夏にプールで流行ることもあり、別名「プール熱」とも言われます。 □RSウイルス感染症 ..


【症状】
夏に流行するウイルス性の「のど風邪」の一種です。
のどの痛みと、高熱が2~3日続くことが多いですが、微熱で済むこともあります。


治療にはクラリスやジスロマック,ミノマイシンなどの抗菌薬を用います。

【治療】
適切な抗生物質を服用すると、速やかに症状は改善します。ただし医師の指示通り(通常1週間)、薬を最後まで飲み切ることが大事です。症状が良くなったからといって途中で治療を中断すると、再発したり、腎炎などの合併症を起こすことがあります。

【症状】
のどの痛みを強く訴えます。また発熱したり、手のひらが赤くなったり、体に赤い斑点ができたりします。痒みや嘔吐を伴うこともあります。

なかでも、クラリスロマイシンやアジスロマイシンが処方されることが一般的です。 ..

【治療】
マクロライド系抗生物質のクラリスロマイシンが第一選択です。通常のセフェム系抗生物質では効かないので、必要な検査をしたうえで、適切な治療をすることが大事です。8歳以上の児には、テトラサイクリン系のミノマイシンという錠剤も使えます。粉薬が飲めない児には、使いやすい薬です。有効な抗生物質を服用すると、2日以内に解熱し、咳も徐々に治まっていきます。

【治療】
特効薬はありませんが、漢方薬を飲むと多少早めに解熱します。のどが真っ赤に炎症を起こしていても、ウイルスによる感染症ですので、抗生物質を服用する必要はありません。症状による対処療法をします。食欲があっても、痛みが強くて食事が摂れない時は、食事の20~30分前に鎮痛剤を服用すると、痛みが和らいで食べられるようになります。

潜伏期間は、2~3週間とインフルエンザやRSウイルス感染症等の他の ..

【症状】
主に5歳以上の子に多い病気ですが、まれに1歳‐2歳の児も罹ることがあります。症状は、乾性(痰の絡まない)咳が次第に強くなり、昼夜を問わず出て、しかも長引きます。熱は、微熱から高熱まで様々で、中には熱が出ない場合もあります。咳と熱が3日以上続いて徐々に酷くなってきたり、熱がなくても咳が1週間以上続く場合は、肺炎を起こしていないか、一度はレントゲンを撮ってみた方がいいでしょう。レントゲンで特徴的な、すりガラス状肺炎像が見られたり、肺炎の影がなくても血液検査・抗原検査などでマイコプラズマの反応が出たら、この病気と診断されます。レントゲンで肺炎の影を認めた場合はマイコプラズマ肺炎、肺炎の影はなくて抗原陽性だった場合はマイコプラズマ気管支炎と診断します。

【症状】
両頬がりんごのように赤くなり、両腕・脚にレース様の赤い斑点(紅斑)ができます。紅斑は1週間程度で自然に消えていきます。痒みが強くない限り、特に治療は必要ありません。

RSウイルス感染で入院加療した7歳以下の細気管支炎患児(心臓疾患,早産に伴う新生児肺疾患,のう胞性線

【症状】
全身に水疱が出現し、最後にかさぶたとなり、治っていきます。
痒みが強く、掻きむしると痕が残ったり、とびひになることがあります。

【登園・登校】
解熱後24時間以上経過し、のどの痛みが治まり食事がとれるようになったら、登園・登校して構いません。


原因微生物としてRSウイルスやヒトメタニューモウイルスが多く、乳児期早期 ..

【診断】
上記の症状・胸部聴診所見・既往歴・流行状況・胸部レントゲン写真より本疾患の可能性を考え、必要に応じて鼻水から本ウイルス抗原を検出することにより診断しますが、保育園などで流行していたり、兄弟が先に発症したりしていて、症状も典型的であれば、検査なしでも診断することは可能です。
発症早期に検査してもウイルスが検出されないことが多く、発熱後2日くらい経過してから検査した方が検出率が高いようです。正しい診断に至るには、何より丁寧な問診・聴診が必要です。

抗生剤(抗菌剤)の適正使用 (後編) | みうら小児科クリニック

【症状】
RSウイルス感染症の症状と似ており、4~5日の潜伏期間の後、咳・鼻水の症状が2~3日続いた後、徐々に咳がひどくなってゼーゼー・ヒューヒューといった喘鳴とともに、重症の場合は苦しそうな呼吸をしたり、39~40℃の熱が5日間ほど続いたりします。細気管支炎・気管支炎・肺炎の原因となり、2歳以下では重症化しやすいですが、一般的にはRSウイルス感染症より軽症で済みます。
主に1才以上の幼児(平均2歳6ヶ月)が罹る病気ですが、乳児も罹患し、最年少例では生後2ヶ月児が罹患したこともあります。罹患年齢の上限はRSウイルス感染症よりやや高く、4~6歳の幼児でも発症することがありますが、学童期に発症することは、ほぼないでしょう。終生免疫はできにくいため、繰り返し罹患する場合もあります。
流行の時期は年によって多少異なりますが、一般にはRSウイルス感染症・インフルエンザの流行期とは重ならず、近年ではインフルエンザの流行が治まって来た頃、それと入れ替わるように3月頃から流行り出し、5月頃まで続くことが多いようです。

・気管支炎 :ほとんどがウイルス性(RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスなど)なので抗菌剤は不要

【治療】
本ウイルスそのものに対する特効薬はありません。
咳や鼻水の薬を服用し、喘鳴がひどい時は、吸入器を借りて、自宅でも吸入をすると、夜間の咳が軽くなって、夜も眠れるようになります。漢方薬を併用すると、少し早く解熱するようです。飲食ができなかったり、脱水がある場合は、点滴を行います。このような治療により、入院が必要になるケースは、1割以下に留まっています。本疾患はウイルス感染症ですので、基本的には、抗生物質は不必要ですが、経過中に途中から細菌が感染する(二次感染)ことも多いので、熱が続く時は血液検査をしたうえで、必要に応じて抗生物質を併用することもあります。

② RSウイルス 4人、新型コロナ 4人、ヒトメタニューモウイルス 4人

【診断】
上記の症状・胸部聴診所見・既往歴・流行状況・胸部レントゲン写真より本疾患の可能性を疑い、ウイルス抗原(鼻水で検査します)を検出することにより診断が確定します。

2022年7月からRSウイルスによる気管支炎が大流行中です。 コロナ感染者が流行 ..

