※池袋皮膚科のハイドロキノンは4%〜10%と高濃度で効果が期待できます。


ハイドロキノントレチノイン療法は、ハイドロキノンという漂白作用のある外用剤と、トレチノインという皮膚のターンオーバーを早めて整える外用剤を併用して行う治療で、割と古くから行われている治療でした。


これからトレチノインを使用される方にとって、参考になる内容となっています。

女性のにきび患者で、トレチノインを使用すると肌がツルツルになってシワが減る現象がみられ、1980年代にトレチノインが皮膚の若返りに有効であることが論文でも報告されました。それ以来、光老化に対抗する若返り薬として世界中で広く用いられています。

トレチノイン単独で、シワや肌のハリの改善などの効果が得られる他、ハイドロキノンと併用することで、シミに対する強力な外用薬となります。

この記事では、トレチノインについて詳しく解説していきましょう。





トレチノイン、ハイドロキノンは、しみ・小じわ・ニキビなどに効果的な新しい治療法です。

ビタミンA(レチノール)の誘導体です。もともと血液中にごく微量流れているものなので、アレルギー反応を起こすということがありません。


・皮膚の角質をはがす

・表皮の細胞をどんどん分裂・増殖させ、皮膚の再生を促す。
その際、表皮の深い層にあるメラニン色素を外に押し出してしまう

・皮脂の分泌を抑える

・コラーゲンの分泌を高め、皮膚の張り、小じわの改善をもたらす

・表皮内の粘液性物質の分泌を高め、皮膚をみずみずしくする


などの効果があります。


化粧品として販売されているものにも、レチノール配合のものがありますが、当院で使っているトレチノインの100分の1程度の生理作用しかありません。






しみの原因であるメラニン色素を作らせなくする漂白剤です。

しみの治療としては、トレチノインでメラニン色素を外に押し出し、ハイドロキノンで新しいメラニン色素をつくるのを防ぐのが効果的です。ハイドロキノン単独でなく、トレチノインとの併用をお奨めします。

市販されている、いわゆる美白化粧品は、このハイドロキノンに比べて成分の作用が非常に弱いものです。







必須なものではありませんが、トレチノイン、ハイドロキノンと一緒に使用することにより美白の相乗効果が得られるため、お奨めいたします。

ビタミンCローションは場合によっては少ししみる方もいらっしゃいますが、アレルギーなどの副作用がまったくないものです。

ビタミンCは直接肌に塗っても浸透しないのですが、当院でご紹介しているものはビタミンCの誘導体という形なので、効果があります。統合的な治療をお奨めいたします。






トレチノインは、強力な作用のある薬剤のため、使用すると反応性の皮膚炎が起こります。皮膚が赤くなったり、ぽろぽろと角質が取れてきますが、これは、薬かぶれなどのアレルギー反応ではなく、むしろこうした反応が出ていれば、トレチノインの効果が出ていると考えられます。適度な範囲であればまったく心配ありません。

皮は無理にむかずに自然にはがれるのを待ってください。治療を開始して1週間たってもまったく赤くならない場合は、薬の成分が作用していない可能性があります。ご相談ください。

肌の角質をとるトレチノイン治療をしているときには、ハイドロキノンはしみるためヒリヒリしたり皮膚が赤くなったりすることがあります。刺激が強い場合は、トレチノインを一時休んで、ハイドロキノンだけを使用してください。

痛みが強すぎる、血がにじんでくる、ひどくしみる、赤くなりすぎるなどの症状が出た場合は、トレチノインを中止して、診察をお受けください。(ハイドロキノンは、使用していて大丈夫です)






しみの種類によって、有効なものとあまり有効でないものがあります。


【有効なもの】

・老人性色素斑・・30歳代以降、出現してくる、比較的濃い茶色の輪郭のはっきりしたしみ。最もよく見られるしみです。

・炎症性色素沈着・・傷、やけどなどの炎症のあとにできるしみ。


【有効だが時間がかかるもの】

・そばかす、茶色いほくろ

・扁平母斑・・生まれつき、もしくは思春期に発生するしみ。薄い茶色から、かなり濃い色のものまであり、黒い毛を伴なうものもある。


【取れないもの】

・黒いほくろ、生まれつき存在する黒色のあざ

・老人性ゆうぜい・・加齢に伴い現れるいぼ。茶色からこげ茶色をしており、盛り上がっている。

・手のしみにも、トレチノイン治療は行えますが、顔と比べて皮膚の再生が遅く、また皮膚の性質としてトレチノインに対する反応が鈍い上、家事などで薬の成分が奪われやすいため、難しく時間がかかります。






トレチノインは、コラーゲン増生を促す数少ない薬ですので、しわにも効果が期待できます。目じりなどの深いしわの場合は、少なくとも3ヶ月は使用する必要があります。また、使用開始すぐは、皮剥けがひどくなることがありますので、プロペトなどの保湿剤による十分な保湿が必要です。






