フォシーガ、心不全に関する新たなエビデンスをAHA2022で発表/AZ
CKDは、腎機能の低下を伴う重篤な進行性の疾患です(eGFRの低下、あるいは腎臓の障害を示唆する指標の変化、もしくはその両方が、最低3カ月間認められた場合と定義されています 4。CKDを発症する最も一般的な原因疾患は、糖尿病、高血圧、慢性糸球体腎炎です 10。CKDは高い有病率や、心不全や若年死をもたらす心血管イベントリスクの増加に関与しています。CKDの最も重篤な状態は末期腎不全(ESKD)と呼ばれ、腎障害および腎機能低下が進行し、血液透析や腎移植を必要とする状態となります 2。CKD患者さんの多くはESKDになる前に心血管系の原因によって死亡しています 11。現在、日本におけるCKD患者数は、約1,300万人と推定されています 6。
ており、全ての範囲の左室駆出率の心不全患者さんにおける心不全治療薬の死亡率低下への効果を示す初の解析結果です。プレスリリースはこちら.
アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:ステファン・ヴォックスストラム)と小野薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:相良 暁)は、アストラゼネカの選択的SGLT2阻害剤「フォシーガ®錠5mg、10mg(一般名:ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物、以下、フォシーガ)」について、2型糖尿病合併の有無に関わらず、「慢性腎臓病(ただし、末期腎不全又は透析施行中の患者を除く)」の効能又は効果の追加承認を、8月25日に取得しましたので、お知らせします。
CKDは、腎機能が低下することにより起こる重篤な進行性の疾患。腎機能の低下は、推算糸球体ろ過量(eGFR)の低下、あるいは腎臓損傷の複数のバイオマーカー反応、もしくはその両方が、最低3か月間認められた場合と定義される。CKDを発症するもっとも一般的な疾患は、糖尿病と高血圧であり、世界で推定2億人の成人がCKDに罹患している。CKDは治療抵抗性高血圧、慢性的な体液過剰状態、、心血管死や全死亡のリスクを増加させる。CKDの最も重篤な状態は末期腎不全(ESRD)と呼ばれ、腎障害および腎機能低下が進行し、血液透析や腎移植を必要とする状態となる。
米で心不全適応が拡大 左室駆出率を問わず使用可能に | 日刊薬業
アストラゼネカの子会社であるアストラゼネカ株式会社は、2013年、フォシーガに関して、小野薬品工業株式会社 と日本におけるコ・プロモーション契約を締結しました。本契約に基づき、小野薬品工業株式会社はフォシーガの日本における流通および販売を担い、アストラゼネカ株式会社と2型糖尿病、1型糖尿病および慢性心不全においてコ・プロモーションを実施しています。両社は慢性腎臓病においてもコ・プロモーションを行います。
フォシーガ は、 および においても2型糖尿病合併の有無に関わらず、CKDの治療薬として承認を取得しており、現在世界のその他の国においても審査が進行中です。フォシーガは2型糖尿病成人患者さんの血糖コントロールを改善する食事および運動療法の補助療法、および1型糖尿病 の成人患者さんに対するインスリンの補助療法を適応としています。また、本剤は2型糖尿病合併の有無に関わらず、左室駆出率が低下した慢性心不全の成人患者さんの治療薬としても承認されています。
「フォシーガ」、米で心不全適応が拡大 左室駆出率を問わず使用可能 ..
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科分子細胞代謝学分野・九州大学大学院医学研究院病態制御内科学分野の小川佳宏教授、東京医科歯科大学医学部附属病院の土屋恭一郎助教(現・山梨厚生病院)、同大学大学院医歯学総合研究科分子内分泌代謝内科の柴久美子大学院生らの研究グループは、九州大学、名古屋大学、田辺三菱製薬との共同研究により、2型糖尿病の治療薬として既に臨床応用されているSGLT2阻害薬カナグリフロジンの経口投与が、脂肪肝からNASHを経てNASH肝癌の発症を遅延・抑制することをマウスにおいて初めて見出しました(図1)。本研究は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構の革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST)「生体恒常性維持・変容・破綻機構のネットワーク的理解に基づく最適医療実現のための技術創出」研究開発領域における研究開発課題「細胞間相互作用と臓器代謝ネットワークの破綻による組織線維化の制御機構の解明と医学応用」(研究開発代表者:小川佳宏)の一環で行われました。本研究成果は、国際科学誌Scientific Reports(サイエンティフィック リポーツ)に、2018年2月5日午前10時(英国時間)にオンライン版で発表されます。
フォシーガ(ダパグリフロジン)は、1日1回、経口投与のファーストインクラスの選択的SGLT2阻害剤です。研究により、心腎疾患の予防および進展抑制、ならびに各臓器の保護に対するフォシーガの有効性が示され、心臓、腎臓および膵臓の臓器間の基本的な関連性を示す重要な知見が得られました 1,12,13。これらの臓器の一つでも損傷を受けると、他の臓器の機能低下を引き起こし、全世界で主要な死因となっている2型糖尿病、心不全およびCKDを含む疾患の発症につながります 14-16。
フォシーガは、成人2型糖尿病患者の食事、運動療法の補助療法としての ..
