2)体重18kg以上25kg未満:0.7g(プランルカスト水和物として70mg)


トロンボキサンA2薬などの薬がありますが、上記にくらべて効果が遅く発現するため、使われにくいですね。鼻や目の炎症自体を抑えることで効果を発揮します。花粉症に対しての効果が非常に強いのですが、長期に使うと「糖尿病」「骨粗しょう症」「胃潰瘍」などをはじめとした、多くの副作用が出てくるようになります。そのため、です。たとえば、純粋なステロイド薬でいうと「プレドニン」「プレドニゾロン」、第一世代の抗ヒスタミンとの配合剤である「セレスタミン」などがありますんで。特に「一発で花粉症を抑える注射」を打っている方もいますが、それは「ステロイド注射」であることがほとんどです。ステロイドの注射薬は1回接種すると6か月効果が持続することから「6か月間ステロイド薬を飲む」と同じ効果になります。したがって、でしょう。日本耳鼻咽頭科頭頚部外科学会でも「本剤をアレルギー性鼻炎の治療に用いることはお勧めできません。」としています。(参照:)花粉症で漢方薬を使うことがあります。鼻水や鼻づまりに使う漢方薬として以下がありますね。このうち、一番使いやすいのは「小青竜湯」です。「透明な鼻水がダラダラでてくる」という症状に有効な薬で、まさに花粉症の症状にピッタリですよね。麻黄のエフェドリン、芍薬のペオニフロリン、肝臓のグリチルリチンにより炎症を抑えつつ、スギ花粉で誘発されるケミカルメディエーターを抑える作用があります。実際、小青竜湯をスギ花粉症の鼻炎症状がある15名に投与したところ、という結果になっていますね。抗ヒスタミンを抑えるシャープさは西洋薬が勝るものの、「西洋薬で効果がない」という方は漢方薬も1つの選択肢かもしれません。(参考:) 花粉症は内服薬も大切ですが、鼻症状には点鼻薬もオススメです。内服薬とも相乗効果を発揮します。クリニックでは直接鼻の炎症を抑える「ステロイド点鼻薬」が主流になっていますね。ステロイド点鼻薬は内服薬として全身への作用が非常にすくなく、全身への副作用は起こりにくくなっています。(よく誤解されがちです)代表的な薬は次の通りです。ベクロメタゾン点鼻液は市販薬でも売られていますね。多くの市販薬はこちらが多いです。一部は血管収縮剤が入っているものもあります。血管収縮薬が入っているものは、鼻の環境のためにも、なるべく短期的に使った方がよいですね。(長期に使うと慢性的に鼻の血流がわるくなってしまいます)目の症状が強い場合は点眼薬を併用すると効果的です。内服薬とも相乗効果を発揮します。点眼薬で多く使われるのは「第2世代抗ヒスタミン薬」でしょう。ステロイド点眼薬も使われますが、緑内障などの眼圧が上がる可能性があるからです。まずは抗ヒスタミン薬で使って、緩和しないようならステロイド点眼薬を使用するようにした方が望ましいです。代表的な薬としては以下の通りです。オドメール点眼液、フルメトロン点眼液、リンデロン点眼液などあり、それぞれ濃度が違い種類が用意されています。もちろん濃度が高いほど効果は発揮しやすいですが、前述の通り緑内障に注意して使用すべきで、でしょう。 こういった方にお勧めな注射が「ゾレア(オマリズマブ)」です。ゾレアはIgEというアレルギーに関わる抗体をブロックすることで、抗ヒスタミン薬を使いながら、注射するになります。他にも特発性じんま疹や気管支喘息にも使いますね。もちろん、効果は強く、今までどの薬剤を使用しても無効であったスギ花粉症20例で行った結果によると、治療終了後に行ったアンケート調査では回収できた18例のうち15例が「今年オマリズマブを使用してよかった」と回答しています。また、日本を対象にしたオマリズマブ162例とプラセボ群175例を比較したランダム化比較試験でも今までコントロール不良であった花粉症の目の症状や鼻の症状を有意に改善させ、生活の質もよくしたことが報告されています。したがって、ゾレアはどうしてもダメな人用の「救世主」のような薬ではないでしょうか。ただし、いくつか注意点があります。1つ目は、IgEという抗体を抑える薬なので、IgEが高いことが前提条件になります。したがって、採血をしてIgEが高い人に使われますので、。2つ目は、非常に高額な費用がかかる可能性があるということ。血液中のIgEの濃度と体重によって75mgから600mgまで使用されますが、4週間ごとに使用した場合でも最高600mg使用で26,143円(3割負担)かかります。2週間ごと投与になると、最高52,286円(3割負担)かかることになりますね。もちろん、高額医療費制度が活用できますので、ある程度負担は軽減されますが、それでもということに注意が必要です。(参照:オマリズマブを使用した重症スギ花粉症20例の臨床的検討)
(参照:)よく「花粉症の薬の強さ」について聞かれることが多いですが、強さのランキングのようなものはあるのでしょうか?結論からいうと例えば、花粉症の薬を比較した試験において以下のようなものがあります。


4)体重35kg以上45kg未満:1.4g(プランルカスト水和物として140mg)

褥瘡(床ずれ)
1)概念・病態
・褥瘡は、外界から加わる物理的な力によって、骨と皮膚表層の間の軟部組織(皮下脂肪や筋肉、神経
など)の血管が閉塞し、血流が途絶え壊死することによって生じる創傷である。
・長期療養で寝たきりの患者に多い。
・褥瘡の好発部位は臥床時に圧迫が加わりやすく、筋肉・皮下脂肪が少なく骨突出の部位である。仙骨
部の発生が最も多い。次いで大転子部、踵骨部、肩甲骨部が多い。
2)成因
①圧迫:体圧分散不良による血行障害(褥瘡発生の直接的な要因)、②湿潤:発汗、失禁による皮膚の
過度の湿潤、③加齢による皮膚のバリア機能の低下、摩擦やずれによる抵抗性の減弱、④栄養不良に
よるやせ、5基礎疾患:脳血管後遺症、大腿骨骨折、脊髄損傷、がん終末期、糖尿病など。可動性の減
少、知覚認知の障害を招き、長時間同一体位となりやすい。
3)治療
①除圧:圧力を集中させない。同じ体位で寝かせない。②体位変換:半側臥床、体圧分散寝具の使用、
③清潔:壊死組織の除去、感染防止、④栄養改善:高栄養食、補助食品の摂取、⑤湿潤:保護剤の使用
(1)薬物療法
・正常な肉芽形成(創傷治癒)のために、外用薬で調整し適正な湿潤環境を保持する必要がある。
・高齢者では薬物療法が第一選択となる。
①ゲーベンクリーム:主剤はスルファジアジン銀からなり、緑膿菌、ブドウ球菌などに抗菌作用がある。
②ブロメライン軟膏:主剤のブロメラインはタンパク質分解酵素で、壊死組織除去作用がある。
③プロスタンディン軟膏:主剤のアルプロスタジルアルファデクス(プロスタグランジン Er)による局所循環
改善作用、肉芽・上皮形成作用がある。
④ユーパスタ:主剤のポビドンヨードにより殺菌作用と、精製白糖・マクロゴール基剤の吸水作用により
肉芽浮腫を改善するとともに感染を制御する。
⑤オルセノン軟育:主剤はトレチノイントコフェリル(ビタミンA誘導体レチノイン酸とビタミンEのトコフェロ
ールがエステル結合した化合物)である。
⑥フィブラストスプレー:主剤はヒト塩基性線維芽細胞増殖因子(b-FGF)トラフェルミンである。
⑦アクトシン軟膏:主剤はブクラデシンナトリウム(cAMP誘導体)で、血管拡張作用、皮膚毛細血管内皮
細胞増殖作用、表皮細胞増殖作用がある。
8.

