この記事では、ハイドロキノン・トレチノインの毛穴への効果について解説します。
トレチノインとハイドロキノンを使用した症例です。
シミがきれいになるだけではなく、肌のダメージが修復されたことにより肌理(きめ)も整った状態になっています。
17日目にはシミがきれいになってきていますが、赤みが出ています。
この赤みは肌の生え替わりが促進されることによるものです。
この記事では、ハイドロキノンやトレチノインの併用について解説します。
ニキビ治療の方法は色々ありますが、イソトレチノインでニキビを治療するメリットとして、下記は挙げられます。
私は、このように素晴らしい効果を持つトレチノイン治療を
トレチノインは反応が強く出ると、角質の剥離作用により塗布部位の痒み、紅斑、熱感、皮むけの症状がでることがあります。トレチノインのみでシミ治療をする場合には、どうしても強く反応させる必要があり、痒みや赤み、皮むけなどの症状に対応しながら治療をすることになります。
そこで、当院ではシミの治療ではやをメインとしつつ、さらに良い効果を得るために副作用の出にくい低濃度のトレチノイン治療を取り入れています。レーザーやIPLによるシミの治療は大変効果的ですが、炎症後色素沈着などを起こす可能性があります。日本人のシミ治療では特に炎症後色素沈着の予防・治療が重要となり、その為にトレチノインとハイドロキノンを配合したクリームを用いています。
総合的な治療をすることにより、治療期間が短くなり、コスト面でもメリットがうまれる相乗効果が期待できます。
Qスイッチルビーレーザー照射後、トレチノイン・ハイドロキノンでホームケア。
肌の角質をとるトレチノイン治療をしているときには、ハイドロキノンはしみるためヒリヒリしたり皮膚が赤くなったりすることがあります。刺激が強い場合は、トレチノインを一時休んで、ハイドロキノンだけを使用してください。痛みが強すぎる、血がにじんでくる、ひどくしみる、赤くなりすぎるなどの症状が出た場合は、トレチノインを中止して、診察をお受けください。(ハイドロキノンは、使用していて大丈夫です)
ハイドロキノン(ヒドロキノン)はメラニンを作るチロジナーゼの働きを阻害し、さらにメラニン色素を作るメラノサイトそのものを壊す働きがある、もっとも強力な美白剤です。その効果は市販の美白化粧品の数十~数百倍程度と言われています。
トレチノイン+ハイドロキノンクリーム10g 4000円(税込み)
トレチノイン(レチノイン酸)は、ビタミンA誘導体です。
表皮の細胞をどんどん分裂・増殖させて皮膚の再生を促し、メラニン色素を外に押し出します。
トレチノインは強力な薬剤のため、使用すると反応性の炎症が起こります。
皮膚が赤くなったり、ぽろぽろと角質が取れてきますが、反応が出ていれば、トレチノインの効果が出ているとのこと。
しかし、誤った使い方をすると炎症後色素沈着を起こす可能性があるそうです。
しみの原因であるメラニン色素を作らせなくする漂白剤です。しみの治療としては、トレチノインでメラニン色素を外に押し出し、ハイドロキノンで新しいメラニン色素をつくるのを防ぐのが効果的です。ハイドロキノン単独でなく、トレチノインとの併用をお奨めします。市販されている、いわゆる美白化粧品は、このハイドロキノンに比べて成分の作用が非常に弱いものです。
では逆に、イソトレチノインが飲めない方はどんな人なのでしょうか?
