一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 10mg、20mg、40mg
重度のニキビとは、例えば、結節のようにでこぼこしていたり、赤く炎症をおこしたニキビが集簇している、または永久的な瘢痕のリスクがあるようなニキビで、これまで抗生物質や皮膚科保険診療でのあらゆるざ瘡用外用薬で改善しない場合は、適応である可能性があります。
一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 20mg
また、イソトレチノインは細胞に働きかけて、皮脂腺細胞や表皮細胞を正常化する働きがあります。
にきびはとても身近な皮膚トラブルですが、にきび跡になってしまうと治療が難しくなるので、早めに病院で治療をすることが大切です。
にきびは毛穴の中に皮脂や角質がつまり、つまった毛穴でアクネ菌が炎症を起こして生じます。
当院では毛穴のつまりを改善させるアダパレン(ディフェリン)や過酸化ベンゾイル(デュアック、べピオ)、それらの合剤(エピデュオ)などの外用薬を処方します。炎症がある場合は、加えてアクネ菌や炎症に有効な抗菌薬の外用薬・内服薬を併用する場合もあります。
それ以外の治療の選択肢として、にきびの中にたまっている角質や皮脂、膿などを押し出す面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)や漢方薬、ビタミン剤の内服薬を併用することがあります。
またケミカルピーリングやイソトレチノインの内服治療などの自費治療もあり、症状や患者様のご希望にあわせて治療を提案しております。
一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 10mg、20mg
皮膚表面に赤みやブツブツ、小さな水疱などがみられている状態を湿疹(皮膚炎)といいます。かゆみを我慢できずに爪を立てるなどして掻き壊せば、さらに症状は悪化していきます。
原因は内的要因と外的要因があるとされ、これらが合わさるなどして皮膚の炎症などが起き、湿疹が生じるといわれていますが、原因がはっきりせず、わからないことも多いです。
なお内的要因とは、アトピー素因(アレルギーを生じやすい体質)、皮膚バリア機能の低下、皮脂や発汗の量が減少あるいは過剰な状態にあるなどがあります。また外的要因としては、薬剤、食物、金属、ダニ、ハウスダスト、細菌、真菌などがあります。
湿疹とは皮膚炎が起きる疾患を総称した呼び名で、接触皮膚炎(かぶれ)、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、皮脂欠乏性湿疹などが含まれます。
治療は原因が特定されない場合も含めて患部にステロイド系外用薬の塗布をすることが多いです。原因物質があれば、それを避ける環境づくりにも努めます。また強いかゆみの症状があれば、抗ヒスタミン薬の内服薬を併用することもあります。
イソトレチノインは効果があります。
ニキビは毛穴の詰まりと過剰な皮脂の分泌が原因となって起こるため、その原因を取り除くはたらきがあります。
イソトレチノインには以下のような副作用が見られることがあります。
皮膚表面の一部に何の前触れもなく、赤みのある盛り上がった腫れ(膨疹)が強いかゆみの症状と共に現れます。典型的なじんましんは、皮疹が出ては数時間~24時間以内に跡形もなく消えていくことを繰り返します。
重症の場合は呼吸器症状や消化器症状、血圧の低下などがみられることがあり、その場合は救急要請をすることも検討が必要です。
原因はアレルギー反応をはじめ、物理的な刺激、ストレスや発汗などによって引き起こされることもありますが、7割以上は原因がはっきりしないとされています。
発症から6週間以内であれば「急性じんましん」、6週間以上経過しても皮疹が繰り返されるのであれば「慢性じんましん」とよばれます。
慢性じんましんになると長引くことが多くなるので、早めにしっかり治療をすることが大切です。
