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骨髄抑制は、骨髄という、血液細胞をつくる組織の働きが、抗がん剤の作用により抑制されることです。赤血球が抑制され減少すると貧血が、血小板が減少すると出血が起こりやすくなります。また、白血球(好中球)が減少すると感染症にかかりやすくなります。特に白血球の減少による感染症は重症になることもあるため、感染予防が大切です。


肺癌化学療法におけるデキサメタゾン 8 mg と 16 mg の急性及び

悪心・嘔吐は、副作用があらわれる時期で急性、遅発性、予期性の3つにわけられます。急性は、抗がん剤投与後の数時間以内に起こり、24時間以内に落ち着きます。遅発性は、24時間以降から、2~7日間続きます。予期性は、前回起こった副作用の経験から不安が生じることで起こるものです。

化学療法の副作用で起こる下痢には、早発性と遅発性の2つのタイプがあります。早発性は、治療当日に起こることが多く、副交感神経が刺激され腸の活動が活発になるために起こります。遅発性は、薬により腸粘膜がダメージを受けることで、治療後数日たってから起こります。下痢を繰り返すと脱水やミネラルバランスの異常を起こし、循環不全の原因になることもあります。整腸薬や止瀉薬などの薬で対処が行われます。

①デキサメタゾン3.3mg+グラニセトロン3mg 30分(点滴静注)

悪心(吐き気)や嘔吐は、といわれる吐き気を止める薬で予防が可能です。症状が長く続く場合は、水分や栄養の補給が必要になるため、医師、看護師、薬剤師に相談しましょう。

肺がんの化学療法で使われる薬には、殺細胞性抗がん剤(抗がん剤)、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬の3タイプがあります。それぞれの薬は作用機序が異なるため、副作用も異なるものがあります。化学療法の副作用対策は、それぞれの症状に対してありますので、症状が出たり異変を感じたりした場合には、がまんせず医師や看護師に伝えることが大切です。薬の減量や休薬をすることなく計画通りに治療を行い、治療効果を得るためにも、副作用をうまくコントロールすることが大切です。

→ パロノセトロン(5-HT3拮抗剤)、デキサメタゾン(ステロイド剤).

以上より,EGFR-TKI未治療のT790M変異陽性例に対しては,オシメルチニブ単剤療法が勧められる。エビデンスの強さはD,また総合的評価では行うよう弱く推奨(2で推奨)できると判断した。下記に,推奨度決定のために行われた投票結果を記載する。

殺細胞性抗がん剤の中には、がん細胞の特徴としても当てはまる「細胞分裂が活発な細胞」にダメージを与える薬があります。毛根も細胞分裂が活発なため、ダメージを受けて脱毛が起こります。脱毛は、頭髪だけではなく、眉毛、まつげなど全身の毛根に起こります。脱毛は、見た目が大きく変わるため、身体的なダメージよりもへの影響が大きくなります。頭髪はカツラ(ウィッグ)や帽子などで、眉毛やまつげなどはメイクでカバーする方法があります。脱毛は、抗がん剤の開始後2~3週間で起こり始めますが、治療が終了すれば、3~6か月でまた毛が生え始めます。

[PDF] 副腎皮質ホルモン剤 デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液

出典:日本肺癌学会.肺癌診療ガイドライン―悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む―2023年版.II.非小細胞肺癌(NSCLC).Ⅳ期非小細胞肺癌レジメンより作成

出典:日本肺癌学会.肺癌診療ガイドライン―悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む―2023年版.II.非小細胞肺癌(NSCLC).Ⅳ期非小細胞肺癌レジメンより作成


・出来れば、皮疹予防のためにデキサメタゾン8mgを投与前日、当日、翌日に経口又は注射にて投与するのが望ましい

出典:日本肺癌学会.肺癌診療ガイドライン―悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む―2023年版.II.非小細胞肺癌(NSCLC).Ⅳ期非小細胞肺癌レジメンより作成

要望の多い下記患者様指導用資材をご請求いただけます。 ニトロペン舌下錠0.3mgを使用される方へ; デキサメタゾン ..

