市販で買えるおすすめハイドロキノンクリームも合わせて紹介します。


肌の代謝を促進してできてしまったメラニンを追い出す作用のトレチノインと新らたにメラニンをつくらせないようにする作用をもつハイドロキノンを併用することでシミを薄くする治療法です。


トレチノインやハイドロキノンは、シミの治療薬として代表的な外用薬です。

しかし、トレチノインを併用したとしてもハイドロキノンはシミの万能薬ではありません。ご自分のシミがどんなタイプなのかを見極め、最適な治療が何であるのかを知ることがシミ撃退の第一歩となります。

ハイドロキノンとは、イチゴやブルーベリー、コーヒーなどにも含まれる物質で、皮ふを紫外線による損傷から守る作用を持っています。以前から米国では医薬品としてその美白効果が認められ、皮ふの漂白目的に使われてきました。日本では2%までは市販の化粧品として販売されています。それ以上の濃度のハイドロキノンは病院での処方が必要となります。

※池袋皮膚科のハイドロキノンは4%〜10%と高濃度で効果が期待できます。

トレチノイン・ハイドロキノン療法は、ご自宅で毎日のスキンケアにプラスするだけで、一般的な化粧品などでは得られない高い美肌・美白効果が得られます。普段、お仕事などでなかなか時間がとれないという方や、クリニックでの治療と組み合わせてご自宅でもケアをしたいという方におすすめです。

米国では化粧品に配合できるハイドロキノンの濃度は2%までと決まっていますが、日本では化粧品に配合できるハイドロキノンの濃度はまだ規制されておらず、高濃度の化粧品も購入可能です。ハイドロキノンには細胞毒性があるため、使用方法を間違えると皮膚に悪い影響を及ぼしますので、自己流で使うことは避けたほうが賢明です。 ハイドロキノンは、濃度が高くなるほど漂白効果は高くなりますが、副作用の出現頻度も高くなります。漂白効果と副作用のバランスを考えると、推奨される濃度は5%程度です。

市販のハイドロキノン配合化粧品と、皮膚科の薬との違いは何ですか?

ハイドロキノンは、メラニンを作る細胞であるメラノサイトの活性を抑制する働きと、メラニンの合成”を阻害する働きがあります。そのため、しみや色素沈着に対する効果が認められています。
このように、ハイドロキノンは強い漂白作用を持ちますが、安全性は高いです。一般的に濃度や投与量が多くなると刺激性皮ふ炎を生じやすくなり赤みやかゆみを伴うことがあります。

近年、トレチノインやハイドロキノンの個人輸入の増加に伴い、誤った使用による肌トラブルが増加しています。実際にそのような例は多数報告されており、当院でも個人輸入での誤使用によるかぶれや赤み・白斑等のご相談が増えているのが現状です。

トレチノイン・ハイドロキノンは一般的な化粧品等に比べて強力な成分が配合されており、日本では医師の診察・処方が必要な医薬品です。使用の際は必ず医師の指示のもと、使用量・使用法を守って正しくお使いください。

当院では毎回医師がカウンセリングを行い、患者さま一人ひとりの肌の状態に合わせて濃度や使用回数を決定した上で処方を行っております。

また、トレチノインと併用する際には、トレチノイン→ハイドロキノンの順で塗布します。

ハイドロキノンは変性しやすい成分なので、冷蔵庫に保存して開封後は早めに使用するようにしてください。 基本的に1日2回、朝晩に使用することが推奨されています。使用時は紫外線に当たると、逆にシミを濃くしてしまいますので、SPF20以上の日焼け止めを使用するなど紫外線対策を行ってください。

ハイドロキノンはメラニンを生成する際に関係するチロシナーゼ酵素の働きを抑えることでメラニンが生成されないよう働きかけ、新しいシミへの予防が期待できます。また、メラニン色素を生成するメラノサイトの活動を弱める働きもあり、現在出来てしまったシミを薄くする効果も期待できます。米国では美白効果が得られる医薬品として認められ、一般的な美白剤として使用されています。


気になる部分へのスポットケアにぴったりな、高濃度5%のハイドロキノンクリームです。

シミや毛穴などの患部に、トレチノインを少量薄く塗ります。3分ほどおいて馴染ませた後、シミの部分より一回り大きめに、ハイドロキノンを重ね塗りします。その後、乾かしてください。

しかし、ハイドロキノン単独による治療では、効果を得るのに時間がかかります。

トレチノインは、強力な作用のある薬剤のため、使用すると反応性の皮膚炎が起こります。皮膚が赤くなったり、ぽろぽろと角質が取れてきますが、これは、薬かぶれなどのアレルギー反応ではなく、むしろこうした反応が出ていれば、トレチノインの効果が出ていると考えられます。適度な範囲であればまったく心配ありません。

純ハイドロキノン8%と高濃度で、普通肌に推奨されているハイドロキノンクリームです。

当院では、自治医科大学形成外科教授(前東大形成外科講師)吉村浩太郎先生のトレチノイン療法に従い治療を行っております。
簡単な治療法は当ホームページでも説明しておりますが、もあわせて御覧下さい。

使用開始時のトレチノインやハイドロキノンの塗り方についてお伝えします。

*トレチノイン・ハイドロキノンは当院で独自の調合を行っております。長期保存が効きませんので必ず一ヶ月以内に使用し、それ以後はご自宅で破棄してください。
【トレチノイン】
<副作用>レチノイド反応(肌の乾燥、皮むけ、赤み、痒み)が起こることがありますが、肌がなれると反応は徐々におさまります。

