ミノキシジル使用を中止しない限りは、初期脱毛を止めることはできません。

AGA治療薬を服用しても、初期脱毛が起こらない方もいらっしゃいます。

初期脱毛が薬の作用している証拠だとしても、脱毛期間が長いと「もう生えてこないのでは？」と不安になりますよね。初期脱毛はどれくらいの期間続くのでしょうか。

前述のとおり、初期脱毛はヘアサイクルが正常に戻ろうとしているために起こるため、すぐにおさまるわけではありません。個人差がありますが、治療開始からだいたい10日後～1ヶ月後ぐらいに起こり、それから3ヶ月ほど続くといわれています。

とはいえ初期脱毛の間、ずっと髪の毛が抜け続けるわけではありません。抜け毛が増えたり減ったりを繰り返し、やがて抜け毛の量が落ち着いてくるというケースが多いようです。

また、治療です。ただ、それでも絶対に初期脱毛が起こらないわけではありません。

また、ミノキシジルの場合はそれだけではなく、毛母細胞に直接作用して活性化させるため、より新しい発毛が促されて古い毛が押し出されて初期脱毛が起きやすいとされています。

なお、ミノキシジルには内服薬と外用薬がありますが、どちらでも初期脱毛は起こります。

ミノキシジルの外用薬の場合でも初期脱毛は起こる可能性はあります。

初期脱毛という現象が起こることはわかっていても、実際に抜け毛が増えると本当に薄毛が改善するのか困惑してしまう患者様もいるでしょう。

ここでは、初期脱毛が起こるメカニズムについて、実際の研究に基づき説明しましょう。

この初期脱毛はAGA治療の副作用であると言われることも多くあります。

初期脱毛とはわかっていても、抜け続ける髪の毛を見て「このまま治療を続けていいの？」と不安に思う患者さんも多いのではないでしょうか。

「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」の「CQ3:ミノキシジル概要は有用か？」という項目に、初期脱毛に関する下記のような記載があります。

「一方で，男女ともにミノキシジル外用初期に休止期脱毛がみられることがあり，これが外用中止につながる恐れがあるため，患者への説明が必要である」

ミノキシジルの効果が出るまでの期間は、AGAの進行具合などにより個人差があります。ヘアサイクルを正常に戻すことで発毛作用を促進する薬になるため、一般的には6ヶ月～1年程度の期間が効果実感までにかかる期間の目安です。

効果が実感できるまでは毎日使い続ける必要があり、途中で中止したり数日おきの使用だと効果実感ができない可能性があります。

初期脱毛の出現率について、査読済みの論文からデータをみていきましょう。

外用薬は、市販薬とクリニック処方は濃度が違い、市販のものは濃度1～5％、クリニック処方は濃度10％以上と高いものを処方してもらえます。濃度が高ければ高いほど高い発毛効果に期待できるとされています。

AGA治療を進めていると、初期脱毛が起こることがあります。「せっかく治療しているのに効果がないのでは、逆にAGAを加速させるのでは」と心配になっている方もいると思います。

そもそも、初期脱毛はなぜ起こるのでしょうか。今回は、AGA治療で起こる初期脱毛のメカニズムや対応方法について紹介します。

ミノキシジルの濃度を徐々に増やすことで初期脱毛を抑えられます。

ミノキシジルの初期脱毛のメカニズムの一つは、ヘアサイクルが整うことで新しい髪の毛が古い髪の毛を押し出すためです。

ミノキシジル外用薬による初期脱毛は1ヵ月～3ヵ月ほど続くと言われています。

ミノキシジルの副作用の中でも、特に気にする人が多い初期脱毛について詳しく解説していきます。
初期脱毛とは、ミノキシジルなどの発毛剤を使用した際に見られる一時的な脱毛現象です。
多くの人が治療の初期に経験する症状であり、治療効果が発揮している証拠とも言われています。

しかし初期脱毛が起こるにはきちんとした理由があるのも確かです。

ミノキシジルの発毛効果は臨床実験で証明されていますが、効果を実感できていない方も一定数存在します。
しかし、薬自体に効果がないわけではなく、効かない原因は別にあることが多いです。
まずはミノキシジルが効かない原因について詳しく見ていきましょう。

初期脱毛が起こる期間について、以下で薬ごとに細かく見ていきます。

ミノキシジルには頭皮に直接ミノキシジルを投与する治療法があります。
と言われる治療法で頭皮に直接有効成分を投与します。
ミノキシジルの投与方法はいくつか種類があり、医師が注射器で直接頭皮に注射する方法、メソセラピーの専用機器を頭皮にあてながら注射する方法、針を使用せずに超音波やレーザーで薬を吹き込んでいく方法などがあります。
ただ、やはり医師が直接注射器で注入する方が毛根まで確実に届くため、効果としては1番高いかと思います。
この注射に関しては、AGAの治療ガイドラインには記載すらされていない治療法ですので、飲み薬などと一緒に注射で治療する方が効果は高い印象です。