出典:日本肺癌学会.肺癌診療ガイドライン―悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む―2023年版.II.非小細胞肺癌(NSCLC).Ⅳ期非小細胞肺癌レジメンより作成

分析より性別 (P=0.007)と制吐剤のデキサメタゾン(DEX)(P=0.022)が抽 ..

出典:日本肺癌学会.肺癌診療ガイドライン―悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む―2023年版.II.非小細胞肺癌(NSCLC).Ⅳ期非小細胞肺癌レジメンより作成

Day 2,3)抗がん剤:エトポシド 180 mg,支持療法:デキサメタゾン注 6.6 mg.

出典:日本肺癌学会.肺癌診療ガイドライン―悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む―2023年版.II.非小細胞肺癌(NSCLC).Ⅳ期非小細胞肺癌レジメンより作成

再発難治性多発性骨髄腫に対するベランタマブ マホドチン+ボルテゾミブ+デキサメタゾン、全生存期間を有意に改善 ..

以上より,一次治療EGFR-TKI耐性または増悪後のT790M変異陽性例に対しては,オシメルチニブ単剤療法が勧められる。エビデンスの強さはB,また総合的評価では行うよう強く推奨(1で推奨)できると判断した。下記に,推奨度決定のために行われた投票結果を記載する。

[PDF] パロノセトロンおよびデキサメタゾンの 制吐療法を受

出典:日本肺癌学会.肺癌診療ガイドライン―悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む―2023年版.II.非小細胞肺癌(NSCLC).Ⅳ期非小細胞肺癌レジメンより作成

Shinkaiらは、肺癌患者に対する抗悪性腫瘍薬投与に伴う悪心・嘔吐に対して、デキサメ

以上より,エクソン20の挿入変異陽性例に対しては,一次治療でEGFR-TKI療法は勧められない。エビデンスの強さはC,また総合的評価では行わないよう強く推奨(1で推奨)できると判断した。下記に,推奨度決定のために行われた投票結果を記載する。

・ 肺がん治療には、エルトチニブ、ゲフィチニブが用いられています。 Page ..

薬剤の催吐性リスク分類は単剤での評価が基本であるが,同一薬剤であっても投与量,投与法によって異なり,さらに近年ではいずれの悪性腫瘍においても多剤併用療法が主流となっているため,催吐性リスクが過小評価とならないよう細心の注意を払うべきである。この点に関して,アントラサイクリンとシクロホスファミドの併用療法について,それぞれ単剤(シクロホスファミド≦1,500 mg/m2)では中等度リスクに分類されるが,NCCN ガイドライン2017 では高度リスク群として明記され,MASCC/ESMO ガイドライン2016 およびASCO ガイドライン2017 においても嘔吐頻度が高いことが示されている〔→参照〕。さらに,抗がん薬を複数日にわたって施行するレジメンの場合,薬剤の投与順序に応じて急性嘔吐と遅発性嘔吐が重複する場合もあり,より綿密な治療計画が望まれる。その一例としてリンパ腫におけるESHAP 療法では,1 日目から4 日目は中等度リスクとして対処し,高用量シタラビンが投与される5 日目以降は高度リスクとして対処する。

デキサメタゾンの確実な前投薬で十分な予防効果【肺癌学会2010】

デキサメタゾン3.3~6.6 mg 静注(4~8 mg 経口)単剤投与か,状況に応じてプロクロルペラジンもしくはメトクロプラミドも使用する。さらにロラゼパムやH2受容体拮抗薬あるいはプロトンポンプ阻害薬の併用も検討される(→参照)。

・非小細胞肺がん(非扁平上皮がん) StageⅢB および StageⅣの一次治療

間質性肺炎は、一般的な肺炎と異なり肺を形作る間質を中心に炎症が起こる病気です。肺がんの化学療法による副作用として起こる可能性があり、重症化すると命にも関わります。間質性肺炎は、肺の広い範囲で起こり、息切れや咳などの症状があらわれます。階段の上り下りやちょっとした運動でも息切れをする、乾いた咳が続く、発熱、などの症状があれば、すぐに医師や看護師に伝えましょう。

肺がんは、気管支(肺門部)や肺胞(肺野部)の細胞が、がん細胞に ..

