しかし合えば効果は強く、新しい抗うつ剤で比較すると、お薬です。


抗うつ薬の効果に差があるのか?この問いに関する科学的根拠はこれまで乏しかったが、1月29日号のLancet誌(オンライン版)に発表されたメタアナリシスによると、12の抗うつ薬の中でミルタザピン(承認申請中)、エスシタロプラム(開発中)、ベンラファキシン(日本未発売)、セルトラリン(日本での発売名:ジェイゾロフト)の順で有効率が高いという結果となることがわかった。日本で発売されている4成分ではセルトラリン、ミルナシプラン(日本での発売名:トレドミン)、パロキセチン(日本での発売名:パキシル)、フルボキサミン(日本での発売名:ルボックス/デプロメール)の順となる。

以下、日本で発売されている4剤に関しては、発売名で示す。

このメタアナリシスは1991年から2007年までに実施された抗うつ薬に関する117の無作為化比較試験(対象:単極性うつ病症例の急性期)を対象としたもの。

有効性(反応率)の評価時期は平均8.1週間。12の抗うつ薬のうち、ミルタザピンの有効性が最も高く、日本で発売されている4剤ではジェイゾロフトが最も高い。ジェイゾロフトの有効性(オッズ比)はパキシルの1.22倍、ルボックス/デプロメールの1.27倍より有意に高かった。

また、脱落率で評価した忍容性に関してもジェイゾロフトがパキシル、ルボックス/デプロメールに比べ有意に高かった。

最も有効性が高かったミルタザピンは現在、承認申請中で、早ければ2009年中に処方が可能になる。

弊社が2007年に医師522名に実施したアンケートによると、パキシルの使用率が最も高く、「抗うつ効果に優れる」ことを使用理由として挙げている医師の割合も他の3剤に比べて高かったが、今回の結果が日本人における有用性として再現できるかを検討する時期に来ているかもしれない。

(ケアネット 藤原健次)


デプロメール(ルボックス)、パキシル、ジェイゾロフト、レクサプロ

『レクサプロ』は、心臓に「QT延長」がある人には禁忌で使えません2)。
しかし『ジェイゾロフト』にはこうした持病・体質による禁忌はなく、使う人を選ばない薬です。

本記事では、抗うつ薬の種類や選び方、効果の強さランキングをご紹介します。

『ジェイゾロフト』は、『レクサプロ』よりも副作用が少ない傾向にあります。 ..

新世代抗うつ薬12種類の有効性と受容性について、ベローナ大学(イタリア)Andrea Cipriani氏らが、複数の無作為化試験結果のメタ解析を行った(別名:混合治療比較メタ解析、ネットワークメタ解析)。ここ20年で登場したうつ病の新薬は構造やメカニズムが似通っており、またいわゆるジェネリック薬も多く、どれほど違いがあるのかが不明とされていた。解析結果は、Lancet誌2009年2月28日号(オンライン版2009年1月29日号)に掲載された。

対象となった抗うつ薬は、bupropion、citalopram、duloxetine、escitalopram、フルオキセチン(商品名:プロザック)、フルボキサミン(同:デプロメール、ルボックス)、ミルナシプラン(同:トレドミン)、mirtazapine、パロキセチン(同:パキシル)、reboxetine、セルトラリン(同:ジェイゾロフト)、venlafaxine。

1991年から2007年11月30日の間の、117の無作為化試験(参加者総数25,928人)を系統的にチェックし、急性の単極性成人うつ病に対する有効性を比較した。主要評価項目は、割り当てられた治療への反応率および脱落率とし、全例解析が行われた。

duloxetineとの比較で、mirtazapine(オッズ比:1.39)、escitalopram(1.33)、venlafaxine(1.30)、sertraline(1.27)は、有効性が有意に上回っていた。

フルオキセチンとの比較ではそれぞれ、mirtazapine(オッズ比:1.37)、escitalopram(1.32)、venlafaxine(1.28)、sertraline(1.25)。

フルボキサミンとの比較では、mirtazapine(オッズ比:1.41)、escitalopram(1.35)、venlafaxine(1.30)、sertraline(1.27)。

