メチルプレドニゾロンとトリアムシノロンが5倍、デキサメタゾンが25倍、ベタメタゾンが25~.


糖質コルチコイド(以下ステロイド)はどの分野においても診療の中で使用することの多い薬剤である。しかし、ステロイドには血中半減期・生物活性半減期・力価の異なるさまざまな製剤が存在することや、各疾患によって投与量や投与方法、減量速度などが異なること、副作用に注意しなければならないことなどから、煩雑だと感じる医師も少なくない。本稿では各種ステロイドの特徴とその使い分けについての基本事項と、内分泌領域での使用例、ステロイドカバーについて述べ、実際の症例を紹介する。


ベタメタゾンの立体異性体としてデキサメタゾンがある。 国内及び主要国では ..

ヒドロコルチゾン(サクシゾン,ソル・コーテフ) :1
プレドニゾロン(プレドニゾロン,プレドニン) :0.8
メチルプレドニゾロン(ソル・メドロール) :0.5
デキサメタゾン(デカドロン) :0
ベタメタゾン(リンデロン) :0

手術後12時間の時点での痛みの強さは、プラセボ群と比較してデキサメタゾン神経周囲投与群で低く(5研究、患者257人、非常に質の低いエビデンス)、手術後24時間時点でも同様であった(9研究、患者469人、質の低いエビデンス)。デキサメタゾン静脈内投与群とプラセボ群を比較したところ、手術後12時間の時点(3研究、患者162人、質の低いエビデンス)と24時間の時点(5研究、患者257人、質の低いエビデンス)のいずれも、デキサメタゾン静脈内投与群のほうがプラセボ群よりも痛みの強さが低かった。使用したオピオイド系鎮痛薬の量も、神経周囲および静脈内にデキサメタゾン投与を受けた患者では少なかった。デキサメタゾンの神経周囲投与と静脈内投与の比較では、手術後の痛みの強さや使用したオピオイド系鎮痛薬の量に差はなかった。したがって、デキサメタゾンの投与方法のどちらか一方が痛みの軽減に優れているわけではないと結論付けた。

このような換算表があると、臨床では大変便利です。 それでは、ステロイド ..

・抗炎症作用
炎症とは、組織傷害に対して生体がその因子を排除し、組織を修復するために生じる一連の防御反応のことを指します。
その際に炎症や免疫、アレルギーに関与するサイトカイン(IL−1、IL−6、TNF−αなど)や炎症、発痛に関与するプロスタグランジンといった物質が作られます。
ステロイドはこのような炎症を起こす物質をブロックして炎症を拡大させる白血球の働きを抑える作用があります。

ヒドロコルチゾン(サクシゾン,ソル・コーテフ) :1.2-1.5 h
プレドニゾロン(プレドニゾロン,プレドニン) :2.5-3.3 h
メチルプレドニゾロン(ソル・メドロール) :2.8-3.3 h
デキサメタゾン(デカドロン) :3.5-5.0 h
ベタメタゾン(リンデロン) :3.3-5.0 h

Kg(デキサメタゾン換算),イヌで 0.1mg/kg(デキサメタゾン換算)

ヒドロコルチゾン(サクシゾン,ソル・コーテフ) :1
プレドニゾロン(プレドニゾロン,プレドニン) :4
メチルプレドニゾロン(ソル・メドロール) :6
デキサメタゾン(デカドロン) :30
ベタメタゾン(リンデロン) :30

重篤な有害事象5件が3つの研究で報告されていた。神経周囲に投与したデキサメタゾンとプラセボを比較した試験の1件では、患者1人に神経ブロック関連の有害事象(気胸または肺虚脱)が発生したが、この患者がどちらに割り付けられていたかは報告されていなかった。その他の有害事象は神経ブロックと関連がなく、デキサメタゾンの神経周囲投与と静脈内投与、およびプラセボを比較した2件の試験で発生した。プラセボ群の患者2人が術後1週間以内に入院を必要としており、1人は転倒によるもの、もう1人は腸管感染症によるものであった。プラセボ群の患者1人が複合性局所疼痛症候群(CRPS)と呼ばれる慢性疼痛症候群を発症し、デキサメタゾン静脈内投与群では1人が肺炎を発症した。安全性の問題に関するエビデンスの質は非常に低かった。