主な皮膚用薬
①メトキサレン: 皮膚の光線感受性を増強させ、紫外線を吸収し露光部にメラニン沈着を起こす。
②タカルシトールは:活性型ビタミンD3の外用剤。角化症治療薬。
③マキサカルシトール:活性型ビタミンD」であるカルシトリオールの化学構造を修飾し、血清 Ca²+濃度
上昇作用を弱めた角化症治療薬。
④エトレチナート:合成レチノイド(ビタミンA 類似構造)。皮膚角化異常、口腔粘膜の過角化病変に対し
て奏功する。





青問7 p158
問3-468歳男性。体重60kg。高血圧症及び便秘のため下記の処方薬を服用していた。
患者は日中に町内会の夏祭りの準備をしており、水分摂取を忘れるほど夢中に作業を
したところ、体調不良となり救急搬送された。救急搬送時の体温は38.5℃。血液検査で、
血清クレアチニン値が前回受診時の0.8 mg/dLから2.5 mg/dLへと上昇しており、急性腎
不全の診断となった。
(処方1)
エナラプリルマレイン酸塩錠10 mg 1回1錠(1日1錠)
トリクロルメチアジド錠2mg 1回1錠(1日1錠)
1日1回 朝食後30日分
(処方2)
酸化マグネシウム錠330 mg 1回2錠(1日6錠)
1日3回 朝昼夕食後 14日分
問3(実務)
この患者の薬学的管理に関する提案のうち、適切でないのはどれか。2つ選べ。
1 ロキソプロフェンナトリウム水和物錠の投与 不適切
2 酸化マグネシウム錠の中止→適切
3 エナラプリルマレイン酸塩錠の中止 →適切
4 トリクロルメチアジド錠の中止 →適切
5 レボフロキサシン水和物錠の投与 不適切
正答:1.5
青問7p158
問4(病態・薬物治療)
急性腎不全の病態と治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 不可逆的に腎機能が低下する。
2 低カリウム血症が起こる。
3 腎前性の場合は尿中ナトリウム低値を伴う乏尿が起こる。
4 ビタミンD活性化障害により腎性貧血が認められる。
5 脱水は急性腎不全の危険因子である。
正答:3.5
解說
この患者は腎前性急性腎不全です。腎機能の低下は一過性のもので、腎血流量が回復す
れば正常化します。腎機能低下により血液中の老廃物の排泄やカリウムの排泄が低下します
ので、高カリウム血症が生じる。
1誤
2誤
3正 腎前性腎不全では、腎血流量は低下していますが、腎機能は正常です、ですから、
糸球体路過量が低下するので、尿の生成量が減少する、しかし、尿細管の機能は正常
なので、ナトリウムの再吸収は正常に行われ、尿中に排泄されるナトリウム量は減少して、
尿中のナトリウムの低下と乏尿が生じる。
4誤、腎性貧血は、腎障害によるエリスロポエチンの産生低下により起こる。
5正、脱水や出血など循環血液量の低下は、腎前性急性腎不全の危険因子となる。

問8 ネフローゼ症候群の治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 初期治療の基本は副腎皮質ステロイド薬である。
2 タンパク尿改善と静脈血栓予防に抗血小板薬が用いられる。
3 浮腫の改善には抗アルドステロン薬が第1選択薬となる。
4 高カリウム血症を併発するときは球形吸着炭が用いられる。
5 高コレステロール血症が持続する場合はエゼチミブが第1選択薬となる。
正答:1.2
解說
1正 初期治療では、副腎皮質ステロイド薬が用いられる。
2正 抗血小板薬であるジピリダモールは、尿タンパクを減少される作用を有するため、
タンパク尿も改善する。
3誤 膠質浸透圧の低下による浮腫の改善には、第1選択薬としてループ利尿薬が用
いられる。
4誤 高カリウム血症には、ループ利尿薬やポリスチレンスルホン酸ナトリウムが用い
られる。
5誤 高コレステロール血症の合併が認められるときは、ヒドロキシメチルグルタリル
CoA(HMG-CoA)還元酵素阻害薬が用いられる。
青問7 p.164
問10 尿路結石に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
1 腎結石、尿管結石、膀胱結石及び尿道結石に分類される。
2 主症状は、疼痛と血尿である。
3 結石が膀胱に落下すると、痛みは消失する。
4 自然排石は、まれである。
5 超音波検査により診断できる。
正答:4
解說
1正 尿路結石は、上部尿路結石(腎結石、尿管結石)と下部尿路結石(膀胱結石、尿道
結石)に分類される。
2正 尿路結石では、尿細管に結石がつまることにより、激しい疼痛が生じ、また、結石
により尿細管が傷つくことにより、血尿がみられることがある。
3正 結石が尿細管から膀胱に移行すると、痛みは消失し、頻尿などの症状を呈する。
4誤 約10 mm以下の小結石は、自然排石されやすい。
5正 尿路結石の診断法として、尿検査、腹部単純X線、超音波検査で診断を行う。

青問7 p.166
問12 15歳男性。倦怠感、浮腫を主訴に来院。一週間前から感冒様症状あり。
【身体所見】
身長150 cm、体重62 kg、血圧162/90 mmHg
扁桃:発赤、肥大あり。心雑音:聴取せず。
胸部写真:心胸比(CTR)51%、右肋骨横隔膜角鈍化
【血液検査】
赤血球380 × 10~/uL、白血球14,800/L。血清総タンパク6.1 g/dL、血中尿素窒素(BUN) 39
mg/dL。血清クレアチニン(Scr)1.6 mg/dL
【尿検査】
タンパク(+)、糖(-)、潜血(2+)、円柱(2+)
【細菌学的検査】
咽頭よりA群B型溶血性連鎖球菌同定
この患者に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
1 血清学的検査でASO(antistreptolysin O)、ASK(antistreptokinase)の上昇が認められる。
2 血清補体価のCH5の値や補体C,値の上昇が認められる。
3 腎障害はII型アレルギー反応による。
4 食事は低タンパク、高カロリー、低食塩にする。
5 フロセミド、アムロジピンベシル酸塩及びアモキシシリン水和物を投与する。
正答:2
青問7 p.166
問13 急性糸球体腎炎に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 IV型アレルギーにより発症する。
2 B群溶血性連鎖球菌感染が、主な発症原因である。
3 糸球体濾過値の低下が見られる。
4 血尿を認める。
5 ループ利尿薬は禁忌である。
正答:3.4
解說
急性糸球体腎炎は、溶連菌が主な原因菌であり、II型アレルギー反応が関与して
起こる腎炎で、糸球体が障害されるので、糸球体路過量の減少と糸球体から赤血球
が漏れ出てきますので血尿がみられる。また、治療薬には、高圧効果と浮腫の改善を
目的にループ利尿薬が用いられる。
1
2
3正
4正
5誤



