デキサメタゾンは世界中で認可されているため、制限はないと思われます。
はい。スペインのKern Pharma SL社製のデキサメタゾン注射液4mg/ml(1mlアンプル入り)が、COVID-19ではなく、HIV/AIDSに関連する疾患管理への使用において事前認証を得ています。
別のデキサメタゾン注射剤も現在評価中です。
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薬剤師のためのBasic Evidence(制吐療法) | 日医工株式会社
推奨1:
WHOは重症、そして重篤なCOVID-19患者の治療には、コルチステロイド(デキサメタゾン、ヒドロコルチゾン、プレドニゾンなど)の経口投与または静脈内投与を強く推奨しています。
ニューロキニン1 (NK1) 受容体拮抗薬、5-HT3受容体拮抗薬およびデキサメタゾンの3剤併用療法が推奨されている。グラニセトロン等の第1世代5-HT3受容体拮抗薬と第2世代5-HT3受容体拮抗薬パロノセトロンでは、急性期の嘔吐性事象に対する効果に大きな差はなく、医療経済的な面を考慮すると第1世代5-HT3受容体拮抗薬の使用が許容される7)。現在、本邦においてNK1受容体拮抗薬 + グラニセトロン + デキサメタゾン群に対し、NK1受容体拮抗薬 + パロノセトロン + デキサメタゾン群の多施設共同無作為化比較試験が実施されている。遅発期の嘔吐性事象に対する効果を含め、論文化が待たれるところである。
*4: デキサメタゾンの血中濃度はNK1受容体拮抗薬併用時に相互 ..
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、デキサメタゾン製剤の供給が不足している。2021年8月27日に厚生労働省から発出された「デキサメタゾン製剤の安定供給について」の通知を受け、新型コロナウイルス感染症患者およびがん患者の薬物療法に関して、9月9日、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会、日本感染症学会、日本呼吸器学会が合同声明文を発出した。
そのうち、がん患者の薬物療法に関する合同声明文では、がん患者の薬物療法に携わる医療関係者に対して、薬物療法によって発現する悪心・嘔吐(CINV)を制御するために使用されるデキサメタゾン製剤の適正使用およびデキサメタゾン内服薬の代替使用について、以下のように協力を呼びかけている。
1. 制吐薬適正使用ガイドライン等、関連ガイドラインに従い、個々の症例の催吐リスクに応じて適切な制吐療法の提供を継続ください。
2. 以下の例のように、経口デキサメタゾン等のステロイド製剤を減量できる、あるいは代替療法がある場合は、経口ステロイド製剤の使用量を可能な範囲で低減ください。
例1)高度催吐性リスクの抗がん薬を使用する場合に、第 2 日目、第 3 日目の経口デキサメタゾンを省略する。
例2)中等度催吐性リスクの抗がん薬を使用する場合に、5-HT3受容体拮抗薬、NK1受容体拮抗薬、多元受容体作用抗精神病薬を積極的に使用し、経口デキサメタゾンの使用を省略する。
例3)中等度催吐性リスクの抗がん薬を使用する場合の、遅発性の悪心・嘔吐の予防には、5-HT3受容体拮抗薬を優先する。
例4)軽度催吐性リスクの抗がん薬を投与する場合で制吐療法を行う場合は、経口デキサメタゾンの使用を避け、メトクロプラミドあるいはプロクロルペラジンを使用する。
例5)多元受容体作用抗精神病薬であるオランザピンは、糖尿病性昏睡/糖尿病性ケトアシドーシスによる害よりもCINV対策が優先されると考えられる場合は、コントロール可能な糖尿病患者に限り、患者より同意を得た上で主治医が注意深く使用する場合には考慮してよい。
3. 前サイクルのがん薬物療法で、CINVが認められなかった場合、経口デキサメタゾンの減量や省略を検討ください。
4. 患者が経口デキサメタゾンを保有している場合、新たな処方を行わず、持参の経口デキサメタゾンの有効活用にご協力ください。
1日の投与量はデキサメタゾンで6mgとし、ヒドロコルチゾンでは160mg、(投与例としては8時間ごとに50mgまたは12時間ごとに100mg)、プレドニゾン40mg、メチルプレドニゾロン32mg(6時間ごとに8mg)とします。
適正使用および、デキサメタゾン内服薬の代替使用について会員の皆様においては、以下 ..
