以下の副作用がデカドロンまたは他のコルチコステロイドで報告されています:


2020年11月時点のデキサメタゾンの薬価は、デカドロン®錠4mgが31.9円/錠、デカドロン®注射液6.6mg2mLが299円/瓶です。内服薬の後発医薬品はありませんが、注射液では後発医薬品として富士製薬のデキサート注射液6.6mg2mLが156円/瓶として薬価収載されています。


このようにデカドロンは、大部分は癌での制吐剤で使われることが多いお薬です。

に 、デキサメタゾンリン酸ナトリウム注射、USPは通常、最初に10 mgの用量で静脈内投与され、その後、脳浮腫の症状が治まるまで6時間ごとに4mgが筋肉内投与されます。通常、反応は12〜24時間以内に認められ、投与量は2〜4日後に減量され、5〜7日かけて徐々に中止される場合があります。再発性または手術不能な脳腫瘍の患者の姑息的管理には、デキサメタゾンリン酸ナトリウム注射、USPまたはデカドロン錠のいずれかを1日2〜3回2mg投与する維持療法が効果的である可能性があります。

F. 血液疾患:紫斑病(血小板減少性及び血小板非減少性)、溶血性貧血(免疫性溶血性貧血又は免疫性機序の疑われるもの)、白血病(急性白血病、慢性骨髄性白血病の急性転化、慢性リンパ性白血病)(皮膚白血病を含む)、再生不良性貧血、凝固因子の障害による出血性素因、顆粒球減少症(本態性、続発性)。

9.7.1. 観察を十分に行うこと。小児等の発育抑制があらわれることがある。

タブレット デキサメタゾン 圧縮された五角形の錠剤で、効力を区別するために着色されています。それらは、一方の側でスコアリングおよびコード化され、もう一方の側でDECADRONでエンボス加工されています。それらは次のように利用できます。

デカドロンは当初、0.5mgの剤形しかありませんでした。2014年に、4mgが発売となりました。それまではデカドロン0.5mgを8錠飲んで4mgでした。そのため高用量になればなるほど、凄い数のお薬を内服することになります。デカドロンを吐き気止めとして飲んでたはずのお薬なのに、大量のお薬を飲まされて逆に気持ち悪くなったという意見もあったほどです。

デカドロン錠0.5mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

新型コロナ治療において、デキサメタゾンはです。
新型コロナウイルスによる肺炎が悪化し、酸素吸入が必要となる「中等症Ⅱ」から、人工呼吸器を着ける「重症」の患者の治療に使われています。
この、ウイルスによる炎症反応に効果があるため、デキサメタゾンは肺炎などへの抗炎症剤として使われます。

途中で症状が改善しても中止せず、最後まで服用するように指導します。手引きではデキサメタゾンとして6mgの服用が推奨されており、デカドロン®錠4mgを用いる場合では1回あたり1.5錠の服用が必要となるため、1回量を確認することもポイントです。

合成副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)製剤で、炎症やアレルギー症状を改善する作用や、免疫反応を抑える作用などさまざまな働きがあります。

また、デカドロンは2008年に発売された、ステロイドの内服薬の中でも新しいお薬です。制吐剤としての処方が大部分なため、そこまで発売数も多くありません。そのためジェネリック医薬品は登場していません。

デキサメタゾンの主な副作用としては、感染症の増悪、続発性副腎皮質機能不全、糖尿病、消化性潰瘍、消化管穿孔、膵炎、精神変調、緑内障、血栓塞栓症などが報告されています。服用中止後に、発熱、頭痛、食欲不振、脱力感、ショック等の離脱症状があらわれる場合もあるので、注意が必要です。


デカドロン注射液1.65mg(サンド株式会社)の基本情報・副作用

また、デキサメタゾンの服用により、誘発感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害などの重篤な副作用があらわれる例が報告されています。これらの副作用があらわれた場合における対応について、適切な指導を行うことも求められています。