(2) 離脱症候群はプレドニゾロン換算で総量1000mgを越えたときに起こる可能性がある

感覚神経ブロック持続時間は、プラセボ群と比較したところ、デキサメタゾンの神経周囲投与群で6時間半(27研究、患者1,625人、低い質のエビデンス)、デキサメタゾン静脈内投与群では6時間(8研究、患者499人、中等度の質のエビデンス)延長した。デキサメタゾンの神経周囲投与と静脈内投与を比較した場合、感覚神経ブロック持続時間は神経周囲投与群のほうが3時間長かった(9研究、患者720人、中等度の質のエビデンス)。

ヒドロコルチゾン(サクシゾン,ソル・コーテフ):20 mg
プレドニゾロン(プレドニゾロン,プレドニン) :5 mg
メチルプレドニゾロン(ソル・メドロール) :4mg
デキサメタゾン(デカドロン) :0.5-0.7 mg
ベタメタゾン(リンデロン) :0.5-0.7 mg


は、ラットで 0.001mg/kg(デキサメタゾン換算)、イヌで 0.1mg/kg(デキサメタゾン.

あれ? おかしいですね、プレドニゾロン換算で 2.5mg とあります。これだと5mgのプレドニン錠の半分ですね。私の計算だと3分の1で1.7mg相当量だったのですが。べタメタゾン 0.25mg がプレドニゾロン換算で 2.5mgということは、べタメタゾンの力価はプレドニゾロンの10倍ということになり、どうも文献等での力価(4 : 25 ~ 6.25倍)と乖離があります。どちらが正しいのでしょうか。

今回、日本鋼管病院薬剤部と田中希宇人氏協力のもと作成したデキサメタゾン換算 ..

○デキサメタゾン:デカドロン
プレドニゾロンの約10倍の抗炎症作用
血中半減期が300分前後であり、ステロイド薬の中では最長
→局所投与でよく用いられる、長期投与で副腎萎縮

り不活性型に変化されやすく、デキサメタゾン、ベタメタゾン等の胎盤移行性が高いステロイド ..

もし、毎食後に1錠ずつで1日3錠を内服すると、プレドニゾロン換算で7.5mgを内服することになります。このプレドニゾロンで7.5mgというのは、要注意な数字です。というのも、長期にわたるステロイドの投与は、と密接に関係しており、骨量の減少はステロイド薬内服量に依存し、プレドニゾロン換算 7.5mgで内服している時には脊椎骨折相対危険度が5倍になると報告されているからです。また、骨量の減少は、ステロイド内服後3 ~ 6カ月以内に急激に進行します。逆にいえば、期間限定での内服であれば、ステロイド性骨粗鬆症のリスクに関しては、そこまで気にすることはないともいえます。勿論、ステロイドのリスクは、骨粗鬆症だけではなく、長期でなくても出てくる副作用はあるので、処方する側としては、患者さんの基礎疾患も踏まえつつ、適切な用量を心がけます。

ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム1mgベタメタゾンとして0.76mg」処方 ..

さて、セレスタミンにはどんな種類のステロイドが含まれているのかというと、「ベタメタゾン(betamethasone)」です。このベタメタゾンは、ステロイドの中でどのような立ち位置にいるでしょうか。私たち医業者は、ステロイドの強さや効き目の目安(ステロイドの力価)として「プレドニゾロン(プレドニン)換算」ということをやります。プレドニゾロン(プレドニン®)は、生物学的半減期が12~36時間の中間作用型のステロイドであり、その適度な作用時間から用量調整がしやすく、外来診療では最も多く処方されるステロイドです。したがって、他の種類のステロイドがどれくらいの力価を持つのか?を知りたいときには、このプレドニゾロン換算というのをやるとイメージがつきやすいのです。下表()によると力価はプレドニゾロン:ベタメタゾン = 4 : 25~30 ですので、一般的なプレドニン錠5mgは、べタメタゾンだと0.75mgに相当します(海外の正書や論文等では、4:25という比率の記載が多く、プレドニン錠5mgは、5 × 4/25 ~ 0.8mgのべタメタゾンと同程度の力価となります)。逆に言えば、セレスタミン配合錠に含まれるべタメタゾンの量は添付文書によると0.25mgですので、これは、プレドニゾロン換算だと、ちょうど0.75mgの3分の1なので、プレドニン錠5mgの3分の1相当ということになります(5 × 1/3 ~ 1.7mgのプレドニン)。

また、リンデロン4mgの点滴がプレドニン換算だとどれくらいになるのでしょうか?