ニキビは、皮脂腺の機能が亢進するとともに、毛穴の入口に角質が異常に厚くなり蓋をすることによって起こります。トレチノインは、皮脂腺の機能を低下させ、角質をはがす作用があるため、ニキビ治療に大変効果的です。にきびが十分に改善した後も、引続き治療をすることによって、ニキビ後の赤みも消えていきます。






トレチノイン使用中は、紫外線の影響を非常に受けやすい状態になっています。そのため、紫外線のケアが悪いとかえってしみを作る事になりかねません。刺激の少ない、紫外線吸収剤が入っていないタイプのサンスクリーンを使ってください。当院で扱っております。

また、皮膚の角質層がはがれるため、皮膚のバリアー機能や水分保持機能がなくなった状態にもなっています。乳液や保湿剤で十分なケアをする必要があります。保湿、紫外線ケアをした上で、普段通りにメイクして結構ですが、できれば遮光用ファンデーションなどを使用してください。肌がひどく乾燥して、治療が必要な状態になった場合は、当院皮膚科でお薬を処方することもあります。その場合の治療は、保険診療の対象となる場合もございます。






治療を開始したら、まず1週間後に一度受診してください。その後は2週間に1度程度の診察が望ましいです。はじめの1ヶ月間は特に大切な時期です。薬の効き方には個人差があり、個別に反応を見ながらの治療になりますので、定期的に診察が受けられる時期に始められる様お奨めいたします。






個人差がありますので、反応を見ながらの治療になります。早い方だと、1ヶ月で効果が出るので、それ以降はご本人のご希望と状態から治療期間をお決め頂くことになります。ずっと続けて使用すると肌に耐性ができてしまい、効果が得られなくなりますので、効果が出たところで1度1ヶ月ほど治療を休止し、その後また再開する、というサイクルを繰り返すことになります。






トレチノインは、動物実験では大量投与によって奇形を生ずることが知られています。ヒトでは、トレチノイン外用との因果関係が明らかな奇形発生はこれまでありません。しかし、トレチノイン治療中は避妊を行うようにし、妊娠をご希望の方はトレチノイン治療はおやめください。ハイドロキノンは、妊娠中に使用しても問題ありません。






必ず冷蔵庫で保存してください。特にトレチノインは分解が早いので、1ヶ月ごとに新しいものをお求め下さい。





シワの改善には、お肌の潤いを保ち、たるみを防ぐことが大切です。

ビタミンAはお肌の若返りに非常に有効な栄養素です。
トレチノインは、ビタミンA誘導体で、生理活性はビタミンAの数百倍といわれております。またアメリカでは、シミやシワ、ニキビの治療薬として認可されております。

トレチノインの原理を良く理解し、御自分の肌の状態をみながら、状態にあわせて行うことが成功につながります。
最近ネット販売や、トレチノイン療法の詳細を理解しない医師が物販のように販売しているケースが見られます。
東大式では、シミの状態に合わせ、濃度も濃いものを使います。決してダウンタイムが無い治療法ではありません。必ず、治療開始1週間、後は指示に従い二週間に一度くらい来院してください。また、使用する物は必ず当院の指導をお守り下さい。

実際、トレチノインはニキビやニキビ跡に対して以下の効果を発揮します。

日本の美容領域では、東大の吉村先生が熱心に研究され、広く使用され始めました。同時期にアメリカのDrオバジのトレチノインハイドロキノンの治療システムが日本にも入ってきました。

とても強力な若返り効果が魅力的な薬剤ですが、その代償として、副作用(発赤・皮むけ)が強く使いにくい一面もあります。副作用の程度は患者様によってかなりの幅があり、問題なく長期連用できている例も多いですが、副作用が強く出る患者様の場合は、作用と副作用のバランスが取れたレチノール(ビタミンA;トレチノインの前駆体)を用いることもあります。


トレチノインをお子さまやご高齢の方へ使用する際には注意が必要です。

トレチノインは赤みや皮剥け等の副反応がありますが、池袋皮膚科ではこの副反応をうまく利用して治療しております。

シワ、あきらめる前にぜひ試して欲しい。ヒト脂肪幹細胞上清クリームです。

トレチノインは肌のターンオーバーを促進し、新しい細胞が生まれるのを促進します。結果として、メラニン色素を持った細胞が上へ押し上げられ、約1~2ヶ月で、表皮深層のメラニン色素を外に排出させます。

トレチノインの長期使用については、最も長くて4年での報告ですが、。

前述のようにトレチノインはニキビやニキビ跡、しみ治療、しわ等の改善に効果が見込まれるお薬です。
トレチノインにより角質がピーリング(剥離)され、コラーゲンも増殖するので、シミやシワの改善が期待できます。特にシミにはとの併用療法が特に効果が期待できます。
さらにトレチノインは皮脂の分泌を抑え、ニキビやニキビ跡治療や脂肌の改善が見込まれます。
その他、二の腕や太もも、背中のぶつぶつ(毛孔性苔癬)などの改善も期待できます。