(1)デキサメタゾン経口製剤(製品名:デカドロン錠 0.5mg、4mg)の使用は、既に

亜急性甲状腺炎、甲状腺中毒症、甲状腺<中毒性>クリーゼ、副腎クリーゼ、副腎性器症候群、医原性慢性副腎皮質機能不全、下垂体性慢性副腎皮質機能不全、原発性慢性副腎皮質機能不全、続発性慢性副腎皮質機能不全、急性副腎皮質機能不全、甲状腺疾患の悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症、下垂体抑制試験、若年性関節リウマチ、スチル病、リウマチ性心炎、リウマチ熱、関節リウマチ、リウマチ性多発筋痛、強皮症、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、皮膚筋炎、慢性円板状エリテマトーデス、顕微鏡的多発血管炎、結節性多発動脈炎、高安動脈炎、多発血管炎性肉芽腫症、全身性血管炎、ネフローゼ、ネフローゼ症候群、うっ血性心不全、気管支喘息、血清病、小児喘息性気管支炎、喘息性気管支炎、中毒疹、薬剤アレルギー、薬疹、化学物質アレルギー、化学物質中毒、薬剤中毒、重症感染症、顆粒球減少症、急性白血病、再生不良性貧血、紫斑病、皮膚白血病、慢性骨髄性白血病の急性転化、慢性リンパ性白血病、免疫性溶血性貧血、潰瘍性大腸炎、限局性腸炎、 (癌末期、重症消耗性疾患、スプルー) の全身状態の改善、劇症肝炎、活動型肝硬変、活動型慢性肝炎<難治性>、急性再燃型慢性肝炎<難治性>、難治性腹水を伴う肝硬変、胆汁うっ滞を伴う肝硬変、胆汁うっ滞型急性肝炎、胆汁うっ滞型慢性肝炎<難治性>、肝硬変、慢性肝炎<難治性>、肺線維症、びまん性間質性肺炎、放射線肺臓炎、サルコイドーシス<両側肺門リンパ節腫脹のみの場合を除く>、結核性胸膜炎、結核性髄膜炎、結核性腹膜炎、粟粒結核、重症肺結核、結核性心のう炎、脊髄炎、脳炎、脳脊髄炎、一次性脳炎の頭蓋内圧亢進症状、筋強直症、視束脊髄炎、重症筋無力症、小舞踏病、脊髄蜘網膜炎、多発性硬化症、末梢神経炎、ギランバレー症候群、顔面神経麻痺、菌状息肉症、好酸性肉芽腫、細網肉腫症、乳癌の再発転移、皮膚細網症、ホジキン病、リンパ肉腫症、悪性リンパ腫、抗悪性腫瘍剤投与に伴う消化器症状<悪心・嘔吐>、特発性低血糖症、原因不明の発熱、侵襲後肺水腫、副腎摘除、臓器移植、組織移植、副腎皮質機能不全の外科的侵襲、昆虫毒、重症の虫さされ、蛇毒、強直性脊椎炎、リウマチ性脊椎炎、卵管整形術後の癒着の防止、前立腺癌、陰茎硬結、亜急性湿疹、アトピー皮膚炎、貨幣状湿疹、急性湿疹、自家感作性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、神経皮膚炎、進行性指掌角皮症、接触皮膚炎、手指の皮膚炎、ビダール苔癬、慢性湿疹、陰部湿疹、外耳道湿疹・皮膚炎、耳介湿疹・皮膚炎、鼻前庭湿疹・皮膚炎、鼻翼周辺湿疹・皮膚炎、肛門湿疹、乳・幼・小児湿疹、湿疹・皮膚炎群、Senear-Usher症候群、アレルギー性血管炎、潰瘍性慢性膿皮症、乾癬、乾癬性紅皮症、急性痘瘡様苔癬状粃糠疹、稽留性肢端皮膚炎、結節性紅斑、紅皮症、尋常性天疱瘡、新生児スクレレーマ、スチブンス・ジョンソン病、成年性浮腫性硬化症、先天性表皮水疱症、増殖性天疱瘡、妊娠性疱疹、粘膜皮膚眼症候群、膿疱性乾癬、皮膚口内炎、フックス症候群、ヘブラ紅色粃糠疹、疱疹状膿痂疹、ライター症候群、落葉状天疱瘡、リップシュッツ急性陰門潰瘍、類天疱瘡、レイノー病、悪性型円形脱毛症、顔面播種状粟粒性狼瘡<重症例に限る>、固定蕁麻疹<重症例に限る>、小児ストロフルス<重症例に限る>、掌蹠膿疱症<重症例に限る>、尋常性乾癬<重症例>、多形滲出性紅斑<重症例に限る>、帯状疱疹<重症例に限る>、扁平苔癬<重症例に限る>、蕁麻疹<慢性例を除く重症例に限る>、蕁麻疹様苔癬<重症例に限る>、ベーチェット病<眼症状のない場合>、乾癬性関節炎、IgA血管炎<重症例に限る>、ウェーバークリスチャン病、開口部びらん性外皮症、紅斑症、デューリング疱疹状皮膚炎、天疱瘡群、痒疹群<重症例に限る>、 (視神経、内眼、眼窩、眼筋) の炎症性疾患の対症療法、 (眼窩炎性偽腫瘍、眼窩漏斗尖端部症候群、視神経炎、網膜血管炎、網脈絡膜炎、ブドウ膜炎、眼筋麻痺) の対症療法、 (外眼部、前眼部) の炎症性疾患の対症療法、 (角膜炎、眼瞼炎、強膜炎、結膜炎、虹彩毛様体炎) の対症療法、眼科領域の術後炎症、アレルギー性鼻炎、花粉症、急性感音性難聴、急性中耳炎、血管運動<神経>性鼻炎、喉頭炎、枯草熱、耳管狭窄症、進行性壊疽性鼻炎、慢性中耳炎、メニエル症候群、メニエル病、滲出性中耳炎、喉頭浮腫、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、難治性口内炎、難治性舌炎、嗅覚障害、急性唾液腺炎、慢性<反復性>唾液腺炎、全身性ALアミロイドーシス

