※レクサプロの効果について詳しく知りたい方は、『』をお読みください。
月経前に身体的・精神的変調を来す女性の存在は、婦人科領域において古くから知られており、1931年に「月経前緊張症」として論文発表され1)、1953年には英国のDaltonらによって、エストロゲンとプロゲステロンの変動により月経前に特徴的な症状を繰り返す状態を「月経前症候群(PMS)」として命名されました2)。
精神科領域では、1987年のDSM-ⅢにおいてPMSの重症型で精神症状が強い症例を「黄体後期不快気分障害(LLPDD)」と定義され、1994年のDSM-Ⅳでは特定不能のうつ病性障害の1つとして「月経前不快気分障害(PMDD)」という疾患概念が規定されました。そして2013 年の DSM-5では、PMDDは抑うつ障害群のカテゴリーに分類され、大うつ病性障害とは独立したうつ病の1つとして定義されました3, 4)。
米国産婦人科学会では、多岐にわたるPMS症状の中から仕事や対人関係への影響が前面に出ている状態をPMDDとし、PMSの特殊型と捉えていることから、独自の診断基準は策定されていません(図1)4)。PMSは様々な精神的・身体的症状を包含する症候群で、PMDDは主に精神症状を主体としたうつ病の一種として捉えられています。
レクサプロは、効果と副作用のバランスのよさに定評のある抗うつ剤です。
更年期の治療でレクサプロを出してもらっています。
医療保険や死亡保障は告知すると入れない可能性ありますか?うつ病と診断うけた訳ではありません。
効果がないとは言いませんが、残念ながらそこまでの効果は実感できませんでした。副作用はそこまでなかったのですが期待してただけに・・・(ToT)
レクサプロ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
御返事ありがとうございます。
「レクサプロは、副作用で眠気がありますが…眠気がなければ、運転自体は問題ないですか?」
→はい。内服量もごくわずかですし、眠気などがなければ、注意をして運転をしていただければ問題は無いと思いますよ。
そのほかご心配なことがありましたら、ご遠慮なくご相談ください
(小生は指名質問も受け付けています。このような一般質問では回答権は先着順となるため、回答ごとに医師が異なる可能性があります。小生でよろしければ「チワワ」宛に指名質問を送っていただければ、引き続き小生が対応をさせていただきますので、次回以降のご質問について指名質問もご検討いただければ幸いです。)
性成熟期でも思春期と同様に月経関連症状が最も多くみられます。PMDDはささいな症状も含めるとほとんどの女性が感じており、そのうち社会生活困難を伴うPMSの頻度は5.4%、PMDDの頻度は1.2%と報告されています(欧米では2~4%)5)。PMSの治療として、「産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2020」5)では第1 選択治療にはカウンセリング・生活指導(症状日記、規則正しい生活と睡眠、アルコール制限)、エクササイズ・運動療法など、また低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬も推奨されています(各推奨レベルB、図3)。精神症状が主体の場合は選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)が推奨レベルBとして記載されていますが、産婦人科では処方に至らないことも多いため、精神症状が強い場合には精神科や心療内科への紹介を考慮します(推奨レベルC)。就労している方も多い中、月経前~月経中にかけて月の半分にわたり不調を感じる状態は、なかなか周囲の理解を得られにくく、休職を余儀なくされる方もいるため(図4)、産婦人科医が「かかりつけ」となり、月経のストレスを克服できるようにしていきたいと考えています。
また、子宮頸がん検診が推奨されている世代でもあり、パートナーとの関係で性感染症の治療やピルの処方が必要になることもあります。最近では、「プレコンセプションケア」の認知度も高まってきました。プレコンセプションケアとは、女性が妊娠する前から、改めて自身の健康意識を高めることと定義されており、婦人科における健康診断も行っていきたいと考えています。また、不妊症や不育症の治療で頻回な通院を行っても妊娠に至らず、不安やあせり、精神的なダメージを受けている女性も少なくないため、精神的なケアが求められます。さらに、周産期に至った場合はなお一層の精神的なケアが必要です。
性成熟期の患者さんの特徴としては、インターネットなどで心配ごとについて調べて相談に来られることが多くあります。特に、PMS、PMDDが疑われる方は精神科の受診歴がある方も少なくないため、精神科と連携して治療を行っていくことが重要であり、患者さんにもそのように伝えています。
更年期障害罹患者数の正確な統計はいまだないが、対象年齢となるいわゆる更年期 ..
よく効く薬です。抗うつ薬特有の副作用は感じられず、毎日平穏な日々を過ごせています。個人輸入代行というサービスは今回初めてでしたが、意外と簡単に変えたのでよかったです。また利用したいです、
ブレインフォグを発症している人の中には、抗うつ薬を飲んでいる方もいます。抗うつ薬などの薬物治療により、うつ病の症状を改善させる他にも、何かしらの影響を脳に与えているのでしょう。抗うつ薬の服用や、うつ病に対するお薬を減量したときにブレインフォグが見られるという場合もあります。
また、甲状腺機能低下症や更年期障害などのホルモンバランスが崩れる病気や一部の ..
