ミノキシジルでも、以下のようないくつかの副作用が報告されています。


フィナステリドやデュタステリドは肝臓で代謝されるため、肝機能障害による倦怠感が起こる可能性があります。また、ミノキシジルの血管拡張作用により動悸や眩暈などの症状も確認されます。副作用が発現した場合は治療薬の濃度が高い可能性もあり得ますので、医師に相談してください。


ミノキシジルは、他の薬剤と同じように副作用がいくつか存在します。

その他にもミノキシジルタブレット(飲み薬)には、全身の多毛、赤ら顔、低血圧、反射性高血圧、腎性全身線維症(腎不全、皮膚の硬化、関節拘縮をきたし、身体機能障害に陥る病気)、高カリウム血症、多臓器不全等があります。これだけ副作用が多いため、もっといい降圧剤がある現在は、降圧剤としてのミノキシジルは役目を終えたわけです。そして、発毛剤へと応用されたのですが、実は発毛剤としてもミノキシジルタブレット(飲み薬)を認可、推奨している国はありません。認可されてるのは、あくまで副作用の少ない外用剤だけになります。飲み薬であるミノキシジルタブレットを処方されている方は、きちんと医師の説明を受け、メディカルチェックを受けた上で飲むことが大切です。副作用が強い薬ですから、メディカルチェックは、最低半年に1度、BNPを含む血液検査、心電図、尿検査(微量アルブミン)を行い、心電図で心肥大の所見が認められていたり、変化があれば心臓超音波等の検査が必要です。

一方のザガーロに含まれる有効成分はデュタステリド。こちらも上記のフィナステリド同様、前立腺肥大症の治療に用いられていました。AGA治療薬としての効果の違いは、Ⅱ型のみでなく、Ⅰ型の5α-リダクターゼも阻害できるという点です。DHTの生成を抑え、半減期が長いためより高い改善効果を期待できる治療薬です。
主な副作用はプロペシアと同様。使用上の注意点についても、デュタステリドも肝臓によって代謝されるため、肝機能が弱っている方の服用は控えなければなりません。また、女性に対する効果が認められていない他、妊娠中の服用は胎児の発育に悪影響を及ぼします。経皮吸収される性質を持っているため、錠剤に素手で触れるのも厳禁です。

さて、ミノキシジルの起こりうる副作用についてはだいたいわかったかと思います。

局所投与(外用剤)にしたら副作用が少なくなるのではないかと開発されたのが、アメリカのミノキシジル製剤、ロゲイン®です。その後、大正製薬からリアップ®として日本でも発売されましたが、外用剤での副作用は頭痛(血管拡張作用による)や痒み、発赤などが主なものになります。また、直接関連性ははっきりしないものの、やはり外用剤でも経皮吸収後に血中から全身へ薬剤が流れ、動悸や胸痛などが引き起こされた例も報告されています。(。)副作用とみられる(疑われる)症状があった場合には、一旦使用を中止し、医師、薬剤師へ相談していただくのが良いかと思います。

副作用なしのAGA治療薬はありません。AGAに限らず、薬というものには全て副作用がつきものです。副作用のない治療薬を探すのではなく、許容できる範囲の副作用を持つ治療薬を探しましょう。弊院では患者様との綿密な治療計画を立てた上で、毎月の診察を通して治療の満足度や患者様の要望に合わせ、最大の効果だけでなく副作用も極力出ないように薬を院内にて調剤して処方いたします。

内服薬であるミノキシジルタブレットの主な副作用は、以下の通りです。

ミノキシジルは、女性も服用・使用出来る薬ですが、妊娠している女性や授乳中の女性、妊娠の可能性がある女性は、胎児に影響を及ぼすので服用できません。
ミノキシジルで起こる副作用のむくみや皮膚炎などが、なんらかの原因で表れている人も、悪化する可能性があります。
また、血管拡張作用により、血を送り出す心臓や、血がながれる血管に疾患(病気)がある人も注意が必要です。
副作用や病気を悪化させないためにも、定期的に、検査や医師との話し合いを行ってくださいね。

ミノキシジルは、AGAを改善する上で重要な、発毛効果が認められた医薬品成分です。
しかしその反面、副作用を不安に思う方は少なくないはずです。

ミノキシジルタブレットで起こりやすい副作用には、以下のものがあります。

ミノキシジルとアルコール、どちらにも血管拡張作用があります。
そのため、併用すると血圧が大きく下がり、めまいや頭痛などの副作用が強く出る可能性が。
また、どちらも肝臓で分解されるので、短時間内に両方摂取すると、肝臓への負担が大きくなり、肝機能障害などの副作用が起こる可能性があります。
ミノキシジルを服用・使用しているときは、アルコールの摂取を控えるか、ごく少量を楽しむようにしてください。