青問7 p.168
問15 60歳男性、身長172 cm、体重72 kg。10年前に2型糖尿病と診断され、経口血糖降下
薬を内服していた。血圧136/86 mmHg、脈拍70/分。血清カリウム値4.2 mEq/L、血清クレアチ
ニン値0.7 mg/dL、空腹時血糖値126 mg/dL、HbA1c 7.4%(JDS)、血清総タンパク7.4 g/dL、血
清アルブミン4.0g/dL。
尿中アルブミン値(クレアチニン補正)1回目120 mg/g、2回目80 mg/g(基準値30 mg/g未満)。
この症例に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
1 糖尿病の治療を行っても、腎機能の障害は改善しない。
2 降圧目標は140/90 mmHgであり、本症例では達成されている。
3 尿細管障害がアルブミン尿の原因である。
4 タンパク尿のため、浮腫が出現している。
5 レニン-アンギオテンシン系の活性を低下させることにより、腎障害の進行を抑制できる。
正答:5
解說
この患者は、空腹時血糖値(基準値:70~109 mg/dL)及びHbA1c(基準値:4.3~5.8%)が基準
値をこえていることに加え、尿中アルブミン値(クレアチニン補正)が高値を示していることから、糖
尿病性腎症と推定される。
1誤 糖尿病腎症なので、糖尿病の治療を行えば、腎機能の障害は改善される可能性がある。
2誤 糖尿病患者の降圧目標は、130/80 mmHgなので、降圧目標を達成できていない。
3誤 糖尿病患者では、糸球体が障害されるためアルブミン尿がみられる。
4誤 この患者の血清総タンパク及び血清アルブミンは、基準値内であり浮腫は出現していない。
5正 ACE阻害薬は糸球体内圧の上昇を抑制する腎保護作用があり、腎障害の進行を抑制できる
2.8 生殖器系疾患
青問7 p.180
問11 子宮内膜症に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
1 不妊症の原因の一つである。
2 主訴は生理痛が多い。
3 卵管や卵巣にも病変が発生する。
4 子宮内膜の増殖は、プロゲステロンにより促進される。
5 GnRH(gonadotropin-releasing hormone)アゴニストが治療に用いられる。
正答:4
解說
1正 排卵不全、着床不全等がみられることから、不妊症の原因の一つである。
2正 生理痛、下腹部痛、性交痛、不妊等が現れる。
3正 卵管、卵巣、膣等の子宮粘膜上皮以外の場所に子宮内膜やそれに類似した組
織が発生する。
4誤 子宮内膜の増殖は、エストロゲンにより促進される。
5正 GnRHアゴニストは、反復投与により性腺刺激ホルモン放出ホルモンの受容体を
減少させ、エストロゲンの分泌抑制を誘発し、子宮内膜の増殖を抑制する作用
を有する。


青問7 p.168
問15 60歳男性、身長172 cm、体重72 kg。10年前に2型糖尿病と診断され、経口血糖降下
薬を内服していた。血圧136/86 mmHg、脈拍70/分。血清カリウム値4.2 mEq/L、血清クレアチ
ニン値0.7 mg/dL、空腹時血糖値126 mg/dL、HbA1c 7.4%(JDS)、血清総タンパク7.4 g/dL、血
清アルブミン4.0g/dL。
尿中アルブミン値(クレアチニン補正)1回目120 mg/g、2回目80 mg/g(基準値30 mg/g未満)。
この症例に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
1 糖尿病の治療を行っても、腎機能の障害は改善しない。
2 降圧目標は140/90 mmHgであり、本症例では達成されている。
3 尿細管障害がアルブミン尿の原因である。
4 タンパク尿のため、浮腫が出現している。
5 レニン-アンギオテンシン系の活性を低下させることにより、腎障害の進行を抑制できる。
正答:5
解說
この患者は、空腹時血糖値(基準値:70~109 mg/dL)及びHbA1c(基準値:4.3~5.8%)が基準
値をこえていることに加え、尿中アルブミン値(クレアチニン補正)が高値を示していることから、
尿病性腎症と推定される。
1誤 糖尿病腎症なので、糖尿病の治療を行えば、腎機能の障害は改善される可能性がある。
2誤 糖尿病患者の降圧目標は、130/80 mmHgなので、降圧目標を達成できていない。
3誤 糖尿病患者では、糸球体が障害されるためアルブミン尿がみられる。
4誤 この患者の血清総タンパク及び血清アルブミンは、基準値内であり浮腫は出現していない
5正 ACE阻害薬は糸球体内圧の上昇を抑制する腎保護作用があり、腎障害の進行を抑制でき
2.8 生殖器系疾患
青問7 p.180
問11 子宮内膜症に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
1 不妊症の原因の一つである。
2 主訴は生理痛が多い。
3 卵管や卵巣にも病変が発生する。
4 子宮内膜の増殖は、プロゲステロンにより促進される。
5 GnRH(gonadotropin-releasing hormone) アゴニストが治療に用いられる。
正答:4
解說
1正 排卵不全、着床不全等がみられることから、不妊症の原因の一つである。
2正 生理痛、下腹部痛、性交痛、不妊等が現れる。
3正 卵管、卵巣、膣等の子宮粘膜上皮以外の場所に子宮内膜やそれに類似した組
織が発生する。
4誤 子宮内膜の増殖は、エストロゲンにより促進される。
5正 GnRHアゴニストは、反復投与により性腺刺激ホルモン放出ホルモンの受容体を
減少させ、エストロゲンの分泌抑制を誘発し、子宮内膜の増殖を抑制する作用
を有する。


薬理系薬学 出席課題

第二回

1.
主にⅠ型アレルギーで発症するもの

蕁麻疹、食物アレルギー、花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシーショック
IgE抗体

主にII型アレルギーで発症するもの

自己免疫性溶血性貧血(AIHA)、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、グッドパスチャー症候群、Rh不適合妊娠、慢性甲状腺炎、バセドウ病
IgG抗体・IgM抗体

主にⅢ型アレルギーで発症するもの

血清病、全身性エリテマトーデス(ループス腎炎)、急性糸球体腎炎、過敏性肺臓炎、アルサス反応
IgG抗体・IgM抗体


主にⅣ型アレルギー性発症するもの

接触性皮膚炎、移植片対宿主病(GVHD)、結核(ツベルクリン反応)


2.

全身性エリテマトーデスの第一選択薬
プレドニゾロン
(デキサメタゾン、シクロホスファミド)

ベーチェット病の治療薬
シクロスポリン


皮膚・粘膜症状
・口腔粘膜アフタ性潰瘍、外陰部潰瘍には外用薬として副腎皮質ステロイド薬軟膏を局所塗布する。
眼症状
・副腎皮質ステロイド薬の点眼薬・内服薬を用いる。
・難治性網膜ブドウ膜炎にはインフリキシマブ(点滴静注)を投与する。
血管病変
副腎皮質ステロイド薬と免疫抑制薬(シクロスポリン、シクロホスファミド、アザチオプリンなど)を用いる。
腸管病変
・副腎皮質ステロイド薬とサラゾスルファピリジン、メサラジンなどを用いる。
・消化管ベーチェット病にはアダリムマブ(TNF阻害薬)を用いる


シェーグレン症候群

治療:①ドライアイ:レバミピド、ジクアホソルナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウムの点眼薬、人工涙液、
②ドライマウス:ムスカリン受容体作動薬(セビメリン、ピロカルピン)、人工唾液、漢方薬(白虎加人参湯、麦門冬湯など)、含嗽薬、粘膜保湿改善薬などを用いる。

【関節リウマチ 治療薬】

オノンDSは瓶製剤に加えて、0.5g・0.7g・1.0g単位の分包品も販売されています。

メニエール病
1)概念:内耳を満たすリンパ液が増加し生じる(内リンパ水腫)。原因は不明であるが、心身のストレス
が発症に関与する。末梢性めまいと共に、耳鳴り、難聴を繰り返す。
2)症状:主な症状は吐気・嘔吐を伴う回転性めまいである。初期には耳鳴りを伴う低音性難聴をきたす
が、発作を繰り返すうちに難聴は高音域にも及ぶようになる。
3)治療:内リンパ水腫に対してはイソソルビドを用いる。吐気・嘔吐にはメトクロプラミドなどの制吐薬を、
内耳感覚細胞や内耳神経の活動を正常化させるためにジフェンヒドラミン、ベタヒスチンを用いる。



6.

