* この表を見る限り、眠気の副作用がない花粉症、アレルギー性鼻炎の薬は、①ビラノア、②アレグラ、③デザレックスが、トップ3になっています。
軽症の通年性アレルギーや花粉症の初期療法(症状が出てからでは薬が効きにくいので、花粉が本格的に飛散する1、2週間前から治療をスタートする)では、内服薬だけでなく、鼻噴霧用ス テロイド薬単独でも有効です。中等症以上でも、内服薬と併用すると、内服薬だけでは効かなかった方にも効果が出ます。特に鼻閉まで伴う重症の花粉症では、第 2 世代抗 ヒスタミン 薬、抗ロイコトリエン薬、鼻噴霧用ス テロイド薬の三者を併用しないと、なかなか良くなりません。
・デスロラタジン(デザレックス®) 12歳以上の小児及び成人には、1回5mgを1日1回服用 即効性がある
抗ロイコトリエン薬単独では即時層の鼻水やくしゃみには効果があまりないですし、遅発層で起こる鼻閉には抗ヒスタミン薬は無効です。したがって、中等症以上のアレルギー性鼻炎には、第 2 世代抗 ヒスタミン 薬と抗ロイコトリエン薬を併用しないと症状が取れません。抗ロイコトリエン薬には眠気の副作用がなく、ジェネリックがありますので、眠気が少なくかつジェネリックのある第 2 世代抗 ヒスタミン 薬を選べば、薬代はさほど多くならず、かなりの効果が期待できます。花粉症の最盛期でも、この組み合わせを選ぶと、有効なことが多いです。
デザレックスは81億円(65.3%増)を見込んでいましたが、製造販売元のMSDが原薬保管施設の外国製造業者認定を取得しておらず、承認書にも記載されていないことが判明したため、杏林製薬が1月7日に使用期限内の全ロットの自主回収を開始。安全性・有効性に問題はなく、重篤な健康被害が生じる恐れはないといいますが、供給再開は未定です。処方が伸びるこの時期の販売休止は大きな痛手。逆に、ビラノアやルパフィンにとっては追い風となり、販売が上振れする可能性があります。
特にアレグラ、デザレックス、ビラノアはほとんど眠気の副作用がありません。
成分自体は、以前からある、比較的効き目が強く同時に眠気の出やすい第 2 世代抗 ヒスタミン 薬の内服薬ダレン=レミカット(エメダスチン)と同じです。
点鼻のアラミストと組み合わせた場合にはビラノアほどの効果が必要ないことも多いですし、花粉飛散量が多くて症状がひどい日に緊急避難的にビラノアやデザレックスやザイザルを使うことで、眠気を避けることもできます。
花粉症治療に用いる抗アレルギー薬「デザレックス」の特徴と効果、副作用
一方で「ステロイド」は即効性には劣るものの高い抗炎症作用があり、毎日使用すると数日後から症状を大きく改善してくれます。たまに一回使っただけで効かないと思って使用をやめてしまわれる方がおられますが、この薬は使い続ける必要のある薬です。だまされたと思ってもうしばらく続けてみて下さい。またステロイドは副作用が怖いというイメージをお持ちの方もおられるかもしれませんが、点鼻の場合は体内に微量しか吸収されませんので、ステロイド特有の副作用を心配する必要はまずありません。
効果と鎮静作用については、単純なものではなく、ガイドライン上は「鎮静作用が強い方が効果が強い、というのは錯覚であり抗アレルギー作用と鎮静作用は全く異なる」とされています。たしかに第1世代と第2世代を比較するとその通りだと考えますが、第2世代同士を比較すると、鎮静作用の強い方が効果が高い印象があります。(※あくまで個人的な処方経験則からの意見ですので、エビデンスはありません)
以上のデザレックス(デスロラタジン)、アレグラ(フェキソフェナジン ..
