扁桃体というところは感情に関わる部分です。 扁桃体は,よく眠ると穏やか ..
扁桃体は、敵に襲われるなど怖い出来事があると活性化して、敵と戦う、ある いは逃走するという適切な対処を促します。そのような恐怖体験を記憶する役 割も扁桃体にはあります。
ストレスは、脳の扁桃体を活性化して不安感を生み、ストレスを感知した視床 ..
危険な状況では扁桃体が活性化して適切な行動を取る必要がありますが、理 由もないのに日常的に扁桃体が活性化していると、理由がないのに不安感が続 いたり、目の前の出来事から逃げ出したりする無気力な行動(うつ様行動)が 現れます。そのような扁桃体の不必要な活性化を内側前頭前野が抑制していま す。
しかし、内側前頭前野の神経細胞の樹状突起が退縮してしまうと、扁桃体を抑 制するはたらきが弱まってしまい、うつ様行動が現れるのでしょう。
すると扁桃体からのメッセージで副腎から多量のストレスホルモンが分泌されます ..
うつ病の患者さんで縮小が見られる内側前頭前野は、扁桃体(へんとうた い)を制御しているといわれています。
【今回のお悩み】
「職場の人間関係に疲れ、強いストレスを感じる日々です。あまり眠れず、入眠しても眠りが浅いような気がします。睡眠とストレスはどんな関係なのか教えてください。また回避する方法はあるのでしょうか?」(Jさん)
マウスのコミュニケーションにおける発声パターンの多様性と扁桃体の寄与 ..
「慢性疲労」を消す技術
発行所 三笠書房
1400円
発行 2020年9月20日
の活性化すれば、脳を「最高の状態」にして、元気になる。
オキシトシンは、癒しや安心感をもたらす脳内物質。メラトニンは、心地よい休息や眠りをもたらす脳内物質。この2つを増やすには、セロトニン神経を活性化させることが鍵となる。
デジタル機器は脳を非常に疲れさせる。ことが明らかになっている。デジタル機器を日中に使い、夜だけ使わないで過ごす。「黄昏時から入眠まではアナログ生活」を提案する。日中はデジタル生活、夜はアナログ生活の「ハイブリッド生活」を現代人はすべきだと考える。
1.朝の目覚めをコントロールしているのは「脳」
人の覚醒をコントロールしている神経が、「脳幹」という進化的に最も古い脳にある、セロトニン神経とノルアドレナリン神経。
この二つは、朝の目覚めとともに活動を開始して、大脳をスッキリとした覚醒状態にシフトさせ、自律神経を「休息の副交感神経」から「活動の交感神経」に切り替え、体温も血圧も上げ、代謝を活発な状態にする。
逆にこの二つの神経が、「脳疲労」によって起床時にちゃんと働かなくなると、朝から疲れを感じ、意欲が湧かず、気分も落ち込み、体も活発に動かない。
①セロトニン神経
脳の神経細胞140億個のうち、数万個がセロトニン神経。僅かな量でも、とてつもなく大きな働きをする。セロトニン神経は、「脳幹」にあり、セロトニンを作り、脳全体に分泌させる。睡眠中には殆ど活動せず、朝の覚醒とともに規則的な行動を始める。
【セロトニン】
脳内の神経物質の一つで、脳を元気にしてくれる。感情や精神面、睡眠など人間の大切な機能を健全な状態にするために重要な役割を果たす。
朝の起床時に、セロトニン神経が正常に活動すれば、スッキリ目覚めて、心がポジティブになる。顔つきや姿勢もシャキッとする。頭や心も、体の働きも活発になる。不定な痛みを抑える。
【セロトニン神経の活性化因子】