(→日内リズムによる)
(2) 離脱症候群はプレドニゾロン換算で総量1000mgを越えたときに起こる可能性がある
(3) 漸減:短期投与→速やかに 長期投与→緩徐に

タメタゾンの立体異性体であるベタメタゾンとデキサメタゾンとは、毒性学的特性が非.

上肢(肩関節から指先)および下肢(股関節から足の指先)の手術を受ける際に、デキサメタゾンを神経周囲または静脈内に投与することによって末梢神経ブロックによる痛みの軽減効果が長くなるかどうか、また、術後の痛みの強さが減少するかどうかを検討したランダム化比較試験を探した。また、デキサメタゾンを神経周囲または静脈内に投与することによって副作用や悪影響を生じるかどうかも検討した。2017年4月25日までに発表された医学文献から、末梢神経ブロックを併用した上肢または下肢の手術を受けた成人または小児のいずれかを含む論文を検索した。また、各評価項目についてのエビデンスの質を評価した。

あり,ベタメタゾンはデキサメタゾンと同等である[1]. 一般的に犬における ..

【A】以下にそれぞれの薬剤の等量換算を記載する。
コルチゾン(商品名コートン)→ 25mg
= ヒドロコルチゾン(商品名コートリル) → 20mg
= プレドニゾロン(商品名プレドニン他) → 5mg
= トリアムシノロン(商品名レダコート) → 4mg
= メチルプレドニゾロン(商品名メドロール)→ 4mg
= デキサメタゾン(商品名デカドロン他) → 0.5~0.75mg
= ベタメタゾン(商品名リンデロン他) → 0.5~0.75mg

• デキサメタゾンのない1施設(スウェーデン)のみベタメタゾンを使.

デキサメタゾンとは、ステロイドの一種であり、手術後の痛みや組織損傷に対する炎症反応(熱、痛み、発赤、腫れ)を軽減する可能性がある。神経ブロックを受ける人に対して、末梢神経ブロックによる痛みの軽減効果を長く保つために神経周囲または静脈内に局所麻酔剤とともにデキサメタゾンを投与することがある。

モンであるベタメタゾンの水溶性を高めたベタメタゾンリン酸エステルナトリウム

【質問】高気圧酸素治療についてご教示ください。 高気圧酸素治療を受ける際、貼付剤や軟膏などの塗り薬は剥がしたり拭き取ったりした方が良いのか、そのままでも治療を受けて可能なのか、その考え方はMRIと同じ...

同効薬:デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム、デキサメタゾンメタスルホ安.

今回のような疑義照会を行う場合、単にステロイドの重複を伝えるだけではなく、異なるステロイドが含有されていた場合には、プレドニン換算などで力価を比較しやすいように伝えることが必要である。また、疑義照会を行う前に、代替薬の提案も検討しておく。

デキサメタゾンプロピオン酸エステル メサデルムクリーム、メサデルムローション.

※長時間型のステロイド内服薬(生物学的半減期:36~54時間)
『リンデロン(一般名:ベタメタゾン)』
『デカドロン(一般名:デキサメタゾン)』

ベタメタゾンジプロピオン酸エステル(リンデロンDP) 0.05% ジフルプレドナート ..

患者の症状があまり改善していないことから、処方予定であったプレドニン錠を全て中止するのは適切ではないように思えた。そこで、医師には、セレスタミン配合錠にはリンデロン錠と同じ成分のステロイドが配合されており、プレドニゾロン換算では5~7.5mg相当になることを伝え、セレスタミン配合錠からステロイドを除いたポララミン錠での代替を提案した。すると、セレスタミン配合錠はポララミン錠2mgに変更されて、プレドニンは40mg/日のまま処方されることになった<処方3>。