ニキビの再発を防ぐために適した量と日数は、体重から計算できます。
※予約の有無にかかわらずイソトレチノイン希望の方は優先的に診療しており、待ち時間の短縮に努めております。未成年の場合は必ず法定代理人(親権者)の同意が必要ですので、受診当日の法定代理人の同伴が必須となります(初回のみ)。
ニキビの最高の治療法は間違いなくイソトレチノイン内服です。従来の保険治療ではニキビは必ず再発します。当院では軽度~中等度であっても(重症でなくても)希望があれば積極的に治療しています。保険治療で何年もニキビの再発に悩まされるくらいなら、多少の費用がかかっても短期間でサッサと完治させた方が良い、というのが当院の基本的な考え方です。長い目で見れば安上りです。「保険治療で効果不十分の場合に限る」「重症でなければ処方できない」という考えではありません。自由診療のメリットを最大限活用するのが良いです。予約は不要です。初回は30日分処方します。次回以降は60日分の処方が可能です。当院では最大限の効果をあげるための使用法を提示し、再発率をできるだけ低くすることを目指します。また重症ニキビの患者さんは粉瘤やケロイドを併発していることも多く、当院で外科的切除を行うことも可能ですし、熟練した形成外科医をご紹介することもできます(保険適応あり)。
イソトレチノインの服用期間中に注意するべきことは以下の通りです。
イソトレチノインを服用することで、辞めた後もニキビができにくい肌質になりますが、再発の可能性がゼロではないということは覚えておきましょう。
「どんな治療をしてもニキビがよくならない」「赤くなったニキビ跡が気になっている」とお悩みの方には、イソトレチノインの服用をおすすめします。
イソトレチノインは難治性ニキビに効果が期待でき、海外ではガイドラインで推奨され、広く認知されています。
今回は、イソトレチノインに期待できる効果や目安の服用期間、副作用などをご説明します。
1日の内服量30mg÷60kg=0.5mg/kgが1日の「積算量」になります。
通常、イソトレチノインを約5ヶ月続けて辞めた後、3〜5年はニキビが作られにくくなることがわかっています。
なぜなら、イソトレチノインの服用を続けると皮脂が作られにくくなったり、皮脂の分泌が減ったりするためです。
・低用量イソトレチノインによる中等度ニキビ患者638名の研究
中等度ニキビ患者638名を、イソトレチノイン1日20㎎で6カ月治療し、12〜20歳の患者の94.8%、21〜35歳の患者の92.6%のニキビが治癒しました。
その後4年間のにきび再発は、12〜20歳の患者で3.9%、21〜35歳の患者で5.9%で、
主な副作用は、軽度の肝機能異常が4.8%、血液検査での軽度の脂質レベルの上昇が4.2%でした。
イソトレチノインを辞めた後も、ニキビの再発を防ぐ工夫が必要です。
・179名のイソトレチノイン治療1クール後の3年間の追跡調査
35%:再発がみられらなかった。
27%:抗生剤内服で、再発ニキビをコントロール出来た。
23%:再発し、イソトレチノインの再投与の適応となった。
16%:塗り薬治療で、再発ニキビをコントロール出来た。
・イソトレチノイン治療の再発に関する研究
1日0.5mg/kgの投与で再発率39%、1日1mg/kgの投与で再発率22%でした。
1クールの合計服用量が体重(kg)×128㎎以上で、その後の再発がより抑えられやすくなります。
なので、期間を決めてなるべく一気に十分な量を服用する方が効果的です。
イソトレチノインは、1ヶ月後に皮脂が減ってきたことを実感できます。
服用開始後1ヶ月: 好天反応により、一過性のニキビ発症などが見られる可能性があります。
服用開始から2~3ヶ月: 効果が現れ始め、ニキビの改善がされていきます。
5ヶ月程度: 通常の服用期間
次の項では、イソトレチノイン服用前後の、肌状態の変化について解説していきます。
イソトレチノインは、毛穴の開きや黒ずみにも効果が期待できます。
この結果から、イソトレチノインを辞めた後は、イソトレチノインによる再治療が必要になるほど重症化する可能性は低いこと、さらに高用量を服用することで再発リスクを大きく抑えられることがわかります。
1クールの治療期間は約6ヶ月間ですが、8ヶ月間に延長することもあります。
イソトレチノインには、皮脂の分泌量を減らす効果があります。
服用を辞めた後もです。
イソトレチノイン(トレティヴァ)を25日間飲んだのち、一旦休薬してみます。
上記に記載のある併用禁忌・併用注意薬以外の処方薬や市販薬を服用する場合であっても、事前に医師や薬剤師にイソトレチノインを服用していることを伝え、相談の上、服用をしてください。
