アモキシシリンカプセル(250mg). 作用・薬効. 細菌感染を治療する薬です。 用法・用量.
ガイドラインp55では、
「」
と記載があります。
なお高リスク心疾患患者は
1)人工弁術後
2)IE の既往
3)姑息的吻合術や人工血管使用例を含む未修復チアノーゼ型先天性心疾患
4)手術,カテーテルを問わず人工材料を用いて修復した先天性心疾患で修復後6ヵ月以内
5)パッチ,人工材料を用いて修復したが,修復部分に遺残病変を伴う場合
6)大動脈縮窄
を含みます。
歯科医師から高用量のサワシリン処方はなぜ? 疾患名:感染性心内膜炎の予防(適応外使用)
1)人工弁術後
2)IEの既往
3)姑息的吻合術や人工血管使用例を含む未修復チアノーゼ型先天性心疾患
4)手術、カテーテルを問わず人工材料を用いて修復した先天性心疾患で修復
後 6ヵ月以内
5)パッチ、人工材料を用いて修復したが、修復部分に遺残病変を伴う場合
6)大動脈縮窄を含む
アモキシシリンが歯科でよく処方される例としては
サワシリン錠250mg 1回1錠 1日3回毎食後 3日分(または5日分)
などです。
体重 40kg 以下の小児(概ね 12 歳以下)には、体重 1kg 当たり AMPC 1 日 50mg
今回は、歯科でアモキシシリン(先:サワシリン)が大量で処方された例についてです。
が、ガイドラインp55,p66に記載があったのでまとめました。
※1:または、体重あたり30mg/kg
※2:なんらかの理由でアモキシシリン2gから減量する場合は、初回投与5~6時間後にアモキシリン500mgの追加投与を考慮する。
(1 日用量 2000mg を上限とする)を 2 回に分けて(12 時間おきに投与)7 日間
アモキシシリンを増やす目的でオーグメンチンを増量すると、クラブラン酸の量も増え、下痢や吐き気などの消化器症状の副作用がでやすくなる可能性があります。
オーグメンチンはアモキシシリンとクラブラン酸のが2対1で配合されていますが、海外と比較するとクラブラン酸の割合が多いといわれています。
抜歯後による菌血症の発症率は抗菌薬の投与によって減少するので、必要があれば抗菌薬が予防投与として処方される。
患者に対しては、アモキシシリン500mg経口投与を提唱している
【書籍】
■羊土社
薬の比較と使い分け100(2017年)
OTC医薬品の比較と使い分け(2019年)
ドラッグストアで買えるあなたに合った薬の選び方を頼れる薬剤師が教えます(2022年)
■日経メディカル開発
薬剤師のための医療情報検索テクニック(2019年)
■金芳堂
医学論文の活かし方(2020年)
服薬指導がちょっとだけ上手になる本(2024年)
つまり、アモキシシリンの通常量(1日750〜1000mg)の2倍という高用量となっています。
具体的には、アモキシシリン水和物(AMPC)とβラクタマーゼ阻害薬 ..
「アモキシシリン」と「クラブラン酸」の配合剤である『オーグメンチン』や『クラバモックス』は、歯科領域でも使うことができるようになりました7)。
ガイドラインでの推奨量は、AMPCまたはABPCとして1500~2000mg/日に相当する。
『オーグメンチン』と同じ「アモキシシリン」と「クラブラン酸」の配合薬には、があります。この『クラバモックス』は、『オーグメンチン』と異なり14:1の配合比率になっています5)。
○まぁ、それでもセフポドキシムのジェネリックよりは高くなるのですが… Page 22
7) 社会保険診療報酬支払基金 審査情報提供事例(薬剤)319:歯科薬物療法 →
[PDF] ペニシリン系抗生物質製剤 アモキシシリン水和物散
1. 「アモキシシリン」を高用量で使うため、『オーグメンチン』と『サワシリン』を併用することがある
2. 単純に『オーグメンチン』を増やすと、「クラブラン酸」が過量になる
3. 「肺炎球菌」や「インフルエンザ菌」を退治する場合、「クラブラン酸」の配合比率が低くても問題ない
(AMPC 125 mg/CVA 62.5 mg)、同配合錠 250RS
抗生物質の「アモキシシリン」は、量を増やしても比較的安全な薬です。実際に、「アモキシシリン」2,000mg + 「クラブラン酸」125mgの治療では、「アモキシシリン」875mg + 「クラブラン酸」125mgの治療と安全性は変わらないとする報告があります4)。
・ アモキシシリン水和物との因果関係が否定できない副作用症例の集積により ..