)。 アレルゲンが鼻の粘膜につくと、ヒスタミン、ロイコトリエンといった物質がでてきて症状を引き起こします。ヒスタミンがくしゃみ鼻水、ロイコトリエンが鼻づまりに関係しているといわれています。(ヒスタミンとロイコトリエンは、治療の話のときにまたでてきますので、頭の片隅においといてください。)
くしゃみ、鼻水(水様性鼻汁。いわゆる水っぱな。)、鼻づまり(鼻閉)アレルギー性鼻炎では黄色い鼻水(膿性鼻汁)は出ません。膿性鼻汁は鼻かぜ(急性鼻炎)や、副鼻腔炎の症状です。 鼻:下鼻甲介が腫れたり、白くブヨブヨになったりしています。何にアレルギーがあるかを調べるためには、アレルギー検査が必要です。当院では「ドロップスクリーン」を導入しています。指先からとった1滴の血液で、41種類がわかるアレルギー検査です。30分で結果がでます。こんな感じで検査結果がでてきます。 大人の方には、普通の採血での検査をおすすめしています。何が違うかといいますと、・非特異的IgEといって、今どのくらいのアレルギー反応が自分の中で起こっているかの目安になる数値がわかります。・View39 ドロップスクリーンとほぼ同じ39種類の検査ができます。・白血球中の好酸球の%がわかります。これは、過敏性の指標になります。上記のいろいろな抗原にかぎらず、温度・気圧・ちょっとした刺激にも反応しやすいかどうかがわかります。好酸球が5%以上ある方は、過敏になっていると考えていいです。 飲み薬と点鼻薬があります。ヒスタミンを抑える抗ヒスタミン薬、ロイコトリエンを抑える抗ロイコトリエン薬、そして漢方薬があります。一番使われるタイプのお薬です。 1日2回のお薬 1日1回のお薬 この他にもいろいろ種類があります。一般的に効果が強いと言われる薬、眠気が強いといわれる薬がありますが、効果には個人差があります。効果が強いといわれる薬でもその人にはあまり効かなかったり、眠気が少ないと言われる薬でもその人には眠たかったり。その逆もあります。抗ヒスタミン薬はいろいろ種類があるので、自分に合う薬を一緒に見つけましょう。 鼻づまりの症状が強い人に使います。単剤で使うこともありますが、抗ヒスタミン薬で効果がイマイチな場合に併用することもあります。シングレアとキプレスは販売会社が違うだけで、同じ薬です。 鼻水グッジュグジュになってしまった時。こういう時に、他の飲み薬はなかなかすぐに効いてはくれません。小青竜湯はとりあえず許容範囲内に症状を抑えてくれます(私の使用経験から)。天然のエフェドリン(後述参照)がはいっています。 妊娠中にも頓服程度なら飲めます。アレグラの成分と、エフェドリンの成分が入った薬です。エフェドリンは血管をキュッと細くする効果があるので、鼻づまりを改善させてくれます。鼻閉にはとてもよい薬なのですが、血管をキュッとし続けるのは鼻以外にはよくないかもしれないので、長期の処方はできないことになっています。ひどい高血圧、緑内障、ひどい前立腺肥大症の場合には使えません。 ポララミンという昔ながらの抗ヒスタミン薬と、少量のステロイドが入った薬です。ステロイドが入っているので、鼻の炎症をよく抑えてくれますが、長期での処方はできません。また、眠気が出る人もいます。他の薬では焼け石に水のような状態になってしまったときに、一時的に使ったり、症状がヒドイ時だけ頓服で使ったりします。 ドラッグストアで売っているのはこのタイプです。これをシュシュっとやるとすぐに鼻づまりが改善します。即効性があってついつい手放せなくなってしまうのですが、ずっと使い続けているとだんだん効かなくなり、余計に鼻づまりがひどくなってしまいます。連用は避けたいです。使い方としては、風邪をひいて鼻づまりがヒドイ時に一時的に使うのがいいと思います。耳鼻科で主に処方するのはこちらのタイプです。ステロイドというと嫌煙されてしまうのですが、鼻だけに効いてくれてほとんど全身には吸収されないので、いわゆるステロイドの副作用はありません。即効性はないのですが、毎日使っていると1週間くらいで効果がでてきます。鼻がすでにグジュグジュな状態で使うと、点鼻をしてもすぐに鼻水と一緒にでてしまったり、点鼻が刺激でくしゃみがでてしまったりしますが、それでも毎日使い続けていると効果が出てきますので、諦めずに使ってください。そして、調子が良くなってもやめないでください(これ大事!)。調子が良い時もつけ続けると、調子が悪くなりにくくなります。季節性アレルギー性鼻炎の時はシーズン中ずっと、通年性の場合には一年中ずっと、です。飲み薬だけでは効果がイマイチな人に点鼻薬を追加するとよいですし、ステロイド点鼻薬単独でも結構効果がありますよ! アレルゲンを毎日ちょっとずつ取り込んで、体を慣らしてしまおうという治療です。スギ用(シダキュア)、ダニ用(ミティキュア)があります。1日1回、舌の下に薬を置いて、1分経ったら飲み込みます。毎日、5年を目安に続けます。これをやるにはアレルギー検査をして、スギやダニにアレルギーがあることを確認しなければいけません。(シダキュアはスギ以外、ミティキュアはダニ以外には一切効果がありません。)ひどい副作用の報告はありませんが、初めて薬を飲むときは、念のため飲んだ後30分間院内にいていただきます。下鼻甲介の粘膜を焼く治療です。鼻づまりが改善し、くしゃみ鼻水も出にくくなります。効果はだいたい1年くらい持ちますが、個人差があります。やる前には麻酔のついた細いガーゼを鼻にいれて、鼻の粘膜を麻酔してからやります。(注射の麻酔ではありません。)しっかり麻酔を効かせてやれば、そんなに痛くはない治療です。家に帰った後は少し痛むことがありますが、痛み止めを処方しますので大丈夫です。やった後1週間程度は下鼻甲介にかさぶたがついて、一時的に鼻づまりが酷くなることがあります。1週間後に外来に来てもらって、カサブタのお掃除をします。 トリクロール酢酸による焼灼術 現在、当院でも施行しています高周波治療レーザー治療(今後導入予定) 鼻がグジュグジュになってから治療を開始しても「焼け石に水」、なかなか効果がでません。昨年あまり効果がなかった場合、薬が効かなかったと決めつけず、次は早めに治療を始めてみましょう。1月中旬から2月上旬に治療を始めるのがオススメです。症状が出たときだけ飲んで、症状がおさまるのであれば、毎日飲む必要はありません。症状がイマイチおさまらないなら毎日飲んでください。花粉症に対しては、1月下旬から4月上旬まで毎日飲んでいた方が、コントロールはいいかと思います。ヒノキもある人は、GW明けまでです。 症状がでてからだと薬が効きにくいです。外出する予定がわかっているのなら、その前日(あるいは2~3日前)から薬を飲みましょう。 やめてみて、症状がまだ出るようならもうちょっと続ける、といった感じです。通年性のアレルギー性鼻炎の方は、アレルギーの薬を飲んだからといってアレルギーの体質が治るわけではありません。薬をやめたらまた症状がぶり返しますので、飲み続けなければいけません。ダニによる通年性アレルギー性鼻炎の場合には、舌下免疫治療(別途参照)があります。夏以外は、薬をずっと飲んでいた方が調子がいい人も多いかと思います。季節の変わり目、温度変化があるときは症状が出やすく、よく秋の花粉症かと思って来院される方の多くは、ダニアレルギーがひどくなっている症状が多いです。

当院では年齢が低くても使いやすいザイザル、アレグラ、アレジオン、オノンなどをよく処方しています。 ..