なおホスアプレピタントの海外第III相ランダム化比較試験として,中等度リスクの制吐薬治療における5-HT3 受容体拮抗薬とデキサメタゾン併用に対するホスアプレピタントの上乗せ効果が報告されている

AMRを使うのはどんな患者さん? • 再発⼩細胞肺がんに対して投与されることが多い

基本的に5-HT3受容体拮抗薬とデキサメタゾン6.6~9.9 mg を静注(8~12 mg を経口)の2 剤併用とするが,一部の抗がん薬(カルボプラチン,イホスファミド,イリノテカン,メトトレキサート等)を投与する場合にはアプレピタント125 mg 経口投与もしくはホスアプレピタント150 mg 静脈内投与の併用が推奨され,その際にはデキサメタゾンを減量(静注: 3.3~4.95 mg,経口: 4~6 mg)する(→参照)。また,わが国では400 例を超えるオキサリプラチン投与患者に対する第III相ランダム化比較試験が行われ,5-HT3受容体拮抗薬とデキサメタゾン併用下において,アプレピタント/ホスアプレピタント群がコントロール群より全治療期間,特に遅発期の悪心・嘔吐の制御に優れることが示された

アテゾリズマブ併用 (非扁平上皮癌のみ), CBDCA, (AUC=6),day 1, 3週毎

出典:日本肺癌学会.肺癌診療ガイドライン―悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む―2023年版.II.非小細胞肺癌(NSCLC).Ⅳ期非小細胞肺癌より作成

• パクリタキセル投与30分前にデキサメタゾン、クロルフェニラミン、ファモ

※EGFR遺伝子変異陽性例を含む試験が実施されたのは現時点でアテゾリズマブを併用した試験のみである。

非小細胞肺がん:CDDP+PEM+ペムブロリズマブ療法|レジメン紹介

NCCN ガイドライン 2015 では,アプレピタントの代わりに多受容体作用抗精神病薬(MARTA)であるオランザピンをパロノセトロンとデキサメタゾンと3 剤併用で用いるオプションが示された。さらに同2017では,新たにアプレピタント(またはホスアプレピタント),パロノセトロン,デキサメタゾンの3剤併用にオランザピンを加えるレジメンも提示された。これらは,シスプラチンとAC療法を含む高度リスク抗がん薬投与に際し,オランザピンが,パロノセトロンとデキサメタゾン併用下においてアプレピタントと同等であることが示された第Ⅲ相ランダム化比較試験や,アプレピタント(またはホスアプレピタント),パロノセトロン,デキサメタゾンの3剤併用にオランザピンを加える有用性が示された第III相ランダム化比較試験の結果を受けている。ASCO ガイドライン2017 でもオランザピンを加えた4剤併用が推奨療法として追加された。オランザピンはわが国でも複数の臨床試験が行われた。オランザピンは公知申請により2017 年6 月から,他の制吐薬との併用において成人では5㎎ を1 日1 回経口投与(患者状態により最大1日10㎎ まで増量可能),最大6 日間を目安として先発品と一部の後発品で保険下にて使用が可能となった。本邦における推奨用量,使用方法については未だ検証段階であるため,適切な患者に慎重に投与することが望まれる。慎重投与すべき患者としては,糖尿病患者ならびに高血糖あるいは肥満等の糖尿病の危険因子を有する患者であり,使用に際しては副作用の傾眠や血糖上昇に十分注意する。高齢者への投与も慎重に行うべきである。作用点が重複するドパミンD2 受容体拮抗薬ドンペリドン,メトクロプラミド,ハロペリドール,リスペリドンなどとの併用は勧められず,また,睡眠薬との併用には注意を要する。投与量に関してはランダム化第Ⅱ 相試験ではあるが,高度リスク抗がん薬投与に対し3剤併用に加えたオランザピン5 ㎎ と10 ㎎では遅発期の悪心・嘔吐の制御において同等であったとの報告もある