アレグラなど人気の高い薬でも、人によっては効かない場合があるかもしれません。


軽症から中等症、重症まで治療は各段階で異なる


——新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)の検査で陽性の場合、重症度によって、どのような薬が有効なのでしょうか。

基本的にはコロナの陽性者であっても、症状が軽い人に関しては薬を飲まなくても治る人がほとんどです。症状によっては、咳止めや解熱剤などの対症療法の市販薬を使っていただくことも一つです。注意点としては、もともと治療している病気がある人は飲み合わせの問題があるので、市販薬であっても医師や薬剤師に相談をしてください。
ただし、軽症者のなかにも次のような重症化リスクのある人たちもいます。
高齢者╱持病がある(糖尿病など)╱免疫不全を引き起こす薬を服用している╱肥満╱妊婦——などです。こうしたリスクのある人たちには中和抗体薬が適用されます。中和抗体薬は、発症から時間が経っていない軽症例であればウイルスの減少や重症化を防ぐ効果が期待されています。


——中等症から重症と言われるのは、どの程度の症状がある人たちを指すのでしょうか。

中等症以上のコロナの重症度は、中等症Ⅰ、中等症Ⅱ、重症に分類されます。
中等症Ⅰは、呼吸困難、肺炎がある人で、酸素投与を行う程度までには至らない人などを指します。
中等症Ⅱは、いわゆる肺炎でも酸素投与が必要な人です。もともと病気で酸素を吸っている人は、症状が出たり陽性になったらすぐに中等症Ⅱになるのではなく、通常使っている酸素の量よりもさらに必要になると中等症Ⅱになります。
重症は、いわゆる人工呼吸器や集中治療室に入るような人を指します。


市販薬と処方薬では成分の種類が違うため、症状の種類や持続期間によって最適なほうを選ぶことが大切です。 市販薬が効かないのはなぜか ..

ステロイド配合のものを避けたいとお考えなら、抗アレルギータイプがおすすめです。くしゃみ・鼻水といったアレルギー由来の花粉症症状を抑えられます。ただし、ステロイド薬のように、鼻詰まりの解消には効果を感じられませんのでご注意ください。

処方薬のアレグラに含まれている有効成分は、フェキソフェナジン塩酸塩です。第2世代の抗ヒスタミン薬であり、鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状を引き起こすヒスタミンの働きを抑制します。

AG 56錠(大容量4週間分)花粉症薬 鼻炎薬 アレグラのジェネリックと同じ有効成分の市販薬

抗アレルギー薬による眠気が気になる方にとてもオススメです。
効果もしっかり期待できます。
空腹時(食事のおよそ1時間前または食後2時間以上あと)に服用しなければならないのは1つのデメリットでしょう。
食事の影響を受け、お腹がいっぱいの時に飲むと効果が下がってしまいます。
1日1回飲めば良いため、寝る前に服用する方も多い印象です。
ジェネリックや市販薬はなく、医療機関で処方してもらう必要があります。

当記事は、アレルギー性鼻炎や花粉症に対する症状抑制効果が認められている市販薬の特集です。日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会が制定した「鼻アレルギー診療ガイドライン」 に準拠しています。

遊離抑制薬:アレルギー発症に関係があるヒスタミンの働きを弱める。効き目はやや遅い。 2.症状別市販薬の紹介

「薬が効かない・効き目が不十分」とおっしゃる患者さんの話をよく聞くと、たいていの方は、薬を適切に処方されていない、あるいは薬を適切に使えていません。両方に当てはまる患者さんもかなりいます。

<1日2回服用>
●アレグラ60㎎(フェキソフェナジン)
●ディレグラ配合錠(フェキソフェナジン・プソイドエフェドリン) 鼻閉に効果あり ただし、1回2錠1日4錠

アレグラの代わりになる市販薬・処方薬は? | お薬専門通販のミナカラ

1年前との大きな違いは治療や治療薬があること


——どのような薬が、コロナの治療で使用されていますか。

軽症から中等症Ⅰの人で、重症化リスクのある人は、7月に特例承認された中和抗体薬ロナプリーブの適応となります。この薬剤は1回の点滴投与を行う薬剤で、発症早期に使用することが望ましいとされています。中等症Ⅰであれば、昨年5月に特例承認された抗ウイルス薬レムデシビルも適応となります。レムデシビルは点滴で1日1回で5日から10日間投与します。
中等症Ⅱや重症になると、中和抗体薬は適応からはずれます。レムデシビルは適応であり、さらに免疫を抑える薬であるデキサメタゾンといったステロイド薬や、関節リウマチで使用されているオルミエントも適応になります。デキサメタゾンは飲み薬も点滴もありますし、オルミエントは飲み薬になります。
中等症Ⅱや重症では、酸素投与が必要な状態ですので、酸素投与や重症度によってはネーザルハイフローといった高流量酸素投与や人工呼吸器による管理を行うとともに、レムデシビルや免疫を抑制するステロイドやバリシチニブを併用することもあります。