2015 Mar 28;385(9974):1219-28.
術前のアモキシシリン大量投与は感染性心内膜炎予防は可能性の域は出ませんがある程度効果はあるのではないかと考えられます。
ただし、予防抗菌薬そのもののリスクも常に同時に考慮して適切に使用したいものです。
手術や検査にかかわる薬剤は、院外処方せんによる供給にはなじみません。
それは、医療機関の請求において、「投薬」ではなく「手術」や「検査」の項目に記載されるものであり、処方料も調剤料も算定することはできないとされているからです。
従って、手術前・検査前の薬のみが記載された院外処方せんを発行した場合、医療機関では処方せん料を算定することはできません。
また、これを受けた薬局は、調剤基本料や薬剤服用歴管理指導料等を算定することは出来ず、薬剤料のみ請求せざるを得ません。
アモキシシリンカプセル250mg「TCK」(一般名:アモキシシリン ..
J Oral Maxillofac Surg 2011; 69: e5-14
また、日本化学療法学会ガイドラインでは、アモキシシリン大量投与による下痢の可能性、およびアンピシリン2g点滴静注とアモキシシリン500 mg経口投与で抜歯後の血液培養陽性率がともに約20%程度で大差なかった、という論文を踏まえて、リスクの少ない患者に対しては、アモキシシリン500mg経口投与を提唱しています。
ペニシリン(アモキシシリン、アンピシリン、ペニシリンなど)にアレルギーのある患者には別の経口抗菌薬を使用します。
クリンダマイシン
成人:600 mgを処置1時間前に経口投与
小児:20 mg/kgを処置1時間前に経口投与
セファレキシンあるいはセファドロキシル
成人:2.0 gを処置1時間前に経口投与
小児:50 mg/kgを処置1時間前に経口投与
アジスロマイシンあるいはクラリスロマイシン
成人:500 mgを処置1時間前に経口投与
小児:15 mg/kgを処置1時間前に経口投与
イギリスでは2008年のガイドラインで、感染性心内膜炎の予防抗菌薬を完全に中止する勧告を出したことがあります。
その結果イギリスでは、この勧告以降、予防抗菌薬の投与は減少しました。しかし、感染性心内膜炎の発生率は、有意に増加していたことが、後ろ向き研究の結果で示されました。
因果関係は明確ではありませんが、感染性心内膜炎の発生率は、ハイリスクの患者さんでもローリスクの患者さんでも、有意に増加していました。
1)ラットにアモキシシリン水和物(2000mg/kg/日)、ラ
「アモキシシリン」は、市中肺炎や中耳炎・副鼻腔炎などに対して1日1,500~2,000mgの高用量で使うことがあります。
このとき、『オーグメンチン』の錠数を増やすと「クラブラン酸」の量まで増えてしまうため、抗生物質の「アモキシシリン」だけを増やすために、『オーグメンチン』に『サワシリン』を追加して使うことがあります。
特に、「肺炎球菌」が主な原因菌である中耳炎や副鼻腔炎の場合、「クラブラン酸」を増やさなくても効果は得られるため、単純に『オーグメンチン』を増やす方法は一般的ではありません。
アモキシシリン水和物100mg/kg(力価)をラットに経口投与し
【用法・用量】
〈ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症〉
成人:アモキシシリン水和物として、通常 1 回 250 mg(力価)を 1 日 3~4 回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
〈ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎〉
・アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びプロトンポンプインヒビター併用の場合
通常、成人にはアモキシシリン水和物として 1 回 750 mg(力価)、クラリスロマイシンとして 1 回 200 mg(力価)及びプロトンポンプインヒビターの 3 剤を同時に 1 日 2 回、7 日間経口投与する。なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1 回 400 mg(力価)1 日 2 回を上限とする。
・アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びプロトンポンプインヒビター併用によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合
通常、成人にはアモキシシリン水和物として 1 回 750 mg(力価)、メトロニダゾールとして 1 回 250 mg 及びプロトンポンプインヒビターの 3 剤を同時に 1 日 2 回、7 日間経口投与する。
1分で読める!歯科医のための「感染性心内膜炎」の抗菌薬予防投与
アモキシシリンの承認された用法・用量(ピロリ菌除菌を除く感染症:1 回 250 mg を 1 日 3~4 回、ピロリ菌除菌:1 回 750 mg を 1 日 2 回)よりも高用量(1 回 2,000 mg、1 日 1 回)で処方されている。歯科領域における適応外処方(感染性心内膜炎の予防)である可能性が考えられる。
1) ラットにアモキシシリン水和物(2000mg/kg/日)、ラ
なお、アモキシシリン1回2000mg、1日分の処方は予防投与だな!とわかりやすいが、アジスロマイシン、1回500mg、1日分で処方がきたら注意かも?もしかしたら入力ミスかもしれないので…。