1901年 1907年 1922年 1953年 1955年 1959年
この車を「C」項に登場させてもいいのかと一寸ためらう所だ。というのは、普通には「コブラ」と呼ばれているこの車は正式には「AC」あるいは「シェルビー・コブラ」だからだ。1923年テキサス生まれのアメリカ人キャロル・シェルビーは、1954年からアストンマーチンのワークスドライバーとして活躍し1959年には遂にルマンで優勝を果たすも、翌年健康上の理由で引退、以後車造りに専念する。アメリカではフォード・フェアレーンのV8エンジンと、グッドイヤー・タイヤ、そしてイギリスからはACエースのシャシーの提供を受けることに成功し、これを組み合わせた新しい車「ACコブラ260」が1962年誕生した。ヨーロッパのシャシーにアメリカの強力エンジンを積み込んだ車を「アングロ・アメリカン」と呼び、イギリスでは「アラード」「ジェンセン」「ブリストル」、フランスでは「ファセル・ヴェガ」、イタリアでは「イソ」などが有名だ。最初の「コブラ260」はフォード・フェアレーン用 V8エンジンが使用されたが、その排気量がアメリカ式の表示で「260キュービック・インチ」だったところから命名されたもので、換算すると4260ccとなる。この「AC 260コブラ」は75台造られ、1963年には排気量がアップして 「AC289コブラ」となった。「289キュービック・インチ」は4747㏄相当で、284hp、555台が造られた。これら「アングロ・アメリカン」たちは性能的には優れたパフォーマンスを持っているが、純粋なスポーツカーにこだわる一部ファンからは「邪道視」される異端児だった。しかし「ACコブラ」によって、これらを受け入れる市場がアメリカに存在することを知ったシェルビーは、パワーとワイルドさをより強調した究極の7リッター「シェルビー・コブラ427」の発売に踏み切る。
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ACカーズのACコブラは、販売を終了してから50年以上が経過しています。こういった部分から、中古車市場に出回る数は極端に少なく、買取相場と呼べるものはありません。しかし、希少性の高さもあり、買取となった場合には、確実に高値で取引されると予想できます。ACコブラは年代によって動力性能などにも差はありますが、どのモデルであっても買取額に極端な差は出ないでしょう。オリジナルのエンジンを好むユーザーはどの旧車でも多いですが、ACコブラの場合は最高出力など、エンジンスペックまでは大きく影響していないと考えられます。日本には多く出回っていないオリジナルのACコブラですが、外車王には長年培われてきた買取実績やノウハウがあるため、希少車であっても満足できる値段をつけられます。
ACコブラは、ACカーズが生産していた「ACエース」をベースに制作されたモデルです。フォード製V型8気筒の4.7Lエンジンを搭載し、1962年にACコブラとして登場しました。グレードではないものの、搭載されるエンジンの違いで2つに分けられ、大きくは4.7Lを搭載する「289」と、7.0Lを搭載する「427」です。また、初期のモデルでは4.3Lモデルもあるなど、意外と多い構成になっています。市場ではこれらとは異なる排気量のACコブラも出回っていますが、当時のコブラではないことがほとんどです。現在でも「アジアAP」や「427 S/C」など、正規のモデルも新車で販売を継続しています。少しややこしい部分ではありますが、1960年代に販売されていたACコブラがオリジナルとされています。ACコブラを共同で制作していたACカーズは1970年代後半に倒産しており、一時は別の企業が商標を持っていたものの、その後はシェルビー・アメリカンに商標権が渡りました。
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ACコブラのベース車であるACエースは、1953年に発売されたブリストル カーズ製の直列6気筒エンジンを搭載したスポーツカーでした。
