コロナのときに使える市販薬には、さまざまな種類があります。 喉の痛みや咳、鼻水や下痢など、症状によって服用すべき薬 ..


発症から13か月後、季節性アレルギーの症状緩和のために服用していた抗ヒスタミン薬「フェキソフェナジン」を使い切ったため、代わりに「ジフェンヒドラミン」25ミリグラムを服用したところ、翌朝、ブレインフォグと倦怠感が解消した。夜に「ジフェンヒドラミン」25ミリグラム、朝に「フェキソフェナジン」180ミリグラムを服用し続け、身体機能は罹患前の約95%まで回復したという。


フェキソフェナジン服用時にリンゴジュースを飲むと? 腸管からの吸収が促進されてAUCが上昇するため、眠気などの副作用が出やすくなる。…

抗アレルギー剤;いわゆる抗ア剤と我々が読んでいるものです。H1ブロッカーとLTRAに分かれます。H1ブロッカーは第一世代から第三世代に分けられます。第一世代は旧来の治療薬であり効果を追求した代わりに眠気などの副作用も強いという特徴があります。ポララミン(ジェネリックの商品名はd-クロルフェニラミンマレイン酸塩)、アタラックス、レスタミンなどがこれにあたります。第二世代はザジテン(ケトチフェン)、セルテクト(オキサトミド)、アレグラ(フェキソフェナジン)、アレジオン(エピナスチン)、クラリチン(ロラタジン)、タリオン(ベポタスチン)など。第三世代は現在複数種類上市されていますが、眠気もほぼなく運転制限が付かない上に有効性が高い、ビラノアやデザレックスがあり、花粉症治療の主流となっています。子供たちは第二世代のアレグラ(フェキソフェナジン)やザイザル(レボセチリジン)が安全性も高く使用される事が多くなっています。LTRAは喘息治療の薬でもありますが、鼻水・鼻詰まりにH1ブロッカーと組み合わせることで良く効きます!

第一世代と第二世代抗ヒスタミン薬の主な薬剤

第一世代:レスタミン(ジフェンヒドラミン)、ポララミン(クロルフェニラミン)、アタラックスP(ヒドロキシジン)、ピレチア(プロメタジン)など
第二世代:アレグラ(フェキソフェナジン)、アレジオン(エピナスチン)、アレロック(オロパタジン)、エバステル(エバスチン)、クラリチン(ロラタジン)、ザイザル(レボセチリジン)、ジルテック(セチリジン)、タリオン(べポタスチン)、デザレックス(デスロラタジン)、ビラノア(ビラスチン)、ルパフィン(ルパタジン)など

ロイコトリエン受容体拮抗薬の主な薬剤

キプレス、シングレア(モンテルカスト)、オノン(プランルカスト)など

尚、現在は、副作用の関係もあり、抗ヒスタミン薬では第二世代が主に使われていますので、以下には第二世代に関してまとめてみました。
また、総合感冒薬のPL顆粒やPA錠には、第一世代の抗ヒスタミン薬(プロメタジン)が混合されていますので、眠気が強くでるようですし、抗コリン作用で、口渇や便秘、排尿困難などの症状がでる場合もあるようです。

[PDF] 緊急承認された医薬品(ゾコーバ錠)に係る対応について

これらの薬剤の添付文書には自動車の運転等の注意の記載がありません。
ビラノア(ビラスチン)
デザレックス(デスロラタジン)
アレグラ(フェキソフェナジン)
クラリチン(ロラタジン)

コントローラーとして、喘息治療に最も効果を上げているのが、吸入ステロイド薬です。(内服薬の100分の1以下)の成分を吸入することで直接気道に作用して炎症を抑えるため、リスク・副作用も少なく、長期の使用ができます。口の中の炎症やのどの痛み、声がれなどのリスク・副作用がみられることもありますが、吸入後にうがいを十分にすることで、それらの症状を未然に防ぐことができます。 で解説しておりますが、。その概念とは、であるということです。今までの喘息の概念は、「気道粘膜は非発作時には健常人と同じで、ハウスダストやダニなどの抗原が気道に達すると急性のアレルギー反応が起こり、気管支平滑筋が収縮することで気道を細くしてしまう」ということでした。発作時の概念はほとんど同じなのですが、“非発作時には健常人と何ら変わりがない”と考えられていた喘息の方の気道にはしていることが明らかになってきました。「ハウスダストやダニ等で生じた一過性炎症が、被爆と感作を繰り返すうちに、やがて原因が除去されても気道炎症を持続する」ようになり、喘息発作が「風邪、冷気、過労、ストレスなどの非特異的刺激で容易に引き起こされる」ようになるのです。即ち、





