また、けっして多くはないものの、重大な副作用が起こることもあります。
主に報告されているジスロマックの副作用としては、下痢や腹痛、嘔吐、吐き気、食欲不振、カンジダ症、血管性動脈炎などがあります。また、ジスロマックの服用が原因でアトピー性皮膚炎や皮膚炎が悪化することもあります。
そして、光線過敏症も注意したい副作用の一つです。光線過敏症とは、紫外線が皮膚に当たることによって肌にただれや湿疹が起きてしまう症状のことです。これが悪化すると、蛍光灯の光が当たるだけでも肌に異変が起きてしまうことがあります。皮膚が弱い人は、特に注意するようにしてください。
そのため、抗生物質は歯周病に効かないと言われている理由となります。
フルマウスディスインフェクションと呼ばれる歯周治療があります。これは抗生物質を服用し、体内に生息することが出来る一部の歯周病原菌の活動を抑制し、物理的なプロフェッショナルクリーニングによってプラーク(バイオフィルム)を一層していく治療法です。
1度で高濃度(1,000mg)に服用することで、クラミジア菌に対し殺菌的に作用します。
なおジスロマックは内服薬のため、性器だけでなく咽頭クラミジアにも有効です。
病院で抗生物質を5日分もらったが、症状は2日で治ったからその後は飲まなかった。なんていう経験がないでしょうか。
重度歯周炎だったり、プラークコントロールが中々うまくいかない方を対象に、治療していない部位から治療している部位に歯周病原菌がうつらないように、1回の治療で口腔内のクリーニングを行うといった処置になります。
ジスロマックの尿道炎・子宮頸管炎以外の飲み方は以下のとおりです。
この治療法を知っていただいてなお、抗生物質は治療の一環として効果は期待できても、抗生物質だけでは歯周病は治癒しないということがおわかりいただけると思います。
歯肉の歯周病への感染は、歯と歯茎の溝である「歯周ポケット」に細菌のかたまりである歯垢や歯石が蓄積することで起こります。
風邪をひいて病院へ行くと、ジスロマックが処方されることがあります。 …
A.ジスロマックは、他の薬との飲み合わせも比較的良いとされている抗生物質です。ただ、完璧に大丈夫とは言い切れませんので、持病があるなどで他の薬を常用している人などは自己判断せずに専門医の診断を受けてから服用した方が酔良いでしょう。
というのも歯槽膿漏は細菌によって引き起こされる病気と考えるのが定説で、細菌の塊であるプラークを、時間をかけた歯磨きなどで除去し、治療するのが一般的だったのです。
次にジスロマックジェネリックの副作用をさらに掘り下げて解説します。
歯周病の主な原因はプラーク(バイオフィルム)ですが、健康な歯周組織と悪さをしてしまうプラーク(バイオフィルム)の天秤が悪さをしてしまう方に傾いてしまうと、均衡が取れていたバランスが崩壊してしまいます。
アジスロマイシン水和物(ジスロマック)の適切な使用と重要な留意ポイント
歯周病治療では抗生物質を併用するフルマウス・ディスインフェクション(FMD)と呼ばれる治療方法があります。
ジスロマックジェネリックの併用注意としてあげられるのが、次の薬です。
これは治療と治療の間に、治療していない場所から治療した場所に歯周病菌が付着することで歯周病が改善しないリスクを抑えるために、抗生物質を服用し、歯周病菌が静菌(菌が落ち着いた状態)で全顎一気にプラークや歯石を取り除く治療です。
ジスロマックジェネリックには、併用禁忌に指定されている薬はありません。
また、好酸球性副鼻腔炎は再発傾向が強く、長期の治療が必要なことが多いことより、平成27年7月1日から厚労省により難病指定され、難病医療費助成制度の対象疾患となりました。難病指定医(当院は難病指定医となっています)による診断が必要であり、診断書、申請書、被保険者証のコピー、市町村民税課税状況の確認書類、世帯全員の住人表の写しを都道府県の窓口に提出、審査を経て認可が決定されます。
②その他の副作用(神経障害など)は他の薬剤とあまり変わりません。
(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)