第Ⅲ相DAPA-CKD試験においてフォシーガは、CKDステージ2~4、かつ尿中アルブミン排泄の増加を認める患者さんを対象に、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEi)もしくはアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB) との併用で、腎機能の悪化、末期腎不全 への進行、心血管死または腎不全による死亡のいずれかの発生による複合主要評価項目のリスクを、プラセボと比較して、39%低下させました (絶対リスク減少率 [ARR]=5.3%, p 9。フォシーガの安全性と忍容性は、これまでに確認されている安全性プロファイルと一貫していました。
アストラゼネカのバイオファーマ研究開発担当エグゼクティブバイスプレジデントであるMene Pangalosは次のように述べています。「本承認は、慢性腎臓病の患者さんの予後を改善するという当社の目標の実現に向けた重要な一歩となりました。当社は、フォシーガのような新薬によって標準治療を向上させるとともに、時に患者さんを衰弱させ、生命を脅かす慢性腎臓病の予防および早期診断にも取り組んでいます」。
選択的SGLT2阻害剤フォシーガ、日本において慢性心不全に対する効能又は効果の追加承認を取得
DAPA-CKD試験の日本の治験統括医師であり、日本腎臓学会理事長の柏原直樹先生は次のように述べています。「慢性腎臓病患者さんにおいて、2型糖尿病合併の有無に関わらず、腎不全への移行抑制、心血管イベントおよび全死亡に対するダパグリフロジンの有効性が示されました。慢性腎臓病患者さんを対象としたこれまでの試験の中でも画期的な試験であり、ランドマークとなるものです。今回の承認は日本の多くの慢性腎臓病患者さんにとって大きな希望となります」。
フォシーガ(ダパグリフロジン)の作用機序【糖尿病/心不全/CKD】
DAPA-CKD試験の日本の治験統括医師であり、日本腎臓学会理事長の柏原直樹先生は次のように述べています。「慢性腎臓病患者さんにおいて、2型糖尿病合併の有無に関わらず、腎不全への移行抑制、心血管イベントおよび全死亡に対するダパグリフロジンの有効性が示されました。慢性腎臓病患者さんを対象としたこれまでの試験の中でも画期的な試験であり、ランドマークとなるものです。今回の承認は日本の多くの慢性腎臓病患者さんにとって大きな希望となります」。
ホーム > ニュース > 小野薬品・相良社長 フォシーガ特許満了時期に言及 2型糖尿病は25年4月 心不全やCKDは28年5月
1.発表者:
小室 一成 (東京大学大学院医学系研究科 循環器内科学/東京大学医学部附属病院 循環器内科 教授)
金子 英弘 (東京大学大学院医学系研究科 先進循環器病学講座 特任講師)
南学 正臣 (東京大学大学院医学系研究科 腎臓内科学/東京大学医学部附属病院 腎臓・内分泌内科 教授)
康永 秀生 (東京大学大学院医学系研究科 臨床疫学・経済学 教授)
野出 孝一 (佐賀大学医学部 循環器内科 教授)
森田 啓行 (東京大学大学院医学系研究科 循環器内科学/東京大学医学部附属病院 循環器内科 講師)
武田 憲文 (東京大学大学院医学系研究科 循環器内科学/東京大学医学部附属病院 循環器内科 助教[特任講師(病院)])
藤生 克仁 (東京大学大学院医学系研究科 先進循環器病学講座 特任准教授)
岡田 啓 (東京大学大学院医学系研究科 糖尿病・生活習慣病予防講座 特任助教)
鈴木 裕太 (東京大学医学部附属病院 循環器内科 研究員/国立保健医療科学院 研究員)
アストラゼネカのフォシーガ、米国において2型糖尿病患者さんの心不全 ..
DAPA-CKD試験は、2型糖尿病合併の有無に関わらず、CKDステージの2~4、かつ、アルブミン尿の増加が確認された4,304例を対象に、フォシーガ10mg投与による有効性と安全性をプラセボと比較検討した国際多施設共同無作為化二重盲検第Ⅲ相試験です。フォシーガ は1日1回、ACEiもしくはARBによる治療と併用されました。複合主要評価項目は、腎機能の悪化もしくは死亡(eGFRの50%以上の持続的低下、ESKDへの進行、心血管または腎不全による死亡)リスクでした。副次評価項目は、腎機能の複合評価項目(eGFRの50%以上の持続的低下、ESKDへの進行、腎不全による死亡)、心血管死もしくは心不全による入院、および全死因死亡のいずれかの初発までの期間でした。試験は日本を含む21カ国で実施されました 1。結果は に掲載されました 1。
ホーム > ニュース > 薬食審・第一部会 フォシーガの慢性心不全の適応追加、承認了承 SGLT2阻害薬で初
アストラゼネカのバイオファーマ研究開発担当エグゼクティブバイスプレジデントであるMene Pangalosは次のように述べています。「本承認は、慢性腎臓病の患者さんの予後を改善するという当社の目標の実現に向けた重要な一歩となりました。当社は、フォシーガのような新薬によって標準治療を向上させるとともに、時に患者さんを衰弱させ、生命を脅かす慢性腎臓病の予防および早期診断にも取り組んでいます」。
CKD適応もつSGLT2阻害薬の競争激化 1位フォシーガ、2位ジャディアンス 想起医師数の差は約1500人 ..