太陽光を網膜を介して電気信号(インパルス)として受け取ると、セロトニン神経を活性化させる。電灯は、「照度」が足らないからセロトニン神経の活性化には役に立たない。これまでの研究で、2500~3000ルクス以上の光の刺激が網膜に当たらなければ、セロトニン神経は活性化されないことが分かっている。太陽光は1万ルクス以上の照度があるが、電灯光は通常500ルクス以下しかない。北欧などでは冬に「冬季うつ病」が増える。LED光によるスタンド型の人工照明ではセロトニン分泌が起こる。
リズム運動を司る神経構造は、「脳幹」に存在し、その正中部(縫線核)にセロトニン神経が位置している。②ノルアドレナリン神経
ノルアドレナリン神経は、体の内外から発せられる身体的ストレスによって活性化する。太陽光と運動によって活性化するセロトニン神経とは、まったく異なる。
目覚まし時計などの「聴覚性ストレス刺激」や揺り動かしてもらう「触覚性ストレス刺激」によって脳は覚醒する。
ノルアドレナリン神経は、五感(視覚・聴覚・触覚など)を介してストレス性の刺激が与えられると活性化して、人間の脳の覚醒レベルをさらに高め、集中力や積極性をもたらす。つまり、ストレスに打ち勝つために脳全体に警報を発し、戦闘態勢を整えさせる。
適度なストレスは、人間が活発な日常生活をする上で必要。無意識のうちに、軽めの身体的ストレスを自らに与え、ノルアドレナリン神経を適度に活性化し、頭・心・体をベストコンディションにもっていこうとする。
【ノルアドレナリンが暴走してしまうと】
「ノルアドレナリン神経」の活動が過剰になると、興奮状態になり、になり、筋肉が硬くなり、いわゆるの状態になってしまう。
この状態に抑制をかけられるのは、「セロトニン神経」。暴走を止めて、平常心を取り戻させる。セロトニン神経の働きが「頭の疲れ」「心の疲れ」で弱っていると、ノルアドレナリン神経の暴走を止められなくなる。2.不眠の原因は、脳にある
私たち人間は、睡眠ホルモンし、睡眠への導入と維持に活用している。メラトニンが夕方から就寝までにたっぷりつくられていることが、入眠には絶対条件。そのためには、
メラトニンは、横になって目を閉じると血液に分泌され、全身に「就寝!」の指令を発する。それに呼応して、交感神経から副交感神経に切り替わる。血圧も心拍も呼吸も鎮まり、体温も下がる。①メラトニン
メラトニンは、脳の真ん中に位置する「松果体」で合成・分泌される。メラトニンの材料はセロトニン。松果体には、セロトニン神経のように情報伝達の働きはない。
メラトニンは、太陽光によって見事にコントロールされている。この酵素に、視床下部は、網膜に太陽光が当たっている昼間には抑制をかけ、太陽が沈むと、その抑制が外れてメラトニンの合成・分泌が始まる。
メラトニンの量は、20歳以降、徐々に減少していく。
「昼寝」は太陽が出ている時の仮眠であり、メラトニンが出ていない状態なので、30分ぐらいで起きよう。②「太陽の恵み」を受けずに健康的な生活を送ることはできない
人間は、昼行性動物として進化してきたので、脳も体も、太陽の出ている昼間に活発に行動し、太陽が沈んでいる夜に睡眠をとることによって休息してエネルギーを補給する、という生体リズムを備えた。その同期を司っているのが脳の視床下部。その視交叉上核にあるが、各神経を介して全身の細胞にある時計に「同期してバイオリズムを刻め」と命じている。このバイオリズムは、無意識の自立機能によるものだから、人の意思で変えたり、コントロールしたりすることはできない。夜行性動物に自らの意思で勝手に変えることは不可能。「夜型人間」になれない。③中途覚醒
入眠して90分ぐらいすると、一時的に(5分くらい)脳波が覚醒脳波に切り替わり、血圧や脈の変動が現れ、健常者でも5秒以内の無呼吸が現れ、自律神経が一時的に乱れる。この時は、目を閉じた状態ではあるが、眼球が左右に動く特別な変化(レム睡眠と呼ばれる)が現れる。