パロキセチンとの比較では、mirtazapine(オッズ比:1.35)、escitalopram(1.30)、venlafaxine(1.27)、sertraline(1.22)。

reboxetineとの比較では、mirtazapine(オッズ比:2.03)、escitalopram(1.95)、venlafaxine(1.89)、sertraline(1.85)だった。

reboxetineは、他のどの抗うつ薬よりも有意に有効性が劣っていた。またescitalopramとセルトラリンは受容性の面で最も高く、duloxetine、フルボキサミン、パロキセチン、reboxetineとvenlafaxineは、脱落率が有意に少なかった。

これらからCipriani氏は「有効性と受容性に関してescitalopramとセルトラリンを支持する。臨床的に重要な違いが抗うつ薬の間に存在している。成人で中等度から重度の主要なうつ病治療を開始する際は、セルトラリンが最高の選択薬のようだ。有効性、受容性および価格の面で、とてもよくバランスがとれているからである」と結論している。

MANGA studyという雑誌に載った抗うつ薬としての有効性と安全性を直接比較した試験結果。

現在のお薬の治療はセロトニン主体のSSRI(パキシル・パキシルCR・ジェイゾロフト・レクサプロ ..

※小児に対する注意喚起 2,3)
レクサプロ・・・・の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討すること
ジェイゾロフト・・・18歳未満の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討すること

1970年代に入って、脳の神経伝達物質に作用する薬がパニック障害を緩和することが分かり、盛んに心の病気と脳の関係が研究されるようになってきました。
心の状態に作用する向精神薬(psychotropic drugs)も進化しており、より副作用の少ない抗うつ薬や抗不安薬などが次々と新しく登場しています。特に抗うつ薬の選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)は、抑うつ症状や不安症状を改善する際の第1選択薬として広い範囲で使われています。
ただし、副作用は比較的少ないものの、吐き気、下痢などの胃腸症状がみられることもあり、ごくまれに「セロトニン症候群(セロトニン過剰による意識障害や発熱)」や、「アクティベーション症候群(SSRI服用後1~2週間後に起こる情動不安)」などが起こることもあるので、容易な使用は危険です。
SSRIの後に登場したセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)は、セロトニンだけでなくノルアドレナリンにも作用し、脳内の神経伝達機能を正常にする目的で使われます。
また、従来から使われている抗うつ薬(三環系抗うつ薬など)も、SSRIの効きにくい人に有効な場合があり、効果の確実な抗うつ薬として現在も治療に役立っています。
(「薬いらずのメンタルケア」貝谷久宣著、主婦の友社 より抜粋)

レクサプロ(エスシタロプラム)、ジェイゾロフト(セルトラリン)、パキシル ..

またの効果や副作用を比較した解析では、『レクサプロ』と『ジェイゾロフト』は副作用の少なさで1位と2位にランク付けされています3)。

SSRI(パキシル、ルボックス/デプロメール、レクサプロ、ジェイゾロフト)やSNRI(サインバルタ、イフェクサー、トレドミン)などの新しい抗うつ剤は、作用がしぼられているのでです。


例:セルトラリン(ジェイゾロフト)、エスシタロプラム(レクサプロ ..

※副作用の頻度(臨床試験時) 1,2)
レクサプロ:傾眠22.6%、悪心20.7%、浮動性めまい8.5%、頭痛8.2%、口渇6.3%、倦怠感5.7%
ジェイゾロフト:傾眠15.2%、悪心18.9%、浮動性めまい5.0%、頭痛7.8%、口渇9.3%、下痢6.4%

レクサプロ」、「ルボックス」などがあります (2)。 【ジェイゾロフトの ..

ただし、抗うつ薬の効き目は個人の体質によるところもあるため、一概に「効果が強い=自分にも効く」というわけではないためご注意ください。

【抗うつ薬の仕組みと違い】正しく使わないと効果がでない?レクサプロとジェイゾロフトの特徴や注意点【薬剤師が解説】 · Comments.

