イソトレチノインの効果は高いので、ニキビでお悩みの人にはぜひおすすめです。
データベースの中には、2821人のイソトレチノイン使用者が含まれており、結果は、イソトレチノインの使用とうつ病の発症との関連性は認められませんでした6。
イソトレチノインは、毛穴の開きや黒ずみにも効果が期待できます。
中等度のニキビ患者に対して約6ヶ月に渡って20mg/日のイソトレチノイン治療を行った研究では、98.99%の患者が改善し、その中で劇的に改善した患者が98.3%と非常に高い有効率が報告されています 3。
重度のニキビ患者に対して約5ヶ月に渡って1mg/kg/日のイソトレチノイン治療を行った研究では、90%の患者で炎症性ニキビの95%以上の減少が認められました。また、用量依存的に有効率が上昇(つまり、用量が多ければ多いほど有効率が上昇)したことも報告されています 4。
当院では、次のイソトレチノイン内服治療薬を取り扱っています。
イソトレチノインは、ニキビの原因となる過剰な皮脂分泌を抑制し、皮脂腺を退縮させる効果があります。これにより、ニキビの根本的な原因に対処することができます。
治療期間は通常6〜8ヶ月程度ですが、個人差があり、4〜12ヶ月かかる場合もあります。重症のニキビでも、約1年程度の内服を継続することで改善が見られることが多いです。
当院で治療を受けたほとんどの患者が、以前に抗生剤や塗り薬などの皮膚科治療をすでに受けており、改善が認められなかったことを考えると、イソトレチノインの効果は非常に高く、再発率が低い治療と言えます。
イソトレチノインは、重度のニキビ治療に効果的な薬として知られています。
イソトレチノインは、重症のニキビや、他の治療法で効果が見られなかった患者に対して適応されます。
1970年代から利用されており、1982年に初めてアメリカの日本の厚生労働省に相当するFDA(Food and Drug Administration)から重度ニキビへの効果性について承認されております。重度ニキビに効果のある数少ない歴史ある内服薬です。
しかし、この研究は業界主導で行われたことや、皮膚科医が抗うつ薬処方の前にイソトレチノインを中断した可能性などを考慮していないと指摘されています9。
イソトレチノインは皮脂腺の活動を抑えるため、肌が乾燥しやすくなります。
これまでイソトレチノインは重度のニキビでお悩みの患者様に処方されることが多かった治療薬ですが、昨今では中等度のニキビでお悩みの方や、長年に渡り一度治ってはまたできるといった繰り返しのニキビでお悩みの患者様への処方も増えてきています。
この記事では、イソトレチノインが怖いといわれる理由や、実際に危険なのか、どんな人が服用すべきかなどを解説していきます。
期待した効果を実感したため、途中でイソトレチノインを辞めてもいいですか?
重度ニキビ治療薬のイソトレチノインには、患者様によってはやや副作用が出る場合があるため治療にあたってはしなくてはなりません。
当院では以下の流れで治療を行っていきます。
イソトレチノインの治療では血液検査が必要と聞きました。なぜですか?