しかし、60年代に入ってブリストル カーズがエンジンの生産を停止したことでACエースはエンジンを失い、生産中止の危機に陥りました。
そこにキャロル・シェルビーが、軽量でスポーツカーとしての素性の良いACエースにフォード製の260キュービックインチ(4.2L)のV8をエンジンを調達したことで、1962年に英米合作とも言える「ACコブラ」が誕生しました。(1キュービックインチ=16.387cc)
シボレーのエンジンも検討されましたが、コルベットのライバル車種になることを懸念したシボレーからの提供を断られたと言われています。
古いクルマにはあまり詳しくなくても、クルマに興味のある人だったら、「ACコブラ」というクルマの存在や、どんな形をしているかぐらいは知っているんじゃないかと思う。そして、今でも新車のコブラが買えることも知っているかもしれない。しかし、ここから先のことを知っている人は、なかなかの事情通だ。
オートクラフト|マーク4|ACコブラ MkIV ライトウェイトの中古車
リンパークは子供頃から大の車好きでした。
大人になった彼の車に対する気持ちはますます高まりACコブラのレプリカを自分で作りドラッグレーサーになりました。
ACコブラのレプリカを作り始めたきっかけは本物のコブラを買うとなると状態のいい物であるとその当時ですら1000万円以上(今では1億円以上)となり購入出来ないためでした。
その後、パークが本物を買えるようになってから、何年もかけて50台ものシェルビーコブラを集めました。
パークはコブラを見つけると購入し、修理をしてしばらく所有した後に売るという事をしています。
ACコブラはオリジナルだと非常に希少なモデルであり、市場に出回ることはほとんどありません。そのため、買取相場と呼べるものはなく、買取額は車輌ごとに大きく異なる可能性があります。オリジナルのコブラの販売台数は全世界で1,000台に満たないと言われており、現存している車輌はさらに少ないでしょう。こういった人気と希少性が合わさっていることからも、ACコブラが買取になった場合、確実に高値になると予想されます。状態が良いほど高値になりますが、状態が悪くても希少性の高さから、値段がつかないということはないかもしれません。ACコブラは非常に希少で買取が難しいモデルですが、外車王には長年培われてきたノウハウがあり、しっかりと値段で買取できます。
イギリスその他 AC コブラ 5.3L V12 ブライトホイール社製レプリカ · 法定整備:整備付 · 保証無.
もちろん人気のモデルはオリジナルの「シェルビーACコブラ」で、その中でも大パワーとド迫力のオーバーフェンダーを持つ、『シェルビーACコブラ427』『シェルビーACコブラ427 S/C』が人気ですが、生産台数の少なさ、非常に高額な車両価格となります。そのため、その高い人気と需要があることから、キャロルシェルビー自身がリビルトしたCSX 4000シリーズという準オリジナルモデルから始まり、今だに様々なメーカーからレプリカやリプロダクションモデルが生産されています。ただし、レプリカやリプロダクションモデルの中には、オリジナルモデルとして販売されているもの、低品質のものもあるため、購入時にはしっかりとした調査が必要です。
ACコブラのモーターレースでの活躍とは裏腹に、ACカーズの事業は悪化していました。
1973年までAC Fruaを生産していましたが販売は落ち込み、業績が回復することなくACカーズは1970年代後半に倒産してしまいます。
同社の商標はオートクラフトに譲渡され、AC289の後継車MK IVの生産を行うことになりました。
しかしシェルビーは、ACカーズとオートクラフトをロサンゼルス地方裁判所に提訴し、シェルビーが勝訴することで「コブラ」の商標権は、シェルビーのものとなり、「ACコブラ」は「シェルビー コブラ」となりました。
Sさんの先輩がコブラを販売店に見に行くので付き合って欲しいと言 ..