そこで、喘息治療の重点はこのように変わったのです。

「発作を止めること」+「ハウスダストやダニなどの原因物質を減らすこと」⇒「」へと。従来の喘息治療の重点は発作を止めることでしたが、最新の治療概念では「発作を止めるだけの治療は不十分」で、また「抗原との被爆を防ぐだけでは十分な予防効果は得られない」ことが分かっています。『』のです。気道の炎症とは、正常の気管支粘膜には存在しない好酸球やリンパ球などの炎症細胞が集積し、様々な物質を放出して気道内腔を覆う上皮を剥離してしまうことです。この状態を続けると、刺激になるものは何でも気道収縮(発作)の原因になってしまうのです。しかし、このされます。このようにステロイドは喘息の気道炎症にとって非常に有効です。逆にβ₂刺激薬のみに頼っていたのでは、一時的に発作を抑えることはできても、根本的な治療とはならず、やがて炎症は慢性化、不可逆化してしまうことは、「喘息って何???」で述べた通りです。ステロイドは強力な抗炎症作用を有しているのですが、肺という局所に作用する療法であるために必要十分な量を投与することができ、また仮に全身へ吸収されても肝臓で分解・代謝されるのでリスク・副作用は全くといって良いほどないのです。しかし、気道が細くなっていると十分な効き目が得られません。そこで、当院では、息苦しさなどの自覚症状に関係なく、ステロイドの有効性を増すために基本的にはβ₂刺激薬を配合した『吸入ステロイド配合剤』を主体としています。さらに、吸入ステロイドを十分吸っていてもたびたび発作を繰り返したり、発作時以外でも咳や息切れなどの症状が改善しない方を見受けますが、これはステロイドが効かないのではありません。気道が安定するまでの間、安静がなかなか保てない事が起因すると考えられます。です。それでも、患者様の中にはきちんとステロイドを吸入しても良くならない!とおっしゃる方がいらっしゃいますが、これも効かないのではなく気道が細くなっているため、吸入ステロイドが気道に到達しないためと思われます。
咳がひどい方、咳喘息や喘息の方は、夜の寝冷えが禁物です。
肩カバーやネックウォーマーで、特に首・胸・背中温めましょう。
特に肩カバーは2千円前後です。
肺を外から温めることができます。
体が冷えないので寝起きも辛くありません。
喘息の方には、夏はエアコンによる冷え、秋口からは防寒対策として是非!
そして、何より効果的な対策が『寝ている時のマスク』です。
① 花粉やダニ・ハウスダストを吸わない