正常血圧モデルの動物を使った研究では、ミノキシジル自体に心臓肥大を誘発する作用がある事がわかりました。
メカニズムは完全に解明はされていませんが、心筋内の血管拡張が誘因になっている可能性も示唆されます。
AGA治療においてミノキシジル5mgを内服すると5~10%に足のむくみや心電図変化が見られますが、これらも皮膚や心筋内の血管拡張が原因である可能性が考えられます。


本記事ではミノキシジルの副作用について詳しく解説していきます。

【ミノキシジルと併用できない薬】
・降圧剤(高血圧治療の薬)
・頭痛薬
・風邪薬
・胃腸薬
・アレルギーの治療薬
・精神安定剤
・ED治療薬
・睡眠薬
・ミノキシジル以外の育毛剤(外用薬)
・傷薬や塗り薬などの外用薬

ミノキシジル外用薬(塗り薬)の効果と副作用について解説します。

ミノキシジルを使用後、副作用として胸の痛みが発生するケースも見られます。

したがって、全ての副作用の中の5.46%が『頭痛』ということです。

作用は毛包賦活剤として毛乳頭や毛母細胞に働き、発毛に必要な細胞分裂を活性化させたり、また、頭皮の皮脂量を抑える効果が報告されています。頭皮の脱毛が気になる方のみならず、毛髪にハリやコシがない方や髪の成長が遅い方の使用もOKですよ。

そこで、ミノキシジルの副作用について一つずつ詳しく解説していきます。

大正製薬のリアップ®が日本で発売されてから、発毛剤としてのミノキシジルは、日本でも急速に認知度があがりました。もともとはアメリカで、血管拡張作用がある降圧剤の飲み薬として開発された薬ですが、薬を飲んでいた患者さんの髪や体毛が濃くなったことで、発毛剤として使われる様になりました。降圧剤としての処方は、現在はされていません。理由としては、ミノキシジルを飲んでいた患者さんに、狭心症発作や動悸などの心臓系の副作用が出るようになったためです。少し医学を知ってる人なら、なぜ血管拡張薬なのに、狭心症を引き起こすの?と疑問に思うかもしれません。狭心症というと、心臓に栄養を供給している冠動脈が狭くなって、血流(酸素)が足りなくなって起こる心臓の痛みです。血管を拡張させるなら、冠動脈も拡張するから、狭心症はむしろ良くなるのでは?と思うのも当然です。この理由は、ミノキシジルの血管拡張作用は主に動脈に起こり、静脈には作用しないことに起因します。血液の流れは、心臓→動脈→静脈→心臓へと戻ってきますから、動脈が拡張されて増えた血流量は、通常拡張された静脈によって緩衝されますが、静脈の拡張がないために、一気に心臓へ血液が流れ込み、心拍出量が異常に増加します。心拍出量が異常に増加するという状況は、心臓はたくさん働いている状況なので、酸素を多く消費しますが、その酸素が冠動脈からの酸素だけでは相対的に不足してしまい、狭心症発作が起こります。冠動脈が狭くなって心臓の酸素が足りなくなる狭心症もあれば、心臓が働き過ぎて酸素供給が追いつかずに起こる狭心症もあるということです。また、ミノキシジルの血管拡張作用により、一気に血圧が下がると、脳が血圧を保とうと、反射的に血圧を上昇させる働きのある交感神経を緊張させます。そうなると、さらに心拍出量は増加し、鼓動は早くなり、狭心症や動悸、不整脈が起こりやすくなります。そして、心拍出量が多いまま一定の期間続くと、心臓の筋肉がどんどん大きくなる心肥大が起きます。心筋が肥大すると、逆に力強くなっていいのではないか?と思われるかもしれませんが、肥大した心臓はより多くの酸素を消費しますので、相対的に酸素不足に陥り、酸素が足りなくなった心臓は、最終的に心不全という状態となり、本来の機能を果たせなくなってしまいます。

上記の薬とミノキシジルタブレットの併用はできませんのでご注意ください。

ミノキシジルは、肝臓で代謝される薬で、血管拡張作用があります。
そのため、併用する薬によっては、成分の過剰摂取や肝臓の負担につながり、副作用が強くあらわれる可能性があります。
持病でなんらかの薬を常時服用している人は、必ず医師に相談してください。
また、ミノキシジル外用薬は、ほかの育毛剤や外用薬との併用も体に影響を及ぼす可能性があり、禁忌となっています。