5-HT3受容体拮抗薬およびデキサメタゾンの2剤併用療法が推奨されている。しかしCPT-11等催吐性の高い抗癌剤投与の際には、NK1受容体拮抗薬の追加投与が推奨される。遅発期の嘔吐性事象の予防に対しては、5-HT3受容体拮抗薬もしくはデキサメタゾンの単独使用が併用と同等の効果を有すると示されている。NCCNガイドラインでは、アプレピタントとデキサメタゾンの併用やアプレピタント単剤の有用性が示されており、MASCCガイドラインではパロノセトロンとデキサメタゾンの併用が推奨されている。
デキサメタゾンの単独投与か状況に応じてドパミン受容体拮抗薬の使用が推奨される。さらにロラゼパムやプロトンポンプ阻害薬等制酸薬の併用も検討されるべきである。
デキサメタゾン(mg) (代替用量), 4.95 (3.3), (4), (4), (4)
はい。デキサメタゾンは1977年以降、いくつかの適応症に対して、複数の剤形がWHO必須医薬品・診断薬リスト(EML)に登録されています。2013年より、デキサメタゾン(注射剤)が、新生児の呼吸窮迫症候群に適応となりました。プレドニゾロンも1984年に、EMLに登録されました。
倦怠感、食思不振の原因となっている病態を除外してください。
・貧血
・感染症
・高カルシウム血症
・低ナトリウム血症
・黄疸・肝障害
・口腔内カンジダ症・口内炎(口腔チームに依頼してください)
・脳転移など
が見逃されやすいが治療しうる病態です。
味覚障害があれば、ビタミンB群、亜鉛補給も行ってください。
化学療法のdelayed emasisが疑われる場合は、標準的な制吐対策をしてください。
対症療法としては以下のものがあります。
[PDF] MASCC/ESMO 制吐療法 ガイドライン2016
生物学的半減期:下垂体抑制作用を指標
(診療薬のリスクマネジメント.松宮輝彦/監修,原 一恵/編,東京,診断と治療社,2009より引用)
通常成人において,投与方法による1 回の投与量(デキサメタゾンリン酸エステルとして)および投与回数(間隔)は以下の通りであ
アプレピタントは、薬物代謝酵素であるcytochrome P450 isoenzyme 3A4 (CYP 3A4) を軽度から中等度に阻害するため、デキサメタゾンの代謝消失を阻害することが知られており、デキサメタゾンのAUC (濃度時間曲線下面積) が増加することが知られている。そのため、アプレピタントとデキサメタゾン併用時には、デキサメタゾンの減量調整が必要となる。
高度催吐性リスクに対して、従来の5-HT3受容体拮抗薬およびデキサメタゾンの2剤併用療法のおけるデキサメタゾンの推奨用量は、16~20mg (注射薬13.2~16.5mg) とされてきたが、アプレピタントとの併用例では、12mg (注射薬9.9mg) へ減量する。ただし、コルチコステロイドを抗癌剤として使用するCHOP療法などでは減量はしない。アプレピタントの投与期間は通常3日間であるが、効果不十分の場合には5日間までの追加投与が可能である。
酸素投与が必要な患者でデキサメタゾン6mg 10⽇間の投与を推奨
1サイクル:21日
投与日:day 1
サイクル数:4
【点滴静注】
1.5-HT3受容体拮抗型制吐薬+デキサメタゾン9.9 mg+生理食塩水50 mL 15分
2.ドキソルビシン60 mg/m2+生理食塩水50 mL 15分
3.シクロホスファミド600 mg/m2+生理食塩水250 mL 30分
4.生理食塩水50 mL 15分
【内服】
アプレピタント125 mg day 1(化学療法薬投与60~90分前に内服),80 mg day 2,3(午前中に内服),
デキサメタゾン8 mg day 2,3,4
低用量及び高用量のデキサメタゾン抑制試験において、被験者は 2 日連
これらの適応症は幅広く、サイトカインによる肺障害や、重度の急性呼吸器感染症(ウイルス性肺炎など)に伴う急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の予防・治療にも使用されます。また、どちらの薬剤も小児にも推奨されています。
デキサート代替用量:6.6mg=3.3mg×2Aでも可 day2(内服):デカドロン(0.5)16錠/日=8mg ..