①最重症例(他の治療で良くならなかった人)でも治療できる
いわゆるイソトレチノインはニキビ治療において切り札と言える薬でしょう。
トレチノインはとてもよく効いて、少量でも反応が強く出ることがありますので、パルミチン酸レチノールや酢酸レチノールと併用しています。
当院でトレチノインを初めてお使いになる場合、ビタミンAに慣れていただくために、ビタミンA配合化粧品を1週間お使いいただいてから、トレチノインを処方します。これによってトラブルを起こすことなくケアできるようになりましたが、毎日丁寧にケアする方にはとても優れた美肌効果が得られます。
ダメージを受けた皮膚の修復正常化がすすむと、肌にハリが出て、またシミやくすみが薄くなって血色が良くなり、中にはエラスチンの増量に因ると思われるリフティング効果の出る方もおられます。
ハイドロキノンとトレチノインは、効果が高い一方、副作用が出やすい薬です。
トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)
米国では、シワ、ニキビの治療薬として、FDAで認可されており、肌の若返りの薬としてたくさんの方が使用しています。トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)は、ビタミンA(レチノール)の誘導体です。レチノールは、最近多くのアンチエイジング化粧品に含まれている成分ですので、ご存じの方も多いと思います。トレチノインはレチノールの約100倍の効果を持つ成分で、ビタミンA類の体内での生理活性の本体そのものです。皮膚細胞に働きかけ、細胞の生まれ変わりを促し、確実にお肌を若返らせる成分です。トレチノインは、だれでも血液中に極微量に存在しているものですから、アレルギーを起こす心配がありません。
使用開始時のトレチノインやハイドロキノンの塗り方についてお伝えします。
なお、肌の赤みを抑えて、長い時間をかけてエイジングケアを行いたい場合や顔全体のエイジングケアのためにトレチノインを使う場合は、トレチノインを他のクリームで薄めて使用する方法をお勧めいたします。
ハイドロキノンを顔全体に使う前には、医師の診察を受けた方が安心です。
トレチノインは赤みなどが出現することもあるため、使用目的や生活スタイルに合わせて使い方を変える必要があります。
当院の場合は、0.1%のみ取り扱っています。そのため、いつでもすぐお渡しできる状況です。
3.ハイドロキノンを、できるだけ広い範囲に伸ばして塗りましょう。
トレチノインの原理を良く理解し、御自分の肌の状態をみながら、状態にあわせて行うことが成功につながります。
最近ネット販売や、トレチノイン療法の詳細を理解しない医師が物販のように販売しているケースが見られます。
東大式では、シミの状態に合わせ、濃度も濃いものを使います。決してダウンタイムが無い治療法ではありません。必ず、治療開始1週間、後は指示に従い二週間に一度くらい来院してください。また、使用する物は必ず当院の指導をお守り下さい。
色素沈着が消えたら、トレチノインは中止し、ハイドロキノンのみを塗ります。
ハイドロキノン
ハイドロキノンは、強力な皮膚の美白剤です。メラニン合成酵素であるチロシナーゼの働きを阻害し、メラニン色素を合成するメラノサイトに対して細胞毒性があるため、しみの原因であるメラニン色素を作らせなくする漂白剤です。
ここでは、トレチノインとハイドロキノンの使用方法について解説していきます。
トレチノイン・ハイドロキノンの併用療法は、しみ、ニキビ、肝斑など、さまざまな症状に効果が期待できる塗り薬です。
ここではトレチノイン・ハイドロキノンの治療期間と使い方について説明します。
効果や成分については、「」をご覧ください。
2.で塗ったトレチノインが乾いたら、ハイドロキノンを同じ部分に塗ってください。
ハイドロキノンはシミの原因であるメラニン産生の阻害作用があり、米国では多くの患者さんに皮膚の漂白目的で治療薬として使用されています。当院では患者さんの症状に応じて独自のものを処方いたします。
トレチノインはします。毛穴の詰まりやニキビの予防に効果があります。
<治療期間>
症状、疾患などによって個人差によって治療効果が異なるため、治療期間にバラつきがあります。
薬品は強力な作用があるため、刺激が強いなどの場合は医院で使用法や投与量の指導を受けてください。
ハイドロキノン・トレチノインの使用後はいつもより肌が敏感になっているので、
<使用方法>
当院ではトレチノイン・ハイドロキノンは基本1日1回、夜(入浴後もしくは就寝前)に使用します。
・朝のスキンケア
日焼け止めもしくはUVカット入りの化粧品を顔全体にむらなく塗ります。
塗布後、コンシーラーやファンデーションを使用して、通常通りお化粧をすることが可能です。