所見
関節裂隙の狭小化、骨棘の形成、
軟骨下骨の硬化
・治療
関節腔内へのヒアルロン酸の注入
(関節の可動性の回復)
非ステロイド性抗炎症薬の投与(鎮痛)



問題9 変形性関節症に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
青問7巻 病態・薬物治療 112 ページ
1 軟骨の変性によって起こる全身性自己免疫疾患である。
→ × 自己免疫疾患ではない。
2 高頻度にPIP関節(近位指節間関節)が侵される。
→ PIP関節が障害を受ける変形性関節症をブシャール結節という。
ヘバーデン結節ではDIP関節(遠位指節間関節)が障害される。
3 関節のX線所見として、骨棘形成が特徴的である。
→ ○(関節がすり減るために生じる)
4 関節液の減少が認められる。
→ 疾患の初期では関節液の減少が認められる。
炎症が強くなると滲出液が関節腔にたまって関節液が増加することもある。
5 軽症例よりプレドニゾロンの経口投与が汎用される。
→ × 軽症例では痛み止めとして非ステロイド性抗炎症薬が経口投与される。
膝関節の摩耗への対処としてはヒアルロン酸の関節内腔への注射が行われる。


アルキル化薬*
問1 抗悪性腫瘍薬であるシクロホスファミド水和物の作用機序として正しいも
のはどれか。1つ選べ。
1 チミジル酸合成酵素阻害
2 トポイソメラーゼI阻害
3 微小管タンパク重合促進
4 DNA のアルキル化◯
5 二本鎖 DNA 架橋形成◯
問2-1 副作用である出血性膀胱炎の防止のため、メスナを併用する抗悪性腫
瘍薬はどれか。1つ選べ。
1 フルオロウラシル
2 シタラビン
3 メトトレキサート
4 イホスファミド◯
5 イリノテカン
問 2-2 シクロホスファミドの副作用である出血性膀胱炎に対して用いられる薬物
はどれか。1つ選べ。
1
ジスルフィラム
2 デフェロキサミン
3 メスナ◯
4 レボホリナート
5 ナロキソン
問3シスプラチンの主な作用機序はどれか。1つ選べ。
1 DNA のアルキル化
2 微小管形成阻害
3 トポイソメラーゼI阻害
4 チミジル酸合成酵素阻害
5 DNA への架橋形成◯
問4 脳腫瘍の治療に用いられる医薬品はどれか。1つ選べ。
1 ゲフィチニブ
2 フルオロウラシル
3 イリノテカン塩酸塩水和物
4 イマチニブメシル酸塩
5 ニムスチン塩酸塩」◯
代謝拮抗薬*
問5 次の代謝拮抗薬のうち、ジヒドロ葉酸還元酵素を阻害する薬物はどれか。
1つ選べ。
1 メルカプトプリン
2 メトトレキサート、◯
3 フルオロウラシル]
4 シタラビン
5 テガフール
問6 フルオロウラシル(5-FU) の抗腫瘍
効果を増強する薬物はどれか。1つ選べ。
1 レボホリナートカルシウム◯
2 メルカプトプリン
3 メトトレキサート」
4 イリノテカン塩酸塩)
5 ドキソルビシン塩酸塩

問7 シタラビンオクホスファートの主
な作用機序はどれか。1つ選べ。
1 ジヒドロ葉酸還元酵素阻害
2 チミジル酸合成酵素阻害
3 DNAポリメラーゼ阻害◯
4
4
DNA のアルキル化
5 プリン合成阻害
問8 活性代謝物がデオキシシチジン三
リン酸(ACTP)と競合し、DNAポリメラ
ーゼを阻害するのはどれか。1つ選べ。
1
1 ボルテゾミブ
2 エキセメスタン
3 ゲムシタビン◯
4 マイトマイシンC
5 スニチニブ
問9 次の抗悪性腫瘍薬のうち、プリン
代謝拮抗薬はどれか。1つ選べ。
1
シクロホスファミド
2 フルオロウラシル
3 メトトレキサート
メルカプトプリン◯
5 ドキソルビシン
抗腫瘍性抗生物質 * *
問10-1 DNA に架を形成することに
より DNA複製を阻害する抗腫瘍抗生物質
はどれか。1つ選べ。
1 カペシタビン
2 2 ピンクリスチン
3 パクリタキセル
4 マイトマイシンC◯
5
5
エトポシド
問10-2 マイトマイシンC の作用機序
はどれか。1つ選べ。
1
1 微小管形成阻害
2 葉酸代謝拮抗
3 トポイソメラーゼI阻害
4 DNA への架橋形成◯
5 DNAポリメラーゼ阻害
問11 ドキソルビシンの作用機序はどれ
1
2
3
4
5
インターカレーションによる DNA
及びRNA合成阻害|◯
DNA のアルキル化
微小管タンパク重合促進
トポイソメラーゼI阻害
アンドロゲン受容体遮断

問 12トポイソメラーゼII を阻害して DNA
合成を阻害するのはどれか。1つ選べ
1 シクロホスファミド
2 イリノテカン
3 ノギテカン
4 ドキソルビシン◯
5 ビンクリスチン、


植物由来薬*
問 13 トポイソメラーゼIIを阻害して DNA合成を阻害するのはどれか。1つ選べ。
1 シクロホスファミド
2 イリノテカン
3 ノギテカン
4 エトポシド◯
5 ビンクリスチン
問 14-1 トポイソメラーゼI阻害薬は
どれか。1つ選べ。
1 ドセタキセル水和物
2 イリノテカン塩酸塩◯
3 エトポシド
4 ドキソルビシン塩酸塩
5 ピンクリスチン硫酸塩
問 14-2 DNA トポイソメラーゼIを阻害
して抗悪性腫瘍作用を示すのはどれか。
1つ選べ。
ドセタキセル
1
2ノギテカン◯
3
4
5
エトポシド
ドキソルビシン
ビンクリスチン
問15 抗腫瘍薬ビンクリスチンの作用
機序はどれか。1つ選べ。
1 DNA アルキル化
2 チューブリン重合阻害◯
3 アロマターゼ阻害
4 トポイソメラーゼ阻害
5
ピリミジン代謝阻害
分子標的薬**
問16-1 次の抗悪性腫瘍薬のうち、分子標的治療薬はどれか。1つ選べ。
1 イリノテカン塩酸塩
2 ゲフィチニブ◯
3 メトトレキサート
4 ニムスチン塩酸塩」
5
5 ドキシフルリジン
問 16-2 上皮成長因子受容体(EGFR)
チロシンキナーゼを選択的に阻害し、抗悪性腫瘍作用を示すのはどれか。1つ選
1
2
3
4
5
ボルテゾミブ
ブレオマイシン
イリノテカン
イマチニブ
ゲフィチニブ◯
問 17-1 ヒト血管内皮増殖因子
(VEGF)に結合することで、血管新生を
抑制する抗悪性腫瘍薬はどれか。1つ選
1
1
2
3
4
5
ソラフェニブ
ベバシズマブ◯
ドキソルビシン
イリノテカン
ゲフィチニブ