1サイクル:21日
投与日:day 1
サイクル数:4
【点滴静注】
1.5-HT3受容体拮抗型制吐薬+デキサメタゾン9.9 mg+生理食塩水50 mL 15分
2.エピルビシン90 mg/m2+生理食塩水50 mL 15分
3.シクロホスファミド600 mg/m2+生理食塩水250 mL 30分
4.生理食塩水50 mL 15分
【内服】
アプレピタント125 mg day 1(化学療法薬投与60~90分前に内服),80 mg day 2,3(午前中に内服),
デキサメタゾン8 mg day 2,3,4
レナデックス内服の代替としてデカドロン注の投与も可。投与量は注射内服に関わらず同じ用量で投与を行う。
はい。スペインのKern Pharma SL社製のデキサメタゾン注射液4mg/ml(1mlアンプル入り)が、COVID-19ではなく、HIV/AIDSに関連する疾患管理への使用において事前認証を得ています。
体異常が認められる患者に対して通常推奨される、特定の代替治療法はない。 ..
高度催吐性リスクに対しては、上記に示したように投与初日には、デキサメタゾン12mg (注射薬9.9mg) にする。また、遅発期の悪心・嘔吐に対して、2~4日目にデキサメタゾン8mgを経口投与する (図3A)。
中等度催吐性リスクに対しては、アプレピタント併用例でデキサメタゾン6mg (注射薬4.95mg) を投与し、遅発期の悪心・嘔吐に対して、2~4日目にデキサメタゾン4mgを経口投与する。なお、アプレピタント非投与例では、デキサメタゾンを12mg (注射薬9.9mg) とし、2~4日目にデキサメタゾン8mgを経口投与する (図3B)。
薬物(用法用量)が投与された後の、生体内で吸収、分布、代謝、排泄という一連の ..
1サイクル:21日
投与日:day 1
サイクル数:4 or 6
【点滴静注】
1.5-HT3受容体拮抗型制吐薬+デキサメタゾン6.6 mg+生理食塩水50 mg 15分
2.ドセタキセル75 mg/m2+生理食塩水250 mL 60分
3.シクロホスファミド600 mg/m2+生理食塩水250 mL 30分
4.生理食塩水50 mL 15分
【内服】
デキサメタゾン錠8 mg 分2 day 1夜~day 3朝(2日間)
急性脳炎に対して用いられる副腎皮質ステロイド薬はデキサメタゾンあるいはメチルプレド.
本記事は、株式会社法研が2011年7月24日に発行した「名医が語る最新・最良の治療 前立腺がん」より許諾を得て転載しています。
前立腺がんの治療に関する最新情報は、「」をご参照ください。
デキサメタゾンは中等度または高度催吐性化学療法の投与日は毎日、また著しい遅延 ..
がん薬物療法を行う医療者のstate-of-the-art は,最適な治療方針のもとに適切な薬物療法を選択し,安全に,苦痛と後遺症を最小限にしながら,治療強度を維持して最大限の効果を導くことである。各がん種における治療ガイドラインが整備され,Cancer Board も充実してきたことで,適切な薬物療法の選択が容易になされるようになった。さらに各施設内では薬物療法のレジメンを登録制にして管理するようになり,電子カルテの普及による自動計算も導入され,処方に至るまでは一般化され安全性も担保されてきている。しかし,投与後の反応には個体差があり,副作用として出現する苦痛に対してはさらに個別の対応になるため,各種支持療法は熟知しておく必要がある。がん薬物療法によって発現する悪心・嘔吐(chemotherapy-induced nausea and vomiting; CINV)は,催吐の機序が解明され,そこに作用する薬剤が開発された現状においても,患者が苦痛と感じる代表的な副作用であるため,これを適切に制御することは重要な意味をもつ。わが国では,海外のガイドラインを参考に,現状に即したガイドラインを作成し,評価も行なってきた, 。の登場や新たな制吐に関するエビデンスの新出があり,これらを含めた制吐薬適正使用ガイドライン2015 年10 月(第2 版)一部改訂版(ver.2.2)の公開に至った。
[PDF] 2016年04月 『抗癌剤の催吐性リスク分類と制吐療法について』
一度ひどい嘔気・嘔吐を経験してしまうと、化学療法を行うことに不安を覚え治療にも悪影響がでてしまうことから、制吐薬を用いた悪心・嘔吐のコントロールが極めて重要です。
では、抗がん薬の投与の際に、制吐薬をどのようなスケジュールで投与すればよいのでしょうか。
注)デキサメタゾンを積極的に使用できない場合は、デキサメタゾン2-
制吐薬適正使用ガイドライン2015では、各抗がん薬は4つの催吐リスクに分類され、分類に合わせて制吐薬の投与スケジュールが定められています。
医療機関では化学療法毎にレジメンを作成しており、制吐薬はガイドラインを参考にレジメンに組み込まれています。