是非、お薦めします。
寝冷えや風邪をひくと咳や喘息は確実に悪化します。 ※
喘息は、吸入ステロイドによる治療を継続しませんと、により、知らないうちに悪化し二度と元に戻ることはありません。
リモデリングの段階にまで進めない川崎市では、1年以上お住まいの方を対象として、があり、申請すると喘息治療費および検査費用ほかが1割負担と軽減します。
但し、原則として毎月の受診および定期的な検査による呼吸管理が義務付けられています。 これに頼れば、喘息は確実に悪化します。 発作が起こった場合、狭くなった気管支を拡げる「β₂(受容体)刺激薬」という気管支拡張薬を用いるケースもあります。この薬は呼吸困難による苦痛を取り除く効果はありますが、喘息の原因である炎症を抑える作用はないので使用時には注意が必要です。また、この薬には「長時間作用型のコントローラー」と「短時間作用型のリリーバー」の2種類があります。 喘息の長期管理のガイドラインは、通常は症状の出た時の頓用を推奨しています。
しかし、プロカテロール塩酸塩水和物・サルブタモール硫酸塩などのβ刺激薬はあくまで一時的な気管支拡張作用に頼るだけで、喘息治療効果は望めません。
プロカテロール塩酸塩水和物・サルブタモール硫酸塩などのβ刺激薬のみで、或いはこれを主としている方を今でも見かけますが、それは古い時代の治療です。長期的な視点から、します。
主剤の吸入ステロイドを定期使用の上で、β刺激薬は、軽症喘息に短時間作用性の薬剤の頓用(吸入)を、中等症以上には長時間作用性の吸入薬を定期使用します。また発作に対しては短時間作用性の吸入β刺激薬を頓用しますが、1日3~4回までにとどめ、それ以上使用を連日必要とするようなら現治療が適当でないので長期管理薬による治療をステップアップします。のですが、発作が強くなってからでは吸入が満足にできず吸入回数が増えてリスク・副作用だけが強くなり危険です。具体的には、喘息発作時に吸入β刺激薬を1~2回吸入、改善しなければ再度1~2回吸入します。これを数回繰り返しても良くならないときは至急ご来院ください。
夜間から早朝の発作が続くような場合、眠前にβ刺激薬の貼付薬(ツロブテロール)を皮膚に貼ると発作を予防することが出来ます。ベータ刺激薬のリスク・副作用には動悸、手の震え、不眠、めまいがありますので、患者が高血圧、心臓病、甲状腺疾患、糖尿病などを合併している場合は注意が必要です。β刺激薬の貼付薬(ツロブテロール)を初めて、または久しぶりに貼付する場合はテープを2/3程度の大きさに切ってから開始すると、動悸や手の震えが軽減します。
テオフィリン薬も気管支拡張作用のあることが古くから知られていましたが、最近、弱いながら抗炎症作用があることも分かってきました。軽症には頓用で使いますが中等症では長時間効果の続く徐放性テオフィリン薬を使用します。テオフィリン薬の有効血中濃度は8~15μg/mlで、これを超えるとリスク・副作用が出てきます。リスク・副作用は、動悸や不整脈、吐き気と腹痛、不眠や痙攣など多彩ですので血中濃度をしっかりと管理(血中濃度の測定)することが大切です。また、テオフィリンの濃度は、いろいろな因子の影響を受けやすく、心臓病、肝臓病、発熱時やある種の抗生物質や抗潰瘍薬の使用は、テオフィリン濃度を上げるためリスク・副作用の発現に注意が必要です。煙草、抗てんかん薬、抗結核薬は濃度を下げてテオフィリン薬の効果を薄めます。気管支拡張薬はβ₂刺激薬、テオフィリン薬、抗コリン薬の三つに大別され、短時間作用性のものと長時間作用性のものがあります。 経口ステロイド薬は、リリーバーとして重症の喘息や、大きな発作が起こったときに用いられます。炎症を抑える作用が強い分、リスク・副作用のリスクも高いので、吸入ステロイド薬と使い分けることが大切です。 抗アレルギー薬とは即時型アレルギー反応に関係する化学伝達物質の遊離および作用を調節する薬剤です。
作用の違いによって化学伝達物質遊離抑制薬、抗ヒスタミン薬、トロンボキサン合成阻害薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬とサイトカイン阻害薬があります。
