イソトレチノインの服用に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。


イソトレチノインの副作用が怖い方は、これらの注意点をよく守るようにしましょう。現在服用中の薬についてなど、気になることがあるときには医師までご相談ください。


生理不順が生じた際は低用量ピル(マーベロン)の併用を行います。

イソトレチノインは欧米では古くから難治性の重症ニキビに対して使われてきました。

イソトレチノインには飲み合わせの悪い薬があり、併用によっては副作用が出やすくなるなどの危険性があります。以下の薬を服用中の方は、事前に医師までご相談ください。

イソトレチノインの服用期間中に注意するべきことは以下の通りです。

副作用には、血液検査の異常(肝機能障害、脂質異常症)が知られています。これらの副作用が起こる頻度はまれですが、当院では副作用を早期に発見する目的で、「治療を開始するとき」と「服用開始後1か月」を目安に採血をしています。またイソトレチノインの投与量を増やしたときにも、健康状態を確認するために採血をしています。

②近年の研究論文によればイソトレチノイン内服治療によって精神疾患のリスクは上昇しないという見解がほとんどである

ピルとイソトレチノインのどちらがおすすめかは、状況によって異なります。

イソトレチノインは医師の診察により、治療が必要と判断された方のみ使用できる薬です。個人輸入は厚生労働省が推奨していない行為であり、さまざまな副作用の発見を見逃す危険性が高い行為です。イソトレチノインが怖いと感じている方は、必ず医師の診察を受けるようにしましょう。

さらに2023年の最新の世界的なコホート研究でも自殺やうつ病のリスクを上昇させないことが報告されました(文献5)。この研究ではイソトレチノイン内服群と抗生剤内服群とを比較し、カプランマイヤー曲線を用いてイソトレチノインを内服した方が自殺率が低くなることが証明されました。ただし、この論文にはいくつかの批判もあります。例えば両群の患者背景(特に精神疾患の重症度)が異なることや観察期間が長すぎるなどバイアスがあると指摘されています(文献6)。これに対してKridinらは、重症ニキビ患者はもともと精神疾患を抱えるリスクが高く、むしろイソトレチノインの安全性を過小評価していると反論しています。また2024年の最新のメタ解析でもイソトレチノインは自殺や精神疾患のリスクを高めることはなく、むしろ治療後2~4年で自殺企図のリスクが低くなると結論づけられています(文献7)。

当院にニキビ治療で悩まれる方の多くも、イソトレチノインを選択しています。

イソトレチノインにはさまざまな副作用が知られているため、「使うのが怖い」と感じる方もいることでしょう。副作用は早期に発見することで、副作用症状の悪化を予防できます。ここでは副作用が怖いときに注意すべきことを紹介します。

・女性型乳房、乳房痛・腫れ、生理不順、
無月経、性欲減退、多毛、閉経後に性器出血、
声が低音化


ニキビに対するホルモン治療の有効率は95%以上であり、イソトレチノインに次いで効果が高い治療です。

海外の研究では思春期の重症ニキビはメンタルに悪影響を及ぼし、生活の質を著しく低下させ、自殺念慮を引き起こす頻度が男性で3倍以上、女性で2倍以上になると報告されました(文献2)。しかし、近年のメタ解析ではイソトレチノイン内服治療によってうつ症状が著明に改善され、うつ病のリスク増加と関連しないことが示されました(文献3)。また、台湾においてイソトレチノイン内服治療患者29,943名を調査したところ、治療期間が長期に及んだり投与量が多くなっても、精神障害を起こすリスクは上昇しなかったと報告されました(文献4)。同じアジア人での研究結果は重要な意味を持つと考えられます。

ニキビに対するホルモン治療の有効率は95%以上であり、イソトレチノイン治療に次いで非常に効果が高い治療です。 ..