記念すべき第1回は、魅惑の暴れ馬「AC・コブラ(シェルビー・コブラ)」です。独特の曲線美を持つデザイン、サイドマフラーから放たれる官能的なエキゾーストノート、そして飛ぶように大地を蹴って加速する圧倒的パワー。ひとたび街を走れば、車に興味がない人でも思わず見とれてしまう、コブラにはそんな魅力があります。コブラは1961年、英ACカーズのロードスター「エース」をベースとして開発が行われました。これまで供給を受けていた英ブリストル・カーズのエンジン生産中止に伴い、米国人レーサーのキャロル・シェルビー氏が米フォード製V8エンジンの搭載を提案。こうして、英国の優美なボディーデザインと米国の強烈なエンジンパワーを融合した「AC・コブラ」が誕生したのです。こうして産声を上げたコブラ(通称:コブラ260※キュービックインチ換算で4.2リッターの意味)は、1963年に4.7リッターエンジンへと排気量をアップ(通称:コブラ289)。次期型である「MarkII」でのレース経験を経て、同年に新型デザインと7リッターエンジン採用の「MarkIII(通称:コブラ427)」が、1965年にはその強烈なエンジンパワーを受け止められるよう、シャーシや足回りなどを大幅に近代化したモデルが生産されました。そのパワーは400馬力(298kW)オーバーという、当時としては完全に規格外の存在。しかもそれが、わずか1,100kgにも満たない軽量ボディに収められているのが驚異的で、プロのレーシングドライバーですら乗りこなすのが難しいとコメントを残すほど。ハイパワーFR車がホイルスピンでテールを振りながら加速し、その時にできるタイヤのスリップの跡がS字の様になる、通称「スネークダッシュ」の代名詞といわれるのもうなずける圧巻のパフォーマンスです。当時の自動車業界に大きなムーブメントを巻き起こしたAC・コブラですが、実際に製造されたのはコブラ260/コブラ289/コブラ427をすべて合わせても1,000台前後といわれています。このACカーズによって製造されたものは「オリジナル・コブラ」と呼ばれ、バブル期に1億円以上の価格で取り引きされたほか、2016年にはシェルビー氏が所有していたプロトタイプの第1号車がオークションにかけられ、1,375万ドル(当時のレートで約14億円)で落札されたという逸話もあります。ACカーズは1970年代後半に倒産し、商標を譲渡された英オートクラフトが後継車の生産を開始。しかし、シェルビー氏が両社をロサンゼルス地方裁判所に提訴した結果、コブラの商標権はシェルビー氏が獲得しました。コブラが、初期製造メーカーの名を冠した「AC・コブラ」だけでなく、「シェルビー・コブラ」と呼ばれているゆえんです。こうした動きの中、さまざまな自動車メーカーから「コブラを作りたい」という声が聞かれるようになります。そこで1973年頃から登場し始めたのが、商標権を持つシェルビー氏の公認で作られた「リプロダクション・コブラ」です。これは文字通り"リプロダクション(再生産)"、つまりレプリカなのですが、一時期は40社以上の自動車メーカーが名乗りを上げたこともあり、そのクオリティには目を見張るものがあります。ちなみに、現在、シェルビーアジアが販売している「アジアパシフィックモデル」もリプロダクション・コブラに含まれています。そのほかコブラには、1998年に商標権を持つ米シェルビーアメリカンが「CSX4000シリーズ」として復活させた継続生産車、通称「コンティニューション・コブラ」と呼ばれるものもあります。同社は2003年にシェルビーオートモービル、2006年にはシェルビーディストリビューションと社名を変えましたが、現在でもコブラの系譜は脈々と受け継がれているのです。このように、世界中のメーカーや車好きが惚れ込み、現在でも愛され続けているコブラ。さすがに生産台数が少ない「オリジナル・コブラ」は手が出ないかもしれませんが、「リプロダクション・コブラ」や「コンティニューション・コブラ」で、その熱き魂を体感してみるのはいかがでしょうか?