8.1.本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認すること。8.2.アナフィラキシー・ショックがあらわれるおそれがあるので、アレルギー既往歴、薬物過敏症等について十分な問診を行うこと〔11.1.1参照〕。
8.3.本剤の使用にあたっては、事前に患者に対して、次の点を指導すること〔11.1.2参照〕。・中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群が疑われる症状[発疹に加え、粘膜(口唇、眼、外陰部)のびらんあるいは水ぶくれ等の症状]があらわれた場合には、服用を中止し、ただちに医師に連絡する(服用終了後においても前記症状があらわれることがある)。
8.4.アジスロマイシンは組織内半減期が長いことから、投与終了数日後においても副作用が発現する可能性があるので、観察を十分に行うなど注意すること。(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.他のマクロライド系又はケトライド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
9.1.2.心疾患のある患者:QT延長、心室性頻脈(Torsadedepointesを含む)を起こすことがある〔11.1.8参照〕。(肝機能障害患者)
9.3.1.高度肝機能障害のある患者:投与量並びに投与間隔に留意するなど慎重に投与すること(肝機能を悪化させるおそれがある)。(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ヒト母乳中に移行することが報告されている)。(小児等)
9.7.1.低出生体重児、新生児を対象とした臨床試験は実施していない。9.7.2.白血球数減少が認められることがあるので、顆粒球数減少(好中球数減少)も合わせて十分観察を行い、異常が認められた場合には投与を中止し、必要があれば、他の抗菌薬に切り替えた上、症状に応じて対症療法等の適切な処置を行うこと。承認時に、小児で白血球数減少が認められたのは442例中33例で、このうち9例において好中球数が1000/mm3以下に減少し、白血球数減少が認められた症例の多くは、投与開始7日後あるいは8日後の検査日において回復がみられた〔11.1.9、11.2参照〕。
9.7.3.下痢が認められた場合には症状に応じて投与中止あるいは対症療法等の適切な処置を行うこと。承認時の小児における下痢の発現頻度は、2歳未満(124例中8例)では2歳以上(602例中6例)と比べて高い〔11.2参照〕。9.7.4.市販後の自発報告において、小児における興奮の報告が成人に比べて多い傾向が認められている〔11.2参照〕。
(高齢者)患者の一般状態に注意して投与すること(アジスロマイシン経口剤の一般感染症の臨床試験成績から、高齢者において認められた副作用の種類及び副作用発現率は、非高齢者と同様であったが、一般に高齢者では、生理機能が低下しており、血中・組織内濃度が高くなることがある)。
(相互作用)10.2.併用注意:
1).制酸剤(水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム)[アジスロマイシンの最高血中濃度低下の報告がある(機序不明)]。2).ワルファリン[国際標準化プロトロンビン比上昇の報告がある(マクロライド系薬剤はワルファリンの肝臓における主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、ワルファリンの作用が増強することがあるが、アジスロマイシンでの機序の詳細は明らかではない)]。
3).シクロスポリン[シクロスポリンの最高血中濃度の上昇及び血中濃度半減期の延長の報告がある(マクロライド系薬剤はシクロスポリンの主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、シクロスポリンの血中濃度が上昇することがあるが、アジスロマイシンでの機序の詳細は明らかではない)]。4).ネルフィナビル[アジスロマイシン錠の1200mg投与で、アジスロマイシン濃度・時間曲線下面積<AUC>及び平均最高血中濃度の上昇の報告がある(機序不明)]。
