセモノが流通しています。ニセモノの主な流通経路は、インターネットなどでの個人輸入によるものであると考えられており、ニセモノを服用した場合は思いがけない健康被害が発生する可能性があります。ニセモノを服用しないために、厚生労働省の「医薬品の個人輸入に関する注意喚起について」に基づき、医療機関を受診し、医師の処方により正しく服用することをおすすめします。

フィナステリドを粉砕したり、割った錠剤に直接触れることは避けましょう。

頭皮の気になる部位に直接注射しますので、より高い効果が期待でき、全身の多毛などの副作用が非常に起こりにくいメリットがあります。注射の際はとても細い針を使いますので、痛みも強くありません。
2週間おきに注射を行い、2か月後を目安に4週間おきにします。治療開始3~6か月で発毛を実感できる方が多いです。

フィナステリドとザガーロはどちらもAGAの進行を止める効果が期待できます。

血液検査;治療開始前と治療をはじめて1か月後に行います。いずれも自費となります。
(健康診断の結果などで代用が可能な場合もありますのでご相談ください。)

AGA治療薬「プロペシア(フィナステリド)」男性型脱毛症 飲み薬

また,フィナステリド,デュタステリドを服用している患者さんでは,2型糖尿病発症のリスクが高いとの報告も出ています(Incidence of type 2 diabetes mellitus in men receiving steroid 5α-reductase inhibitors: population based cohort study. BMJ 2019; 365:1204).
男性型脱毛(AGA)の治療のためにフィナステリド(プロペシア)やデュタステリド(ザガーロ,アボルブ)を服用されているかたは,お子さんがお生まれになるまでは中止してください.喫煙と違って,ずっと止めてくださいとお願いしているわけではありません.お子さんを授かられるまでです.幸いなことに,薬は中止すれば,副作用は消失しますので,子作りをすでに始めていても,これからでも,これらの薬を服用しておられるなら,まずは精液検査で精子の状態を確認するべきです.

妊娠中の女性は、プロペシアに触れないようにしてください。プロペシアは ..

フィナステリド(プロペシア)は薄毛の原因となる男性ホルモンを抑制する効果があるため、AGA治療によく使用される治療薬です。
一方で、妊活中、妊娠中の女性や妊活中の男性にとって重篤なリスクのある副作用が起こる可能性があるため使用はNG。
フィナステリドで妊活・妊娠にかかわる副作用は次の通りです。

その効果と安全性で、多くの治療実績を積み重ねてきたAGA(男性型脱毛症)治療薬、フィナステリド(プロペシア)。 ..

プロペシアの一般名はフィナステリドです。米国メルク社が開発し、現在すでにプロペシアは、世界60カ国以上で承認されている、世界で初めて医師が処方する1日1回の内服による男性型脱毛症用薬です。

妊活中・妊娠中にAGA治療はできる?胎児への危険性について解説

妊活中のプロペシアの使用を継続するか、休薬するべきかを判断するには、リスクを正しく理解することが重要です。

妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人は服用しないでください。(妊娠中 ..

追:男性型脱毛(AGA)の発毛促進のためにフィナステリド,デュタステリドに加えてミノキシジルが処方されていることがありますが,不妊への影響はないようです.ミノキシジルは血圧を下げる薬(降圧薬)として開発されましたが,副作用として体毛の増加があり,そちらが注目されることになった薬剤です(バイアグラも降圧薬として開発されたものの,副作用で勃起があり,EDの治療に使われるようになったのでよく似ています).ただ内服すると血圧がかなり激しく下がることがあり,男性型脱毛には塗り薬(リアップですね)として使用され,内服薬は日本では未承認です.子作り中はフィナステリド,デュタステリドは中止しなければなりませんが,どうしても脱毛が気になるなら,ミノキシジルの外用薬をお使いください.ミノキシジルの内服は,副作用が心配ですので,おすすめしません.

分割・粉砕した本剤に妊娠中の女性が接触すると、有効成分が吸収され、. 男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼすおそれがあります。

妊活中のプロペシア服用は胎児への影響が懸念されるため、慎重に検討しなければなりません。

3)に関しては海外試験成績で精液中に検出されたフィナステリド量は投与量の.

最近外来で診察していると、「プロペシア」や「ザガーロ」などの5αリダクターゼ阻害薬という種類の内服をしている方が増えている感じがあります。これらは男性ホルモンに起因する男性型脱毛症(AGA:Androgenetic alopecia)、要は男性型薄毛の治療薬です。高齢の方は前立腺肥大症の薬(アボルブ)として内服している方もいらっしゃいます。効果は非常に高く、90%以上のAGA患者に薄毛に対する効果があったとする報告もあり、たくさんの論文でその有効性が示されています。

とくに気を付けなくてはいけないのが、妊娠中、あるいは妊娠している可能性のある ..

妊活時に男性側に影響のある副作用の他、女性の体内に入った場合は胎児、特に男児の生殖器に異常が起きる可能性が高くなるため使用してはいけません。