治療の中心は抗アレルギー薬ですが、花粉の飛散量が多いと薬をのんでいても症状が強くでるときがあります。
また目のかゆみが強い時には抗ヒスタミン薬の点滴を併用することもあります。
点鼻薬の回数は1日1回のも2回のものがあります。
症状、生活のスタイルに応じてどちらの点鼻薬がよいか選択します。
症状が強く朝の点鼻効果が夕方に切れてしまう方であれば1日2回の点鼻薬が合っています。1日2回は忙しくて点鼻できない方であれば朝1回の薬が合っています。
ビラノアも効果発現の速さをウリにしており、ルパフィンは抗ヒスタミン作用と抗PAF作用を併せ持つのが特徴です。アレサガの有効成分エメダスチンは経口剤(先発医薬品は興和のレミカット)としてすでに販売。貼付剤にすることで血中濃度の推移が安定し、効果の持続などが期待できるといいます。
フェキソフェナジン(アレグラ®); ロラタジン(クラリチン®); デスロラタジン(デザレックス®); ビラスチン(ビラノア®)
花粉症の抗アレルギー薬の飲み方には、1日1回のもの、2回のものがあります。
1日1回の薬にはエバステル、ジルテック、クラリチン、アレジオン、ザイザル、ビラノア、デザレックス、ルパフィンなどがあります。1日2回の薬にはタリオン、アレグラ、アレロックがあります。
飲む時間帯も、食後の薬、食前の薬、寝る間に服用する薬があります。
朝1回だと薬が切れる夕方症状がでる方であれば1日2回の薬を相談することになります。
花粉症の薬は症状の強さ、生活スタイルに応じて合う薬を見つけることになります。
アレグラ(フェキソフェナジン):ジェネリックあり、1日2回 ..
デザレックスは、ロラタジン(製品名・クラリチン)の代謝活性物質。ロラタジンは肝臓で代謝されてデスロラタジンになり、効果を発揮しますが、デザレックスははじめから代謝活性物質なので、その分、効果が速やかに現れると期待されます。
飲み薬には、眠くなりづらい薬剤としてアレグラ、クラリチン、デザレックス、ビラノアといったものがあります。 ..
アレルギー性鼻炎治療薬アレグラ®(フェキソフェナジン)は眠気が少なく、自動車運転も制限されないが、白血球減少、好中球減少、の副作用があるため抗甲状腺薬(メルカゾール、プロパジール、チウラジール)との併用は避けたい。ディレグラ配合錠はフェキソフェナジンとプソイドエフェドリンの合剤での交感神経刺激作用を増強。長崎甲状腺クリニック大阪で勧める抗アレルギー薬はアレロック®(オロパタジン)、ジルテック®(セチリジン)、ザイザル®(レボセチリジン)。クラリチン®はの服薬可能。セレスタミン配合錠は副腎皮質ステロイド。
また、一般的に眠気が起こりにくいと言われています。 特に フェキソフェナジン(アレグラ®)、デスロラタジン(デザレックス®) ..
ゾレアは、IgE抗体と肥満細胞の結合を阻害することで、アレルギー症状の原因となるヒスタミンなどの放出を抑制する薬剤。抗ヒスタミン薬など従来の花粉症治療薬とは異なるメカニズムを持ちます。重症花粉症では症状に合わせて抗ヒスタミン薬など複数の治療薬を併用しますが、日本医科大耳鼻咽喉科・頭頸部外科の大久保公裕教授によると、ゾレアの効果は「従来の薬はほぼやめられるほど」。「(ゾレアを投与すれば)アレルギー症状としては花粉症シーズン前とほぼ変わらない状態になるだろう」と言います。
花粉症を徹底解決:症状と原因に基づく最適な治療と予防のポイント
抗ヒスタミン薬の代表的な副作用が眠気や集中力低下です。上述した脳内のヒスタミン受容体占有率が高いほうが眠気が出る傾向が強いです。また逆に効果も占有率が高いほうが強い傾向にあると思います。
処方薬:アレジオンR、アレグラR、アレロックR、クラリチンR、ザイザルR、デザレックスR、ビラノアR、ルパフィンR
ただし、循環器の病気や、緑内障、前立腺の病気のある方には禁忌です。そうでない方でも、長期連用では副作用の懸念も捨てきれないため、鼻閉が強い間だけ服用すべき薬だと考えています。また、覚せい剤の原料となり得るため、1錠中に含む量に規制があり、わざと普通の薬に比べるとかなり大きくしてある飲みにくい錠剤を2錠ずつ飲まなければならないという欠点もあります。
アレグラ錠60mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
最近販売されたものでは、ビラノア、デザレックス、ルパフィンで、特にビラノアとデザレックスは1日1回で眠気は少なめの薬なので病院で処方されることが多い薬だと思います。
アレグラ; アレロック; レスタミン; ポララミン; クラリチン; ザイザル; デザレックス; ビラノア; ルパフィン
デザレックスはクラリチンの活性代謝物なので、効果発現が早いという特徴がありますが、眠気、効果ともにクラリチンより少し良いぐらいの位置づけですから、眠くなることも多いですね。
当院では以前から軽度~中等度の症状の方には、眠気の少ないフェキソフェナジン(商品名アレグラ ..
