15%、16%など、フォリックスはミノキシジルの濃度が非常に高い治療薬です。
ミノキシジルの内服薬は、もともと血圧を下げる薬として開発されましたが、副作用として体毛の増加が確認されたため、AGA治療にも応用されるようになりました。
その「発毛剤」ですが、効果が認められてる成分はミノキシジルです。
本当に効果があるのか?どれくらいの期間で効き始めるのか?など、使用にあたって不安を感じている方もいると思います。
①毛細血管を広げ、血液の流れを良くする
ミノキシジルは、毛細血管を広げて、体の隅々まで栄養を届けやすくする効果があります。
毛細血管は、体中を巡っている血管で、例えるなら細いストローのような管。
中には、体中に栄養や酸素などを運んだり、老廃物を回収したりする働きをもつ、水のようにサラサラとした血液が流れています。
しかし、血を押し出すポンプ(筋肉)が弱くなったり、ドロドロになったりすると、流れが悪くなり、髪の毛まで栄養が行き渡りません。
そこで、毛細血管を広げ血液を流れやすくして、髪の毛まで栄養を行き渡らせるのです。
AGA・FAGA・薄毛治療薬の効果・副作用・服用方法・初期脱毛について
②毛乳頭細胞の活性化(発毛効果)
髪の毛を抜くと分かりますが、髪の毛の根元の部分は、小さな球状になっています。
その球状の部分を『毛球部』といい、中心にあるのが、髪の毛をつくる『毛母細胞』と、毛母細胞に必要な栄養や指令を送る『毛乳頭細胞』です。
ミノキシジルには、毛乳頭細胞に作用して髪の毛の成長因子を増やし、毛母細胞の分裂や増殖を活発にする効果があります。
毛母細胞が分裂した片方の細胞が髪の毛になるので、増殖し分裂すればするほど、髪の毛の量は増えていきますよ。
そこで今回は、ミノキシジルの基本的な仕組みや効果、塗り薬の正しい使い方など、ミノキシジルに関する解説をしながら、フィナステリドなど他のAGA薬との併用効果についても説明します。
そのほか、ミノキシジル外用薬はミノタブ(内服薬)に比べて効果がゆるやかです。
薄毛に悩む方にとって、ミノキシジルはもはや定番の治療薬となりました。しかし、その効果や副作用、選び方など、まだまだ疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
・動悸
・息切れ
・むくみ
・体重の増加
・頭痛
・めまい
・肝機能障害
・初期脱毛
・全身の体毛増加
ミノキシジルの内服薬には、上記のような副作用のリスクが挙げられます。心臓への負担が大きくなる可能性があるため、ミノキシジルの内服薬を使用する場合は、少量ずつ様子をみながら服用するようにしましょう。なお、ミノキシジルの内服薬は、厚生労働省に承認されていないため、日本語の添付文書はありません。
内服薬であるミノキシジルタブレットの主な副作用は、以下の通りです。
ミノキシジルの主な副作用は上記の通りです。ミノキシジルはもともと高血圧を改善する薬のため、血管が拡張することで血圧が下がることがあります。その結果、動悸・めまい・顔のむくみなどの症状が現れるケースがあるのです。これらの症状は服用を続けると慣れていくことが多いですが、服用のタイミングや用量を変えて対応することもあります。
①毛細血管を広げ、血液の流れを良くする
②毛乳頭細胞の活性化(発毛効果)
③ヘアサイクルを正常にする
④脱毛抑制効果
ここからはミノキシジル濃度別にフォリックスの効果を説明します。
・外用薬としてのみお使いください。
・用法・用量の範囲より多く使用したり、頻繁に使用しても効果は変わりません。定められた用法・用量を厳守ください。
・目に入らないようにご注意ください。万が一、目に入った場合には、すぐに水やぬるま湯で洗い流してください。症状が重い場合は、眼科医の診療を受けてください。
・火気のない涼しい場所に保管してください(20~25℃以下)。
・お子様の手の届かない場所で保管してください。
・傷、湿疹あるいは炎症(発赤)などがある頭皮には使用しないでください。
・効果を維持するには継続して使用することが必要です。使用を中止すると徐々に元に戻ります。壮年性脱毛症の原因を取り除くものではありません。
・胸痛や動悸が生じた場合は本剤の使用を中止し、医師の診察を速やかにお受けください。
・変色する場合がありますが、品質や効果に影響はございません。
しかし、これはフォリックスの効果がないということ、ではありません。
内服薬は、血流を全身に促すため、特に血流改善による発毛効果が期待されます。
しかし、ミノキシジルの配合量に違いがあるため、副作用にも差があります。