Ｑ、フィナステリド服用開始後、6か月以内に初期脱毛はありましたか。？n=741

ミノキシジルを長期使用後にやめると、多くの場合AGAが再発し、脱毛が再び進行することが臨床データから示されています。

ここでは、初期脱毛が起きる可能性のあるAGA治療薬を3つ紹介します。

髪の毛は1本1本ヘアサイクルが異なるため、全体的に初期脱毛が終わるかを見分けられるような兆候は現れにくいとされています。初期脱毛の終わりの兆候を見た目で判断するのは難しく、なかなか予想できるものではありませんが、大体1～3ヶ月ほどで終わることが多いです。

Ｑ、デュタステリド服用開始後、6か月以内に初期脱毛はありましたか。？n=505

ミノキシジルは、血管拡張作用によって頭皮に送られる血流を改善します。これにより、髪の成長に必要な毛母細胞が活性化され、毛乳頭が毛細血管から栄養を受け取りやすくなるため、発毛の促進が期待できます。
また、毛髪の成長に重要なホルモン「インスリン様成長因子1（IGF-1）」や血管の新生を促すタンパク質「血管内皮細胞増殖因子（VEGF）」の分泌が促進されることで、ヘアサイクルの延長も期待できます。毛母細胞の死滅（アポトーシス）を防ぐことでも、ヘアサイクルが改善されます。
実際に、男性被験者924名を対象としたシステマティック・レビュー（2％のミノキシジル液を24 週にわたって使用）では、プラセボ群と比べて、ベースラインより平均で 20.90本増加したことが報告されています。
こうした結果から、日本皮膚科学会が公開しているでも、AGA治療に対してミノキシジル外用を強く勧めています。

スピロノラクトンで初期脱毛が起きるという情報はあまりないかもしれません。

・すぐに使用をやめてしまった
・初期脱毛に驚き使用を中断した
・正しい用法用量を守っていなかった
・生活習慣が乱れていた
・頭皮環境が悪かった
・AGAの進行速度が早すぎた
・AGA以外の脱毛症を発症していた
・個人輸入で手に入れたミノキシジルを使用していた
上記はミノキシジルが効かない場合に考えられる8つの原因です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

初期脱毛はやはりミノキシジルが有名で次にフィナステリドやデュタステリドでしょう。

AGA（薄毛）改善のためにミノキシジル外用薬を試してみようと検討された方は多いと思います。
ミノキシジル外用薬は日本皮膚科学会が発行する「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」において、「行うよう強く勧める」と評価を受けているAGA治療薬です。
本記事で当院の医師がミノキシジル外用薬である「ヴェラルティス」について解説いたします。
市販のミノキシジル外用薬の濃度が最大5%なのに対し、ヴェラルティスは7%や15%という高い濃度の製品であることが最大の特徴です。

ただし初期脱毛がないからといって、ミノキシジルが効いていないわけではありません。

ミノキシジルによって毛包の細胞が活性化すると、休止期で小さくなった毛包が成長期に入り大きく深くなっていきます（ディープグロース効果）。
毛包は、毛根を抜けないように支えるポケットのような役目をしており、大きく深くなるほど毛髪は太く長くなり、成長期を通常の3～5年と長期間保てるようになります。
AGAの進行により毛が細く弱り密度が減って薄くなった毛髪も、ミノキシジルの効果により太い髪を取り戻し、密度を増やすことが可能です。

そのため初期脱毛が起こりやすいですが、その分発毛効果も強いです。

大正製薬のリアップ（ミノキシジル外用薬）が市販されたのは20年以上前ですが、もし効果があるなら日本人男性の薄毛の悩みは激減してもおかしくないと思います。

人によっては、ミノキシジルによる初期脱毛を2回経験する方もいます。

抜け毛の治療のために投薬を開始したのに、いきなり初期脱毛に見舞われて不安になるかもしれません。しかし、初期脱毛が起こるということは、きちんと薬の効果が出ているということです。初期脱毛はこれまで乱れていたヘアサイクルが整えられた結果起こるものであり、ここで髪の毛が抜けてもその後にしっかり新しい髪の毛が生えてきます。初期脱毛によって抜け毛の量が多くなっても、しっかり投薬を続けていれば改善が見られますので、継続することが大切です。

（男性型脱毛症：5％ミノキシジル，女性型脱毛症：1％ ミノキシジル）

ミノキシジルを服用して起きる初期脱毛は、正常な髪の毛がAGAを発症した髪の毛を押し上げるようにして生えてくる過程で起きる脱毛です。そのため、ミノキシジルの服用を中止すると、AGAを発症した髪の毛を脱毛させて正常に成長していた髪の毛が、またAGAを発症してしまいますので、一時的に抜け毛が落ち着きますがAGAの進行は止まりません。

初期脱毛を乗り越えた先には発毛があると信じて乗り切っていきましょう。

ミノキシジルを6カ月以上使用していた人の約60%が1年以内に、80%が2年以内に脱毛の再発と進行を経験した報告があり、かなり高い確率で再発が起きることが分かっています。