「フィナステリドってどんな薬?」「フィナステリドの効果や副作用を知りたい!」


男性ホルモンのテストステロンは、5αリダクターゼと結合することでジヒドロテストステロン(DHT)に変化し、毛根を弱らせます。フィナステリドは5αリダクターゼの働きを抑えてDHTの産生を減らし、毛母細胞を守ります。


A. ROSSIらによる、フィナステリド内服10年経過を論文を紹介します。

フィナステリド錠の目的は髪の毛を生成させることではなく、活動を休止している毛根の働きを活発化させることにあります。そのため加齢によって毛根自体の持つ力が衰えると、フィナステリド錠の効果がなくなったと誤解してしまうのです。

フィナステリドは男性ホルモンの働きを抑制し、抜け毛の進行を緩やかにする機能を持ちます。AGA治療を継続するうえでどのような作用があるかを知っておくと、効果が薄れているかどうかの判断も冷静に行いやすくなります。

当院での自費診療はプロペシア(フィナステリド)を含んだ料金になります。

この記事では、AGA治療薬として人気のフィナステリドの効果や副作用について詳しく解説します。服用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

海外通販を経由して入手したのフィナステリドには製造過程が不明で粗悪な医薬品が紛れ込んでいる可能性があります。粗悪な医薬品には以下の可能性があり、健康被害の発生するおそれがあります。

健康な髪を生やすために、まずは乱れたヘアサイクルを元に戻さなくてはいけません。

・今まで内服治療したことがない方で迷っているは、フィナステリド錠からまずはじめても良いと思います。(フィナステリド錠で効果を実感している方も多い印象です。)

フィナステリドはAGA(男性型脱毛症)の進行を抑える目的で使用される内服薬です。

と言うことで、事務長はこれからもフィナステリドの内服継続予定です

デュタステリドはよくフィナステリド(プロペシア)と比較されるAGA治療薬です。
本記事では当院の医師がデュタステリドの効果や副作用、服用方法について解説いたします。

フィナステリドやデュタステリドといった5α-還元酵素阻害薬はAGA治療薬として広く用いられています。この研究は古いものですが、症例数はある程度あり、多施設の無作為化試験という比較的質の高いものです。この研究からわかるのは、”若年の健常者において”は、フィナステリド1mgの投与によって精子の数や精子の運動性に影響はないだろうということです。最近の後ろ向きの研究でもAGA治療としてフィナステリド1日1mgの内服により、有意に精子数の減少が起きたことが報告されました(Pallotti F et al, Endocrine. 2020)。この研究でも、フィナステリド開始時の精子数がとても多かったため、大抵の場合は減少しても問題ないレベルに収まっていました。我が国で認可されている0.2mgではさらに影響が小さいことが予想されます。他の研究では妊娠中に精液からこの薬剤が移行することの問題も検討されていますが、ごく微量なので妊娠に影響しないと結論づけられています(Laborde E and Brannigan R, J Androl 2010)。
ただし、今回ご紹介した研究には不妊症の症例や、より高齢の男性は基本的に含まれていませんので解釈には注意が必要です。
5α-還元酵素I型およびII型の両方の作用を阻害するデュタステリドについては次回ご紹介します。


フィナステリドに関する基本的な情報については以下ページをご確認ください。

AGA治療薬として知られるフィナステリドは、抜け毛を抑える効果が期待される一方で、副作用や服用方法など知っておきたい注意点もあります。

フィナステリドはむしろ血精液症の治療薬としても注目されています。

・フィナステリド錠で治療効果が満足できている方は、そのまま継続が良いと思います。

フィナステリドは、医療機関で処方されたものを購入するようにしましょう。

たしかにフィナステリド錠を10年以上も服用している方のなかには、フィナステリド錠の効果がなくなったと感じている方もいるようです。ただその方は、フィナステリドの作用機序(効果を及ぼす仕組み)について理解していないといえるかもしれません。