医師が患部(ニキビ)を診察し、イソトレチノイン適応と判断され治療をご希望の方には、内服前に血液検査を行います。
※3ヶ月以内に他の医療機関で血液検査をされた方は結果をご持参下さい。
※血液検査は自費診察料となり、4,500円(税込)となります。
イソトレチノインは、以下3つの働きからニキビに効果があるとされています。
イソトロイン・ロアキュテイン(イソトレチノイン)は、重度のニキビに対し高い効果を発揮する内服薬です。
アメリカのFDA(米国食品医薬品局)から認可を受けた治療実績の豊富な治療薬で、身体の内側からニキビの炎症を抑え、お肌を整える効果があります。
イソトレチノインを服用中の肌は非常に敏感でデリケートな状態です。
イソトレチノインは基本的に18歳以上であれば使用して問題ありません。諸外国の教科書を見ると、12歳以下は使用禁止とされています。12歳以下が使用すると、骨密度の減少等により骨の成長に悪影響を与える可能性があるのです。 安全のため、13歳〜18歳は小児科医と相談しつつ慎重に使うことが推奨されていますが、日本のスタンダードでは18 歳以上は使用OK、16歳程度からは状況次第で要検討、という使い方が多い印象です。
イソトレチノイン治療を始める前に知っておきたいことをお話します。
にきびにはさまざまな種類があり、治療方法も異なります。
また患者さんの肌に、複数のタイプのにきびが発生している場合が多いです。
特に、赤く炎症を起こして悪化しているにきびは治すことが難しいといわれています。
今回は、にきびの種類や悪化する原因と予防法、イソトレチノインによる治療についてご説明します。
好転反応は、イソトレチノインが皮膚のターンオーバーを促進することによって、
ニキビはアクネ菌に対抗しようと過剰に免疫反応がはたらくことで炎症が起こっている場合があります。
イソトレチノインにはそのする効果があります。
イソトレチノインの効果を高めるため、保湿ケアを徹底しましょう。
イソトロイン・ロアキュテイン(イソトレチノイン)は、高い殺菌・抗菌作用があり、炎症ニキビの悪化・再発を予防します。
内服薬でありながら、重度な炎症ニキビにも高い効果を発揮するという特徴があります。
イソトレチノインを服用すると精神疾患を引き起こす可能性があります。
1日20mgの内服で効果がみられることが多いですが、治りが悪い場合や早めの改善を希望される場合には1日30〜40mgに増量します。
イソトレチノインの内服によって生じる乾燥症状が強い場合、20mgカプセルを2日に1回の内服に減量することもあります。
イソトレチノインは脂溶性で食後に内服することで吸収されますので食後(食直後)に内服してください。
下記のような対策により、イソトレチノインの効果を最大限に高めましょう。
ニキビの原因菌であるアクネ菌は、皮脂をエサとして増殖します。
イソトロイン・ロアキュテイン(イソトレチノイン)は、皮脂腺を縮小する作用があり、お肌の皮脂量を抑えることでニキビの発症を防ぎます。
イソトレチノインを服用すると一時的にニキビが悪化する可能性があります。
いくつかの前向き研究がありますが、ほとんどのものがイソトレチノインとうつ、自殺との関連性を示していません。
飲むニキビ薬「イソトレチノイン」は怖い?副作用や服用時の注意点
中等度~重度のニキビ患者132人に、イソトレチノイン治療と保存療法を行い比較したところ、抑うつ症状の発生率に違いはありませんでした11。
イソトレチノインは本当に効果があるの?医師が徹底解説 | 美容コラム
保険適用にあるお薬でも効果的なお薬がありますので、まずはそれらのお薬を使用することから始めます。これらのお薬でも改善が乏しい場合や、お薬が合わない場合、にきび痕などに対しては、保険適用外のケミカルピーリングやビタミンA誘導体のトレチノイン(外用剤)やイソトレチノイン(内服薬)を、毛細血管拡張を伴うニキビ跡にはIPL光治療を、陥凹性の瘢痕が目立つ方にはピコフラクショナルをご提案します。
重症ニキビに使用されるイソトレチノイン(アクネトレント)の効果は?
イソトレチノインの服用には、まれに精神症状の副作用が報告されています。
イソトレチノインの副作用には乾燥や皮むけ、唇のひび割れ、脱毛、むくみなどがあり、使用開始から1~2週間で現れることが多いです。
イソトレチノイン治療の流れがわかり、少しは不安が解消できたのではないでしょうか?
【ニキビ/毛穴】第1回イソトレチノイン服用の疑問にお答えします
今回の記事では、イソトレチノインの効果が現れるまでの期間や治療の流れ、効果を高めるための工夫を解説しました。
原因です。 炎症が進む・自分でつぶす等の行為で悪化し、最終的にはニキビ跡となってしまいます。 治療について
イソトレチノインの効果は服用をやめた後も一定期間持続する場合が多いですが、長期的な効果の持続には個人差があります。再発リスクもあるので、治療後もスキンケアや生活習慣の改善が大切です。