喘息のガイドラインでは、とし、その他の抗アレルギー薬は補助的に使用することが推奨されています。 には、に加えもあり、アレルゲン吸入やアスピリンの吸入、運動負荷による喘息反応を抑制します。も強く、軽症および中等症の喘息にがあり、で現れます。高齢者や非アトピー喘息患者にも有効です。主なリスク・副作用は消化器症状で、重篤なものは報告されていません。
プランルカスト水和物、モンテルカストナトリウム。
:即時型アレルギー反応における肥満細胞からの化学伝達物質の遊離を抑制する薬剤で、軽症または中等症のアトピー型喘息の30~40%に効果があるますが、効果がでるまでに4~6週間の服用期間が必要です。リスク・副作用は重篤なものはありませんが、出血性膀胱炎、ほてり感の出るものがあります。クロモグリク酸ナトリウム、トラニラスト、アンレキサノクス、ペミロラストカリウム、イブジラスト。
:いわゆる抗アレルギー薬を指し、抗ヒスタミン薬とも言われます。抗ヒスタミン作用のみの第1世代よりも、ケミカルメディエーター遊離抑制作用を持つ、第二世代の塩基性抗アレルギー薬が使われます。アトピー型喘息の軽症と中等症型の20~30%の効果があります。アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎などを合併している方が服用されますとほかのアレルギー症状にも効果が期待できます。リスク・副作用には眠気、口渇などがあります。アゼラスチン塩酸塩、オロパタジン塩酸塩、オキサトミド、エメダスチンフマル酸塩、ケトチフェンフマル酸塩、エピナスチン塩酸塩、エバスチン、セチリジン塩酸塩、フェキソフェナジン塩酸塩、ベポタスチンベシル酸塩、メキタジン、ロラタジン、レボセチリジン塩酸塩、フェキソフェナジン塩酸塩 塩酸プソイドエフェドリンなど
:トロンボキサンA2阻害薬にはトロンボキサンA2の産生を抑えるとトロンボキサンA2の作用を抑えるの2種類があります。喘息患者の気管支の過敏な状態を改善します。抗炎症作用もありその有効率は40%ぐらいです。咳喘息にも有効な場合があります。リスク・副作用は、肝障害、消化器症状、尿潜血などの出血傾向が見られることがあります。
サイトカインと呼ばれる生理活性物質のうち、アレルギー性疾患の発症に関係の深いIL-4とIL-5がリンパ球から産生されるのを抑制します。効果が現れるのには数週間かかります。スプラタストトシル酸塩。 喘息に対する漢方の治療は、当院では以下のように使い分けています。
発作の急性期:麻黄剤(など)。エフェドリン類を含み気管支拡張作用や鎮咳作用があります。
慢性期:柴胡剤(など)。抗炎症作用があります。
症状別では
アレルギー体質を持ち、体力があり発汗の多い方:麻黄剤のうちや。
体力が中等度で喘鳴と鼻水のある方:小青竜湯が良い適応です。
夜に咳が多く、痰の切れない方:が効果的です。
体力がなく胃腸が弱い脾虚の方:補剤(、)を用いて栄養状態を改善し体力を増強します。
一方、慢性期に使う柴朴湯は、下垂体副腎機能の賦活作用があり、ステロイド薬の減量に役立ちます。
高齢者の喘息で腰痛、下半身の脱力や冷えを持つ腎虚の方:が有効です。
漢方薬服用時の注意点:重症の喘息や発作のひどい時は西洋薬を優先し、漢方薬を使う時は「証」に合った薬を選び、無ければ調合の見直しをします。 減感作療法は、免疫療法とも呼ばれていますが、一般的には即時型アレルギーの原因抗原(アレルゲン)を患者に少量ずつ増やして注射し、過敏性を減らすというものです。100年ほど前から始まり、アレルギー性鼻炎や気管支喘息に効果のあることが認められています。
その機序については、
(1)遮断抗体が出来て、アレルゲンとIgE抗体の反応を阻止する
(2)肥満細胞のアレルゲンに対する反応性が低下する
(3)IgE抗体価が減る
(4)サイトカインの産生が減る
などが考えられています。
具体的には、当院ホームページ「」をご覧ください。 喘息で大切なのは、自分の体調を常に把握する(自己管理をする)ことです。