人間は睡眠中、90分ぐらいの周期で眠りが浅くなり、レム睡眠時に目覚めてトイレに行くことも珍しくない。3.慢性疲労が消えていく「快眠脳」プログラム
日の出とともに睡眠ホルモン・メラトニンは合成・分泌されなくなり、脳も体も目覚める準備にはいる。メラトニンの分泌が止まると、代わって、ストレスホルモンのが副腎から分泌され、「起床!」の信号が血中に発令され、自律神経は、副交感神経から交感神経に切り替わる準備にはいる。ここで、太陽の光を浴びると、が脳内で合成・分泌される。呼吸・咀嚼・歩行のリズム運動がしっかり行われると、セロトニン神経がさらに活性化されて、頭も体も覚醒状態に切り替わる。
この一連の動きがスムーズに発現しないのが「慢性疲労」の状態。①決まった時間にサッと起きる
日の出とともに、視床下部の主時計は、神経を介して「松果体」のメラトニンの合成・分泌を中止させる。そして、外部からの「覚醒刺激」が加わると、「覚醒中枢」のが活性化されて、大脳が目覚める(目覚めの第一段階)。
横になったまま目を閉じていれば、体は覚醒しない。ここでダラダラしていると、「ストレス中枢」が動き出すので危険。それを避けるために、さっさと寝床を離れて「体」を目覚めさせるべく、次の覚醒行動に移行する。
自然のバイオリズムを自分自身で捻じ曲げている。②起きたらすぐに太陽の光を浴びる
次のステップは、「覚醒中枢」であるを活性化させる(目覚めの第二段階)。一番簡単な活性術が「太陽を浴びる」行動。
「日の出の時刻」が2時間も遅い冬の朝に、文明の産物である「時計」に従わされているから、起きるのがつらくなるのは当然の生理現象。③朝食は必ずとり、しっかり噛む
太陽の光によって「セロトニン神経」活性化のスイッチが入ったら、を行う。
朝食の栄養に気を配る。トリプトファンを多く含む主要な食材としては、がある。日本食は大豆製品が豊富で、豆腐、納豆、味噌、醤油など。乳製品は、洋食の主要食材で、牛乳、バター、チーズ、ヨーグルトなど。
セロトニン合成には、トリプトファンに加え、炭水化物とビタミンB6も必要。トリプトファン、炭水化物、ビタミンB6をバランスよくたくさん含む食べ物は。4.「慢性疲労症候群」
梶本 修身著「すべての疲労は脳が原因」
脳疲労は「大脳」を酷使し続けることによって発生する。大脳は、人の認知機能を担う器官。大脳が酷使されると、興奮状態がずっと続いたままの状態となり、ボーッとして頭がスムーズに働かなくなる。
大脳は「覚醒中枢」と結びついているから、大脳が過度の興奮状態になると、覚醒レベルも上がり、脳がオーバーヒートして、疲労が蓄積し、脳全体を疲弊させていく。①「頭の疲れ」と「心の疲れ」の違い
「脳の疲れ」には、「頭の疲れ」と「心の疲れ」がある。「大脳辺縁系」は、情動の表出や意欲、そして、記憶や自律神経などに関与している。
「心の疲れ」は、様々な心労(精神的ストレス)が積み重なった結果引き起こされるもの。「扁桃体」は、「情動中枢」と呼ばれ不安や怒りを感じた時に活動する。「不安・怒りの神経回路」の中心に扁桃体があって、その回路が疲弊すると、その結果、それが「心の疲れ」。
「不安・怒りの神経回路」は記憶(海馬)とも繋がっていて、ストレス状況から離れても、ちょっとしたきっかけでその時の記憶が思い出され、繰り返し「不安・怒りの神経回路」が刺激され続けてしまう。大変厄介なメカニズムを人間の脳はもっている。②ストレスを“意欲”に切り替える「ドーパミン神経」
脳内の「情動中枢」であるされて、その快をもっと味わいたいという信号を前頭前野に送り、意欲・渇望が生まれる。「快」の判定は、通常、五感を介した身体的感覚によって無意識に行う。しかし、意識的な快の感情を思い描いた時も意欲・渇望は生まれる。