問 17-2 ヒト血管内皮増殖因子
(VEGF)を標的とした抗悪性腫瘍薬はど
れか。1つ選べ。
1 トラスツズマブ
2 リツキシマブ
3 ベバシズマブ◯
4 ニボルマブ
5 セツキシマブ
問 18 ヒト血管内皮増殖因子受容体
(VEGFR)を標的とした抗悪性腫瘍薬は
どれか。1つ選べ。
1 ラムシルマブ◯
2 トラスツズマブ
3 ゲフェチニブ
4 ニボルマブ)
5 イピリムマブ、
問19-1 ヒト上皮増殖因子受容体2 (HER2)
を標的とする分子標的薬はどれか。1つ選
べる
1 リツキシマブ
2 ベバシズマブ
3 トラスツズマブ◯
4 セツキシマブ
5 エルロチニブ
問 19-2 ヒト上皮増殖因子受容体2 (HER2)
を標的とする分子標的薬はどれか。1つ選
1
2
3
4
5
リツキシマブ
ベバシズマブ
ペルツズマブ◯
セツキシマブ
エルロチニブ
問19-3 ヒト上皮増殖因子受容体2
CHER2)を標的とする分子標的薬はどれか。
1つ選べ。
1 ゲフィチニブ
2 ソラフェニブ
3 ラパチニブ◯
4
イマチニブ
5
エベロリムス
問20 腫瘍細胞のプロテアソームを阻
害し、NF-KBの活性化を妨げることに
より、腫瘍細胞のアポトーシスを誘導す
るのはどれか。1つ選べ。
1 ボルテゾミブ◯
2 ブレオマイシン
3 イリノテカン
4 イマチニブ
5 ゲフィチニブ
間 21-1免疫チェックポイント阻害薬
に分類されるのはどれか。1つ選べ。
1
トラスツズマブ
2 ペルツズマブ
3 ニボルマブ◯
4 パニツムマブ、
5 ゲフィチニブ


問21-2 免疫チェックポイント阻害薬
に分類されるのはどれか。1つ選べ。
1 フルベストラント、
2 ボルテゾミブ
3 イピリムマブ◯
4 エベロリムス
5 イマチニブ
ホルモン感受性腫瘍治療薬 * * * * * *
問 22 抗エストロゲン作用を有する乳が
ん治療薬として、最も適切なのはどれ
か。1つ選べ。
1
エストラジオール
2 クロルマジノン酢酸エステル
3 タモキシフェンクエン酸塩◯
4 メチルテストステロン
5 アナストロゾール
問 23 抗アンドロゲン作用を有する前
立腺がんの治療薬として正しいのはどれ
か。1つ選べ。
1 1 ビカルタミド◯
2 ダサチニブ
3 イリノテカン
4 カルボプラチン
5 インフリキシマブ
問24 タモキシフェンクエン酸塩の投与により発症のリスクが上昇するのはど
れか。1つ選べ。
1 乳がん
2 2 前立腺がん
3 膀胱がん
4 子宮体がん◯
5 子宮頸がん
問25 閉経前乳がんに用いる薬物はど
れか。1つ選べ。
1 アリルエストレノール
2 エキセメスタン
3 エンザルタミド、
4 リュープロレリン◯
5 レトロゾール
問26-1 ゴナドトロピン放出ホルモン
(Gn-RH)受容体の脱感作により、精巣の
テストステロン合成・分泌を抑制するの
はどれか。1つ選べ。
1 メトトレキサート、
2 ホスフェトロール]
3 エトポシド
4 4 タモキシフェン
5 リュープロレリン◯
問26-2 ゴナドトロピン放出ホルモン
(Gn-RH)受容体の脱感作により、精巣の
テストステロン合成・分泌を抑制するの
はどれか。1つ選べ。
1 メトトレキサート
2 デガレリクス
3 エトポシド
4 タモキシフェン
5 ゴセレリン◯

問26-3 ゴナドトロピン放出ホルモン
(Gn-RH)受容体の遮断により、精巣のテ
ストステロン合成・分泌を抑制するのは
どれか。1つ選べ。
1 メトトレキサート
2 デガレリクス◯
3 エトポシド
4 タモキシフェン
5 ゴセレリン
問27-1 閉経後乳がんの治療に用い
る薬物はどれか。1つ選べ。
1 デュタステリド
2 アナストロゾール◯
3 リュープロレリン酢酸塩
4 フルタミド
5
ゴセレリン酢酸塩
問27-2 アロマターゼ阻害作用がある閉
経後乳がん治療薬として、最も適切なの
はどれか。1つ選べ。
1 クロルマジノン酢酸エステル
2 エチニルエストラジオール
3 テストステロンエナント酸エステル
4 レトロゾール◯
5 タモキシフェンクエン酸塩





間1 YZDB 解答 (シクロホスファミドをと5も正解)
シクロホスファミド水和物は、アルキル化薬であり、主にグアニン塩基をアルキル化する。生体内で活性化された後、腫瘍細胞のDNA合成を
阻害し抗腫瘍効果を現す。二官能基アルキル化薬の場合はは結果として架橋が形成され、選択肢5も正解となるが、二官能基以外のアルキル化薬につ
いて問われた場合は誤となる。
間2-1 YZ模試
イホスファミドは、アルキル化薬であり、生体内での代謝を経て生成されたアクロレインにより、副作用として出血性膀胱炎等の整尿器系障
害を起こすことがあるため、アクロレインの無毒化を目的としてメスナと併用される。
問2-2
YZDB
解答3
シクロホスファミドの副作用である出血性膀胱炎に対して用いられるのはメスナである。出血性膀胱炎防止のため、尿量増加を図る必要があ
問3 YZDB
シスプラチンなどの白金製剤は、DNA に架橋を形成することにより、抗腫瘍作用を示す。
YZDB 解答5
脳腫瘍の治療には、脳への移行性の高いニムスチンなどが用いられる。テモゾロミドも脳腫瘍に用いられる。
間5 YZ模試 解答2
メトトレキサートは、核酸合成に必要な活性型葉酸の産生に必要なジヒドロ葉酸還元酵素を阻害する葉酸代謝拮抗薬である。メルカプトプリ
ン水和物はプリン代謝拮抗薬、フルオロウラシル及びテガフール(フルオロウラシルのプロドラッグ)はピリミジン代謝拮抗薬、シタラビンは DNA ポ
リメラーゼ阻害薬である。
問6 YZDB 解答 1
レボホリナートカルシウムフルオロウラシル療法、レボホリナートカルシウム・フルオロウラシル持続静注併用療法として胃がん、結腸・
直腸がんに対しての抗腫瘍作用を増強する。
問7 YZDB 解答3
シタラビンオクホスファートは、シタラビンのプロドラッグであり、代謝されてシタラビンとなったのちに癌細胞内でリン酸化され、DNA ボ
リメラーゼを阻害してDNA の生合成を阻害する。
間8
青・改 解答3
間 P430 理論問題7選択肢3の解説、およびP434 問題 11 の選択肢3の解説参照のこと。
間9
YZDB
プリン代謝拮抗薬にはメルカプトプリンなどが、ピリミジン代謝拮抗薬にはフルオロウラシルなどがある。
間10-1 YZDB
マイトマイシンCは、放線菌から単離された抗腫瘍抗生物質であり、DNA 中のアデニンのN-6位及びグアニンの0-6、N-2位に架橋を形成
し、DNA複製を阻害する。
問10-2 YZ模試 解答 4(注意)
40 マイトマイシンCは、二重鎖 DNA に架橋を形成し、DNAの複製を阻害する抗腫瘍抗生物質の1つである。
5△選択肢としては不良。架橋の結果複製が阻害されるので、DNA polymerase 阻害とも言える可能性があるが、この場合酵素活性の直接限
害の有無を指していると思われる。
問11
YZDB 解答 1
ドキソルビシン塩酸塩やダウノルビシン塩酸塩などのアントラサイクリン系抗腫瘍抗生物質は、インターカレーションによる INA 及び IENA 合
成阻害作用とDNA トポイソメラーゼII阻害により、細胞周期の停止やアポトーシス誘導などによる抗腫瘍作用を示す。
間12
青改
間 11 の解説参照
間13
解答 4
ド及びドキソルビシン塩酸塩は、トポイソメラーゼII を阻害する。
エトポ
問14-1
YZDB
解答2