治療は抗ヒスタミン薬の内服、症状が激しい場合は他の内服薬も併用することがあります。アレルゲン(アレルギーを引き起こす原因物質)など、原因がはっきりしている場合は除去あるいは避けるなど、環境を整えます。コントロール不良の場合は注射薬などの選択肢もあります。
イソトレチノインは、内服の積算量が120mg/kg以上になると再発予防につながると考えられています。
酒さの治療にイソトレチノインが気になっている方は、ぜひ最後までお読みください。
慢性的(成人6ヶ月以上、乳児2ヶ月以上)にかゆみのある湿疹を繰り返す疾患で、アトピー素因(家族歴や既往歴にアトピー性皮膚炎、気管支喘息やアレルギー性鼻炎・結膜炎などがあること)を伴うことが多いといわれています。
多くは乳幼児期に発症し、早い方では生後2~3ヵ月後には生じるとされています。小児期に治っていくことが多いですが、思春期以降も症状が持続したり、成人になってから発症することもあります。
近年アトピー性皮膚炎の原因として皮膚の保湿因子の遺伝子異常が指摘されており、保湿の重要性が唱えられています。
なお皮膚症状に関しては年齢によって異なります。乳児期の間は顔面や頭部を中心として、多くは赤く湿り気のある湿疹がみられます。幼児期になると顔面や頭部の湿疹は減少し、首周りをはじめ、肘や膝の屈曲部、脇の下などの部位に発症し、カサカサと乾燥した状態(苔癬化)になっています。また思春期や成人でも症状が続く、発症するという場合は、顔面や頸部のほか、上半身を中心に紅斑や色素沈着がみられるようになります。
治療としては保湿、ステロイド外用薬やタクロリムス外用薬、デルゴシチニブ外用薬、ジファミラスト外用薬などの外用療法を主に行います。また、かゆみの症状が強ければ、抗ヒスタミン薬の内服薬を併用します。
このほか、日頃からのスキンケアも大切です。例えば、保湿クリームを塗布して皮膚の乾燥を防ぐ、肌を常に清潔に保つなどの対策は欠かせません。
また、従来の治療ではコントロール不良の中等症以上のアトピー性皮膚炎に対して生物学的製剤やJAK阻害薬などの新しい治療薬も登場しております。
一般的には、かぶれとよばれます。この場合、皮膚に何かしらの物質が触れることで炎症が起きます。症状としては、接触部位に一致して赤みや小さな水疱などの湿疹が生じます。
原因物質によって、毒性により誰にでも生じうる「刺激性接触皮膚炎」と、アレルギー機序により感作された人に生じる「アレルギー性接触皮膚炎」に大きく分けられます。
原因物質は金属製品(ニッケル、クロム、水銀など)や植物、食物、ゴム製品、洗剤、染髪剤、化粧品など多彩です。
かぶれの原因を特定するために、皮膚炎を引き起こしやすいとされる物質や疑わしい物質を含んだパッチを皮膚に貼り付け、炎症の有無を調べるパッチテストを行うこともあります。
治療は原因物質が特定されていれば、かぶれるものには触れない環境づくりが必要です。
かぶれの症状を抑える治療としては、ステロイド系外用薬を使用します。また抗ヒスタミン薬の内服薬などを併用することもあります。
イソトレチノインの効果は高いので、ニキビでお悩みの人にはぜひおすすめです。
難治性ニキビの治療薬として知られているイソトレチノインは、ビタミンAの一種であり以下のような作用があります。
などたくさんの効果が期待できるので1つずつ詳しく解説していきます。
しかし、内服薬であることから、副作用が気になる人もいるのではないでしょうか。
イソトレチノイン20ミリ ¥14,600(1ヶ月) ;アジア人向けの量です
イソトレチノイン40ミリ ¥29,200(1ヶ月) ;重症の方はこの量です。
これは、文献上のイソトレチノインの有効率・改善率と大きく変わりません。
当院の患者に対するイソトレチノイン治療の成績は、改善率は98%以上、再発率*は30%以下です。
イソトレチノインが酒さ(赤ら顔)に効く理由は、主に3つあります。
白癬菌とよばれる真菌(カビの一種)が、足の皮膚に感染することで発症する皮膚症状のことを一般的には水虫とよびます(正式な疾患名は足白癬)。白癬菌は足以外にも、頭部(しらくも)や股部(いんきんたむし)、手、爪、体部、顔面などどこでも感染しますが、全体の半数以上は足白癬です。