「快」のイメージを抱くと、「不安・怒りの神経回路」の働きが弱まる。ハードワークを他人から強制されれば、「不安・怒りの神経回路」が活性化されるが、自分の意志でポジティブ思考によって行うのであれば、「不安や怒り」は発生しない。
セロトニンは、ノルアドレナリンとドーパミンの2つが不足したり、過剰になったりしないように調整している。③慢性疲労が「うつ」をもたらす
厚生労働省の統計データによると、遺伝的な背景を持つ「躁うつ病」は全く増えていないが、うつ病患者数は、2000年以前には20万人程度であったが、ほんの20年で100万人にまで急増してしまった。デジタル社会の進行と一致する。デジタル依存生活こそ、「慢性疲労」の最大の原因。5.「怒り」が爆発するメカニズム
脳の「不安・怒りの神経回路」が暴走すると、「怒り」が爆発する。ノルアドレナリン神経を通して受けた外部からのストレス刺激により、人の本能を司る回路の一つ、「不安・怒りの神経回路」が無意識に活性化されて、同時に通常は数秒のうちに、信号を送られた
何らかの原因によってこのブレーキが利かなくなると、「不安・怒りの神経回路」が暴走する。
疲れが溜まっている、ストレスが溜まっていると考える。セロトニンの分泌が減少していると理解する。
【「怒り」のコントロール】
・ノルアドレナリン神経の暴走を事前に食い止めること。
日頃からセロトニン神経をしっかり活性化させて「疲れない脳」をつくっておくこと。
・大脳で発生したネガティブな感情を扁桃体の「情動回路」に伝達される前に「言語化」し、大脳内部で処理を終えてしまい、ため込まないようにする。友人や家族に吐き出す、紙に書き出す。言語化する時は、「怒り」をぶちまけるようにせず、理性的な発言をすることが大事。6.「オキシトシン」が心を癒してくれる
オキシトシンは、哺乳類だけが持つ、脳内物質。「心地よいスキンシップ」であるグルーミングによって、オキシトシンの分泌が脳内で増えると、同時に脳内のセロトニン神経も活性化されてセロトニンの分泌も増える。また、オキシトシンが、ストレス中枢に対して直接作用し、コルチゾールの分泌を抑える。
心への作用
・ストレスの減少
・心が落ち着く
・意欲が湧く
体への作用
・疲労回復
・血圧が安定する
・治癒力が高まる
軽症のうつ病には、抗うつ薬を使わない治療法である認知行動療法が効果を 発揮するケースがあります。それは出来事をネガティブに解釈する認知のゆが みを、専門家の指導のもとで修正していく方法です。それにより、内側前頭前 野による扁桃体の制御が回復して、うつ病の症状が改善すると考えられています。
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬は、扁桃体の神経細胞の活動をダイレクトに抑えて ..
毎日の育児や家事、仕事にストレスを感じることはありませんか? 実は「睡眠」をうまくとることも解決策の一つなんです! 睡眠外来を担当する作業療法士の菅原洋平さんにストレスと睡眠の関係を伺いました。
独自の3層構造が特徴。1番上のふんわりとした層が、自分の頭の大きさや重さに合わせて変化するため、オーダーメイドを超えるフィット感を感じることができます。
また、中心部分が1番柔らかく、左右にいくほど弾力が高まっている“9つのグラデーション構造”になっているため、仰向け・横向き・うつ伏せなど、どのような寝方にもフィットします。さらに横幅60cmと幅広設計なので寝返りしやすく、睡眠の質が高まります。
扁桃体は危険やストレスに対していつでも対応できるよう厳戒態勢を取っ ..