5).ジゴキシン[アジスロマイシンとの併用により、ジゴキシン中毒の発現リスク上昇の報告がある(P-糖蛋白質を介したジゴキシンの輸送が阻害されることにより、ジゴキシンの血中濃度が上昇することを示唆した報告があるが、アジスロマイシンでの機序の詳細は明らかではない)]。6).ベネトクラクス[ベネトクラクスの効果が減弱するおそれがあるので、併用を避けることが望ましい(機序は不明であるが、ベネトクラクスの血中濃度が低下する可能性がある)]。
(過量投与)13.1.症状
本剤の過量投与により聴力障害を起こす可能性がある。(適用上の注意)
14.1.薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
(その他の注意)15.1.臨床使用に基づく情報
アジスロマイシンとの因果関係は不明だが、心悸亢進、間質性腎炎、肝壊死、運動亢進があらわれたとの報告がある。15.2.非臨床試験に基づく情報
15.2.1.ラットの受胎能及び一般生殖能試験(雄2ヵ月以上、雌2週間以上投与)で、20mg/kg投与の雄雌に受胎率低下が認められた。15.2.2.動物(ラット、イヌ)に20~100mg/kgを1~6ヵ月間反復投与した場合に様々な組織(眼球網膜、肝臓、肺臓、胆嚢、腎臓、脾臓、脈絡叢、末梢神経等)にリン脂質空胞形成がみられたが、投薬中止後消失することが確認されている。なお、リン脂質空胞はアジスロマイシン-リン脂質複合体を形成することによる組織像と解釈され、その毒性学的意義は低い。
(保管上の注意)室温保存。
ジスロマックジェネリックは妊娠中やその可能性がある方でも服用できます。
プラーク(バイオフィルム)内の細菌は、動物でいうと冬眠状態です。活動していない細菌は抗生物質を取り込まれる薬剤の量はごく僅かなため、抗生物質が効きません。
抗菌薬の副作用として1.アレルギィーと中毒 2.下痢 があります
ジスロマックの副作用でもっとも発現頻度が高いのは下痢です。これは、菌を攻撃するジスロマックを服用することで、腸内に住み着いている善玉菌をも減らしてしまうためです。下痢の副作用は抗生物質にはつきものですが、ジスロマックは胃の消化液の分泌を促進するため、特に下痢の副作用が出やすいといわれています。
下痢の副作用は、軽度であればそれほど心配する必要はありません。しかし、ひどい下痢になってしまった場合は病院へ行きましょう。整腸剤などを処方してくれるはずです。
なおジスロマックは効果の持続時間が長く、1日1回3日間の服用で7日間効果が持続します。これはつまり、服用を終えた後でも副作用が発現する恐れがあるということです。ジスロマックを飲み終わってから下痢になった場合も、副作用である可能性を疑ってみてください。
ジスロマック錠250mg | くすりのしおり : 患者向け情報
などがあります。この病気の本質はまだまだ未解明の部分が多く、したがって根本的な治療法も確立されていませんが、感染による好中球炎症を主体とした副鼻腔炎と異なり、マクロライド系の抗生物質はあまり効かないため薬物療法に多くは期待できません。喘息や嗅覚障害を合併した重症例も多いために現時点では内視鏡下手術を施行し、術後ステロイドの内服や局所投与、局所の洗浄を行いながら、ポリープが再発したときにはあまり大きくならないうちにもう一度摘出するといったところが一般的です。再発率が高いといっても鼻閉や後鼻漏が少なくなり、喘息症状が著明に改善する場合も少なくありません。むしろマクロライド療法に多くを期待できない分、手術療法が果たす役割は大きいと考えています。
ジスロマック錠600mg | くすりのしおり : 患者向け情報
ところが最近になり、歯槽膿漏の原因が、実はカビのカンジダ菌が大きく関与していることが、わかってきました。歯槽膿漏の患者さんの歯茎や歯の表面組織にカンジダ菌やその胞子が侵入しており、プラークの大部分も実はカンジダ菌だったのです。
これらの薬との併用はジスロマックジェネリックだけでなく、別の病気の治療にも影響する可能性があります。
この事実を元に、歯周病嫌気性菌に抗菌力を発揮する抗生物質と抗カビ剤を歯槽膿漏の薬として用いた治療法が出てきました。