記事を書いた時点では当方のトップページが1日に3回でしたが、その後この記事自体が多い時には30回近くクリックされています。
抗うつ薬を使わない方がいいのではないかと、疑問に感じている方が一定数いらっしゃることが分かります。
今後も当院は抗うつ薬を使わないことのメリットを、多くの人々に伝えていきたいです。
はじめから抗うつ薬を飲みたくない方に対して、当院の存在を伝えるための記事です。
標準治療を否定している訳ではありません。
すでに抗うつ薬を内服中の方に何かしようということでもありませんので悪しからず。
現状当院の医療圏ではない遥か彼方の地域でもこの記事が表示されているのでしょうが、当方の望むところではございません。申し訳ございませんがご容赦ください。
更年期障害があります(表3)4)。子宮内膜症は、慢性的に下腹部痛や骨盤痛 ..
思春期では、月経不順や無月経、月経困難症などの月経関連症状が多く認められます。多くの方は初経後2年ほど経過してから月経痛が強くなりますが、月経をストレスと感じさせないようケアしていくことが大切です。しかし、「月経痛で登校できない」ことを主訴に婦人科を受診する方の中には、学校に馴染めない、いじめがある、受験が控えているなど、別の要因が隠れていることがあるため、意識して背景を探る必要があります(図2)。
無月経の場合は、背景に摂食障害が存在することがあるため、必ず体重の増減がないかを確認します。思春期はスポーツを活発に行っている世代であり、利用可能エネルギーが不足することにより無月経になり、骨粗鬆症予備群となっていることもあります。「女性アスリートのヘルスケアに関する管理指針」4)などを参照しながら、どのような学校生活を送っているか把握することが大切です。
そのほか、入学試験などのために月経を移動させる必要があり婦人科を受診される方もいます。また、最近積極的な勧奨が再開されたヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種も重要です。症例数としては少ないものの、月経がはじまったことをきっかけに性別の違和感を持つ方もいるため、精神科との連携も必要です。
思春期の患者さんは、母親に連れられて来院されることが多くあります。その結果、問診に対してもご本人に代わって母親が答えてしまい、なかなか直接話を聴けないことが少なくありません。
診察の部屋を変更するなど、ご本人から直接聴き取りができるよう工夫して、本当に困っていることや治療に対する希望など、ご本人の気持ちや考えを聴いたうえで治療することが重要です。
更年期障害における血管運動症状に対してのSSRI vs SNRI
薬をのむのが苦手なので、薬はなるべく飲まない方向で治療したいと思ってましたが、民間療法だけではなかなか改善されず、レクサプロを飲み始めました。幸い、副作用は口渇感程度でつらい症状は一切出ません。効果に関しては、まだそこまで感じられていませんが今後効果が出てくれると信じて評価させていただきました
主にストレスや睡眠不足、うつ病、不適切な食生活、運動不足、更年期などの原因によって引き起こされます。 ..
レクサプロを徐々に増やし、服用中です。
運転中の加害恐怖があり処方されました。
今は、運転が怖くなり、運転はしていません。
心療内科の先生からは、無理せずに不安感がとれて気持ちが向いて来たら、隣に誰かに乗ってもらってゆっくり戻して行けばよいと言われています。
レクサプロは、副作用で眠気がありますが…眠気がなければ、運転自体は問題ないですか?
更年期障害 · 特発性正常圧水頭症 · 関節リウマチ · つらい貧血・疲労感・褐色尿 · 片頭痛.