【ハイドロキノン】
<副作用>まれにかぶれ、皮膚への刺激が起こることがあります。数人に一人はハイドロキノンのアレルギーで使用ができません。赤みや刺激、腫れ、かゆみ、アレルギー症状、色素沈着、色抜け、乾燥等の疑いがある場合はすぐに使用を中止して受診してください。

トレチノインとハイドロキノンを使用する前に注意すべきポイントは以下のようなものです。


ハイドロキノンクリーム外用中に、かぶれの反応が出現する方がいらっしゃいます。赤みや痒みが生じた場合は速やかに中止してご来院下さい。代替品としてルミキシルクリームに切り替えて頂くことができます。
トレチノインナノエッグは従来のレチノイン酸の炎症反応に比べ、赤みや刺激感は格段に軽減しましたが、使用開始より3~4日すると、赤みや軽い熱感とともに、垢のように皮膚が薄く脱落(皮むけ)してきます。1~3日間のお休みを入れながら、ほんの少し赤みがあって、カサカサする程度の反応に使用頻度を調整してください。使用期間が長くなると反応は落ち着いてきます。イベントの前はご予定の3~4日前よりトレチノインナノエッグだけお休みください。

トレチノインやハイドロキノンは、市販薬を入手することも可能です。

肌再生効果のあるトレチノインと、強力な漂白作用のあるハイドロキノンで、肌を活性化し、にきび、しみ、しわなどを改善する治療方法です。美白効果のあるビタミンCローションを組み合わせるとさらに効果的です。

3.ハイドロキノンを、できるだけ広い範囲に伸ばして塗りましょう。

前述のようにトレチノインはニキビやニキビ跡、しみ治療、しわ等の改善に効果が見込まれるお薬です。
トレチノインにより角質がピーリング(剥離)され、コラーゲンも増殖するので、シミやシワの改善が期待できます。特にシミにはとの併用療法が特に効果が期待できます。
さらにトレチノインは皮脂の分泌を抑え、ニキビやニキビ跡治療や脂肌の改善が見込まれます。
その他、二の腕や太もも、背中のぶつぶつ(毛孔性苔癬)などの改善も期待できます。

ハイドロキノンを重ね塗りしたり、漫然と使用することは避けた方がよいです。

トレチノインはビタミンAの誘導体で生理作用はレチノールの100倍もあり、ニキビ、シミ、シワ、そばかすなどに有効です。米国ではまず難治性ニキビの治療薬として認知されました。
肌に塗布することで古い角質が剥がれやすくなり、皮膚の再生が通常の2倍のスピードに早まってきます。表皮細胞の分裂、増殖が活発になると、メラニンは新しい細胞と共に皮膚の表面へ上がっていき、古い角質と共に剥がれ落ちます。メラニンを浮き上がらせるだけでなく、ハリや潤いの元となる真皮層のコラーゲンやエラスチン線維の生成を高めるので、短期間でシミやシワの目立たない弾力のあるみずみずしい素肌へと生まれ変わらせるのが特徴です。

市販品のハイドロキノンクリーム選びで抑えておきたい3つのポイントを紹介します。

「反応がね、人によってずいぶん違う。トレチノインの量が一番多いプログラムが、オバジのnu-dermだと思うんだけれど、これでさえあまり赤くならない人っているの。一見肌理が細かくて乾燥に傾きがちで敏感そうな肌でも、あまり赤くならない人もいれば、反対に丈夫そうだなっておもっても、真っ赤になる人もいる。一応使っていただいて、判断するようにしているけれど。」

なすびNs. 「赤くなったら辛いよね。ワタクシはオバジのnu-dermは、いくらお勧めされてもやる気がしない。美貌に自信がもてずに外を歩く期間が長いのは、そりゃあいくら結果がよくても、ワタクシ向けではありません。」
美夏Dr.

トレチノインはします。毛穴の詰まりやニキビの予防に効果があります。

ネット通販や店頭で誰でも気軽に購入できるハイドロキノンですが、その効果や安全性をご存知でしょうか?

ハイドロキノンは市販の美白化粧品にも配合している場合があります。

ハイドロキノン(ヒドロキノン)はメラニンを作るチロジナーゼの働きを阻害し、さらにメラニン色素を作るメラノサイトそのものを壊す働きがある、もっとも強力な美白剤です。その効果は市販の美白化粧品の数十~数百倍程度と言われています。

トレチノインとハイドロキノンを併用する際の、塗布の順番は下記となります。

濃いシミにはトレチノイン・ハイドロキノン療法の効果は高くありません。レーザーによるシミ治療をおすすめします。

医療機関で医師の判断のもとトレチノインを処方してもらうことが大切です。

ハイドロキノン4%配合の乳液です。塗布時の白浮きをしないようにしてあり、トレチノイン併用下でアレルギーを誘発するような成分も極力抜いてあります。空気に触れない構造の特殊な容器で安心してご使用いただけます。

市販品のハイドロキノンクリームの使い方には、いくつか注意点があります。

「赤くなったら、ハイドロキノンでメラノサイトの活動を抑えておいたほうがいい。特に肝斑のあるかたは、トレチノイン塗って赤くなって、それで紫外線にあたったら、一度に黒くなる。あっという間に黒くなるからね。ただ、ニキビ目的で使うなら、赤くなる手前で充分に効いてくるから、その量を調整するのよ。

あとね、どうしてもトレチノインはターンオーバーを促すから、場合によって炎症反応が強くなる。乾燥した上に炎症が起こると場合によって痒くなる。痒みで引っかいちゃうと今度は傷になる。痒くて掻いてしまうようになったら、トレチノインを塗るのを中止しなくてはならないの。これは、ニキビ治療でもしみ治療でもとても重要なこと。」