ニキビ治療にイソトレチノインを使ってみたいと考えている方は、参考にしてください。


また、飲み始めてから1ヶ月後には血液検査を行います。
これは副作用が出ていないかどうかを調べるためです。
血液検査の結果次第でイソトレチノインの影響があると判断された場合は、医師の判断で治療が中止となる可能性があります。


1日の内服量30mg÷60kg=0.5mg/kgが1日の「積算量」になります。

また、イソトレチノインは酒さにも効果的です。酒さは、赤ら顔や毛細血管の拡張、ニキビのようなぼつぼつが生じる皮膚疾患です。酒さでは毛細血管拡張や、鼻と頬、眉間など顔の中心部をメインに赤みが生じます。

イソトレチノインは皮脂の分泌を抑制する作用があります。()
ニキビの原因となる皮脂を抑えることによって根本的なニキビ治療に繋がります。

おおしま皮膚科でのイソトレチノインを使用したニキビ治療の流れです。

イソトレチノインの適用(どういうニキビの方に出したらいいか)に関しては、未だに「最重症のニキビ、保険治療で良くならなかったニキビの人に出すもので、簡単には出してはいけない」と仰る方もおられます。確かに昔はそうでしたが、今は世界的に見てもどんどん対象が緩和されているため、中等度ぐらいの人にも処方することが増えてきています。

皮脂腺は、皮脂を分泌する器官で、毛穴に複数存在しています。ストレスやホルモンなどの影響で皮脂腺が活性化すると、皮脂の過剰分泌が起こります。過剰な皮脂は毛穴を詰まらせ、出口を塞がれた毛穴の中では皮脂が溜まっていき、また皮脂を養分とするアクネ菌も増殖していきます。アクネ菌が増殖することで毛穴の中では炎症が起こり、化膿が生じます。これが、ニキビです。

イソトレチノインの治療に関して気になっている方はぜひ最後までお読みくださいね。

イソトレチノインは効果的な難治性ニキビの治療法として広く用いられていますが、使用にあたっては副作用やリスクもあるお薬です。

•皮膚が過敏になるため、ピーリングやレーザー治療は避けてください。
•アダパレンや過酸化ベンゾイルとの併用は避けてください。
•皮膚、眼、鼻、口唇などの乾燥を感じやすくなります。点眼や保湿を行ってください。

イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。

イソトレチノインは皮脂腺を縮小させるので効果があります。
これまで保険治療で改善が見られなかった重度ニキビにも高い治療効果があり、1日1回の内服で十分な効果を期待できます。

以下の方は「イソトレチノインによるニキビ治療」を受けることができない場合があります。医師にご相談ください。


①イソトレチノイン治療では頻回の採血検査の必要性は否定されている

イソトレチノインは効果があります。
ニキビは毛穴の詰まりと過剰な皮脂の分泌が原因となって起こるため、その原因を取り除くはたらきがあります。

まず、イソトレチノインは効果が出るまでにはある程度の時間がかかります。

イソトレチノイン内服によりニキビが落ち着くまでにかかる期間は平均3〜6ヶ月ほどですが、重症度や個人差によって異なります。
当院ではニキビ治療については内服を最低でも6ヶ月(〜8ヶ月間)続けることをおすすめしております。

*ニキビ改善後に再発抑制を目指す場合は長期の内服が必要となります。

イソトレチノインをやめた後でも、皮脂の分泌が完全に元に戻ることはありません。

③乾燥
イソトレチノインを飲んでいると皮脂腺の働きが弱まるため、必然的に肌が乾燥しやすくなります。そのため乾燥肌の方や真冬の時期は少し使いづらさを感じる場合があります。
とはいえ当院のように我々皮膚科医が常駐しているのであれば、しっかり保湿剤を処方したりスキンケアのやり方をご案内しますので、それで乗り切れる方がほとんどです。