ミノキシジルが血管に働きかけることで頭痛やむくみ、動悸が起きます。

動悸・息切れなどのミノキシジル服用による副作用が循環器系組織に集中するのは、この為(ミノキシジルが冠動脈に作用する)です。

頭痛の対策としてはアセトアミノフェンが副作用が少なくて使いやすいです。

薬は体に影響がある分、注意することもあります。
ミノキシジルも同様で、服用の仕方や使い方を誤れば、症状が悪くなったり重い副作用が起こったりする可能性も。
ミノキシジルを服用・使用する前に、きちんと確認しておくことが大切です。

ミノキシジルタブレットの副作用リスクは、個人によって異なります。

赤ら顔
ミノキシジルを服用すると、顔が赤くなる赤ら顔の副作用が出ることがあります。
赤ら顔は、血管拡張作用によるもので、特に問題はありません。
赤ら顔が気になる人は、数日様子を見てから、クリニックで医師に相談してください。

薬の副作用は、ミノキシジルに限らずどんな薬にも起こりうるものです。

AGA治療薬の副作用の中には、吐き気やめまい・頭痛・かゆみといった、日常生活に支障を来たしかねない症状があります。

ミノキシジルの内服薬には他にも下記の副作用が起こるケースがあります。

心疾患(心臓の病気)
酸素を含んだ動脈血を心臓の筋肉に供給する、血管の『冠動脈』があります。
冠動脈は収縮する動きで血液の流れを調整しますが、ミノキシジルを服用すると、その収縮する動きを緩めて、心臓に送る血液の量を減らす冠動脈疾患を発症する場合があります。
ひどくなると、狭心症、さらに悪化して心筋梗塞などの病気が発症することもゼロではありません。
ミノキシジルの服用による、心筋梗塞などの副作用の報告数はあまりありませんが、心臓が弱い人や持病がある人は、必ず医師に相談してください。

かゆみやかぶれは、ミノキシジル外用薬を使用することで起こりうる副作用です。

ミノキシジル外用薬は、国内承認が得られておりますので、正しく使用すれば安全です。ただし、まれに副作用を起こすリスクがありますので、医師の処方に従って正しく使用してください。

ミノキシジル外用薬には他にも下記の副作用が起こる可能性があります。

外用剤で、もっとも頻度が高い副作用の一つである痒みですが、添加されているエタノールやミノキシジル自体へのアレルギーの可能性があります。しかし、その多くは一緒に添加されているプロピレングリコール(PG)という成分が原因です。PGは、防腐性、防カビ性に優れているので、製剤の乳化剤や保湿剤として長期間に安定な状態を保ちます。PGは乳化作用(水と油を混ぜ合わせる作用)があります。頭皮の皮脂膜や皮膚の細胞膜は脂溶性ですから、この乳化作用により、油である皮膚と水であるミノキシジルを混ぜあわせ、経皮吸収を促進します。いくらミノキシジルを塗っても、毛乳頭がある真皮へ到達しなければ意味がありませんから、ほとんどの製品にはPGが添加されています。ただ、それ以前にPGに対してかぶれや痒み、アレルギーが起きたのでは、使用すらできませんから、最近はPGフリーのミノキシジルも発売されています。リアップにはPGは入っていますが、リアッププラスやX5にはPGが省かれていますので、リアッププラスやX5でかぶれてしまう人は、エタノールが原因かもしれません。エタノールフリーの商品もありますが、代わりにPGが使われています。またエタノール、PGともに配合量を1%以下にしている商品もあります。どれが自分に合ってるかはいろいろ試してみるのが良いかもしれません。

ミノキシジルの副作用が疑われる場合は上記の3つに注意してみましょう。

ミノキシジルは外用薬をご使用ください。

ミノキシジル内服薬は、国内承認が得られておらず、日本皮膚科学会のガイドラインでは、ミノキシジルの内服を推奨度:D(行うべきではない)と結論付けています。

大変危険ですので、個人輸入やネット通販で入手してミノキシジルを服用することは絶対におやめください。

一方、ミノキシジル外用薬は、国内承認されていて、日本皮膚科学会のガイドラインでは、ミノキシジルの内服を推奨度:A(行うよう強く勧める)と結論付けています。

ミノキシジル外用薬は、医学的根拠に基づく発毛効果が認められています。