その方法として、「喘息日誌」を毎日つけるのが効果的です。記載する項目は、発作の状況や薬の使用頻度、治療の記録などです。この日誌は、発作が何をきっかけに起こりやすいのかを客観的に把握したり、薬の飲み忘れや飲み過ぎを防ぐといった点で有効です。またかかりつけの医師が、治療方針を決めるための情報としても大変役立ちます。 喘息歴の長い方は、一見良い状態と見えてもピークフローは予測値の半分ということがあります。これは、肺機能の低い状態に慣れて呼吸困難を感じなくなっているのです。重症化しやすいので適切かつ充分な治療を必要とするケースです。喘息は、自覚症状だけでは病状がはっきりとわかりません。
家庭でも簡単に呼吸機能をチェックできる「ピークフローメーター」という器具を使うことによって、客観的に病状を把握することができます。ピークフロー値(最大呼気流量)は通常、起床時と就寝時に測定します。自覚症状が現れる前に気道の状態を確認できるため、この測定を毎日続けることで、発作を予測したり、症状の悪化を防ぐことができます。息を深く吸う
マウスピースをくわえる
できるだけ勢いよく、ひと吹きでピークフローメーターの中に息を吐き出す
1、2、3、を3回行い、最も高い数値を記録します ピークフローの測定によって、喘息がどれくらいの症状なのか、薬の効果がどれくらいなのか、発作を誘発する原因は何か、などを把握することができて便利です。 自己管理の目安としてピークフローの測定値が予測値あるいは自分の過去の最良値の80%以上かつ一日の変動率が20%以下であればコントロール良好で安心できます。50~80%は要注意で治療の追加が必要ですし、50%未満は緊急事態ですので直ぐ医師に受診する必要があります。
※携帯用ピークフローメーターの機種には、ミニライト、アセス、バイタログラフなどがあります。 喘息発作を防ぐためには、普段の生活を今一度見直す必要があります。家の中をこまめに掃除してハウスダストを減らし、じゅうたんや布製のソファ、ぬいぐるみなど、ダニの温床になりやすい環境を無くして、アレルゲンを排除することが重要です。
過労やストレスは、喘息の大きな誘因になるので、疲れた時はあまり無理をせず、十分な休養と睡眠をしっかりとることを心がけてください。
アルコールや煙草は、気道の過敏性を高め、炎症を悪化させる原因になるため、極力控えたほうがいいでしょう。
喘息を悪化させないためにも、発作の誘因を避けるのはもちろん、過度のストレスをできるだけ減らし、心身を常に良好な状態に保つことが大切です。 気管支喘息は遺伝的因子(アトピー素因、気道過敏性など)と環境因子が絡み合って、気道の炎症と過敏性の亢進が生じて発病すると考えられます。環境因子には、アレルゲンとなる特異的環境因子とさまざまな増悪因子(非特異的環境因子:大気汚染物質や喫煙、薬物、ウイルスの呼吸器感染など)に分けられます。この環境因子を除去することが喘息の発病予防にとても大切です。アレルゲンは、室内と室外アレルゲンに分かれ、室内では家塵ダニ、カビ、ペット、職業アレルゲン、室外では花粉、昆虫アレルゲンが主要アレルゲンですが、です。なかでもは喘息の発病予防(一次予防)のみならず喘息症状を改善(二次予防)し、慢性化と重症化を防ぎます。生きているダニよりもが細かくなった虫体成分を含む家塵のほうが喘息に悪有害であることが分かっています。そのため殺ダニ剤を使うよりも紙パック集塵袋式の電気掃除機を念入りに使う方に効果があります。 。
これ以下のダニ数であれば喘息の発症を減らすことができると言われています。 ステロイドなんか吸入したくない!
ステロイドは危険でリスク・副作用が多いから・・・。そうおっしゃる方は少なくありません。
でも、そうとばかりは言えません。
約20年前、吸入ステロイドが誕生してから、喘息死は激減しました。
それまでの喘息治療といえば事あるたびに通院して点滴や吸入、入院は当たり前だったのが、吸入ステロイドのおかげで『』(ご自宅で簡便に)が可能となりました。でも、そんな吸入ステロイドも万能とは言えません。
吸入ステロイドで炎症を抑えることは可能となりましたが、厚くなった気道の壁を元に戻す作用は弱いと考えられます。
また、喘息を引き起こす原因は個々人さまざまで、吸入ステロイドだけでは全ての方に対応できないのも事実です。