デカドロン注射液1.65mgの効果・効能・副作用 | 薬剤情報

ステロイドが効力を示す病態は無数にあります。デカドロンの添付文章でも多くの病気が記載されていますが、これらはプレドニンで加療されることがほとんどです。そのため、で確認してください。

[PDF] デカドロン錠 4 mg の 健康成人における生物学的同等性試験

N. 外科疾患:副腎摘除、侵襲後肺水腫、外科的ショック及び外科的ショック様状態、脳浮腫、輸血による副作用、気管支痙攣(術中)。

デカドロン錠0.5mg(日医工株式会社)| 処方薬 | お薬検索

デキサメタゾンは、抗炎症効果のあるお薬なので、もともとは広く医療に取り入れられている薬です。
そのため、個人輸入でも手軽に入手することができます。

このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 商品名, デカドロン錠0.5mg

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師にご相談ください。
・体重40 kg 未満の小児等
(デキサメタゾン投与を 0.15 mg/kg/日 へ減量を考慮する必要があります)
・肥満・過体重では用量につき個別に検討する.
・妊婦・授乳婦にはデキサメタゾンは使用しない。
・血糖値測定やリスクに応じた消化性潰瘍の予防も検討する.

[PDF] デカドロン錠 0.5mg デカドロン錠 4mg デカドロンエリキシル 0.01%

このように添付文章でも記載されています。でもデカドロンの名前は登場しています。添付文章では、抗がん剤の例としてシスプラチンがあげられています。これは高頻度に嘔気が出てくる強力なお薬ですが、ガイドラインではシスプラチンに限らずほぼ全ての抗癌剤に対してデカドロンを投与が推奨されています。

デカドロン注射液3.3mg | くすりのしおり : 患者向け情報

○★湿疹・皮膚炎群(急性湿疹、亜急性湿疹、慢性湿疹、接触皮膚炎、貨幣状湿疹、自家感作性皮膚炎、アトピー皮膚炎、乳・幼・小児湿疹、ビダール苔癬、その他の神経皮膚炎、脂漏性皮膚炎、進行性指掌角皮症、その他の手指の皮膚炎、陰部あるいは肛門湿疹、耳介及び外耳道の湿疹・皮膚炎、鼻前庭及び鼻翼周辺の湿疹・皮膚炎など)(但し、重症例以外は極力投与しないこと)、★痒疹群(小児ストロフルス、蕁麻疹様苔癬、固定蕁麻疹を含む)(但し、重症例に限る。また、固定蕁麻疹は局注が望ましい)、蕁麻疹(慢性例を除く)(重症例に限る)、★乾癬及び類症〔尋常性乾癬(重症例)、乾癬性関節炎、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬、稽留性肢端皮膚炎、疱疹状膿痂疹、ライター症候群〕、★掌蹠膿疱症(重症例に限る)、★扁平苔癬(重症例に限る)、成年性浮腫性硬化症、紅斑症(★多形滲出性紅斑、結節性紅斑)(但し、多形滲出性紅斑の場合は重症例に限る)、IgA血管炎(重症例に限る)、ウェーバークリスチャン病、粘膜皮膚眼症候群〔開口部びらん性外皮症、スチブンス・ジョンソン病、皮膚口内炎、フックス症候群、ベーチェット病(眼症状のない場合)、リップシュッツ急性陰門潰瘍〕、レイノー病、★円形脱毛症(悪性型に限る)、天疱瘡群(尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、Senear-Usher症候群、増殖性天疱瘡)、デューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡、妊娠性疱疹を含む)、先天性表皮水疱症、帯状疱疹(重症例に限る)、★紅皮症(ヘブラ紅色粃糠疹を含む)、顔面播種状粟粒性狼瘡(重症例に限る)、アレルギー性血管炎及びその類症(急性痘瘡様苔癬状粃糠疹を含む)、潰瘍性慢性膿皮症、新生児スクレレーマ

デキサメタゾン 21-酢酸エステル:デカドロン-LA、Panasone

※本剤の新型コロナウイルス感染症に対する使用経験は少ないため、今後の有効性や有害事象等の知見の集積にともない、新たな情報が得られる可能性があります。「新型コロナウイルス感染症診療の手引き」などの最新の情報を確認のうえ、適切な取り扱いを行うようにしてください。