イソトレチノインを服用する際には、以下の点に気をつけてください。
当院の患者に対するイソトレチノイン治療の成績は、改善率は98%以上、再発率*は30%以下です。
また、服用期間によっても費用は異なることを理解しておきましょう。
進行段階や状態によって治療方法が異なり、大まかに下の表のような治療となります。特にイソトレチノイン(アクネトレント)を求めて遠方から来院する方が多くいらっしゃいます。腫れて痛みのあるにきびには当院では圧出やにきび注射(一部保険適応)を積極的に行います。高画質の拡大スコープで患者さんと一緒に肌の状態を確認し、にきびの状態、ベースの肌質、過去の治療歴、ご予算、治療目標にあわせてオーダーメイドのにきび治療を行っています。
・イソトレチノインの服用を辞めた後に、ニキビが再発する可能性がある。
イソトレチノインはレチノイン酸の一種(イソ体)である飲み薬です。 海外では10年程前からニキビ治療として一般的に使われている飲み薬ですが、日本ではコロナ禍で重症ニキビが増えてから一気に需要が高まりました。
ニキビに悩んでいる方やイソトレチノインが気になる方はお気軽にご相談ください。
1日の投与量は0.5mg/kgです。例えば体重50kgであれば1日の投与量は25mgとなります。食中または食後に内服してください。空腹時に内服してはいけません。治療期間は6ヵ月間(24週間)が目安です。服用開始してから最初の1ヵ月で一時的に症状が悪化する場合がありますが、自然に改善するのを待ちましょう。次第に落ち着きます。投与前に血液検査を行います。健康診断など直近の採血データを持参いただければ代用できます。再発または効果不十分の場合には最低8週間以上の間隔を空け2回目の治療を行います。
期待した効果を実感したため、途中でイソトレチノインを辞めてもいいですか?
これ以外にかかる費用として
初診料 3,300円(税込)、再診料 1,100円(税込)、血液検査 3,300円(税込)
※各種クレジットカードがご利用いただけます。
※費用その他の問題でイソトレチノイン治療が難しい方にはスピロノラクトンを提案します。詳細は下記をご参照ください。
イソトレチノインの治療では血液検査が必要と聞きました。なぜですか?
イソトレチノインとは、中等度~重度のニキビに対して欧州などの治療ガイドラインでは高いレベルで推奨されており、全世界で30年以上前から使用されているニキビ治療の飲み薬です。
ため、イソトレチノインをご検討している方も気軽に服用開始できます。
イソトレチノインは、皮脂線を縮小させる作用により、皮脂の分泌量を減らします。
しかし、服用を辞めるとイソトレチノインの作用が失われ、のです。
①イソトレチノイン治療では頻回の採血検査の必要性は否定されている
適した量と期間で服用を続けた場合は、イソトレチノインを辞めた後でもニキビができにくくなると言えるでしょう。
以下では、イソトレチノインの治療期間と服用量について解説します。
イソトレチノインは、主にです。
が主成分で、皮脂腺の活動を抑えることで過剰な皮脂の分泌を減少させ、角質の剥離を促進することでニキビの発生を予防します。
イソトレチノインの副作用には、頭痛や吐き気などが見られる場合があります。
しかし、ベピオやエピデュオなどの保険適応の薬を長期間使ってもよくならない場合は、 海外では重症~中等症のニキビに使われるイソトレチノイン内服療法がおすすめです(参考文献1)。
頭痛や吐き気が見られる場合も、医師に相談するようにしてください。
イソトレチノインは、服用を辞めた後に再発する可能性があります。
そして、再発の可能性はイソトレチノインの服用量や治療期間が影響することがわかっています。
再発した場合は、医師へ相談するようにしましょう。
イソトレチノインを服用すると精神疾患を引き起こす可能性があります。
は、重症のニキビに対して効果が期待できます。
ビタミンA誘導体の一種で、皮脂分泌や細胞を正常化し、毛穴の開きや毛穴つまりにアプローチします。
また抗炎症作用によりニキビを改善して肌を健やかに保ち、ニキビが作られにくい肌状態に近づけます。
イソトレチノインの治療中は脱毛を併用しないように気をつけましょう。
イソトレチノインは、先発医薬品が
「アキュテイン」という製品名で、
現在はすべて後発医薬品に置き換わり、
「ロアキュテイン」、「イソトロイン」、
「ソトレット」、「クララビス」などがあります。
当院では「イソトロイン」を採用しています。
イソトレチノインは、飲みあわせの悪い薬があるため事前に確認することが重要です。
イソトレチノインを辞めた後も、皮脂の分泌量がなるべく戻らないよう、生活習慣や食事内容などの自分でできる予防は徹底しておきましょう。