シワの改善効果がある成分には、トレチノイン以外にいくつか挙げられます。

ビタミンAは全身の様々な細胞に働きかけて、遺伝子発現のコントロールを介して分化・増殖などを制御しています。また胎生期での体作りでも重要な働きをしており、過剰摂取では催奇形性があります。このため、妊娠中の方には禁忌の薬となります。

特に、即効性を求められるミドル世代以上の方におすすめの治療法です。

現在ではオバジ先生はトレチノインハイドロキノン療法を使わない方法にシフトしており、当院でもオバジシステムは取り扱いをやめております。

トレチノインの作用よりは弱いものの、レチノールにもシワ改善作用があります。

ニキビ、シワ、肌の若返りにトレチノイン
シミにトレチノインとハイドロキノン
巷には、アンチエイジングや美白のために、様々な化粧品が氾濫していますが、効果は今ひとつと感じてはおられませんか?美肌のために、本当に効果のある塗り薬、医学的にも効果が証明されている塗り薬があるのをご存じでしょうか?トレチノインとハイドロキノンは、お肌の悩みにあわせて使い分けることで、貴方の悩みを解消します。 じっくりと自宅で使用することで若返りを期待される方のために、当院で処方しております。お悩みの方は、ご相談下さい。

それぞれの違いについて詳しく気になる方は「」の記事をご覧ください。

しかしながら長期間使用し続けると徐々に効果が低下していきます。 3カ月使用して2週間休むぐらいの間隔が最もトレチノインの効果を出すことができます。

・ハイドロキノンの外用を積極的に併用していただく方がよい時期です。

京都駅周辺で皮膚科・アレルギー科をお探しの方は是非さの皮フ科クリニックへお越し下さい。

ハイドロキノンは、トレチノインと併用して使用されることの多い治療薬です。

しみ・しわを改善し、お肌を若返らせる療法。
ご自宅でご使用いただける塗り薬です。

トレチノインはします。毛穴の詰まりやニキビの予防に効果があります。

トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)
米国では、シワ、ニキビの治療薬として、FDAで認可されており、肌の若返りの薬としてたくさんの方が使用しています。トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)は、ビタミンA(レチノール)の誘導体です。レチノールは、最近多くのアンチエイジング化粧品に含まれている成分ですので、ご存じの方も多いと思います。トレチノインはレチノールの約100倍の効果を持つ成分で、ビタミンA類の体内での生理活性の本体そのものです。皮膚細胞に働きかけ、細胞の生まれ変わりを促し、確実にお肌を若返らせる成分です。トレチノインは、だれでも血液中に極微量に存在しているものですから、アレルギーを起こす心配がありません。

トレチノインとハイドロキノンを併用し、か月経過した頃の写真です。

トレチノインはビタミンAの一種で、シミやシワなどお肌のトラブルを改善する働きがあります。
食品から摂取するビタミンAよりもはるかに効果的で、誰でも血液中にごく微量流れているためアレルギー反応が起きないお薬です。
全国の皮膚科で取り扱われているため、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?長年にわたりシミやシワの改善に多く使われてきているため、安全性も確かといえます。当院では国産のトレチノイン原末・クリームを使用し、院内製剤を処方しています。レーザー治療のようにダウンタイムも不要で、お値段もお安く、普段のスキンケアの一環としてお試しいただけます。

トレチノインとハイドロキノン()を併用し、か月経過した頃の写真です。

トレチノインはビタミンAの誘導体で「しみ」や「しわ」などを改善する働きがあります。ターンオーバーを促進し、メラニンの排出を促すことで「しみ」を改善していきます。
真皮のコラーゲン産生を促して、お肌のハリや「しわ」を改善に導く作用があります。

より美白効果を高めるなら、ハイドロキノンとの併用治療がおすすめです。

シミやシワなどの治療に使われる「トレチノイン」。ビタミンAが肌によいことは、広く知られていますが、トレチノインはビタミンAの吸収をよくするために合成された物質で、「ビタミンA誘導体」と呼ばれています。また、トレチノインはヒトの血液中にも微量ながら流れていますから、アレルギー反応などを起こす心配がありません。

トレチノインとハイドロキノン()を併用し、か月経過した頃の写真です。

アメリカでは治りにくいニキビの治療薬として認可されているトレチノイン。シワや光老化などにも効果があると言われ、エイジングケアの味方として注目されています。

トレチノインとハイドロキノンを併用する際の、塗布の順番は下記となります。

しみを作る細胞(メラノサイト)には2種類あります。正常のメラノサイトで作られたメラニンは表皮の一番深い層(基底層)周辺に付着しており、メラノサイト自体は色がついていませんので、レーザーをあててもメラノサイトは無くならないばかりか(無くなってしまうと色が抜けてしまう)、表皮のメラニンにレーザーが反応すると正常のメラノサイトを刺激し、新たにメラニンを作ってしまいます。これがレーザー焼けです。