それではフォシーガは、どのようにして効果を発揮するのでしょうか?
特に胆道がんについては「10年以上、薬物治療に変化がなかったこともあり、医療現場の評価も高い」(アストラゼネカ広報)ようです。昨年1月時点では月間売り上げトップ20にも入っていませんでしたが、12月には単月で120億円と顕著な成長を見せています。
(※)効能・効果の差異に関する情報が掲載されているサイトの一例
21年2月発売のリベルサスは22年第4四半期にGLP-1製剤市場で30%超のシェアを獲得。ノボノルディスクファーマのキャスパー・ブッカ・マイルバン社長によると、経口糖尿病治療薬という切り口で見ても7%の市場シェアを占めています。服用後30分間は飲食やほかの薬剤の服用ができないといった制約があるにもかかわらず、急速に市場に浸透しています。
消化器領域への参入を機に営業体制も再構築しており、同薬は成長を牽引するドライバーに位置付けられています。パイプラインはステージ3を含む非小細胞肺がんに対する他剤との併用療法が控えており、現在、臨床第3相(P3)試験が進行中。非小細胞肺がんは18年に日本で初めて承認を取得した時の適応ですが、「日本市場は世界市場に比べて非小細胞肺がんで高いシェアを維持している」(同)といいます。
フォシーガ錠10mg(小野薬品工業株式会社)の基本情報・副作用
ただ、イミフィンジは今年2月に特例拡大再算定によって薬価が25.0%引き下げられることが決まっています。「年間販売額が1000億円超1500億円以下で、基準年間販売額の1.5倍以上」という要件に該当したためです。
糖尿病1型糖尿病はインスリン製剤と併用。1日1回5mg,経口投与。効果不十分時は経過を十分に観察しながら1日1回10mgに増量可。慢性心不全,慢性腎臓病1日1回10mg,経口投与。
フォシーガ錠10mgの薬価は、264.4円です。 この薬はジェネリックではありません。 以下の場合は使用には注意が必要です。
免疫チェックポイント阻害剤ではこれまで、他剤の市場拡大再算定に引きずられて薬価が下がる「共連れルール」が適用されるケースがありましたが、薬価制度改革によってこのルールから除外される可能性が出てきており、来年度以降、市場にも影響が出てきそうです。
GLP-1製剤は世界的な需要の高まりに製造が追いつかないのが現状です。リベルサスと有効成分が同じ肥満症治療薬「ウゴービ」は、供給不安から今年5月の薬価収載を見送っています。
フォシーガ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
糖尿病治療薬の売上高を企業別に見ると、日本ベーリンガーインゲルハイムがトップに立っているようです。ジャディアンス/トラディアンス、トラゼンタの合計売上高は昨年、薬価ベースで1044億円と大台に乗りました。ジャディアンスはCKDへの適応拡大が年内にも承認されるとみられ、心不全での処方拡大とともにさらなる成長加速の要因となりそうです。
SGLT2阻害薬とともに市場成長が際立つのがGLP-1受容体作動薬です。糖尿病治療薬市場全体におけるシェアは年々高まっており、リベルサスの登場がこれを加速させています。
薬価: 5mg1錠:169.9円/錠 10mg1錠:250.7円/錠
糖尿病治療薬の市場は世界的に拡大しています。米IQVIAによると、22年は1465億ドル(約2兆1000億円)で前年比15.9%増でした。売上高上位20製品には、ノボノルディスクのGLP-1受容体作動薬「オゼンピック」が4位(79.1%増)、ジャディアンスが7位(45.3%増)、フォシーガが14位(57.6%増)と、3製品がランクインしています。
フォシーガには、5mgと10mgの2規格があります。各規格の薬価は以下のとおりです。 フォシーガ錠5mg, 179.0円/錠
【11.1.1】低血糖〔低血糖症状が認められた場合には,糖質を含む食品を摂取。ただし,α-グルコシダーゼ阻害剤との併用時はブドウ糖を投与。[7.2,8.1,8.9,9.1.3,10.2,17.1.1,17.1.4参照]〕【11.1.2】腎盂腎炎(0.1%未満),外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽),敗血症(0.1%未満)〔腎盂腎炎,外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)が現れ,敗血症(敗血症性ショックを含む)に至ることがある。[8.5,9.1.2参照]〕【11.1.3】脱水〔口渇,多尿,頻尿,血圧低下等の症状が現れ脱水が疑われる場合には休薬や補液を行う。脱水に引き続き脳梗塞を含む血栓・塞栓症等を発現した例が報告。[8.3,9.1.1,9.8,10.2参照]〕【11.1.4】ケトアシドーシス〔血糖値が高値でなくとも,ケトアシドーシス(糖尿病ケトアシドーシスを含む)が発現。特に1型糖尿病患者において多く認められている。[7.1,7.2,8.3,8.6.1,8.6.2,10.2,17.1.1,17.1.4参照]〕