問14-2
解答2
イリノテカンは代謝されて活性体 SN-38 となり効果を示すが、ノギテカンは代謝を要しない。ノギテカンの適応:小細胞肺癌、がん化学療法
後に増悪した卵巣癌、小児悪性固形腫瘍、進行又は再発の子宮頸癌:イリノテカンの適応:肺がん、子宮頸がん、卵巣がん、胃がん、大腸がん、乳が
ん、悪性リンパ腫
間15
解答2
ビンカアルカロイドはチューブリンの重合を阻害して、微小管形成を抑制し、細胞周期の 1 期で停止させる。
間16-1 YZDB 解答2
ゲフィチニブは、上皮成長因子受容体(EGFR) チロシンキナーゼを阻害することにより、手術不能又は再発非小細胞肺がんに適応がある。
問16-2YZ模試 解答5
間16-1 解説参照
問17-1 YZ模試 解答2
ベバシズマブは、ヒト血管内皮増殖因子(VEGF)を標的としたモノクローナル抗体製剤であり、腫瘍組織から分泌される VEGF に結合し、血管
内皮細胞に発現する VEGF 受容体と VEGF との結合を阻害して腫瘍組織での血管新生を抑制するため、腫瘍細胞の増殖を抑制する。
間17-2YZ模試
間17-1解説参照。
間18
ラムシルマブは、VEGFR に対する完全ヒト型抗体である
間19-1
解答3
トラスツズマブは、ヒト化抗 HER2 モノクローナル抗体である。抗腫瘍作用のメカニズムとしては、受容体下流のシグナル伝達阻害と、抗体
依存性細胞傷害活性 ADCC(antibody-dependent cell cytotoxicity)などが挙げられる。
問19-2
ペルツズマブは、HER2 に対するヒト化モノクローナル抗体で、HER2 の二量体化に重要な細胞外領域に結合して二量体化を妨げる。HER2はリ
ガンドが同定されておらず、HER2 が過剰発現することにより、隣接する HER2 同士の二量体形成のみで活性化する。
問19-3
ラバチニブは、EGFR/HER2 に対する低分子阻害集。EGFR 及び HER2 チロシン自己リン酸化を選択的かつ可逆的に阻害することで、アポトーシ
スを誘導し腫瘍細胞の増殖を抑制する。乳がんの転移にも用いられる。
間20
解答1
青間 P432理論題8および10の解説を参照
間21-1
解答3
ニボルマプは、完全ヒト型抗ヒトPD-1 モノクローナル抗体(オプジーボ)で免疫チェックポイント阻害薬に分される。
間21-2
イピリムマブは、完全ヒト型抗ヒト CTLA-4 モノクローナル抗体で、免疫チェックポイント阻害薬に分類される。
問22 YZDB 解答3
タモキシフェンクエン酸塩は、抗エストロゲン薬であり、乳がん細胞のエストロゲン受容体に対し、エストロゲンと競合的に拮抗し、抗エス
トロゲン作用を示す。
間23
YZ模試
解答1
前立腺がんの治療には、抗アンドロゲン作用を有するビカルタミドなどが用いられる。
間24 YZDB 解答 4
子宮体がんは子宮内膜に発生する悪性腫瘍であり、エストロゲンにより増殖が促進される。タモキシフェンクエン酸塩は乳がん組織のエスト
ロゲン受容体を遮断することにより乳がんの治療に用いられるが、子宮体部に対してはエストロゲン作用を示すため、子宮体がんの発症リスクが上昇する。
間25 YZ模試 解答 4
閉経前乳がんのホルモン療法に用いる薬物には、タモキシフェンクエン酸塩、リュープロレリン酢酸塩、ゴセレリン酢酸塩などがある。エキ
セメスタン、レトロゾールは、閉経後乳がんの治療に用いられる。アリルエストレノールは前立腺肥大症、エンザルタミドは去勢抵抗性前立腺がんの治療に用いられる。


問26-1 青改 解答 5
リュープロレリンとゴセレリンはいずれも、Gn-RE 誘導体であり、投与直後は下垂体 GnRH受容体を活性化してゴナドトロピン(LH および FSH)
の分泌を増大されるが、持続的投与によるネガティブ・フィードバックと受容体のダウンレギュレーションにより脱感作に至り、ゴナドトロピンの数出が抑制される。なお、ホスフェストロールは合成エストロゲンで、現在製造中止。青間 P430 理論問題6解説参照
間26-2
解答5
間25-1 解説および青間 P430 理論問題6解説参照
間26-3
解答2
デガレリクスはGnRH(=LH-RH) アンタゴニストである。下体 GnRH レセプターと可逆的に結合することにより、下垂体からの黄体形成ホルモン(LH)の放出を抑制する結果、精巣からのテストステロン分泌を抑制する。この下垂体性腺系機能抑制により、デガレリクスは前立腺癌の増殖を
抑制すると考えられる。
問27-1 YZ模試 解答 2
閉経後乳がんの治療薬として、アロマターゼ阻害薬のレトロゾール、アナストロゾールなどがある。なお、LH-RH 誘導体であるリュープロレリン酢酸塩、ゴセレリン酢酸塩は閉経前乳がんの治療に用いられる。フルタミドは抗アンドロゲン作用があり、前立腺がんの治療に用いられる。
問27-2 YZDB改変解答 4
アナストロゾールとレトロゾールは非ステロイド性、エキセメスタンはステロイド性のアロマターゼ阻害薬で、アロマターゼ阻害によりアンドロゲンからのエストロゲン生成を阻害し、がん細胞の増殖を抑制する。



2.

初めまして!
ご質問ありがとうございます。
ビラノア含むH1 blockerは、”アレルギー性鼻炎に対して”は、同効のH1 blocker同士での併用内服は”原則”避けることになっております。
したがいまして、ビラノアで効果が十分でない場合に”追加する薬”としては、ロイコトリエン受容体拮抗薬(オノンなど)やステロイド点鼻薬が候補に挙がります。
また、アレルゲンによってはアレルゲン免疫療法(減感作療法)という根治療法も存在しますので、一度かかりつけの先生に相談されてみても良いかもしれません!