稀に、ニキビの治療の為にピルを服用したのに、却ってニキビが悪化しちゃった なんて、泣くに泣けない不幸のどん底に落ちちゃう人もいます。何故こんな運命の悪戯が起こってしまうのか定かではありませんが、どうも、エストロゲンによりsex hormone binding globulin(SHBG)が減少し、遊離テストステロン濃度が上昇する為じゃないかと考えられています。脂質代謝への変化や、血糖レベルの上昇、それに続く耐糖能の低下等々、ホントに良く分かんないんですけどねぇ、色んな可能性があるとは言われています(←歯切れ悪~い)。
尤も、第二世代のピル、つまり、レボノルゲストレル系のプロゲストーゲンを使ったピルに、どちらかと言うと、その傾向が強いみたい。具体的には、アンジュ21/28、トライディオール21/28、トリキュラー21/28と言った日本では主流系を占めているピルです。第一世代(オーソM-21)や第三世代(マーベロン21/28)の方が、ニキビ制御には強いですから。でも、ピルの服用初期は、どのピルでも体が慣れていないので、ニキビに傾く事だってあるんです。2~3ヶ月粘って駄目なら、この際潔く種類を切り替えてみるのも手かも、ね。

*註:HISAKOの美容通信に記載されている料金(消費税率等を含む)・施術内容等は、あくまでも発行日時点のものです。従って、諸事情により、料金(消費税率等を含む)・施術内容等が変更になっている場合があります。予め、御確認下さい。

イソトレチノインは、ニキビに効果があることが論文なので明らかですが当院では扱っておりません。 ピルをやめるとニキビが増えるのはなぜですか?

1982年~2000年までの間にイソトレチノイン内服治療を受けた患者で431例のうつ病、自殺/自殺企図/自殺念慮があったことを米国FDAが報告しました(文献1)。このうち実際の自殺者は37名(男性31名、女性6名)、年齢の中央値17歳で若い男性に多かったことが報告されています。米国FDAは警告を発し、1998年より添付文書に精神疾患がある場合は慎重に投与すべきと記載されるようになりました。しかし、イソトレチノイン内服治療と精神疾患との因果関係は不明な点が多く、今日まで多くの論争があります。

重症なにきびでお悩みの方にイソトレチノイン、ピル(マーベロン)の処方を開始しました ..

予防のために、定期的に血液検査を
受けるようにしましょう。
そのほか、性ホルモン関係の副作用が
ときどきみられます。

乳房痛や生理不順を起こしたりします。
生理不順がおこることがあるため、
低用量ピルを併用します。



【重い副作用】 *頻度は稀です。

当院ではまず保険診療から始めていきますが、重症な方にはイソトレチノインもご用意していますので診察で判断いたします。 ..

当院では重度ニキビでお悩みの方にイソトレチノインをはじめ、や、などさまざまな治療の選択肢をご用意しています。
また当院オリジナル化粧品として、、などもございます。
ぜひ一度ご相談ください。

にきび​徹底ケア · ​お肌の状態に応じて · イソトレチノイン内服 · スピロノラクトン内服 · ​ピル内服.

これは、たびたび腟炎を繰り返すという患者様からの質問です。いつも飲んでいるお薬があるか聞いてみたところ、ニキビの治療薬である「」を個人輸入して服用しているとのことでした。そして、お話をよく聞いてみると、このお薬を服用してから腟炎になる頻度が高くなったとお感じになっているようです。「イソトレチノイン」は、海外では重度のニキビの治療薬として認められていますが、重大な健康被害とは、と赤ちゃんに奇形を生じる、などです。膣も粘膜ですので、この粘膜障害の副作用により腟内の環境が悪化して腟炎をおこしてもおかしくないと思われます。しかし、「イソトレチノイン」を服用して、実際に腟炎が増えたかどうかの研究データーが無いので、明確な根拠をもって関係があるとはいえませんが、このような不快な症状があるということは、と言っても良いと思います。したがって、この患者様には、「イソトレチノイン」を中止して、腟炎の頻度が減るかどうか様子を見ましょうとお伝えしました。このように、日本で未承認の医薬品は、日本人の体形や体質には合っていないことが多く、副作用が出やすいので気を付けましょう。

詳細は下記のイソトレチノイン同意書をご参照下さい。 ④ホルモンバランスを整えるために働きかけるもの

イソトレチノインは皮脂分泌を抑制する作用があるため、ほとんどの患者さまに皮膚や粘膜が乾燥する副作用が生じます。肌の乾燥が気になるときには、唇にはワセリンを、肌にはローションやクリームなどの保湿剤を塗布してください。