イソトレチノインは様々な注意点があり、また効果も個人差があります。

イソトレチノインを内服する期間は、通常は5ヵ月程度です。
ただし患者さまの状態によって異なります。当院では、次のような治療期間を設けています。

イソトレチノインの好転反応に関するよくある質問にお答えします。

トータルの投与量について米国ガイドラインでは120~150mg/kgを推奨しています。この量になると十分な効果が得られるというのがその根拠です。前述のように体重60kgで1日30mg内服するならば120mg/kgを達成するには240日(8ヵ月)かかるという計算になります。一方で欧州ガイドラインでは累積投与量に関しては根拠がないとしています。他国のガイドラインに比べ米国ガイドラインではより高用量を推奨している印象です。また欧米人に比べ、日本人では投与量は少なくても良いとする意見もあるようですが、明確な根拠はありません。各国のガイドラインにややばらつきがあるのは重症ニキビの分類基準が異なることが1つの要因と考えられます。

イソトレチノインは、基本的に18歳以上の方が服用できる治療薬です。

原因は明確になっていませんが、食べ物やストレスなどの体の内部環境、気温や紫外線などの外部環境、毛包虫(demodex folliculorum)などが関与しているといわれています。イソトレチノインは、皮膚下の毛を生成する毛包の環境を整えるため、酒さの原因菌とされる毛包虫を減らすことが可能です。

イソトレチノインと他のニキビ治療薬との併用は慎重に行う必要があります。

この抗炎症作用により、特に膿を伴う重度のニキビや、慢性的に炎症が続くケースにおいて、他の治療では効果が見られない場合でも、イソトレチノインは有効な治療手段となります。

イソトレチノインによるニキビ治療と、とによるスキンケアを行いました。

ニキビの保険診療など他の治療で2ヶ月ほど治療しても改善がみられない場合には、イソトレチノインでの治療を検討する余地があります。イソトレチノインは塗り薬、飲み薬、レーザーやピーリングなどの施術を含め、効果が高い治療法のひとつです。ですが、副作用や仕様上の注意点があるため、治療の最初から内服を始めることは稀です。

イソトレチノイン治療と併せて、サリチル酸マクロゴールピーリングを開始しました。

イソトレチノインは日本では未承認医薬品となるため自由診療になります。
ここでは、イソトレチノイン服用にあたっての注意点を解説します。

【24日目】イソトレチノイン/再発率を下げるには?計算してみた

この記事では好転反応の症状やその期間、好転反応がみられたときの対処法について詳しく解説します。イソトレチノインでの治療について理解できているとニキビ治療をスムーズに進めることができ、効果も期待できるでしょう。

イソトレチノイン、55㎏の私はいったい何か月飲めば再発率を下げられるのか計算してみました。

イソトレチノインはニキビ・ニキビ跡、酒さ、毛穴や皮脂・毛穴のお悩みがある方に向いた治療方法です。

イソトレチノインの価格について 通常20mgを1日1回内服します。 (*体重によっては30〜40mgの内服をおすすめする場合があります。)

イソトレチノインの効果が出る、感じるまでの期間や、目安期間の計算方法について解説していきます。

体重の半分(mg)程度を開始量の目安としますが、ニキビが重症な方は適宜増量します。 価格(税込):1日量×30日分

各国のガイドラインごとに推奨される量に差がありますが、体重に応じて投与量は変わります。例えば欧州ガイドラインでは投与量0.3~0.5mg/kg/day(最重症型では0.5mg/kg/day以上)を推奨しています。一方で米国ガイドラインでは最初の1カ月間は0.5mg/kg/day以下で開始し、その後は最大1mg/kg/dayまで増量することを推奨しています(体重60kgの場合、0.5mg/kg/dayで計算すると投与量は1日30mgになります)。治療期間については欧州ガイドラインでは最低6ヵ月間、Gollnickらは16~24週間以上を推奨しています(文献1)。明確な治療期間を設定するのではなく、ニキビ完全消失後からプラス1ヵ月間の投与が最も合理的とする意見もあります(文献2)。以上より治療期間は状況次第と考えてよいと思われますが、添付文書には6ヵ月間と記載されています。また内服開始後の一時的な増悪(フレア)予防のため、初期開始量を0.2mg/kg/day以下に抑えることを推奨する意見もあります(文献3)。

ニキビ治療 (イソトレチノイン)– Acne Treatment Isotretinoin

ニキビはアクネ菌に対抗しようと過剰に免疫反応がはたらくことで炎症が起こっている場合があります。
イソトレチノインにはそのする効果があります。

内服を忘れた場合でも、1度に2回分を服用することは避けてください。 ..

副作用の中でも口唇炎や唇の乾燥は起きやすく、イソトレチノインの服用量が多くなるほど起こりやすいとも言われています。