感染経路については、白癬菌が皮膚表面に付着して、高温多湿の状態が12~24時間続くと感染するといわれています。
足拭きマットやスリッパの共用、トレーニングジムやサウナ、プールなどは感染しやすい環境です。また足に細かな傷があるなどすれば、通常の半分程度の時間で感染に至るようになるといわれています。
水虫は大きく3つのタイプ(趾間型、小水疱型、角質増殖型)に分類されます。
☑ あらかじめ判明している副作用を理解すれば、怖がるほどの薬ではない
イソトレチノイン内服によりニキビが落ち着くまでにかかる期間は平均3〜6ヶ月ほどですが、重症度や個人差によって異なります。
当院ではニキビ治療については内服を最低でも6ヶ月(〜8ヶ月間)続けることをおすすめしております。
*ニキビ改善後に再発抑制を目指す場合は長期の内服が必要となります。
イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。
(ニキビは皮脂の分泌亢進と毛穴のつまりが原因となるため、この強力な作用により重症ニキビに効果を発揮します)
イソトロイン(イソトレチノイン)はニキビへの治療で用いられる内服薬です。
イソトレチノインは、ビタミンA誘導体を含む飲み薬です。一般的なニキビ治療を年単位で行っても治らないような、重症のニキビの治療に使われることがあるお薬です。
イソトレチノインの他、「ロアキュテイン」「イソトロイン」「アクネトレント」などと呼ばれます。
好転反応とは一般的に、薬を飲み始めてから一時的に症状が悪化することです。イソトレチノインも飲み始めの時期にニキビの悪化がみられるため、好転反応が起きると言われるようになりました。
・イソトレチノイン製剤、トレチノイン製剤、ビタミンAでアレルギーを起こしたことのある方
イソトレチノイン内服治療は、ニキビが完全に消失するまで続ける必要があります。薬に内服に関しては医師の指示にしたがって、正しく服用を行ってください。
イソトレチノインは、以下のようにさまざまな角度からニキビ改善に働きかけます。
イソトレチノインが日本で未認可なのは、ニキビは身体的に不調をきたす病気ではないことから、「疾病の治療目的」というよりは「美容目的」と解されることも多く、特にイソトレチノインのような催奇形性等の重篤な副作用がある薬は、認可されにくくなっていることがその理由です。
イソトレチノインは、どのような機序でニキビを治すのでしょうか?
イソトレチノインは皮脂の分泌を抑制する作用があります。()
ニキビの原因となる皮脂を抑えることによって根本的なニキビ治療に繋がります。
下記に当てはまる方は、イソトレチノインを処方できない可能性があります。
イソトレチノインは顔の重度ニキビや炎症性ニキビだけでなく、頭や背中、おしりなど全身のニキビに対して改善効果が期待できます。皮脂の分泌量が多い頭皮、物理的な刺激が加わりやすい背中やおしりなど、ニキビができやすい箇所も治療できますので、お悩みの方は一度ご相談ください。
イソトレチノインの効果は、1ヶ月目頃から実感するケースが多いです。
・諸外国における安全性などの情報
副作用として流産、胎児催奇形などが報告されています。
・イソトレチノイン製剤、トレチノイン製剤でアレルギーの既往歴がある方
顔に赤みが生じる酒さという疾患の中でも、丘疹膿疱型の酒さに対してイソトレチノインを服用することで効果があるとされてます。また、顔面播種性粟粒性狼瘡(LMDF)に対しても有効です。イソトレチノインが効く理由としては、皮脂分泌量の減少や抗炎症によるものと言われています。
その他の副作用として、以下のような症状が表れる場合があります。
イソトレチノインは皮脂腺を縮小させるので効果があります。
これまで保険治療で改善が見られなかった重度ニキビにも高い治療効果があり、1日1回の内服で十分な効果を期待できます。
イソトレチノインは、特に副作用に注意しながら服用する必要があります。
あくまでも目安になりますが、イソトレチノインの効果が出るタイミングは4ヶ月前後と考えられるでしょう。