2020年以降に発表された英語圏の12論文をメタ分析した結果、ミノキシジル外用薬は前頭部の脱毛症治療に有効であることが示されました。
いずれにしても、発毛効果を実感するためには継続的な使用が必要です。
ミノキシジル内服薬は薬局などでは販売してません。
取り扱いしているクリニックを受診し、副作用について理解した上で医師から処方してもらってください。
一般人が個人輸入で薬剤を入手し使用することは厚生労働省も注意喚起しており、行うべきではありません。
ミノキシジルは生え際が後退しているタイプのAGAの方にも、発毛効果があります。
平成21年2月にモニター店が行った特別調査によると、平均で約8%の割合でミノキシジルの副作用が確認されました。しかし、これらの中には特に重篤なものはありませんでした。
重篤な有害事象としては突発難聴やアナフィラキシー反応、肝機能検査異常がそれぞれ1件ずつ報告された一方、いずれも患者背景などの情報が得られておらず、ミノキシジルによる副作用であるかどうかは評価できていません。
いずれにしても、重篤な副作用の報告割合は極めて低く、安全な治療薬であるのは間違いありません。
フォリックスfr15ローションは以下の薄毛に効果的とされています。
効果の発揮のためには、髪が十分に乾いていること重要です。また、本剤の乾燥後には整髪料などを使用することが可能です。
ではミノキシジルの発毛効果はどのくらいで実感できるのでしょうか。
どのような治療薬にも言えることですが、ミノキシジルは副作用につながるリスクがあります。副作用の内容は内服薬か外用薬かで異なり、外用薬の方が軽度です。
内服薬の場合は立ちくらみやめまい、動悸、むくみなどの副作用が見られます。対して外用薬は、アレルギー反応や刺激によって湿疹などを引き起こす可能性があります。
当然ですが、ミノキシジルの効果は濃度が高ければ高いほど現れやすいです。
フォリックスの成分ミノキシジルには、頭皮がかゆくなったり、赤みがでたりといった皮膚のトラブルを引き起こす副作用があります。
フォリックスfr15ローションとは、高濃度のミノキシジル15%を含む発毛剤です。
なお、有効成分を体内に直接取り込む内服薬より副作用のリスクは少ないため、ミノタブ(内服薬)を使う治療にどうしても抵抗がある方はミノキシジル外用薬を使用してみてください。
ではミノキシジルは女性でも5%を使用すればいいのではないでしょうか。
かぶれ
ミノキシジルの塗り薬でもう一つ起こりやすい副作用は、かぶれです。論文によっては14%~15%の頻度でかぶれの報告があります。
対処法としては、かぶれることを前提として慎重に使うこと、それから皮膚科クリニックで治療を行うことです。
皮膚科専門のクリニックがミノキシジルを慎重に使うのであれば、かぶれのリスクを最大限下げられると思います。
高い効果と使いやすさ、値段などすべてを含めて優れている製品です。
ミノキシジルは、男女ともに服用・使用できるAGA(男性型脱毛症)の治療薬です。
1960年代に現在のファイザー社から、高血圧の薬として販売されました。
しかし、体毛の量が増える多毛症の副作用が表れ、1980年代にAGA治療薬としても販売を開始。
現在90カ国以上で、育毛効果が期待できると人気があります。
ミノキシジルを頭皮に浸透させるのが外用薬です。発毛効果はあるものの、。
12ヶ月間、前頭部にミノキシジル5%と2%の外用薬をそれぞれ塗布した臨床試験の結果、5%の方が2%よりも髪の毛の増加率が高く、効果が出るのが早いことが示されました。
また、多く塗ったからと言って効果が大きくなるということはありません。
ミノキシジル内服薬・外用薬それぞれの副作用に関しては、以下の記事で解説しています。気になる方は併せてお読みください。
一般的に、ミノキシジルはM字(ひたいの生え際)には効果があるのでしょうか?
AGA治療において、ミノキシジルは内服薬、塗薬(外用薬)、注射剤として使用される場合があります。それぞれ特徴が異なり、効果の出方や使用方法も異なります。以下で、ミノキシジルの内服、塗薬、注射剤について詳しく説明します。
ミノキシジルの効果を最大限に引き出すためには、塗り方にコツがあります。
ミノキシジル内服薬はもともと血圧を下げる「降圧剤」として1979年から欧米で使用されてきた血管拡張作用のある薬剤ですが(本邦では承認されていません)、副作用として「多毛」があらわれたことから発毛剤としてミノキシジル外用液の開発が進められ、現在ではミノキシジル外用液は代表的なAGA治療薬のひとつとしての地位を確立しています。