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なお近年、 ビタミンAの肌への効果が注目されてから、多くの化粧品メーカーからレチノール配合のスキンケア用品が販売されています。例えば保湿剤に配合されているレチノールの生理作用はトレチノインの100分の1程度であるため、その効果は皮膚の保湿程度、小ジワ、毛穴の改善といったところです。


トレチノインが効果的なシミの種類としては以下がいわれています。)

トレチノインは古くからアメリカでニキビ治療の薬として扱われてきました。トレチノインを塗布することで、皮脂腺の働きを抑えることで皮脂の分泌を抑えたり、角質をはがしたりします

トレチノインの大きな特徴が、表皮の新陳代謝の促進です。表皮の角化細胞は、表浮きの基底層から分化しながら上方へ向かい、やがて角化して脱落します(いわゆる垢です)。通常、肌のターンオーバーのサイクルは約1~2ヵ月ですが、トレチノインを使用すると、表皮の細胞分裂や増殖が増えるため、約2~4週間で表皮が置き換わります。トレチノインの肌のターンオーバーの促進により、以下のような効果が期待できます。

この記事では、トレチノインについて詳しく解説していきましょう。

シミやくすみなど皮膚の色素沈着の原因となるのが黒色のメラニン色素です。表皮の新陳代謝が促進することで、メラニン色素の排出が早くなります。ただしトレチノインが効果があるのは表皮までのシミで、真皮にあるシミにはレーザー治療等が必要です。

東大形成外科グループは、レチノイン酸の一つの作用である皮膚のターンオーバーの促進作用(通常皮膚は4週間で入れ替わるのに対しレチノイン酸塗布によりそれが半減します。)に注目。シミへの応用を考えました。
つまりメラニンがたまった古い皮膚を素早く新しい皮膚に入れ替えてしまえばシミが治せるのではないかと考えたのです。
数々の試行錯誤を経て、0.1~0.4%という高濃度のレチノイン酸を使用するのが最も効果的であることが判明しました。

本記事ではトレチノインやレチノールの効果やそれぞれの違いを解説していきます。

美容成分としてよく知られるレチノールですが、トレチノイン(レチノイン酸)もシミやしわ、毛穴などの治療に用いられています。お伝えしたように、トレチノインは体内におけるビタミンAの最終形態です。具体的にはレチノールが体内で酸化すると、トレチノインになります。また、トレチノインが持つ生理活性の強さ(身体の他の物質に影響を与える力)はレチノールのおよそ50〜100倍で、レチノールは最終的にトレチノインに変換されることによって、効果を発揮するとも考えられています。
その効果の強さからトレチノインは医療用医薬品に分類されています。薬局や通販などでは手に入らないため、治療薬として使ってみたい場合は皮膚科などで処方してもらう必要があります。その際、しっかり説明を聞いて、副作用などについても理解することが大切です。

トレチノインは日本国内では未承認ですが、アメリカではシミやニキビの治療薬としてFDA(日本の厚労省にあたる機関)に認可されており、肌のエイジングケア治療薬として用いられています。

. 以下は基本的な使い方です。症状などにより適宜変更されます。

濃密なピュアレチノールを配合しているため、レチノール製品が初めての方には赤みや皮むけなどの刺激が生じやすい可能性がございます。レチノールが初めての方には、をおすすめいたします。

トレチノインは、すべての方に適しているわけではありません。自己判断での使用は避け、専門医の診断と指導のもとで使用してください。


トレチノインの作用よりは弱いものの、レチノールにもシワ改善作用があります。

使用後2~3日後から、薄皮がポロポロはがれてきたり、赤み、ひりつき等の症状がでますが、これはレチノイン酸の効果によるものですので、問題はありません。
症状の出方には個人差がありますので、その方に合わせて使用方法や濃度を変えていきます。
しかし、この症状はそのまま使用を続けるうちに、少しずつ治まってくることがほとんどです。

それぞれの違いについて詳しく気になる方は「」の記事をご覧ください。

トレチノイン(一般名:レチノイン酸)の治療期間について押さえておくべきポイントを解説します。

トレチノインをお子さまやご高齢の方へ使用する際には注意が必要です。

トレチノインの生理活性はビタミンAの50~100倍ほどあります。トレチノイン酸は、靭帯の血液中に微量に存在しているため、アレルギー反応のリスクが低い特徴があります。(有効成分以外に他の成分が添加されている場合は、アレルギーを起こすことがあります。)

トレチノインの長期使用については、最も長くて4年での報告ですが、。

使い始めの1週間は、1日1回 夜のみ使用して下さい。
問題がなければ、2~数回と塗る回数を増やしていきます。無理せず反応をみながら増やすしていくのが良いでしょう。