においてはザガーロ・フィナステリドともに『強く勧める』の推奨度Aです。

また、長期的にフィナステリドを服用すると効果が減退する可能性があるため、フィナステリドにデュタステリドを追加することで高い発毛効果が期待できます。デュタステリドはフィナステリドよりと比べやや優れた効果がありますが、性機能の低下といった副作用の頻度が高く表れることもあります。

作用機序が同系統なので、デュタステリドとフィナステリドの併用はできません。


フィナステリド錠は、服用期間によって効果に差が出るといわれています。なぜなら男性型脱毛症には進行性という特徴があり、服用期間が長いほど高い発毛効果が期待できるからです。
その他進行性の観点から見ると、男性型脱毛症がある程度進行している段階で、フィナステリド錠の服用を開始した場合、効果を実感するまで通常よりも時間がかかってしまうでしょう。

フィナステリドやデュタステリドが使えないとなるとAGAは確実に進行します。

フィナステリドを服用し始めても「効果を実感できない」という意見を耳にしたことがある方もいるでしょう。
臨床試験結果からも分かる通り、フィナステリドは服用開始からすぐに効果を得られるものではありません。

長期のフィナステリド服用は効果を安定させるためだけでなく、と言えます。

"男性型脱毛症(AGA)治療薬であるフィナステリド(プロペシア®)やデュタステリド(ザガーロ®)を飲むと不妊症になるのでしょうか?"という話題についての論文を紹介し、3回にわたってお伝えいたします。
男性型脱毛症(AGA)治療薬であるフィナステリドは、もともと前立腺肥大症の治療薬として開発されました。さらに、AGA治療薬としても適応となり利用されています。また、前立腺癌の予防効果も証明されています。日本では、0.2mgと1mgの使用が認可されていますが、保険収載はされていないため、自費診療での使用となっています。フィナステリドは、主要な男性ホルモンであるテストステロンをジヒドロテストステロンに変換する5α-還元酵素の作用を抑制することにより治療効果を発揮します。この結果、体内のジヒドロテストステロンの濃度は減少し、テストステロン濃度は上昇します。ジヒドロテストステロンは、男性ホルモンとしてもっとも強い作用を有するため、この薬剤により男性ホルモンの作用がある程度抑えられることになります。この薬剤は5α-還元酵素II型を抑制します。精子形成には男性ホルモンが必要なために、当初から精子形成に影響を及ぼすことが懸念されていました。海外では前立腺肥大症に対してフィナステリド1日5mgが投与されており、この量では精液量が25%減少すること、そのほか前立腺体積が20%縮小すること、前立腺癌の腫瘍マーカーである前立腺特異抗原(PSA)の50%減少効果があることが既に報告されていました。
論文の要旨:
この論文は、フィナステリド1日1mgを内服することの影響を検討したものです。精子形成や、精液量、前立腺体積、PSA値がどのように変化するかについて、多施設の二重盲検無作為化比較試験にて解析しています。
解析対象となったのは、19歳から41歳の健常者181名です。これらが無作為にフィナステリド1日1mgを内服する群および偽薬(プラセボ、有効成分の入っていないもの)を内服する群に振り分けられました。フィナステリドおよび偽薬は、48週間内服し、60週間休薬しました。
結果:
フィナステリド1日1mg内服により、精子濃度、総精子数、精子運動率、精子正常形態率に有意な変化はありませんでした。精液量はフィナステリド内服群で0.3mL(11%)の減少、偽薬内服群で0.2mL(8%)の減少で、両者の差の中央値は0.03mLで有意なものではありませんでした。一方、フィナステリド内服群で前立腺体積は2.6%の減少、PSA値は0.2ng/mLの減少でいずれも有意な変化でした。この変化はフィナステリド中止によりもとにもどりました。
結論:
若年健常者において、1日1mgのフィナステリド内服48週間では、精子形成や精液量に影響はないということになります。また、前立腺肥大がない若い方でもフィナステリド内服により前立腺体積は減少しましたが、中止により回復しました。

フィナステリドの肝機能障害についてはで詳しくまとめているのでご覧ください。

フィナステリドの服用を始めてからおよそ3か月で、徐々に効果が実感できるようになり、見た目で分かる程度の効果を得るためにはおよそ6か月服用を続けなければならないのです。