株式会社社会情報サービスは、注目される疾患分野について独自調査による開発動向や開発薬の評価を分析および将来的な市場動向を予測する「CIインサイトレポート」において、この度「CKD(慢性腎臓病)」をテーマに実施し、レポートを発表した。
慢性腎臓病(CKD)治療は、これまで長年に亘ってRAS系阻害薬(ACE/ARB)を中心とした薬物療法が行われてきたが、2021年8月にSGLT2阻害薬「フォシーガ」(アストラゼネカ/小野薬品工業)がの治療薬として、国内で初の承認を取得した。調査対象医師である国内腎臓内科TOP KOLは、“当該領域は長らく新薬の参入がなかった中で、フォシーガの承認は慢性腎臓病治療において非常に革新的である”と高く評価し、同時にフォシーガの試験データ(DAPA-CKD試験)についても“当該領域で初めて精度の高い試験データが発表された”との高い評価を挙げている。
また、2022年6月に「カナグル」(田辺三菱製薬/第一三共)がの治療薬として承認を取得し、近い将来には「ジャディアンス」(日本ベーリンガーインゲルハイム/日本イーライリリー)が「フォシーガ」に次いで、の治療薬として承認取得が見込まれ、SGLT2の当該領域への参入が相次ぐ。
この様な状況下で、昨年2022年11月に日本腎臓学会から「CKD 治療における SGLT2 阻害薬の適正使⽤に関する recommendation」が発出され、TOP KOLは揃って“SGLT2の参入は当該診療のブレークスルーに繋がる”と高い期待を寄せ、同時に“SGLT2は新たに慢性腎臓病治療の中心薬に定着する”との見方を示している。
SGLT2以外にも、2022年6月に新規MRA「ケレンディア」(バイエル薬品)がを対象に上市された。また、開発段階には、GLP-1、Nrf2、ASK-1等開発後期の薬剤を始め、多くの新薬が開発参入する等、当該領域の開発状況は更に活況を呈している一方で、これら新薬に対してTOP KOLは“中心薬になるSGLT2との併用データの構築が市場浸透の重要なポイントになり得る”との見方を示している。
新たなステージに突入したCKD(/DKD)市場動向は今後更に注目が集まる。
SGLT2阻害剤フォシーガ、慢性腎臓病治療薬開発でFDA ..
第Ⅲ相DAPA-CKD試験においてフォシーガは、CKDステージ2~4、かつ尿中アルブミン排泄の増加を認める患者さんを対象に、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEi)もしくはアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB) との併用で、腎機能の悪化、末期腎不全 への進行、心血管死または腎不全による死亡のいずれかの発生による複合主要評価項目のリスクを、プラセボと比較して、39%低下させました (絶対リスク減少率 [ARR]=5.3%, p 9。フォシーガの安全性と忍容性は、これまでに確認されている安全性プロファイルと一貫していました。
「便の中にブドウ糖を出す」という糖尿病治療薬の新しい作用を発見
フォシーガが標的とするSGLT2は、腎臓の近位尿細管に特異的に発現するタンパク質で、ナトリウムと糖を再吸収する役割を担います。フォシーガはその働きを阻害する作用を持ち、当初は糖尿病の治療薬として開発され、日本では2014年に2型糖尿病、19年に1型糖尿病の適応で承認されました。一方、開発の過程では心臓や腎臓に対する効果もあることが示唆されたことから、それらに対する臨床開発も行われ、20年に慢性心不全の適応を取得。今回、CKDへの適応拡大の承認を得るに至りました。
フォシーガ」(アストラゼネカ/小野薬品工業)が“2型糖尿病合併の ..
フォシーガ錠は、世界で初めて発売されたSGLT2阻害剤であり、すでに世界45ヵ国(2014年5月現在)で2型糖尿病治療薬として承認されている。成人2型糖尿病の適応症で、EUでは2012年11月に承認。米国では、安全性と有効性を評価する24の臨床試験(11,000人以上の成人2型糖尿病患者が参加、うちダパグリフロジンを投与された患者は約6,000人)の結果に基づき、2014年1月8日に承認されていた。
アストラゼネカは2022年11⽉8⽇のプレスリリースで、第III相
フォシーガ は、 および においても2型糖尿病合併の有無に関わらず、CKDの治療薬として承認を取得しており、現在世界のその他の国においても審査が進行中です。フォシーガは2型糖尿病成人患者さんの血糖コントロールを改善する食事および運動療法の補助療法、および1型糖尿病 の成人患者さんに対するインスリンの補助療法を適応としています。また、本剤は2型糖尿病合併の有無に関わらず、左室駆出率が低下した慢性心不全の成人患者さんの治療薬としても承認されています。