オノン)を併用することもあります。その他、漢方薬の選択肢もあります。 内服薬の画像

初めてメールをさせてもらうものですが、お忙しい中すみません。
今、ポララミンとビラノアを併用して、飲み始めたのですが、組み合わせが心配なので、ビラノアと併用できるものが、他にあるのかを教えてもらえれば、と思い、この度はメールさせてもらいました。私は30年ぐらいアレルギー性鼻炎に悩まされてきたものです。
よろしくお願い致します。

例えば、グループ Aのアレグラが効かなかったのであれば、同じグループAのタリオンやビラノアに変えるよりも、グループ Bのルパフィンやグループ Cのザイザルなどに変更する方がより効果の違いを感じることができる可能性があります。


一方、アレジオンやアレグラ、オノンなどはほとんど眠くなりません。 ▽ステロイド薬 ※プレドニン、リンデロンなど

一方で花粉症の薬には、「抗ヒスタミン薬」(ザジデン、アレグラなど)、「ロイコトリエン拮抗薬」(オノン、シングレアなど)、「メディエーター遊離抑制薬」(インタールなど)、「トロンボキサンA2阻害薬」(バイナスなど)があります。

オノンカプセル112.5mgとの飲み合わせ情報[併用禁忌 ..

アレグラFX、クラリチンEXともに「してはいけないこと」として併用不可とされている成分は?

・・・抗ヒスタミン薬(アレグラ、アレロック、ザイザルなど)、ロイコトリエン受容体拮抗薬(オノン、シングレア) ..

■健康保険診療による眼科診療について
各種コンタクトレンズ処方、アレルギー、花粉症、ドライアイ、眼精疲労などお受けしています。
花粉症の方は、保険診療にて各種飲み薬、点鼻等の投薬も行っています。クラリチン、ジルテック、アレグラ、アレロック、セレスタミン、オノン、点鼻薬フルナーゼ等お問い合わせください。

ミグリステン、エペリゾン、メチコバール、トコフェロール、ザイザル、オノンは併用しても問題はないでしょうか。

今年は例年にくらべて花粉の飛散量が多く、花粉症のお薬を服用しておられる方も多くみえます。そこで最近はよく「飲み合わせ」についてのご質問をいただくのですが、花粉症のお薬と心療内科のお薬を併用しても、基本的には問題となることはありません。

アレグラDS5% (フェキソフェナジン塩酸塩), 6ヵ月-2歳未 0.6g 2歳-12歳未満 1.2g 12歳以上 ..

エリスロマイシンを服用中の人は、アレグラFX、クラリチンEXともに併用できません。またほかのアレルギー用薬(皮ふ疾患用薬,鼻炎用内服薬を含む)、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬など(かぜ薬、鎮咳去痰薬、乗物酔い薬、催眠鎮静薬など)もアレグラFX、クラリチンEXともに併用が不可となります。

併用により,両薬剤の腎髄質の乳頭部での濃縮が起こり,アセトアミノ ..

なお、制酸剤(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤)はアレグラFXと併用できず、シメチジンはクラリチンEXとの併用ができません

*局所麻酔薬との併用、あるいは局所投与(鼻、眼等)の場合は禁止されない ..

• 抗アレルギー薬の眠気の副作用は薬によりまちまちです。ザジテンやアゼプチンなどは、やや眠くなりやすいです。眠くなくても、集中力や判断力が低下することがありますので、車の運転など危険な作業は避けたほうがよいでしょう。一方、アレジオンやアレグラ、オノンなどはほとんど眠くなりません。

アレグラ増量したり、クラリチンと併用してる人いますか? 110名無しさん@まいぺ ..

RFP+INH+PZA+SMまたはEBの4剤併用で2ヶ月間、次いでRFP+INH(+EB)の2(3)剤併用で
4ヶ月間治療する。RFPが使用不可のときRBTを使用
2ヶ月
6ヶ月
RFP+INHH
PZA+SMA
2.
RFP+INH+SMまたはEBの3剤併用で2ヶ月間、次いでRFP+INHの2剤併用で7ヶ月間治療する。
(PZA使用不可の場合)
2ヶ月
9ヶ月
RFP+INHH
EB or SMF
・再発あるいは薬剤耐性結核の治療
感受性のある最低3剤の薬物を喀痰内の菌が陰性になるまで併用、その後2剤を12ヶ月間継続。この場
合、二次抗結核薬に加えてアミカシンやキノロン系薬剤が用いられることもある。Responsible Access
Programに登録された医師・薬剤師はデラマニドやベダキリンの使用が可能



主な抗結核薬の作用機序と副作用

イソニアジド
アミノ酸 アミノ基転移酵素を阻害して、 重篤な肝障害(INH)結核菌の細胞壁成分のミコール酸の生合成を抑制し、細胞壁合成を阻害する

重篤な肝障害
末梢神経炎(ビタミンB。を同時に摂取


リファンピシン(RFP)
リファブチン(RBT)
DNA依存性RNAポリメラーゼを阻害し、CYP3A4などのCYPを誘導して、併用

肝障害


エタンブトール
細胞壁構成成分のアラビノガラクタン
視力障害


ピラジナミド
結核菌の中で代謝されて活性化体になり脂肪酸の合成を阻害して、分裂・増殖
肝障害


ストレプトマイシン
30Sリボソームに結合してタンパク質合成を阻害する。

聴力障害(第VII脳神経障害に伴う
腎障害



インフルエンザウイルス
青本7巻 病態・薬物治療 260ページ
406~407ページ
・オクソミクソウイルス科に属する一本鎖RNAウイルス
・ウイルス粒子内の核タンパク質複合体の違いからA,B,C型に分類される。
病原性が問題になるのはA型とB型
・A型インフルエンザウイルスは赤血球凝集素(H)とノイラミニダーゼ(N)の種類の組み
合わせから亜型が存在し、亜型により感染性が異なる。(H1N1型、H3N2型などと呼ぶ)
・飛沫感染によって流行する。
(インフルエンザウイルス)
(A 型
「HA
「NA
*C型は構造・性状がA型、B
C型 型とは異なる。発症しても軽
症で、ほとんど流行しない。
A型、B型の構造
赤血球凝集素(HA)
一本鎖RNA(8分節) ・ウイルスがヒト細胞に
吸着・侵入するために必要
ノイラミニダーゼ(NA)
・増殖したウイルスが細胞外
に遊離するために必要
エンベロープ
インフルエンザワクチンの抗原
16種
9種
インフルエンザ感染後の
治療の標的分子
青本7巻 病態・薬物治療 260ページ
インフルエンザウイルス感染症
406~407ページ
・潜伏期間は1~2日
1.38度以上の発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、全身倦怠感が急速に出現→全身症状
2.

アレルギー性鼻炎 福岡市 東区 千早 丸岡内科小児科クリニック

鼻詰まりも取らないと副鼻腔炎は改善しないので、アレグラなどの抗ヒスタミン剤、シングレア(モンテルカスト)やオノン(プランルカスト)といった抗アレルギー剤、ムコダイン(カルボシステイン)なども併用します。これでかなりの確率で改善するのですが、体調を根本から治すにはビタミンDです。一日5000単位から2万単位くらいの範囲で各自症状が改善する適切な量を使います。中西医結合です。

アレグラやアレジオンなどはOTC薬(市販薬)にもなっていて、ドラッグストアでも ..

アレロックの飲み合わせについて、飲み合わせに注意が必要な薬について、それぞれの領域の薬ごとに確認していきます。