【症状】
眼球結膜(白まなこの部分)が真っ赤に充血します。目やにを伴うことも多いです。原因は、アデノウイルスの感染です。基本的には熱は出ませんが、熱を伴った場合は、咽頭結膜熱(別名プール熱)と言います。片方の目が充血した後、4~5日してから反対側が充血するという経過を取ることが多いです。目の充血が引くのには、7~10日位かかります。

寝る子は育つ~子どもにとって睡眠が大切な… 2024.08.18

【症状】
主に3才未満の小児が罹る病気で、毎年お盆休み明け位から流行が治まり、9~10月にピークを迎えます。4~5日の潜伏期間の後、咳・鼻水の症状が2~3日続き、徐々に咳がひどくなってゼーゼー・ヒューヒューといった喘鳴を伴ったり、重症の場合は39~40℃の熱が5日間ほど続いたりします。低年齢の児ほど重症化しやすく、全身状態・呼吸状態が悪い場合は、入院が必要になることもあります。

病院報 Vol.17(小児外来で使用している抗生物質について(後編))

【家庭での注意点】
吐き気が強い間は、欲しがっても水分を与えないでください。まずは処方された薬を飲み、様子をみましょう。食事が摂れない時は、ポカリスエットやOS1などを飲ませ、脱水症状を起こさないようにしましょう。

【治療】症状に対する対症療法、漢方薬

【症状】
元気だった子が、突然顔色が悪くなり、吐き出します。
最初は熱がなくても、吐き出して12時間後から発熱する場合もあるので注意しましょう。
下痢は、軟便から水様便まで様々です。
ウイルスの種類によっては便が白っぽくなったり、血が混じることがあります。

【症状】

【症状】
熱中症は、高温多湿の環境下に長くいることで起こります。軽症(Ⅰ度)の場合、大量の発汗・めまい・立ちくらみ・生あくび・こむら返り・気分不良などの症状が出ます。中等症(Ⅱ度)になると、頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・脱力感・集中力や判断力の低下・いつもと様子が違うといった症状が現れます。重症(Ⅲ度)例では、高熱を伴ったり、意識障害・けいれんといった症状が現れます。熱を主体とする夏カゼや、感染性胃腸炎と共通する症状も多いため、熱が出たり、頭痛・嘔吐の症状から熱中症ではないかと心配される方がおられますが、基本的に高温多湿環境下にいなければ熱中症にはなりません。また、寒気や関節痛などの症状を伴っていれば、風邪によるものと考えていいでしょう。

溶連菌感染症の治療の主役はです。主に

【症状】
好発年齢は幼児期ですが、乳児や成人も罹ることがあります。主に前腕・手掌・膝回り・下腿・足の裏に米ツブ位のブツブツができますが、口の周りや肛門周囲にもできることがあります。まれに体幹部にもできることがあります。
口内炎は、舌・口の中の粘膜・のどの奥に潰瘍性の粘膜疹ができるもので、口の中が痛くて食事が摂れなくなることもあります。今年流行中のものは、高熱になることが多いですが、概ね1~2日で自然に下がります。
まず高熱が2日ほど出て、下がりかける頃に口の中・手足の発疹がでるという経過をたどることもあります。
また、高熱や口の中のブツブツが先に出て、最初は感冒あるいはヘルパンギーナと診断され、後で手足の病変が現れて、手足口病と病名が訂正されることもあります。
但し、ヘルパンギーナと手足口病は、同じウイルスで起きる病気で、本質的には同じ病気です。症状が口の中だけに留まるのか、手足まで広がるかの違いだけで、治療・対処法も同じなので、明確に区別する必要はありません。

注意しなければいけない症状は以下のとおりです。

保育園、幼稚園でRSウイルスが流行っていても、お子さまの年齢と重症化するリスク(小さく生まれた、早産、肺や心臓の疾患がある)があるのかをしっかりと把握してください。

病名をタップしてください症状・治療法について記載しています

【症状】
熱が主な症状で、時に頭痛・倦怠感・のどの痛みなどを伴うウイルス性の風邪です。のどの所見は正常、または赤くても軽度です。

医療用医薬品 : クラリスロマイシン

【治療】
①体温管理:エアコンが利いている室内や、風通しのよい日陰など、涼しい場所に移して安静にし、衣服を緩めて体を冷やします。氷があれば、首の両側や腋の下、足の付け根など、太い血管が走っている部位を冷やすと効果的です。
②水分・電解質(塩分)の補給:運動や屋外作業で大汗をかいている時の水分補給は、電解質が十分に入った経口補水液(OS-1・アクアサポート)やスポーツ飲料で行います。水やお茶で水分を補おうとしても、これらには電解質が入っていないため、すぐに尿中に出て行き、脱水状態は改善されません。梅干しなどの塩分を含んだものを一緒に摂るといいでしょう。