*詳しくはセールススタッフにお尋ねください。 PAGE TOP
「ACカーズ」といえば「コブラ」、「コブラ」といえば「ACカーズ」というほど、1960代に熱狂的に支持された「シェルビーACコブラ」で有名なメーカーです。イギリスのACカーズ製の車体に、アメリカのフォード製のレース用エンジンを搭載するというシェルビーとの協業で誕生した「シェルビーACコブラ」は、260キュービックインチ(4.2L)V8エンジンを搭載した初代から、427キュービックインチ(7.0L)のV8エンジンにまでに拡大した『シェルビーACコブラ427』へと成長しました。『シェルビーACコブラ427』は、390馬力、トルク65.8kgmもの大パワーを持ち、最高速は280km/hを誇り今でもアメリカンマッスルスポーツの象徴的存在となっています。しかし、誰もが知っている有名モデルをもち、レースでは輝かしい成績を残したものの、ACカーズの経営は苦難の連続で、1973年にAC Fruaを発売しましたが、販売は振るわず、ついには1970年代後半に倒産してしまいました。
1/43 AC コブラ 427 # CSX3101 1965 レッド
『【お歳暮】クラシックラジコン ACコブラ』はヤフオクでkJ-66fcdf0e03から03月15日 12時 27分に出品され03月15日 12時 27分に終了予定です。即決価格は11,050円に設定されています。現在443件の入札があります。決済方法はYahoo!かんたん決済に対応。広島県からの発送料は落札者が負担します。PRオプションはYahoo!かんたん決済、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。
1/43 AC コブラ 427 # CSX3101 1965 レッド
前置きが長くなったが、そんなACコブラに乗った。エンジンは427(7リッター)で、フェンダーもかなりグランドエフェクトされている。現代のコブラに関してはレプリカやリプロダクションが蔓延していて、どれもACコブラと呼ばれることが多い。詳しいことはわからないが、シェルビー自身がその後新たな素材でつくり上げ、サインしている車両もあるとかいうくらいだ。
まぁ、その辺の難しい話はともかく、アルミ製ボディをまとったコブラが目の前に現れた。その姿はまさに「コブラ!」といった印象で、筋肉ムキムキのマッチョさをアピールする。う〜ん、この辺の仕上がりはシェルビーらしいとでもいうべきなのだろうか。
この車両は、キャロルシェルビーとともにオリジナルコブラを製作していた人物・マイク マクラスキーが製作したもの。本物のオリジナル・コブラと同じ鋼管フレームを使い、戦闘機も手がけるようなマイスターの手によって一台一台仕上げられた。忠実に再現されたフレームに被せられたボディも、オリジナルと同素材のアルミニウム製だ。
エンジンはフォード製水冷式V型90度8気筒OHVを搭載し、435馬力ものパワーを発生させる。なお、忠実に再現されたグラマラスなボディラインはもちろんのこと、メーターや各スイッチ類などのレイアウトやシフトレバーの角度、エンジンルーム内の電装パーツの配列、さらにはビス1本1本のサイズや向きにまでこだわり、とことんオリジナルに則って再現されている逸品である。
早速、試乗させてもらう。サイドマフラーをふくらはぎに当たらないようにコブラに乗り込むと、そこには包まれるようなキャビンが待ち受けている。広いわけではないが、タイト過ぎないスペースは思いのほか居心地がいい。
そして、エンジンに火を入れると、バババーンと点火し、ドッドッド…とアイドリングをはじめる。なるほど、これがあのアメリカンV8か。このサウンドが多くのカーガイを魅了したのか。カラダに伝わる振動とともに一発でコイツの魅力に取り憑かれてしまう。
安楽な現代車とはまったく異なる乗り物に、心奪われるのは当たり前のことかもしれない。それほど異質なものだ。
現代車とはまるで違う感覚。細身のステアリングを握って、細身のシフトノブを動かして、爆音を奏でるエンジンを自らが操って公道を走る。そこにはアメリカンV8の魅惑的なサウンド以外、何もない。
試乗の印象としてはこれはこれで、十分公道を走れる範囲にあるということだ。細かいことは気にせず、街中をこ一時間ドライブしてまだガレージに帰る。それだけでも十分堪能できるし気持ち良いし、何より最高の気分転換になる。こんな贅沢もありではないか?
早々に試乗は切り上げたが、しばらくはあのサウンドが耳から離れない。ドッドッド…という重低音。あれこそ、ホンモノのアメリカンV8だろう。一点の濁りもない純粋なエンジンサウンド。残念ながら現代車においては、あのサウンド、振動は決して味わえないだろうな…。