フィナステリドの副作用が現れた際の対処法についていくつか紹介します。

連日沢山のプロペシア処方をしており、常に最新の錠剤を用意しています。 院内在庫は豊富ですから在庫切れになるようなことはありません。 有効期限は約2年半です。 一回に1年分以上など長期間の処方にも応じます。

フィナステリドを服用した際に、起こりうる副作用は以下の通りです。

そのため、フィナステリドで治療を行う場合は最低でも6か月は服用を続けてください。それでも効果が見られない際は医師に相談しましょう。

フィナステリドで薄毛が進んでしまうのを止めることはできても、です。

「男性型および女性型脱毛症の診療ガイドライン2017年度版」は、日本皮膚科学会が発表しているガイドラインです。科学的根拠に基づいて作成されており、さまざまな治療法の推奨度を示しています。
このガイドラインにおいては、フィナステリドを使用したAGA治療は「実施が強く勧められる薬品に該当する:推奨度A」と記されています。
推奨度についてはC2、C1、B、Aと順番に上がるため、フィナステリドは推奨度が非常に高いことが分かります。

フィットクリニックでは、フィナステリド製剤の処方を行っています。

女性でも薄毛に悩んでいる方がおり40代から50代にかけて増加しますが、若年性の20代でも薄毛に悩んでいる女性が増えてきています。
男性の薄毛はAGAと呼ばれますが、女性の薄毛の総称は「FAGA」と呼ばれます。女性の薄毛の特徴は、頭頂部もしくは全体的に髪の毛が薄くなる、抜けていくことが特徴です。

FAGAの原因には以下のようなものがあります。
加齢により女性ホルモンが減少することにより、FAGAが進行すると考えられています。
女性ホルモンには「エストロゲン」「プロゲステロン」の2種類があり、その中でもプロゲステロンは卵子からのみ作られるもので、30代後半からの閉経にかけて低下します。
結果として、髪の毛が細くなります。

慢性的にストレスがかかっていると、自律神経が乱れて血行不良を引き起こします。
ストレスにより頭皮の血行不良の状態が続くと、髪の毛の生成に必要な栄養素が毛根に供給されなくなり薄毛に繋がります。

FAGA(女性の薄毛)は母から娘へ遺伝するケースがあります。
女性の薄毛は、女性ホルモンの分泌が減少し、テストステロン5aリダクターゼの働きによってジヒドロテストステロンDHT(ジヒドロテストステロン)に変性することにより起こります。
ジヒドロテストステロン(DHT)へと変性させる特殊な酵素(5aリダクターゼ)の分泌量は個人差があり、遺伝的要素が関わっているとの説が有力のため遺伝的な要因が考えられます。

FAGAの治療には、治療薬を使用し改善していくのが効果的といわれてます。世界初、薄毛や抜け毛の効果と安全性が認められた女性用の育毛剤です。
男性が使用するAGA治療薬には女性が服用することを禁忌としているものがあり、女性用の治療薬であるパントガールは、びまん性脱毛症、分娩後脱毛症、白髪予防、髪の毛の成長に必要な栄養成分を含んでいるため、頭皮や毛髪の成長を刺激します。
上記で説明したパントガールの有効成分に、馬プラセンタをはじめとする美容成分を追加し毛母細胞を活性化させることで、スキンケア効果が期待できます。
メソセラピーとは、髪の毛に不足している発毛のための成長因子を直接頭皮に注入し、髪の毛の成長サイクルを正常に戻します。この治療法は、AGAに対する治療法として最も有効な対策とされており、現在世界中で注目を集めています。
生活習慣を見直すことで、髪の毛の栄養不足や血行不良の改善をはかります。

フィナステリドを通販で購入するデメリットについても、理解しておきましょう。


AGA治療薬のフィナステリド・プロペシアは医師の処方が必要です。個人輸入による通販での購入にはリスクがあります。これらの薬を安全かつ便利に入手する方法や、通販で購入する際のデメリットとリスクについて医師が詳しく解説します。