睡眠不足の状態は、野生動物でいうところの“捕食されるリスク”が高まっている状態に酷似しています。リスクを感じた脳は敵を察知できるよう、感情を司る扁桃体の働きを活発にして、緊張した状態を作り出します。これと同じような状態が睡眠不足の人にももたらされるため、イライラしやすくなり、普段は聞き流せることなどに対して落ち込んだり、過剰に反応したりしてしまうのです。
さらにラットで、てんかんの扁桃体炎上モデルにおいて、扁桃体の毎日の電気刺激は ..
施術者が扁桃体に届く経絡(ツボ)を指先でトントンと一定の速度で、デコルテから上を刺激していく施術。
その軽快なリズムの刺激がセロトニン神経を活性化させて大脳皮質全体に「アルファ2」と呼ばれる脳波の状態を作り出し、爽やかですっきりした感覚を生み出します。
その状態がリラックスして、幸せな気分をもたらす神経物質のセロトニンの分泌量している状態なのです
扁桃体に投射する経路が発見された。あらためて光の抗うつ効果や認知機能に対する ..
扁桃体のすぐ後ろにある海馬は記憶を司ります。海馬は扁桃体で起こった感情を記憶するため、睡眠不足=警戒と記憶してしまうと、似た状態になる度にストレスが募ってくのです。普段から睡眠不足でも頑張ってその日を乗り切っていると、その状態に慣れてしまって睡眠不足の度合いが分からなくなり、とても危険だといえるでしょう。
睡眠によって静まるべき感情と関連した扁桃体領域、記憶を回想する ..
セロトニンは、脳から分泌される睡眠ホルモンであるメラトニンの原料。メラトニンには、季節のリズム、睡眠・覚醒リズム、ホルモン分泌のリズムといった 概日リズム(サーカディアンリズム)を調整する作用がある。
以前から睡眠時間が短いと糖尿病になりやすいことが知られていたが、最近ではメラトニンが不足すると糖尿病の発症率が高くなるという研究が報告されている。
扁桃体に届く経絡(ツボ)を刺激して「脳疲労」を改善 – 東戸塚ゆ
育児や家事、仕事、夫との関係、周りの人との関係など、ママの周りにはさまざまなストレスがあるでしょう。そんな中、睡眠はストレス解消の手助けとなるようなのです。
メラトニン分泌され睡眠の質が低下、またストレスや不安感が増加しメンタルヘルス ..
「慢性疲労」を消す技術
発行所 三笠書房
1400円
発行 2020年9月20日
の活性化すれば、脳を「最高の状態」にして、元気になる。
オキシトシンは、癒しや安心感をもたらす脳内物質。メラトニンは、心地よい休息や眠りをもたらす脳内物質。この2つを増やすには、セロトニン神経を活性化させることが鍵となる。
デジタル機器は脳を非常に疲れさせる。ことが明らかになっている。デジタル機器を日中に使い、夜だけ使わないで過ごす。「黄昏時から入眠まではアナログ生活」を提案する。日中はデジタル生活、夜はアナログ生活の「ハイブリッド生活」を現代人はすべきだと考える。
1.朝の目覚めをコントロールしているのは「脳」
人の覚醒をコントロールしている神経が、「脳幹」という進化的に最も古い脳にある、セロトニン神経とノルアドレナリン神経。
この二つは、朝の目覚めとともに活動を開始して、大脳をスッキリとした覚醒状態にシフトさせ、自律神経を「休息の副交感神経」から「活動の交感神経」に切り替え、体温も血圧も上げ、代謝を活発な状態にする。
逆にこの二つの神経が、「脳疲労」によって起床時にちゃんと働かなくなると、朝から疲れを感じ、意欲が湧かず、気分も落ち込み、体も活発に動かない。
①セロトニン神経
脳の神経細胞140億個のうち、数万個がセロトニン神経。僅かな量でも、とてつもなく大きな働きをする。セロトニン神経は、「脳幹」にあり、セロトニンを作り、脳全体に分泌させる。睡眠中には殆ど活動せず、朝の覚醒とともに規則的な行動を始める。
【セロトニン】