しかし現時点では、それを上回る安全で簡便な治療薬がないのも事実です。 そこでその人にとって喘息を引き起こす原因炎症物質が分かっているなら、そのものに有効な生物学的製剤を用い、早い段階から治療を開始する。そうすれば重症化を防ぐことができる可能性もあり、不可逆的な状態に至る前に手を打つことができる・・・。
このような視点から2009年、日本で初めて喘息の分子標的治療薬として生物学的製剤「」(抗IgEモノクローナル抗体。商品名:)が登場しました。喘息を発症すると、体内では「アレルギーを引き起こす抗体」が大量に作られます。この抗体をIgEといいますが、IgEがたくさん作られることによってアレルギー症状が悪化していくことから、逆にこの物質を阻害すればアレルギーを抑制できるというわけです。これを実現するためには、「IgEを無効化する抗体」を利用します。IgE自体が抗体ですが、「IgE抗体の働きを阻害する抗体」を用いるという意味です。
特定の物質だけを認識して結合する抗体をモノクローナル抗体といいますが、オマリズマブはIgEだけを認識して無効化するため、と表現されます。この薬は、アレルギー反応を引き起こす体内のIgE抗体の働きを抑える作用があり、アトピー型喘息で、かつ吸入ステロイドなどを使用しても状態が悪い重症患者が適応となります(大変高価な薬であり、投与に際しては厳格な審査・検討がなされます)。オマリズマブは、約6割の患者に効果があるといわれます。「たった6割」と思われるかも知れませんが、既存治療薬で効果がない方の6割に有効ですから、その有効率は高いと思われます。これから数年で生物学的製剤が続々と登場する予定です。オマリズマブはIgE抗体に作用しますが、今夏(2016年)に認可される予定の新薬は「IL-5」(IL:インターロイキン)というサイトカイン(炎症を起こすタンパク)に作用するヒト化抗IL-5抗体メポリズマブで気道に好酸球増多を伴うステロイド依存性の喘息への治療に期待されています。
一方、2型ヘルパーT細胞(Th2)の免疫反応に必要な「IL-4」と「IL-13」の受容体となるIL-4RαやIL-13を標的とするヒト化抗体,IL-5受容体に対するヒト化抗体という別のサイトカインに作用する薬の研究も進んでいるようです。
(余談ですが、この流れはアトピー治療でも期待され、近い将来デュピルマブという、2型ヘルパーT細胞(Th2)の免疫反応に必要なインターロイキン-4(IL-4)およびインターロイキン-13(IL-13)の2つのサイトカインを阻害する完全ヒトモノクローナル抗体製剤が、フランスの製薬会社サノフィとアメリカのバイオ医薬品企業リジェネロン・ファーマシューティカルズにより共同開発・発売されると思われます。)いずれも「長期管理薬をきちんと使っていても喘息の発作をうまくコントロールできない重症患者」が対象ですが、一般薬にはなりませんが、今後はこのような「」が主流となっていくでしょう。「喘息は、。それらを抑制する生物学的製剤(各抗体製剤)が登場することで、個々の患者さんに最適の薬を選んで治療を行える時代が来ると思われます。でも、その治療の要は、やはり「」することです。
決して、サルブタモール硫酸塩やプロカテロール塩酸塩水和物など短時間作用型のβ₂刺激薬のみに頼ってはいけません。
一方、当院で実施している「」(減感作療法にリンクお願いします)は、喘息の主因となるダニエキスなどの抗原を少しずつ注射していくことで、体内にを作ります。このIgG抗体は、抗原が体内に入ってきた時に、抗原より先に特異的IgE抗体に結合します。すなわち減感作療法により生み出されるIgG抗体は、事により、喘息を抑制・軽減します。
生物学的製剤の価格が下がり、一般化するにはかなりの年月を要すると思われ、当面は減感作療法が免疫療法の首座にとどまるものと考えています。多くの病気が過去のものとなったように、優れた治療薬、治療方法が開発され喘息も過去の病気となることを願ってやみません。

新型コロナウイルス感染症に対し、ゾコーバ錠 375mg/日、オロパタジ

ン 5mg 10mg/日(2023/09/12 まで)、ロキソニン 60mg 180mg/日