薬の名前としてフォシーガ、ジャディアンス、カナグルあたりが有名です。


※フォシーガ(成分名:ダパグリフロジン)は『糖尿病のない慢性腎臓病』だけでなく『慢性心不全』の治療薬としても保険適応がなされています(2020年11月に慢性心不全への保険適応承認)。


それではフォシーガは、どのようにして効果を発揮するのでしょうか?

投与の必要性を慎重に判断してください。
本剤では腎機能低下に伴う血中濃度の上昇が報告されています。
また、eGFRが25mL/min/1.73m2未満あるいは末期腎不全(ESRD)の患者を対象とした臨床試験は実施していません。

「DAPA Care」は、フォシーガの心血管、腎、臓器保護作用を評価する一連の臨床プログラム。終了済みおよび進行中の試験を含め3万5,000例以上の患者を対象とする35件以上の第2b/3相試験から構成されており、同剤はこれまでに250万患者年以上に処方されている。また、同剤は、現在、急性心筋梗塞(MI)または心臓発作発症後の非2型糖尿病患者を対象とした第3相DAPA-MI試験が進行中。同試験は、この種の試験でははじめてとなる適応症追加を目的としたレジストリにもとづく無作為化比較対照試験。

フォシーガ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

投与の必要性を慎重に判断してください。
本剤では腎機能低下に伴う血中濃度の上昇が報告されています。
また、eGFRが25mL/min/1.73m2未満あるいは末期腎不全(ESRD)の患者を対象とした臨床試験は実施していません。

重度の腎機能障害患者又は透析中の末期腎不全患者への投与について注意喚起しています。

○慢性心不全ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る。 ○慢性腎臓病ただし、末期腎不全又は透析施行中の患者を除く。 5

※ジャディアンス(成分名:エンパグリフロジン)は2型糖尿病だけでなく『慢性心不全』の治療薬としても保険適応があります。

重度の腎機能障害患者又は透析中の末期腎不全患者への投与について注意喚起しています。

糖尿病、心不全、CKDと拡大するダパグリフロジン/AZ・小野薬品

重度の腎機能障害患者又は透析中の末期腎不全患者への投与について注意喚起しています。

患者さんのため、患者家族のため、医師のためをあらわす「for」と、inhibit glucose absorption(糖の吸収を阻害する)の頭文字「iga」を掛け合わせる(×)ことで、他の血糖降下薬にはない新たな作用であることを表現しています。


1) 効能又は効果において、「ただし、末期腎不全又は透析施行中の患者を除く。」 ..

同剤はまた、第3相DAPA-HF試験および第3相DAPA-CKD試験の結果にもとづき、HFrEFの治療薬、そして、慢性腎臓病の治療薬としても承認された。同剤は、欧州連合で、成人2型糖尿病患者の食事および運動療法の補助療法として、コントロール不十分な2型糖尿病に対する単剤療法(メトホルミンが適切な場合)および併用療法の一環の適応を取得し、体重減少と血圧低下の追加的ベネフィットも認められている。さらに、同剤は、2型糖尿病の有無を問わない成人での症候性慢性HFrEFの治療薬、および2型糖尿病の有無を問わない成人での慢性腎臓病の治療薬としても承認されている。

心不全や糖尿病などの治療に用いるフォシーガ錠、「左室駆出率の保たれた慢性心不全 ..

フォシーガはSGLT2阻害薬として「2型糖尿病」を効能・効果として2014年に発売されました。その後、順調に以下の適応拡大が行われています。

慢性心不全(すでに標準的な治療を受けている患者さんに限る); 慢性腎臓病(重篤な腎不全がなく、透析を受けていない患者さんに限る)

フォシーガは糖尿病の治療薬なので糖尿病(血糖値)を改善させる事も含めて以下の作用が期待出来ます。

SGLT2阻害薬は心不全でも腎障害でも頼りになるマルチプレイヤー

類薬のジャディアンス(エンパグリフロジン)はLVEFに関わらず使用可能でしたが、フォシーガも同じになりました。

透析施行中の患者を除く)の適応を有する。 エンパグリフロジンは腎においてSGLT2 ..