脳内の神経物質の一つで、脳を元気にしてくれる。感情や精神面、睡眠など人間の大切な機能を健全な状態にするために重要な役割を果たす。
朝の起床時に、セロトニン神経が正常に活動すれば、スッキリ目覚めて、心がポジティブになる。顔つきや姿勢もシャキッとする。頭や心も、体の働きも活発になる。不定な痛みを抑える。
【セロトニン神経の活性化因子】
太陽光を網膜を介して電気信号(インパルス)として受け取ると、セロトニン神経を活性化させる。電灯は、「照度」が足らないからセロトニン神経の活性化には役に立たない。これまでの研究で、2500~3000ルクス以上の光の刺激が網膜に当たらなければ、セロトニン神経は活性化されないことが分かっている。太陽光は1万ルクス以上の照度があるが、電灯光は通常500ルクス以下しかない。北欧などでは冬に「冬季うつ病」が増える。LED光によるスタンド型の人工照明ではセロトニン分泌が起こる。
リズム運動を司る神経構造は、「脳幹」に存在し、その正中部(縫線核)にセロトニン神経が位置している。
精神的ストレスが加わると、大脳辺縁系の「扁桃体」が刺激される。
なんだか体が重い、やる気がでない、イライラするなど脳の疲れが回復されていない方は質の高い睡眠をとれるように、タッピングを受けてください。
870 神経解剖学の見方,考え方 扁桃体 小林 靖,寺田純雄 875 医師のための ..
今回は、東京都千代田区のベスリクリニックで睡眠外来を担当する作業療法士の菅原洋平さんに、ストレスと睡眠との関係や、ストレス解消になる眠り方のコツをママ向けに伺いました。
特に手綱核とのつながりが大切です。 ここから、中脳や扁桃体、視床にも.
ブレインスリープの看板商品『ブレインスリープ ピロー』は、ベストセラー『スタンフォード式 最高の睡眠』の理論を基に、脳と睡眠研究によって開発されました。睡眠の質を左右する「黄金の90分」に注目し、脳を冷やすことで睡眠の質を高める枕です。
扁桃体、視床の腹側核、及び嗅球に高発現している。また、脊髄においては脊髄後角 ..
「幸せホルモン」のセロトニンが不足してしまう背景には、「質の高い睡眠が取れていない」ということがひとつ挙げられます。睡眠というのは、睡眠時間だけで測れるものではなく、しっかり熟睡できて脳が休めている「質の高い睡眠」を安定して取れているかどうかがカギとなってきます。
つまり、慢性的に睡眠不足の方や、時間は長く寝ている(と思っている)けれど熟睡できていない、寝た後に疲れが取れた感じがしないという方は、「質の高い」睡眠が取れておらず、結果としてセロトニンの分泌が正常にできていない可能性があるということなんですね。
以前、についてもお話させていただきましたが、セロトニンという「幸せホルモン」についても、睡眠不足が大きな影響を及ぼすということがわかりましたね。なかなか寝付けない、眠りが浅い、睡眠不足が続いているなどといった、眠りに悩みがあるという方の中には「頭がぼーっとして何もやる気が出ない」「ストレスを感じやすい」「気持ちが不安定になりやすい」などの心当たりがある、という方も多いのではないでしょうか?
また、このセロトニンは女性に比べて男性の方が約50%以上も生成できる力が強いといわれています。つまり、女性の方がセロトニン不足になりやすいということがいえるかもしれませんね。「幸せホルモン」不足にならないためにも、女性にはより一層、質の高い睡眠を取る必要がありそうです◎
このレム睡眠(浅い眠り)のときに、海馬や扁桃体において記憶が整理され、定着していきます。 ..
睡眠時間が短い日が続くと、脳の扁桃体という不安や緊張のセンサーとして機能している部位の活動が活発となり、大脳皮質から扁桃体の活動を調節するバランスも悪くなるということが今年の日本睡眠学会の発表にありました。これは、睡眠不足が続くといらいらしやすくなって感情のコントロールも効きにくくなるということを意味しています。