——コロナが流行しているなかで、治療薬も徐々に増えてきていますが、安全性や有効性はいかがでしょうか。

現在使用されているいずれの薬剤も、コロナが発生した当時は存在しなかった、または有効性がわからなかったもの。1年数カ月が経過するなかで、世界的に十分に治験が行われ、有効性が示されたものが出てきているというのは、非常に重要なことです。ワクチンもあり、治療という面での対応ができるようになってきているのは、1年前との大きな違いだと思います。
最初は、既存のほかの病気のためにつくられた薬がコロナにも有効ではないかという視点で開発が進められていきました。同時に、コロナのための治療薬の開発も進められてきました。さらに、治験で統計的に優劣をつけたうえで薬事承認されています。
これだけの治療薬が短い期間で有効性を示し承認されているのは、製薬会社や協力してくれている医療機関の方々、参加された患者さんの支援があったからこそです。
現在、ほかにも治療薬の開発が進められています。有効性が治験で示され、いずれ承認されて使用できるようになれば、治療の選択肢もさらに増えていくことが期待されます。

花粉症による目のかゆみやまぶたの腫れ、涙目・充血などでお困りならば点眼薬を選びましょう。

目の諸症状が強くてお困りなら、目のアレルギー症状を抑える抗ヒスタミン配合のものや遊離抑制薬がおすすめです。涙目・充血などでお困りであれば、抗炎症成分入りの目薬も効果的です。

また、コンタクトを使用している人は、必ず防腐剤が入っていないものを選んでください。防腐剤が入っている点眼薬を、コンタクトをつけたまま使用すると、角膜障害を起こす恐れがあるためです。


市販薬でもアレグラ、クラニチンなどは眠気がでにくいお薬となっていますが ..

このコラムでは、医療機関で処方する薬から市販薬まで、花粉症に効果的な薬を一覧でご紹介します。
症状やケースに合った薬を選んで、快適な春を迎えましょう!

ビラノアは眠気が少ない薬の中では、効果が強い薬です。 抗 ..

花粉症の治療薬は、なるべく早く症状を緩和するということを目的に作られています。特に、抗ヒスタミン剤は、飲んで数時間で効果が出てきます。効果が出るのに時間がかかるといわれている抗ロイコトリエン薬でも、数日で効果が出ます。したがって、1週間くらい飲んでも、あまり症状が変わらないという場合には、そのお薬が合っていないと考えるべきです。花粉症の治療の選択肢は沢山ありますので、効かない場合は、治療法を変えるべきです。

【2025春】花粉症対策のクスリ。目と鼻に効く処方薬・市販薬一覧

のどが痛い、せきがでる、熱も高くなってきた……。これらの症状は、風邪でも、インフルエンザでもみられます。しかしながら、市販の風邪薬は、インフルエンザの際に服用しても効果は期待できません。なぜなら、インフルエンザを治すには、体内のインフルエンザウイルスを不活化しなければならず、その効能は抗ウイルス薬でなくては得られないからです。しかも、風邪薬の種類によっては、思いもよらぬ重篤な事態を招くことがあるため注意が必要です。そこで今回は、インフルエンザの際に市販薬を服用することの危険性と、安全に使うためのポイントを紹介します。

市販薬で花粉症を治すときに、知っておきたいこと | 医師ブログ

一方で処方薬の場合、症状の原因をピンポイントに特定し、確実に治療したり、緩和したりする目的があります。最短距離で望ましい効果が得られるよう、成分の種類や含有量が調整されており、基本的に1つの薬には、1つの薬効成分が含まれているのが一般的です。

当院ではまずは1〜2週間ほど使ってみてあまり効果を感じない、効果はあるんだけど眠い、という場合には別の薬へ変更します。 ..

抗ヒスタミン薬にどのような効き目があるのかというと、1つは鼻炎に有効です。この「鼻炎」というのは、花粉症を含むアレルギー性鼻炎ももちろん含みますし、アレルギーが関与しないタイプの鼻炎も含みます。また、風邪を引いたときには鼻粘膜に炎症がおこりその結果鼻水が出ますが、これも「鼻炎」のひとつです。ですから、市販の風邪薬(総合感冒薬)には抗ヒスタミン薬が入っています。市販の風邪薬で眠くなるのは(古いタイプの)抗ヒスタミン薬のせいなのです。ということは、風邪をひいて鼻水を止めたい、だけど眠くなるのはイヤ、という人はアレジオン10やアレグラFXを使えば眠くならずに鼻水を止めることが期待できます。(ただし実際には、風邪ではこれらの薬は販売できないことになっています)

眠気が少なく、一番オーソドックスな内服薬と言えます。 · ビラノア

花粉症により喉がイガイガする、痛みがあり咳が出るといった症状がある場合は、スプレー薬や咳止めを選んでみましょう。抗ヒスタミン配合の咳止めを使用すれば、咳を抑えられて喉の痛みも軽減できます。

スプレータイプの花粉症の市販薬は、患部に直接作用できるため、喉の腫れ・痛みを取りやすいです。イガイガする喉の不快な症状の場合は、プロポリス配合のスプレーも良いかもしれません。

神経伝達物質ヒスタミンの働きを抑えることでアレルギー反応 ..