イソトレチノインは怖い?安全に服用するためのポイントを徹底解説

・月経困難症治療薬のドロスピレノン
(ヤーズ)と飲み合わせると、高カリウム血症を
起こしやすいとされています。
・スピロノラクトンにアレルギーがある
・心疾患や、脳動脈硬化症がある
・減塩治療中
・肝障害がある

スピロノラクトンの副作用について
下の副作用のいずれかが見られた場合は、
医師に伝えてください。
これらの副作用は一般的に軽度で用量を
減らすかまたは使用を中止することにより、
ほとんどの症状は数日から数週間で完全に消失します。

低用量ピル · イソトレチノイン20mg30錠(イソトロイン)

効果を実感するタイミングには個人差はありますが、通常 16〜24 週間後(4ヶ月~6ヶ月)となります。おおむね内服を5ヶ月継続したときには、3~5年を目安にニキビができにくい肌状態になると言われています。一方で患者様によっては軽度再発する場合もあり、ベピオゲルやディフェリンゲルなど外用薬などによる再発予防のための維持治療が必要です。

重症ニキビ・ホルモン治療は足立区五反野駅から徒歩1分の大山皮膚科

【未承認医薬品等 異なる目的での使用】
マーベロン・は医薬品医療機器等法において、 避妊の効果が承認されている。ニキビ治療目的での使用については、国内で承認されていない。
【入手経路等】
国内の医薬品卸業者
【国内の承認医薬品等の有無】
国内でニキビ治療の効能・効果で承認されている内服薬には、 ビブラマイシンが挙げられる。
【諸外国における 安全性等に係る情報】
血栓症 、頭痛、吐き気 、不正出血 、 乳房の張り等のリスクがある。

イソトレチノイン内服(ロアキュテイン) · フラクショナルレーザー1550and ..

皮膚科・形成外科を標榜している以上、婦人科じゃないから、HISAKOがピルを処方するのは、避妊を第一の目的になんて事は当然あり得ません。一に、ニキビ。二に、生理不順があり、ホルモンバランスの乱れから、ニキビを始めとする皮膚のトラブルが耐えないと思われる症例。だから、数ある経口避妊薬の中から、日本で認可されている薬で、ニキビに一番効果がある低用量のピルを選びました。それが、マーベロンです。
世界的な潮流から考えると、やはり、Diane-35の効果は断トツだとは思います。けど、酢酸シプロテロンの項でも触れましたが、日本人に合わない薬もあるんです。だから、使いません。

マーベロン28は、エストロゲン(EE0.03mg)と、アンドロゲン作用の低いプロゲストーゲン(デソゲストレル0.15mg)の合剤です。

エストロゲンは、先にも述べた様に、日本で売られている低用量ピルについて言えば、どの製品も同じエチニルエストラジオールです。血中性ホルモン結合グロブリン(SHBG:sex hormone binding globulin)を増加させ、FT(フリーテストステロン)を減少させて皮膚組織での5α-reductase活性を抑制し、ジヒドロテストステロン(DHT)への代謝を抑制してくれます。

これに対し、製品で違いがあるのがプロゲストーゲン。色んな種類があるんです。細かく言うと、プロゲストーゲンは19-ノルテストステロンの誘導体で、エストラン系にはノルエチステロンが、ゴナン系にはレボノルゲストレルとデゾゲストレルがあります。ここがニキビっ子にどのピルを選択するかの肝で、アンドロゲン作用の低いデゾゲストレルが、ポイントとなる訳。うちのクリニックでファーストチョイス・ピルと言えば、”マーベロン28”(第3世代)なんですが、この理由からなんです。 向学心旺盛の貴女の為に、マーベロン28で使用されているデゾゲストレルの補足をしておきましょう。デゾゲストレルは、プロゲステロン・レセプターが大好きなので、見つけると直ぐぺたんと張り付いちゃいます。医学用語では、これを親和性が高いと表現します。これに対し、アンドロゲン・レセプターがあんま好みじゃないみたいで、本命じゃないけどぉ、取り合えずキープだけはしとこうかなどうしようか的な、気の無~い取り付き方しかしません(親和性が低い)。つまり、黄体ホルモンの選択性(プロゲステロン/アンドロゲン比率)が高いんです。強い排卵抑制効果を有しながらも、ニキビの敵であるアンドロゲン作用が弱いって事なんです。