フォシーガ錠の利尿作用により多尿・頻尿がみられることがあり、また、体液量が減少することがありますが、特に体液量減少を起こしやすい患者として高齢者について注意喚起しています。
脱水や糖尿病ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖症候群、脳梗塞を含む血栓・塞栓症等の発現に注意してください。

フォシーガとは?(SGLT-2阻害薬:腎臓病の新しい治療薬として)

フォシーガ錠の利尿作用により脱水を起こすおそれがあり、脱水を起こしやすい患者として高齢者について注意喚起しています。

慢性腎臓病の治療薬フォシーガについて考える【腎臓内科医が解説】

SGLT2阻害薬は、多くの慢性腎臓病患者さんに有効ですが、服用前に医師と相談する必要があります。

フォシーガ錠5mg、10mg | 福岡県福岡市博多区下呉服町の薬局

フォシーガに限らずSGLT-2阻害薬の作用とは尿細管におけるブドウ糖の再吸収を抑える事で、尿中にブドウ糖を強制的に排泄させるようにする薬剤です。

フォシーガの情報提供活動は小野薬品工業とともに行う。フォシーガ ..

そんなSGLT2阻害薬に心不全を改善する心保護作用があるということが、近年、言われてきています。当院でも心不全の患者様に対し、SGLT2阻害薬を使用する機会が増えました。

慢性腎臓病患者のうち、末期腎不全や透析中の患者は適応対象外となる。

今回は、糖尿病・慢性心不全・CKDとフォシーガ(ダパグリフロジン)の作用機序についてご紹介します。

フォシーガ ダパグリフロジン 糖尿病 SGLT2阻害薬 DELIVER NEJM 心不全 EF HEFpF.

2023年1月10日、フォシーガ錠(ダパグリフロジン)の「慢性心不全」において、になりました!これまでは左室駆出率の低下した慢性心不全にしか使用できませんでしたが、今後は左室駆出率が保持された慢性心不全についても使用できます。

心不全の患者さんに糖尿病のお薬を使う理由とは?」 「フォシーガ ..

画期的な成果は、SGLT2阻害薬が慢性腎臓病患者さんにとってまさに救世主と言えることを示しています。

心不全に対するSGLT2阻害薬の使い方についてまとめてみた 2023.12

現在、心不全の治療薬として承認されているSGLT2阻害薬はエンパグリフロジン(商品名:ジャディアンス®)とダパグリフロジン(商品名:フォシーガ®)の2種類です。当院でも心不全に対し、SGLT2阻害薬を投与している患者様が増えています。

フォシーガ(ダパグリフロジン)の作用機序【糖尿病/心不全/CKD】

フォシーガは錠剤で、1型糖尿病、2型糖尿病、慢性腎臓病、慢性心不全に使えるお薬です。

症例編#05 高齢者心不全の治療の考え方の具体例[心不全・心機能アカデミー].

フォシーガは、SGLT2(エスジーエルティー・ツー)阻害薬として世界で初めて2型糖尿病の承認を取得し、110ヵ国以上で承認されています。

フォシーガ錠10mg(アストラゼネカ株式会社)の基本情報・副作用

ループ利尿薬との併用で使用されることが多いのですが、ループ利尿薬の量を減らして、その代わりにSGLT2阻害薬を投与されているケースが増えています。例えば、私の担当していた患者様で87歳男性、心不全の胸水貯留にてアゾセミド60mgにて治療中でしたが、入院中にエンパグリフロジン10mgを追加し、結果的にアゾセミド30mgへ減量することができた患者様もいらっしゃいます。

「7~8割の患者さんに使用できる」 慢性腎臓病に適応拡大 「フォシーガ」で死亡リスク39%低下 ..

特に、重度慢性腎臓病患者さんにおいては、SGLT2阻害薬は下記のような顕著な効果を発揮することが示されています。