花粉症の鼻症状には、内服の抗ヒスタミン薬よりもステロイド点鼻薬の効果が高い
点鼻薬を「症状がひどくなってから、いざという時になってから使うもの」と誤解している人も多い
吸入薬と同様、点鼻薬でも薬剤師が適正使用に関わることで、その有用性を十分に引き出せる

違うのは薬名だけです。(ただし、AGがないジェネリックもあります)

ごく軽症であれば、市販薬でも症状を抑えられます。抗ヒスタミン薬成分であるエピナスチン塩酸塩は「アレジオン」、フェキソフェナジン塩酸塩は「アレグラ」という商品名で、医療機関で処方されていましたが、医療用から一般用に切り替わりました。つまり、薬局・ドラッグストアでも購入できるようになりました。

ない、というのはすこしだけ、違うような気もします。 ものすごく ..

以下に示すのは、「鼻アレルギー診療ガイドライン」に記載されている「重症度に応じた花粉症に対する治療法の選択」の表です。花粉症は花粉に対するアレルギー性鼻炎ですので、他のアレルギーに対する鼻炎でも治療方針はおおむね同じです。医師は、この表やそれぞれの薬の効果副作用を参考に、患者さんに対する治療薬を処方しています。

【2025年最新版】抗ヒスタミン薬の強さランキング一覧 | 健康コラム

「花粉症はアレルギー性鼻炎」なので、花粉症の治療は、基本的にアレルギー性鼻炎の治療と同じです。抗アレルギー薬による内服治療とステロイド鼻噴霧型スプレーによる治療が行われます。
多くの方は、毎年これらのお薬と点鼻スプレーによる治療で花粉症をなんとか乗り切ることができます。(花粉症-その1-)
しかし時々、お薬のまったく効かない方、効きがわるい方、以前は効いていた薬がだんだん効かなくなってきたという方がいます。
同じ花粉の飛散を受けているのに、どうしてこんなに違うのでしょうか?
その原因はいくつかありますが、一つは、「通年性のアレルギー性鼻炎」があるかどうかです。

クラリチンEXやアレグラFXなどの眠気が出にくい抗ヒスタミン薬も ..

薬には化学式があるのですが、化学式の似たもので分けることができます。医師は患者さんから薬の効かない、眠気など副作用がでる、と言われた場合には化学式が似たものではなく、別の化学式の構造の薬を選択して使う必要があります。

これにより原因となる虫を推定し、似た別の疾患との区別をします。 ..

例えば、花粉症で病院やクリニックを受診すると「鼻づまりを抑える薬」や「喉の痛みを抑える薬」など、別々の薬が処方されることがあります。薬ごとに薬効成分が異なるためで、いくつかの薬を組み合わせることによって複数の症状に対処できるよう計算されているのです。

薬 · 久光製薬 · アレグラFX 14… アレグラFX 14錠の価格推移グラフ

こちらのページでは、花粉症やほかのアレルギー症状(鼻水・くしゃみ、じんましん、皮膚・お肌のかゆみなど)にお悩みの方向けに、医師が抗アレルギー薬についてわかりやすく説明します。
抗アレルギー薬は多くの人に飲まれており、いまや市販で買うことができます。
そんな中、病院でしかもらえない抗アレルギー薬があります。
それは比較的新しく改良がすすんだ薬という捉え方もできるでしょう。
後発品(ジェネリック)がなく価格は高くなるため、バランスをみながら選んでみてはいかがでしょうか。

120 セルフ・メディケーションのすすめ~抗ヒスタミン薬~ 2013/1/21

風邪とインフルエンザは、原因となるウイルスが異なるため、まったく別の病気です。しかしながら、風邪もインフルエンザも寒い季節にかかりやすく、症状も似ている部分が多いことから、どちらの病気にかかっているのかを自分で判断するのは難しいです。一般的にインフルエンザの方が症状は重いといわれており、免疫力が低下していたり、持病を持っていたりする人がかかった場合は重篤化の恐れがあるため、より注意が必要です。重篤化を防ぐためには、早期に適切な治療を行うことが大切。インフルエンザにかかったことにいち早く気が付くためにも、風邪とインフルエンザの違いについてポイントを押さえおきましょう。