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数年前より市販の化粧品にハイドロキノンを配合できるようになり、ハイドロキノン配合の化粧品を見かけるようになりました。しかし残念ながら市販の化粧品に許可されているハイドロキノンは濃度が低く、効果的な漂白効果は見込めないのが現実です。
トレチノインとハイドロキノンを併用する際の、塗布の順番は下記となります。
酸化しやすいため、当院では4%濃度の安定型ハイドロキノンを処方しています。開封後でも冷蔵保存で6ヶ月間安定です。
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当院では、しみの治療として、トレチノイン・ハイドロキノン療法を行っています。
できてしまったメラニンを追い出す作用のトレチノインの上に、メラニンの新生を抑制するハイドロキノンを重ね塗りし、メラニンの塊であるシミを取り除いて薄くする治療です。トレチノイン治療薬は単体だと、ニキビやシワやタルミの改善などに使用されますが、ハイドロキノンと併用することで、美白効果が高まります。
【効果のあるシミ】 皮膚の浅い部分(基底層から表皮)にメラニン色素が異常増殖・色素沈着している以下のようなシミに効果を発揮します。(太田母斑や真皮性のシミには効きません) 肝斑 褐色のシミで、額や頬、眼や口のまわりに左右対称に現れます。 雀卵斑(そばかす)
両頬や鼻の上に褐色の小さな斑点がたくさん散在するタイプのシミです。 炎症後色素沈着 ニキビ跡の色素沈着やアトピー性皮膚炎患者の色素沈着の改善にも有効です。 日光黒子(老人性色素斑)
主に中年以降の人の顔や手の甲、前腕など日光に長時間当たる部位によく発生します。 【治療の流れ】①まずは、診療時間内に受診してください。医師がシミの診察を行い、適切な治療を選択します。
↓②本治療の適応と判断されたら、ハイドロキノンクリーム、トレチノインクリームを濃度を選んで処方します。
↓③ご自宅で、気になるシミに1日1~2回、クリームを塗布していただきます。治療は2~6週間ほど継続します。途中、肌が赤くかさかさする現象が現れ、次第にシミが薄くなってきます。
【治療を受けられない方】妊娠中、授乳中の方
【料金について】
【もっと詳しく】トレチノインとは?
トレチノインとはレチノールやレチナールと同じくビタミンAの誘導体で、ビタミンAの活性本体です。生理作用はレチノールの100倍もあり、ニキビ、しみ、しわ、そばかすなどに有効です。米国ではまず、難治性ニキビの治療薬として認知されました。その後、シミやシワなどの紫外線による皮膚の老化にも効果が認められることがわかり、現在までに多くの患者さんに皮膚の若返り治療薬として使用されています。 トレチノインの皮膚に対する作用
① 角質をはがす② 表皮の細胞分裂を促進し、皮膚の再生を促す
③ 皮脂腺の働きを抑え、皮脂の分泌を抑える④ 真皮のコラーゲンの生成を促し、タルミや小ジワを改善する
⑤ 表皮内でヒアルロン酸などの分泌を高め、皮膚をみずみずしく保つ お肌に塗布することで、古くなった角質をはがし、表皮の細胞分裂を急速に早めて新しい皮膚を再生します。その際、表皮の底に沈着したシミの原因(メラニン色素)までもぐんぐん浮き上がらせてはがすだけでなく、ハリや潤いのもととなる真皮層のコラーゲンやエラスチン線維を刺激するので、生成が高まり短期間でしみやシワの目立たない弾力のあるみずみずしい素肌へと生まれ変わらせるのが特徴です。
ハイドロキノンとは? ハイドロキノンとは、しみの原因となるメラニン色素をつくる細胞(メラノサイト)の数を少なくする美白剤です。数年前から市販の化粧品へのハイドロキノン配合ができるようになり、ハイドロキノン配合の化粧品が発売されるようになりましたが、市販化粧品に許可されているハイドロキノン(医薬部外品)の濃度は低く、効果的なしみ治療は期待できません。また、知識のないまま使用することによりお肌に悪影響を与える恐れもあります。
ハイドロキノン・トレチノイン療法(シミ・くすみリセットプラン) ..
トレチノイン・ハイドロキノン療法とは、高濃度ビタミンCローション、トレチノイン、ハイドロキノンを併用したシミ・色素沈着の治療です。3つの外用を組み合わせることで、新しい白い肌に置き換えていきます。
少し待ち、トレチノインが充分に乾いてから、ハイドロキノンを患部より広めに塗ります。 04日焼け止め
A 痛みが強い場合は塗る量を減らしていただいてもかまいません。皮がむけてヒリヒリするのは正常な反応です。反応が強すぎてドロップアウトするよりは、継続して治療していただいた方が効果が出ます。①我慢しながら量を減らして調節していく、②一旦塗るのをやめて3-4日すると反応が止まるので、それから量を減らして様子を見ながら少しずつ増やしていく、のどちらかで対応してください。