更年期はほとんどの人に少なからず症状が出現します。更年期障害を主訴に直接婦人科を受診される方もいますが、身体的な症状で他の診療科を受診されたものの(例えば、動悸で循環器内科、めまいで耳鼻科など)異常が認められず、婦人科を紹介されて受診する方もいます。また、この世代は生活習慣病にも注意が必要なため、内科との連携も必要です。
「産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2020」5)では、更年期障害の診断に際しては、明らかな器質的疾患の存在を否定したうえで、特に甲状腺疾患とうつ病には注意をはらう必要があるとされています(各推奨レベルB)。そのうえで、更年期障害への対応として、受容と共感を表出しながら患者さんの訴えを傾聴することが重要であると記載されています(推奨レベルB、図5)。治療法は多岐にわたりますが、主な症状がホットフラッシュ、発汗、不眠などの場合はホルモン補充療法(HRT)(推奨レベルB)が、不定愁訴の場合は漢方療法など(推奨レベルC)が推奨されています。それぞれの治療法のメリットとデメリットを説明したうえで、患者さんとよく相談しながら治療方針を決定します。
更年期の精神症状に対する薬物療法としては、うつ症状を伴う更年期障害にはHRTを用いるとされています(推奨レベルB、図6)。精神症状が重い場合は向精神薬の使用、うつ状態に対してはSSRIやセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)などの抗うつ薬を用いることが推奨されています(各推奨レベルC)。しかし、これらの処方は産婦人科では難しいことも多いため、希死念慮のある場合や双極性障害が疑われる場合などは、精神科などの専門医に紹介します(推奨レベルA)。希死念慮の確認は躊躇するかもしれませんが、明確に「死にたくなるようなことがありますか?」と訊いたほうがよいと感じています。
更年期障害の診療では、産婦人科と内科、精神科・心療内科との連携が非常に重要であり、各科の専門性を活かしつつ、どのように連携を図っていくかが課題です(図7)。この世代の女性は家庭でも職場でも大きな役割を担っていることが多く、「更年期とは認めたくない」、「仕事をしっかりこなしたい」と思いながらも、心身の不調で期待通りの成果が得られないジレンマに陥りがちです。患者さんの話をしっかり聴き、「なんとか更年期を乗り切りましょう」と声掛けをしながら、ご本人が納得できる治療法を提案することが一番の解決策ではないかと考えています。
更年期うつのつらい症状から開放されつつあるので嬉しいです。 投稿者 匿名さん
レクサプロの添付文章(薬の説明書)では、QT延長に注意するように記載されています。
レクサプロ通販の購入ページ|うつ病・うつ状態、社会不安障害の治療に有効成分エスシタロプラム。効果・服用法・副作用などの情報を掲載。
御返事ありがとうございます。
「運転してみようかな?と言う気持ちが少しあります。加害恐怖回復のきっかけになりえるんでしょうか?」
→現在の精神症状が落ち着いていれば問題は無いと思いますよ。
まずは主治医に運転の可否については相談をされてみて、主治医からの許可が出るようなら、運転を再開されてもいい思いますよ。
そのほかご心配なことがありましたら、ご遠慮なくご相談ください。
「心気症など」の健康相談。更年期からの自律神経の乱れ、心気症、強迫性障害があります。心療内科から、レクサプロを処方され飲み始めました。
女性のライフステージは、おおまかに思春期(10~18歳ころ)、性成熟期(18~45歳ころ)、更年期(45~55歳ころ)、老年期に分けられ、それぞれで起こりやすい病気があります(図1)1-3)。そのため、思春期から老年期まで、継続的に産婦人科での心身のケアが必要とされます。
初めての月経(初経)の後は、子宮や卵巣の成熟に伴い、エストロゲンの分泌量が増加し、妊娠や出産に向けての準備が整っていきます。このため、思春期(10~18歳ころ)では卵巣の機能が完成するまで、月経不順や無月経、月経困難症などの月経関連症状が多く認められます。最近では、月経前症候群(PMS)や月経前不快気分障害(PMDD)の認知度も高まってきました。
性成熟期(18~45歳ころ)は、エストロゲンの分泌量が多くなり、妊娠・出産を意識する世代です。思春期と同様に月経関連症状が多くみられますが、子宮内膜症や卵巣嚢腫、子宮頸がんなどの器質的疾患も認められます。
更年期(45~55歳ころ)はエストロゲンの分泌量が急激に減少するため、体内のホルモンバランスが激変し、心身ともに体調を崩しやすい世代です。血管運動神経症状、身体症状、精神症状など、多岐にわたる症状がみられます。症状には個人差があり、その程度も軽症から重症までさまざまですが、日常生活に支障がある場合は「更年期障害」とよばれます。
老年期ではエストロゲンの分泌が乏しくなり、老人性膣炎や骨盤臓器脱など婦人科関連の症状がみられるほか、骨粗鬆症や動脈硬化などの疾患なども多く認められます。
レクサプロ錠10mg(一般名:エスシタロプラムシュウ酸塩錠) ..
ご質問ありがとうございます。
現在薬を飲んでいない状態でしょうか?
うつ病という診断が正しいのだと仮定しますと、診断した医師がなにか処方している可能性があると思いました。
もしも何かすでに服用していて思考の遅滞があるのであれば、薬をやめれば治るとは断言できません。
もしも未治療であれば、その状態でも私ならば睡眠薬以外の向精神薬は使わずに治療を試みます。
・レクサプロ 10mg/日 夕食後、1週間以上の間隔をあけて増量20mg/日まで.
老年期でも、夫婦生活に関することや骨盤臓器脱など女性の悩みは継続して存在します(図8)。さらに年齢を重ねると、骨粗鬆症による骨折のために日常生活動作(ADL)に影響が生じたり、生活習慣病なども多く認められるようになります。
老年期の患者さんは、介護をしている家族と一緒に来院される方もおり、患者さんのADLに合わせた治療選択が求められます。人生100年時代を迎え、産婦人科としても「いかに健康寿命を延ばすか」が課題です。老年期を見越して、「かかりつけ」としての診療を続けていただきたいと考えています。
○レクサプロ錠*(10mg) 1回1錠 1日1回 夕食後 [エスシタロプラムシュウ酸塩]
抗うつ剤は副作用が強いと思ってましたが、全然ないです。自分の体質で副作用が出なかったのかもしれませんが、とにかく飲みやすくて良かったです。更年期うつのつらい症状から開放されつつあるので嬉しいです。