シワの改善効果がある成分には、トレチノイン以外にいくつか挙げられます。

トレチノインはビタミンA(レチノール)活性体で、正式には「オールランスレチノイン酸」といいます。トレチノインはレチノイン酸の一部分の構造を変化させた誘導体です(元の物質の分子構造の一部を変化させたものを誘導体といいます)。これにより光や熱に対する不安定性が改善され、角質に浸透されやすくなりました。

レチノールはトレチノインの前の段階物質であり、ビタミンAの一種です。

使用方法は、症状やトラブルの程度、肌質によって異なるため、診察時に、それぞれの化粧品ごとに、説明用紙をお渡ししています。
ハイドロキノンによる美白効果は使用から3週間ほどで現れ、使用中断後3日ほどで、メラニンの合成がゆっくりと再開されます。美白効果を保たせたい場合は、長期のご使用をおすすめいたします。

・ハイドロキノンの外用を積極的に併用していただく方がよい時期です。

トレチノインの作用により、真皮にある線維芽細胞が活性化するため、コラーゲンの産生が活性化します。長期的な目でみると、小じわを改善したり肌のハリをアップしたりすることができます。またトトレチノインは、表皮の細胞間にヒアルロン酸の沈着を促す作用もあり、肌の弾力がアップします。

※ 各パターンのトレチノインは、3つの中から1本をお選び下さい。

ハイドロキノンとトレチノインを併用すると、トレチノインのターンオーバー促進作用によるできてしまった肌内部のシミを排出する効果と、ハイドロキノンの還元作用による今あるシミを改善する効果とメラニン産生抑制作用によるこれからできるシミを予防する効果で、より効果的にシミを改善することができます。

※ ご使用毎にトレチノインとミックスした製品を混合して、ご使用下さい。

トレチノインの使用に際しては、副作用やデメリットを理解し、適切な対処が必要です。

トレチノインを塗布してから時間をおいて保湿剤を使用しても大丈夫です。

近年ではハイドロキノンを個人輸入をして、自前のスキンケア用品に混ざて使用する大変危険な例もみられます。ハイドロキノンの強力な美白作用と副作用のリスクは表裏一体でもあります。ハイドロキノンによるシミ治療を受けたい人は、皮膚科の専門医のいるクリニッククリニックで受けるようにしてください。

通常、トレチノインを塗り始めて2~3日後からレチノイド反応が始まります。

しみ治療は、無理なく、ストレスなく、断続的に行ないたい。 というわけで、しみ治療は一生に一回で終わりというわけではありません。いつもお肌にしみがない状態にしておきたいという方は、時々治療が必要になります。

シミや肝斑・シワ、毛穴汚れが気にある方は、ぜひ使用してみてください。

トレチノインは正しく使用し、注意点を守ることで、安全かつ効果的に利用することができます。ご不明な点があれば、医師に相談してください。

レチノイン酸(トレチノイン)は医薬品なので、お薬として処方します。

トレチノイン治療の経験を重ねるごとに、炎症が出るまでの日数や、炎症のコントロールの仕方など、だんだんと按配がわかってきますので、治療はやりやすくなってきます。

スッキリしないお天気マーク付けられちゃったのシミの方、ごめんなさい。

トレチノインの副作用やデメリットを理解し、適切に対処することが大切です。使用中に問題が生じた場合は、すぐに医師に相談しましょう。

パルミチン酸レチノール → レチノール → レチナール →トレチノイン(レチノイン酸)


ハイドロキノンクリーム外用中に、かぶれの反応が出現する方がいらっしゃいます。赤みや痒みが生じた場合は速やかに中止してご来院下さい。代替品としてルミキシルクリームに切り替えて頂くことができます。
トレチノインナノエッグは従来のレチノイン酸の炎症反応に比べ、赤みや刺激感は格段に軽減しましたが、使用開始より3~4日すると、赤みや軽い熱感とともに、垢のように皮膚が薄く脱落(皮むけ)してきます。1~3日間のお休みを入れながら、ほんの少し赤みがあって、カサカサする程度の反応に使用頻度を調整してください。使用期間が長くなると反応は落ち着いてきます。イベントの前はご予定の3~4日前よりトレチノインナノエッグだけお休みください。

美しい花には、棘がある。レチノイン酸にも、副作用があります。

トレチノインは妊娠中や妊娠の可能性がある方は使用できません。また、敏感肌の方や皮膚疾患のある方も状態によっては使用が推奨されないことがあります。