キングコブラ属には他に属する種がおらず、本種のみで構成されています。
ですから、たとえ人里に現れたとしても、けっして殺すようなことはありません。コブラを取り扱う専門の職人がおり、こういう人たちの手で捕獲して、丁重に森林の奥へと逃がすのです。
そして、その鎌首をもたげるしぐさにも、キングコブラにしかできない特徴があるんです。
α-ブンガロトキシンと呼ばれる猛毒を持っているのですが、こちらはニコチン性アセチルコリン受容体というタンパク質に作用する強いペプチド毒になります。
キングコブラは、山地の森林(ジャングル)がおもな生息域ですから、通常ではヒトとの接触はほとんどありません。
強い毒を持っていて最強のように思えるインドコブラですが、実は天敵がいます。
ですから万が一、キングコブラに咬まれた場合は、すぐに処置をしないと死に至る可能性が非常に高いと言えるのです。
キングコブラはコブラの仲間では最大種ですし、側頭部にある毒腺も大きく発達しているために、一回の注入量が非常に多いのです。
最後に紹介する毒蛇は世界で最も有名なこの種、キングコブラです。
こちらもインドコブラのように農耕地などの人がいる場所や、また、魚類を好んで食べるという性質を持っているため水場にも表れます。
ただし、前述したようにマムシの毒(20mg/kg;ランキングでは78位)と比較すると、実に12倍もの強さになりますので、かなり強力であるのは間違いありません。
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ところが、他のコブラ類と較べると突出して強い毒というわけではありません。毒の強さでは『キング』ではないのです。
キングコブラの持つ毒は他のコブラ類と同様の神経毒です。毒の強さは、かなり強烈なモノで、マムシの12倍といわれています。
そんな猛者たち中でも、キングコブラは別格の存在とされています。
キングコブラは実はおとなしい毒ヘビですので、通常はそれほど攻撃性が高いわけではありません。
キングコブラは地上の他、木登りも得意なので樹上でも生活します。
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次に、地面を足で踏んだりしてキングコブラを刺激し、攻撃してくるタイミングを計る。
むやみやたらにこちらから刺激をしなければ、ジャングルで出くわしてもキングコブラの方から去っていきます。
これはヘビ類では唯一キングコブラだけが行う特殊な生態でもあります。
日本ではその姿を見ることはまずないと思いますが、遭遇したくない相手と思いつつもキングコブラよりも強力というこの毒ヘビも一度くらい見てみたい気がしてしまいます。
・最後の手段として、上着でキングコブラを覆い、踏みつぶして仕留める
ですから、ある程度の距離さえ確保できていれば、いきなりガブっと咬まれる心配はありませんが、キングコブラはいつでも咬みつけるぞという、そのままの体勢でこちらに近づいてくるのです。
こうしてキングコブラの母親に守られた卵は、約60~80日で孵化します。
繁殖は卵生ですが、キングコブラより多くはなく、8~20個程度の卵を産み落とします。
こういった生態は、実はキングコブラの食性に大きく関係しているのです。
ただ、彼に所縁のあるインドもカナダも本物のブラックマンバには繋がりはないのですが、強そうな名前であることは確かです。
キングコブラはもちろん肉食性なのですが、おもに他のヘビを好んで捕食しています。
他のコブラもキングコブラ同様に、トグロを巻いて鎌首を持ちあげるという威嚇のポーズを取りますが、その体勢のまま移動することはできません。
ちなみに、キングコブラは、この威嚇のポーズを取ったまま移動することができるそうす。
キングコブラの本当の恐ろしさは、この高さ1メートルにも達するファイティングポーズを取ったまま、移動することができるという点です。
しかも、、というキングコブラにとっては本当に最強の天敵なのです。
インド系カナダ人のこの選手は、「ブラックマンバ」のリングネームでK-1など日本でも活躍しておりましたのでご存知の方もいらっしゃるかも知れませんね。
しかし、キングコブラの毒は他のコブラ科のヘビと比べて特別強い毒ではありません。
しかし、その生息域が人間と重ならない事や、大人しい性格から、他のコブラ科のヘビと比べて咬まれる数は少ないそうです。
こうしてキングコブラの卵はメスにしっかりと守られて、60~80日程度でふ化します。
その毒性は主に神経毒で、毒の強さよりもその注入量から致死率が非常に高い危険な毒蛇です。
キングコブラの寿命は、野性下では20年ほどだと言われています。
場所を選ばず人里に出没することも多いため、インドでは毎年1万人ほどがインドコブラに噛まれる事故が起きていると言われています。
キングコブラの毒のLD50値は1.7mg/kgです。体重50キロのヒトなら85mgに相当します。
キングコブラは、東南アジアからインド東部にかけて生息する毒蛇の中では最大の種です。
まあ、キングコブラという名前からしたら、微妙な位置付けと言えますよね(笑)
キングコブラが興奮すると、もたげた鎌首の頸部を大きく拡げ、イヌのような低い唸り声(呼気音)を発しながら威嚇します。
キングコブラは家畜を狙うこともありませんので、駆除の対象にもなっていません。
キングコブラが相手を威嚇する場合、トグロを巻いて、その体長の1/3ほどを持ちあげて、コブラ独特のファイティングポーズを取ります。
ただ実際に興行で使われるコブラはその毒牙が引き抜かれています。
このように巣をつくり、それを守っているときのキングコブラは非常に神経質で、かなり攻撃的になっています。巣に近づくモノに対しては容赦なく威嚇し、場合によっては激しく攻撃を加えることもあるのです。
コブラの中でもかなりの大型で、最大で4mにもなる個体が確認されています。
キングコブラが人里に現れるのは、ネズミなどを狙って出没する他のヘビ類を捕食するためです。通常はジャングルの奥地に居ますので、めったに現れるわけではありません。