本記事では、不安障害の治療に用いられる抗不安薬の効果の強さを、ランキング形式でご紹介します。

抗うつ薬の強さランキング 人気の処方薬や副作用の少ない薬を紹介

『レクサプロ』や『ジェイゾロフト』で得られる効果は、どちらかと言うと「落ち着く」イメージのもので、急に元気になったり活発になったりするものではありません。
以下の元気な状態は、「薬が良く効いた」のではなく、「躁うつ病(双極性障害)」の病状(躁状態)である可能性もあります。

・SNRIと比べると意欲改善作用はあまり期待できない。 ・強さ ジェイゾロフト>レクサプロ>パキシル>ルボックス (参考指標) ..

レクサプロとトリンテリックスの、共通点、異なる点の比較は以下に記載しています。

ジェイゾロフト) ・フルボキサミンマレイン酸塩(デプロメール、ルボックス) ・エスシタロプラム(レクサプロ) など

ジェイゾロフトには通常のジェイゾロフト錠とジェイゾロフトのOD錠(水なしで飲めるタイプ)があり、それぞれ効果に違いはありません。さらに、副作用が比較的少なく飲み続けやすい点が特徴です。同様にジェネリック医薬品もあります。

選択的セロトニン再取り込み阻害薬 レクサプロ、パキシルの比較 ..

抗コリン作用少ない。精神賦活作用よりも抗不安・鎮静作用強いので睡眠障害等にも用いられる。なお、睡眠障害に用いる場合は25~50mgを就寝前に服用する。抗うつ作用は三環系より弱い。

【SSRI】 パキシルとジェイゾロフトとレクサプロの違い | 丿貫.NET

副作用としては主に吐き気が見られることがありますが、他の抗うつ薬と比較すると副作用がマイルドと言われています。

【SSRI】 パキシルとジェイゾロフトとレクサプロの違い ; 用法, 1日1回夕食後, 1日1回(いつでも), 1日1回夕食後.


例:セルトラリン(ジェイゾロフト)、エスシタロプラム(レクサプロ)、フルボキサミン(ルボックス)、パロキセチン(パキシル)等

デプロメール(ルボックス)、パキシル、ジェイゾロフト、レクサプロ ..

抗うつ剤は効果が表れてくるのに2~4週間ほどかけてジワジワという形ですので、です。

【SSRI】ジェイゾロフト part74【ま、いっか~】「レクサプロとの比較」 ..

1. 『レクサプロ』は、初日から治療用量で始められ、また10代の子どもに対する効果も実証されている
2. 『ジェイゾロフト』は、副作用を少なく抑えながら使うのに向いている
3. 軽い「躁状態」に気付いたら、早めに主治医に相談する

抗うつ薬の種類・効果効能・副作用の解説 | 国分寺 精神科 心療内科

名前からしてセロトニンにしか作用しない薬かと思いきや他の受容体にも作用するので副作用が出る。SSRIは強烈な三環系抗うつ薬と比較したらセレクティブ。

パキシル40mg = デプロメール150mg = ジェイゾロフト100mg = サインバルタ30mg = トレドミン100mg

◆適応症
レクサプロ:うつ病・うつ状態、社会不安障害
ジェイゾロフト:うつ病・うつ状態、パニック障害、外傷後ストレス障害

トリンテリックス(ボルチオキセチン)、レクサプロの違いについて記載します。どちらも新しい方の抗うつ薬であり、副作用は少ないジャンルです。

セロトニン再取り込み阻害作用は、ノルアドレナリン再取り込み阻害作用やドパミン再取り込み阻害作用と比較してより強力である。また、他の抗うつ薬と作用が別とされる。

レクサプロ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

『レクサプロ』は、初日から治療用量で飲み始められるため、速い効果が期待できます。
『ジェイゾロフト』は、副作用が少なく飲み続けやすい薬です。

また、抗うつ薬は18歳未満の子どもには有効かどうかわからないとする意見もある中、『レクサプロ』は12~17歳の子どもに対する効果が実証されていることも特徴です。

セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)によるパニック障害の治療

◆用法・用量
レクサプロ:1日1回夕食後、10~20mg
ジェイゾロフト:1日1回、100mgまで漸増、100mgで治療する

(商品名:レクサプロ)とは エスシタロプラムはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)に分類される抗うつ薬で「レクサプロ ..

◆小児に対する注意喚起
レクサプロ:の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討すること
ジェイゾロフト:18歳未満の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討すること