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さて、前回『一番使うお薬』について書きましたが、
そんなことを考えていると、「日本で一番売り上げてる薬ってなんだろう?」という疑問がわいてきました。
「薬価が高い抗がん剤?分子標的薬?」
「延々と飲んでいることが多い降圧薬?」
「意外とアレルギーの薬も上位に入っているかも...」
などなど考えて調べてみると、、、
1位ハーボニー
2位ソバルディ
最近もニュースで話題になったC型肝炎の治療薬がダントツで上位独占。
もちろん薬価も高いのですが、非常に画期的な薬ですし、発売後すぐに1位になったようです。
以下みてみると、抗がん剤は5位アバスチン、17位リュープリンが入ってるくらいで意外と上位には少ない。
高血圧に使う降圧薬はやっぱり上位にミカルディス、アジルバ、ブロプレスと入っています。糖尿病関連も結構上位にありますね。
21位にロキソニンが入っているのもなんか納得。
66位になにかと話題になったオプジーボも入ってます。
耳鼻科関係でいくと、、、23位にキプレス発見。
これはアレルギー性鼻炎にも使うお薬ですが、喘息にもよく使われるので上位に入ったのでしょう
そして63位アレロック!84位タリオン!
アレルギーのお薬がここでやっとランクイン。
アレロックはジェネリック医薬品もあるのにこの順位はちょっとびっくり。
2歳からでも使用できるので、そのおかげかな。効果も強めですしね。
併用しています。 □第一世代と第二世代抗ヒスタミン薬の主な薬剤□第一世代 ..
◉ 抗ヒスタミン薬
・ザジテン点鼻,リボスチン点鼻
・リボスチン点眼,ザジテン点眼
* 点鼻薬には少し眠気あります。
* 効果を感じにくいので最近はあまり
使用されません。
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◉ ケミカルメディエイター遊離抑制薬
・インタール点鼻薬
* 予防薬として使用されます。
* 効果を感じにくいので最近はあまり
使用されません。
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◉ ステロイド剤
・フルナーゼ点鼻,アラミスト点鼻
・ナゾネックス点鼻
・リノコート点鼻,エリザス点鼻
* 副作用もほぼありません。効果も比較的
強く内服薬では効果の少ない鼻詰まりにも
効果があるため現在メインに使用される
ことの多い薬剤です。
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◉ 血管収縮薬
・プリビナ点鼻,トーク点鼻
・トラマゾリン点鼻,コールタイジン点鼻
*鼻詰まりに対して即効性があります。
長期使用で依存性などが出やすいので
短期間の使用にとどめて下さい。
エチゾラム漸減+デエビゴ処方を医師へ提案し、エチゾラム 0.25mg とデ.
風邪薬と花粉症の薬には飲み合わせの悪いものがあります。例えば、抗ヒスタミン薬や血管収縮薬がどちらにも含まれていて、併用の結果血中濃度が非常に高くなってしまう恐れなどがあります。
当院でも採用されているフェキソフェナジンは、併用薬剤・食べ物に注意が必要です。 ..
このアレルギー反応については、今までにいくつかのトピックスで詳しく書いてきました。ここで詳しく説明すると、本題から外れて長くなりそうです。でも、要点はきちんと理解しておかないと、自分がこれから飲む薬が、いったいどこに効いているのか、全く知らないまま、飲み続けることになってしまいます。
薬物療法 ①内服薬, 第2世代抗ヒスタミン薬(アレグラ、アレロック、ザイザル、ビラノア、クラリチン、デザレックス等)
抗アレルギー薬は作用するところ違いにより抗ヒスタミン薬(クラリチン、アレジオン、アレグラ)、トロンボキサンA2受容体拮抗薬(バイナス)、ロイコトリエン受容体拮抗薬(オノン)があります。
花粉症の治療は抗ヒスタミン薬を中心に処方、効果が不十分なときにトロンボキサンA2受容体拮抗薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬を併用します。