※詳しく知りたい方は、『SGLT2阻害薬の効果と副作用』をお読みください。 フォシーガの剤型と薬価
デュピクセントは777億円まで伸ばしてきました。23年6月には、「アトピー性皮膚炎」「気管支喘息」「鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎」に続く4つ目の適応となる「結節性痒疹」が承認。12月には小児用規格となる「200㎎シリンジ」を発売しました。小児適応追加についてサノフィは「最大市場であるアトピー性皮膚炎におけるビジネスに相乗効果をもたらしている」(広報)としています。販売面では23年10月から、共同開発した米リジェネロンの日本法人がコ・プロモーションの形で加わりました。
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薬価 (内服薬) 2024年 改訂 SGLT2 阻害薬 ジャディアンス フォシーガ カナグル デベルザ スーグラ
免疫チェックポイント阻害薬市場で上位2製品を急追しているのがイミフィンジで、同じアストラゼネカの抗がん剤「タグリッソ」を抜いて5位に浮上しました。22年12月に「治癒切除不能な胆道がん」と「切除不能な肝細胞がん」の2つの適応を取得し、それ以降、消化器領域で急激に売り上げを伸ばしています。
検索結果 :フォシーガ錠5mg | FOCUS|フォーカス Medical
アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:ステファン・ヴォックスストラム)と小野薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:相良 暁)は、アストラゼネカの選択的SGLT2阻害剤「フォシーガ®錠5mg、10mg(一般名:ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物、以下、フォシーガ)」について、2型糖尿病合併の有無に関わらず、「慢性腎臓病(ただし、末期腎不全又は透析施行中の患者を除く)」の効能又は効果の追加承認を、8月25日に取得しましたので、お知らせします。
【2023年国内医薬品売り上げトップ10】前年に続きオプジーボが首位、イミフィンジやフォシーガなど急成長 ..
フォシーガは世界110ヵ国以上で承認されているお薬で、1型糖尿病、2型糖尿病、慢性腎臓病、慢性心不全に使用できます。
[PDF] 糖尿病治療薬の比較・切り替えについて 注射薬(付表 ..
血糖を下げる飲み薬で、過剰な糖を尿と一緒に排出する働きがあります。その量は1日に200~400 キロカロリーと言われていて、糖質にすると大体 50~100g分、白米に 換算するとおよそお茶碗1~2膳分に相当します。そのため、ダイエット効果があるとして注目を集めています。また、ダイエットだけでなく、心血管疾患のリスク低減や腎臓の保護にも役立つため、糖尿病治療以外の目的でも使用するメリットがあることも報告されています。
605付表① 2019.12改訂(2019年10月以降の薬価記載)
ここでは、フォシーガの効果と副作用について、その作用の仕組みから詳しく説明します。
フォシーガ10mg98錠(ダパグリフロジン)|糖尿病(人間用)
フォシーガは、SGLT2(エスジーエルティー・ツー)阻害薬として世界で初めて2型糖尿病の承認を取得し、110ヵ国以上で承認されています。
フォシーガ錠5mg|一般的な治療薬【臨床研究情報ポータルサイト】
慢性腎臓病(CKD)は、腎機能の低下を伴う重篤な進行性の疾患で、多くの場合、心疾患や脳卒中の発症リスクの増加と関連しています 2-4。世界で8億4,000万人以上、日本では約1,300万人が罹患していると推定されています 5,6。しかしながら、その診断率は低く、90%の患者さんは罹患していることに気が付いていません 4。フォシーガは、日本で初めてのCKDの治療薬として承認された薬剤です 7,8。